『食戟のソーマ』は2012年から週刊少年ジャンプで連載されている大人気作品です。3度に渡るアニメ化やゲーム化もされました。そんな『食戟のソーマ』から、今回は主人公・幸平創真の戦績についてまとめました。第一席となった創真の熱いバトルについて、みなさんと一緒に振り返ってみましょう。
目次
- ついに十傑第一席(暫定)の座に!ここまでの幸平創真の戦績をまとめてみた!
- 初めての食戟!幸平創真VS水戸郁魅
- 記念すべき490戦目!幸平創真VS父・城一郎
- 秋の選抜本選第一回戦!幸平創真VS薙切アリス
- 秋の選抜準決勝!幸平創真VS美作昴
- 秋の選抜決勝!幸平創真VS黒木場リョウVS葉山アキラ
- 月饗祭での売り上げ対決!幸平創真VS十傑第八席・久我照紀
- 薊政権から極星寮を守れ!幸平創真VS十傑第九席・叡山枝津也
- 負けたらセントラル入り!?幸平創真VS十傑第一席・司瑛士
- セントラルとの連帯食戟1nd BOUT!幸平創真VS十傑第六席・紀ノ国寧々
- 連帯食戟3rd BOUT!幸平創真VS十傑第五席・斎藤綜明
- 連帯食戟最終決戦!幸平創真&薙切えりなVS十傑第一席・司瑛士&第二席・小林竜胆
- 十傑第一席となった幸平創真の実力を考察してみた
- 創真の十傑第一席は自称「暫定」!今後の十傑をかけた食戟に期待!
ついに十傑第一席(暫定)の座に!ここまでの幸平創真の戦績をまとめてみた!
アニメでは1st BOUTまでしか描かれなかった連帯食戟ですが、原作の方ではついに勝負に決着がつきました。その結果、幸平創真は見事十傑の第一席の座に就くことになりましたね。この展開はなかなか熱いものがありましたね。
そこで今回は連帯食戟までの創真の戦績を振り返ってみたいと思います。また最後には一席となった創真の実力についても考察していきますよ。ジャンプ漫画らしい熱い男・幸平創真について、一緒に注目してみましょう。
なお今回は「創真の料理対決」をまとめています。創真だけが料理を作って相手を唸らせたり、創真がメインになっていない対決については省いていますのでご了承ください。ではどうぞ!
初めての食戟!幸平創真VS水戸郁魅
テーマは「牛肉を使った丼料理」
創真が初めて料理対決をした相手は水戸郁魅でした。郁魅は肉の卸売業者の娘のため、肉料理のスペシャリストです。ミートマスターの異名を持ち、秋の選抜予選では審査員から「肉将軍(ミートジェネラル)」と呼ばれました。肉に関しては誰にも負けないことから、仲間からは「にくみ」というあだ名で呼ばれています。
そんな郁魅ですが、初登場時は薙切えりなの一派として、丼物研究会(略して丼研)を潰そうとしていました。そこで丼研の代わりに立ち上がったのが幸平創真です。そこで二人は「創真の退学」と「郁魅の丼研入部」をかけて食戟をすることにしました。
ミートマスターの郁魅は「A5和牛のロティ丼」で勝負。一方創真は「シャリアピンステーキ丼」で対抗しました。郁魅のロティ丼は肉とご飯の一体感に欠けていた一方、創真はご飯に梅を混ぜ込んだことで食欲をそそる逸品を仕上げました。勝負は創真の勝ち、郁魅は丼研に入部することになりました。玉ねぎに漬け込むシャリアピンステーキ、わたしも家庭で真似して作っています。
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記念すべき490戦目!幸平創真VS父・城一郎
テーマは「朝一の元気を出させる一品」
秋の選抜に出場する創真にアドバイスをするため、父・城一郎が極星寮に顔を出しました。そこで記念すべき490回目の親子対決が実現します。テーマは「朝一の元気を出させる一品」です。二人は朝早起きし、極星寮のみんなのために朝食を作りました。
創真は朝一発目で重たくない料理ということで「りんごの洋風がゆ(リゾット)」を作り上げました。りんごの酸味でさっぱりとしながらもチーズと黒胡椒で味にパンチを付けた逸品でした。一方城一郎は肉や魚を一切使わない「城一郎特製こってりラーメン」を作りました。肉の代わりにテンペという食材を使うことで、野菜本来の風味が感じられる逸品になっています。
この二人の勝者は城一郎でした。あっさりしていてスルスル入っていきながらも、テンペのおかげでボリュームも出て満足感があるということで城一郎の料理の評価が高かったようです。やはりまだまだ父には敵わないということを見せつけられてしまいました。
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秋の選抜本選第一回戦!幸平創真VS薙切アリス
テーマは「弁当」
秋の選抜本選一回戦では薙切えりなの従妹である薙切アリスとの対決になりました。アリスは、父親が美食に関する総合研究機関「薙切インターナショナル」の設立者であることから、自身も科学的な調理法(分子ガストロミー)を得意としています。幼い頃から様々な料理コンクールで賞をとったり、企業と契約を結んでいたことから「十傑に最も近い存在」と呼ばれています。
そんなアリスとの対決テーマは「弁当」でした。アリスは持ち前の科学的な調理方法で、霧に包まれた「手鞠弁当」を作り上げました。一方創真は「ゆきひら流進化系のり弁」で対抗します。磯部揚げにビールを使ったり、駄菓子をヒントに作られたマグロ節の佃煮をご飯の上に載せたりしているのが特徴的でした。
結果は創真の勝利。アリスの料理は本来弁当として必要な「保温」や「親しみやすさ」が欠けていた一方、創真は保温容器を使った「温かみ」がある弁当だったことが勝負の決め手になりました。お嬢様育ちのアリスとは違い、下町で育った創真らしい逸品を作り上げました。
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秋の選抜準決勝!幸平創真VS美作昴
テーマは「ビーフシチュー」
秋の選抜準決勝では美作昴との対決になりました。美作は「周到なる追跡者(パーフェクト・トレース)」の異名を持っています。対戦相手の料理を完全にコピーし、それに独自のアレンジを加えて相手を上回るというやり方が特徴的です。そして勝負に勝つと料理人の命とも呼べる包丁を奪ってコレクションしていました。
準決勝ではそんな美作と食戟形式での対決となりました。創真が勝てば「奪った包丁を返すこと」、美作が勝てば「創真の料理人引退」という賭けでの食戟でした。テーマは「ビーフシチュー」。美作は創真のビーフシチューを完全にコピーし、それに独自のアレンジを加えた「美作のビーフシチュー」で勝負に挑みます。
一方創真は自身の経験をフルに生かし、白味噌を使った「ゆきひら流ビーフシチュー秋の選抜スペシャル」を作り上げました。結果創真の勝利。美作は料理人を引退しようとしますが、創真に促されて再び遠月学園で学ぶことを決意しました。これが後々創真の大きな戦力になるのです。
秋の選抜決勝!幸平創真VS黒木場リョウVS葉山アキラ
テーマは「サンマ」
秋の選抜決勝は異例の3人での対決となりました。葉山アキラは「香りの貴公子」との異名を持ち、スパイスを使った料理を得意としています。一方黒木場リョウは幼い頃港で荒くれ者の船乗り相手に料理を振る舞っていたことから「厨房の独裁者」という異名を持ちます。海鮮系にフランス料理の技法を用いた調理を得意としています。
3人の対決テーマは「サンマ」。葉山はオールスパイスを使用した「炙りサンマのカルパッチョ」で勝負に挑みます。一方黒木場はアリスから教えてもらった耐熱フィルムを使用し「秋サンマのカルトッチョ(紙包み焼き)」を作りました。創真はサンマを熟成させて作る糠サンマを使った「サンマの炊き込みご飯」を作りました。
結果は僅差で葉山の勝利。誰が勝ってもおかしくない対決で、スパイス王子の葉山アキラが勝利を手にしました。主人公の創真でもなく、海鮮を得意とする黒木場でもなく、葉山が勝つという展開は本当に読めませんでした。
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月饗祭での売り上げ対決!幸平創真VS十傑第八席・久我照紀
久我の得意料理「中華」で激突!
各自で出店する学園祭「月饗祭」では遠月十傑第八席の久我照紀との勝負になりました。直接食戟などで対決したわけではありませんが、久我の隣に店を構えた創真は久我と売り上げを競っていました。創真は敢えて久我の得意料理である「中華」をチョイス。十傑を相手に真正面からぶつかるスタイルをとりました。
1日目は「胡椒餅(フージャオピン)」で勝負。特徴的な石窯で客目を引く作戦でした。しかし十傑という肩書で久我の店に客をとられてしまい、最下位で赤字を出してしまいます。2日目や3日目で新たな料理「担仔麺(タンツーメン)」を提供するも客の数は伸びず、久我に惨敗してしまいます。
そこで創真は久我の店に並んでいる客に注目します。久我の店は繁盛していることで接客に不備があることを察知した創真はテーブルとイスを用意して接客面に力を入れることにしました。更に新たなメニュー「時限式・麻婆カレー麺」を取り入れ、美作等の助っ人も依頼し、4日目は見事久我の売り上げを上回ることに成功しました。
薊政権から極星寮を守れ!幸平創真VS十傑第九席・叡山枝津也
テーマは「さつま地鶏」
遠月学園を追放されていたはずの薙切えりなの父・薊が登場し、総帥の座を乗っ取って薊政権が発足してしまいました。生徒は必死に抗おうと食戟を挑みますが、遠月十傑第九席・叡山枝津也による八百長食戟により次々と敗北していきました。
そこで立ち上がったのが創真です。創真は審査員が八百長されているのを知りながら叡山に勝負を挑みました。テーマは「さつま地鶏」。八百長を仕組んでいた叡山は仕込みや下準備をせずに即興で「海南鶏飯」を完成させます。
一方創真は下準備をしっかり施して「ゆきひら流羽根チーズ付き手羽先餃子」を作り上げます。あまりの美味しさに八百長までも覆り、見事創真の勝利となりました。
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負けたらセントラル入り!?幸平創真VS十傑第一席・司瑛士
テーマは「鹿肉」
薊政権が徐々に浸透してきた頃、創真が受けていた講義の講師に遠月十傑第一席の司瑛士が登場します。講義の中で創真は司のサポートを担当。その動きを気に入った司は講義後に創真に「セントラルに入らないか」と依頼します。
それに対抗した創真はセントラル入りをかけた非公式食戟を持ちかけます。テーマは「鹿肉」。更に創真は司の得意料理であるフレンチを指定しました。司は2種類のソースを使った「ふたつの表情を見せる鹿のロースト」を作り上げます。
一方創真は「鹿もも肉の炭火焼き~栗のソース~」を披露しますが、圧倒的な力の差に惨敗してしまいます。しかし司は「奇抜な料理を作る創真の破天荒さを自分では制御できない」とし、創真のセントラル入りは白紙になりました。
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セントラルとの連帯食戟1nd BOUT!幸平創真VS十傑第六席・紀ノ国寧々
テーマは「そば」
遂に始まった連帯食戟。1st BOUTには創真が登場しました。相手は遠月十傑第六席の紀ノ国寧々です。紀ノ国は和食を得意とする料理人ですが、実家がそば屋なこともあり特にそば料理が得意な人物でした。そんな紀ノ国との対決テーマは不運なことに「そば」となってしまいます。
紀ノ国は昔から学んできた製法で、一番粉を使った「九割そば〜桜エビのかき揚げを添えて〜」を完成させます。一方創真は香りが強い三番粉を油で焼いた「ゆきひら流焦がしそば」で勝負に挑みます。
結果は創真の勝利。舞台である北海道では寒さのせいで香りが立ちにくくなっており、そのことに気付かずいつも通り一番粉を使った紀ノ国のそばは香りが足りなくなっていました。勝負する環境も視野に入れた創真の機転で見事十傑に勝利することが出来ました。
連帯食戟3rd BOUT!幸平創真VS十傑第五席・斎藤綜明
テーマは「バター」
創真は連帯食戟の3rd BOUTにも登場しました。対決相手は遠十傑第五席の斎藤綜明です。斎藤は実家が寿司屋を営んでおり、自身も幼いころから店を手伝っていました。そんな寿司を得意とする斎藤との対決テーマは「バター」でした。
斎藤はオレンジ果汁とレモン汁を酢飯に使った「海鮮バター丼」を作り上げます。一方創真は「ゆきひら流焦がしバターピラフ稲荷寿司」で対抗します。創真は本当に相手の得意分野で勝負するのが好きですね。見ているこちらがドキドキしてしまう展開です。
結果は創真の勝利。創真の稲荷寿司には恵のりんごバターやタクミのチーズなど、仲間たちと一緒に作り上げた食材が多く使われていました。いつも一人でひたすら自分の道を進んできた斎藤は、自分には無い創真の仲間との絆を感じ取り、自ら敗北を認めました。
連帯食戟最終決戦!幸平創真&薙切えりなVS十傑第一席・司瑛士&第二席・小林竜胆
テーマは「コース料理(前菜+メイン料理)」
連帯食戟FINAL BOUTは二人一組になってコース料理での対決になりました。創真とえりなの対戦相手は遠月十傑第一席の司瑛士と第二席の小林竜胆でした。一人がメイン、もう一人が前菜を担当するこの対決で、創真は前菜を担当することになります。
未だスペシャリテを完成させたことのないえりな。そんなえりなを本気にさせてスペシャリテを作ってもらわないと負けると確信した創真は、前菜にメイン級の料理を持ってくる作戦に出ました。
創真が作ったのは「時限式・生意気小僧風原始肉」。以前作った「時限式・麻婆カレー麺」と「うずらの詰め物リゾットと卵~生意気小僧風~」を組み合わせたものでした。結果えりなにスペシャリテを作らせることに成功し、創真サイドの勝利となりました。
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十傑第一席となった幸平創真の実力を考察してみた
様々な勝負で勝利と敗北を経験した創真ですが、結局のところ実力はどの程度なのでしょうか。ここで考察してみたいと思います。連帯食戟では2名の十傑と直接対決をし、見事勝利を収めています。こちらは一対一での対決となっていますので、間違いなく創真の実力は十傑メンバーに匹敵する力を秘めているものと思われます。
しかし十傑第一席だった司との直接対決では惨敗しており、更にこの時の司は本気を出していませんでした。以前十傑第二席だった父親にも未だ勝つことが出来ていません。
このことから創真の実力は「十傑に入れるまでの力はあるが、第一席には見合わない程度の実力の持ち主」であると考察します。しかしこれは現段階の創真の実力の考察になります。創真は自分の知らない料理技術を目にするとたちまち自分のものにしてしまう実力の持ち主です。これから様々なことを吸収することにより第一席に見合う実力をつけていくものと思われます。
創真の十傑第一席は自称「暫定」!今後の十傑をかけた食戟に期待!
創真は見事十傑第一席の座を手にしましたが、本人は「暫定」と公言しました。更に「第一席の座をかけての食戟はどんどん受ける」とも宣言しました。正直現段階では創真以上の実力を持つ料理人は大勢いるものと思われます。この宣言によりこれから多くの熱い食戟が繰り広げられることが予想されます。
連帯食戟は終了しましたが、2年生となってますます力をつけていく創真の活躍にこれからも注目してきたいですね。
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