男子高校生たちによる青春と水泳の日々が描かれたアニメ『Free!』。その中に登場する山崎宗介は、メインキャラクター・松岡凛の小学生時代からの親友でありライバル。そんな山崎宗介役を担当した細谷佳正さんについてご紹介していきます!
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『Free!』山崎宗介とは?
『Free!』は、男子高校生たちの青春と水泳の日々が描かれたアニメ作品。おおじこうじさんによって執筆されたライトノベル『ハイ☆スピード!』を原案としています。テレビアニメ第1期が2013年に放送され、第2期が2014年に放送。第3期『Free!-Dive to the Future-』は2018年7月から放送されています。
山崎宗介は、テレビアニメ第2期から登場する男子高校生。メインキャラクター・松岡凛の小学生時代からの親友でありライバル。高校3年生の春に鮫柄学園の凛のクラスに転入し、同じ水泳部に所属することになります。専門のバタフライは、全国でもトップクラスの実力。水泳に関してはストイックで、自分にも他人にも厳しい一面を見せます。ここからは、そんな山崎宗介役を担当した細谷佳正さんについて、ご紹介していきます!
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山崎宗介役は細谷佳正さんが担当!
細谷佳正さんは、フリーで活動する男性声優。1982年2月10日生まれの36歳(2018年7月現在)。広島県出身で、血液型はB型。彼女や結婚に関する報道は出ていません。真面目で天然な性格の持ち主で、「ほそやん」「ほそヤング」などの愛称で親しまれています。
声優になろうと思ったきっかけは、『機動戦艦ナデシコ -The prince of darkness-』で山寺宏一さん演じるキャラクターがワープ(正確には「ボソンジャンプ」)をするシーンを見て、「自分もワープしてみたい!」と思ったこと。デビュー当初は海外ドラマや映画の吹き替えをメインに活動していましたが、2007年にOVA『テニスの王子様 Original Video Animation 全国大会篇Semifinal』に白石蔵ノ介役として声の出演をし、知名度を上げることになりました。
喉の治療で一時的に休業
細谷佳正 pic.twitter.com/4ROOum3v9W
— 【癒し♪】男性声優画像集 (@iyashi_gazou1) July 9, 2018
細谷佳正さんは2017年4月に、喉の治療のために一時的に休業することを発表。病気の噂がなかった中での突然の発表だったため、ファンの間では驚きや心配の声が上がりました。その後、ラジオ番組「天才軍師」の2017年8月6日の放送にてサプライズ登場し、復帰を発表。休業中にパワースポットなどのさまざまな場所に出かけていたことを元気な様子で報告し、ファンを大いに安心させてくれたのでした。
歌唱力が高い!
【月刊TVガイド4月号は2月24日発売】4月新アニメ「メガロボクス」@joe50_megalobox より細谷佳正さんが本誌初登場!「’18年を代表するアニメ」と言えるまで作品にほれ込んだ理由や、主演としての思いをたっぷりとお聞きしました。またサイン入り写真を抽選で3名様にプレゼント。(続く) pic.twitter.com/8dYmWQ2faI
— 月刊TVガイド@表紙はSexy Zone (@GEKKAN_TVGUIDE) February 23, 2018
細谷佳正さんはストリートミュージシャンをしていた経験があり、その歌唱力の高さには定評があります! 『テニスの王子様』の白石蔵ノ介のキャラクターソング「go on」「prayer」などでは、ハスキーで素晴らしい歌声を披露しています。
デュエットソングで特にオススメなのは、『妖狐×僕SS』(いぬぼくシークレットサービス)の「太陽と月」。反ノ塚連勝役の細谷佳正さんが、雪小路野ばら役の日笠陽子さんとともに歌った曲。日笠陽子さんも歌唱力に定評のある方で、軽やかな歌声をずっと聴いていたくなるような良曲に仕上がっています。
多指症で指が6本あった
【1月24日に公開したニュースランキング第4位】デスラー大活躍が見どころです!──『宇宙戦艦ヤマト2202 愛の戦士たち』第四章「天命篇」公開間近! 加藤三郎役・細谷佳正さんインタ… https://t.co/ZIITCAQFHE pic.twitter.com/YVbsqI4DFJ
— アニメイトタイムズ公式 (@animatetimes) January 24, 2018
細谷佳正さんは実は出生時、多指症のために右手の指が6本ありました。いじめられることを心配した家族が、小さかった6本目の指を手術で切除することを決断。この指のことで家族が懸念したような事態にはならなかったのですが、細谷佳正さんはこの指のおかげで左利きになり、芸事に良いと言われている右脳をたくさん使うことができたので、「良い個性をもらった」と両親に感謝したそうです。
細谷佳正さんが声優を担当した代表作を紹介!
鑢七花『刀語』
『刀語』(かたながたり)は、「戯言シリーズ」や「〈物語〉シリーズ」などで有名な西尾維新さんによって執筆されたライトノベル。作者初の時代小説で、テレビアニメは2010年1月から12月にかけて毎月1話ずつ放送されました。
細谷佳正さん演じる鑢七花(やすり・しちか)は、本作の主人公。刀を使わない剣術「虚刀流」7代目当主で、24歳。島育ちのために世間知らずで、考えることが苦手な面倒臭がり屋。父親から人間としてではなく「1本の刀」として育てられたということもあり、刀集めの旅を始めた頃は人間性が乏しい一面が目立ちましたが、旅を続けるにつれて徐々に人間らしい感情が芽生えていくようになります。
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綿谷新『ちはやふる』
『ちはやふる』は、末次由紀さんによって連載されている少女漫画作品。競技カルタに魅せられた主人公・綾瀬千早の青春と成長が描かれています。2011年から2012年にかけてテレビアニメ1期が放送され、2013年に第2期が放送。2019年に待望の第3期が放送される予定です。
細谷佳正さん演じる綿谷新は、本作のメインキャラクターの1人。カルタの永世名人である祖父を持ち、自身もかなりの実力の持ち主。小学生の時に一時的に福井県から東京都に転校し、同じクラスになった主人公の千早、そして真島太一をカルタの道へと引き込みます。普段は冷静で寡黙ですが、カルタではひたむきな熱さが見えます。細谷佳正さんはこの役で福井弁に挑戦しました。
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ネズミ『NO.6』
『No.6』は、『バッテリー』で有名なあさのあつこさんによって執筆された小説作品。理想都市「No.6」に住む少年・紫苑が、ネズミと名乗る少年と出会ったことをきっかけに、理想都市の裏に隠された真実に立ち向かっていくことになります。テレビアニメは2011年に放送されました。
細谷佳正さんが演じたのが、そのネズミという少年。本名は不詳で、無法地帯である西ブロックに住んでいます。美しい容姿と歌声を持っていて、西ブロックにある劇場に「イヴ」という名前で出演することがあります。身体能力は高く、ものの考え方がシビアで斜に構えた態度をとります。紫苑と同居するうち、ネズミの中で彼の存在が大きなものになっていきます。ある意味でBLとも言える2人の心の絆が本作の見所の1つになっています。
川渕千太郎『坂道のアポロン』
『坂道のアポロン』は、小玉ユキさんによって連載された漫画作品。1960年代の長崎県を舞台に、ジャズの魅力を知った主人公・西見薫とその周辺の人物との青春が描かれます。テレビアニメは2012年に放送されました。
細谷佳正さん演じる川淵千太郎は、薫とともにジャズを演奏することになる少年。ジャズでの担当はドラム。高校では札付きのワルと恐れられている存在で、腕っ節が強く、豪快。一方で、家族や友人に対してはとても面倒見が良く、複雑な家庭事情故に生まれた深い傷を心に秘めています。細谷佳正さんはこの役で佐世保弁に挑戦しました。
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白石蔵ノ介『新テニスの王子様』
『テニスの王子様』は許斐剛さんによって描かれた漫画作品。「週刊少年ジャンプ」にて連載され、全42巻で一度完結。現在は「ジャンプスクエア」にてその続編である『新テニスの王子様』が連載されています。2001年から2005年にかけてテレビアニメ『テニスの王子様』が放送され、2012年にテレビアニメ『新テニスの王子様』が放送されました。
細谷佳正さん演じる白石蔵之介は、四天宝寺中学校テニス部部長を務めている人物。基本に忠実な「パーフェクトテニス」をプレイスタイルとしていて、全国大会準決勝では青春学園の天才・不二周助を破るほどの実力を見せています。口癖は「んんーっ、絶頂(エクスタシー)!」で、その容姿とボイスでイケメンキャラとして人気を博しています。
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ライナー・ブラウン『進撃の巨人』
『進撃の巨人』は、諫山創さんによって連載されている漫画作品。小説・ゲーム・映画などの多様なメディアミックス展開が行われていて、テレビアニメは2013年に1期が、2017年に2期が放送され、2018年7月から3期が放送されています。
細谷佳正さん演じるライナー・ブラウンは、短い金髪の大柄な少年。第104期訓練兵団を次席で卒業するほどの優等生で、同期たちの中でも飛び抜けた身体能力を誇っています。責任感が強く面倒見のいい性格で、仲間たちからの信頼も厚いリーダー的存在。物語が進展するにつれて彼の抱えていた大きな秘密が解き明かされるようになり、彼の深い苦悩も明かされるようになります。
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オルガ・イツカ『機動戦士ガンダム 鉄血のオルフェンズ』
『機動戦士ガンダム 鉄血のオルフェンズ』は、サンライズ制作の「ガンダムシリーズ」に属するロボットアニメ作品。2015年から2017年にかけて放送されました。
細谷佳正さん演じるオルガ・イツカは、主人公・三日月・オーガスの属する「鉄華団」のリーダー的存在。元は民間警備会社「クリュセ・ガード・セキュリティ(CGS)」で働いていましたが、他の少年兵たちとともにクーデターを起こして「鉄華団」を組織。周りからの信頼が厚いリーダーシップに優れた存在。三日月とは幼少の頃から一緒で、兄弟以上の強い絆を結んでいます。
北條周作『この世界の片隅に』
おかえりなさい「この世界の片隅に」アンコール上映@シネマ尾道8月5日(土)より!尾道出身声優細谷佳正さんが周作を演じた「この世界の片隅に」が尾道に帰ってきます。この機会にぜひまた、すずさん、周作さんに会いに来てください♪ #この世界の片隅に #細谷佳正 #のん pic.twitter.com/up7BmPSpRL
— シネマ尾道公式 (@onomichieigakan) June 13, 2017
『この世界の片隅に』は、こうの史代さんによって描かれた漫画作品。2016年に『アリーテ姫』『マイマイ新子と千年の魔法』で知られる片渕須直監督によって制作されたアニメーション映画が公開され、上映が600日以上続く異例のロングランヒットとなっています。
細谷佳正さん演じる北条周作は、本作の主人公・浦野すずの夫となる男性。広島の呉の海軍軍法会議所の録事(書記官)を務めている青年で、幼い頃に会ったことのあるすずを探して結婚を申し込みます。少々不器用なところもありますが、誠実であたたかい性格の男性です。
細谷佳正さんのこれからの活躍にも期待!
ここまで『Free!』で山崎宗介役を担当した細谷佳正さんの代表作や人柄などについてをご紹介してきましたが、いかがだったでしょうか? 『ちはやふる』の綿谷新役、『坂道のアポロン』の川淵千太郎役などを担当してきた細谷佳正さん。これからの活躍にも期待です!