2017年にアカデミー賞を受賞したディズニー映画『ズートピア』は、日本でも大きな人気となりましたが、特に人気となったのが、「ニクジュディ」と言われる、主人公ジュディとその相棒ニックのコンビです。そこで今回は二人が相棒になるまでの軌跡をご紹介していきたいと思います!
目次
- ニクジュディとは?
- ニクジュディエピソード1:天才詐欺師に見事騙されるジュディ!
- ニクジュディエピソード2:詐欺師はどっち?ニックの弱みを握るジュディ!
- ニクジュディエピソード3:二人の距離が一気に縮む!ニックと手を重ねるジュディ!
- ニクジュディエピソード4:初めての呼び捨て!ジュディを心配するニック!
- ニクジュディエピソード5:二人に決定的な溝が!ニックにおびえるジュディ!
- ニクジュディエピソード6:再び手を取り合う二人!頭ポンポンにファン悶絶!
- ニクジュディエピソード7:「詐欺師って呼んでくれる?」二人の絆が種族を超える!
- ニクジュディエピソード8:絆を確かめ合う二人!ニクジュディはいいぞ・・・
- 友達以上恋人未満の仲良しバディの活躍に期待!
ニクジュディとは?
ニック×ジュディ
「ジュディ」と「ニック」は、ディズニー映画『ズートピア』に登場するキャラクターです。ジュディことジュディ・ホップスは本作の主人公で、田舎から巨大都市ズートピアに就職を果たした24歳のアナウサギの新米警官です。
また、ニックことニック・ワイルドは、詐欺を生業とする32歳のアカギツネで、ジュディに弱みを握られたことから、ジュディの事件解決のために協力をするようになり、次第に距離を縮めていくようになりました。
公式では二人はあくまで年の差バディコンビとしていますが、上の自撮り動画のように、やたらとイチャイチャしているものが公式から燃料投下されることも多く、これも「ニクジュディ」人気に火をつける原因となりました。(いいぞ・・・もっとやれ!)
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ニクジュディエピソード1:天才詐欺師に見事騙されるジュディ!
出会いのシーン
チャプター飛ばしてニック登場シーン(^o^)
良いパパ感が最高(^o^) pic.twitter.com/fBzkwwHcuB— あっちゃん (@Acchan_kdc) August 25, 2016
ジュディはニックと出会った当初、息子にゾウ用のアイスキャンディを売って欲しいとアイス屋でお願いをするニックに心打たれ、アイスを売ってもらえるようにゾウに説得を行いました。
しかしすぐに親子というのが全くの嘘であり、子どももフェネックの40代男性である「フィニック」が演じていたことが明らかになりました。ジュディはニックの、その健気な父親という演技にすっかり騙されてしまったのでした。
この記念すべき出会いのシーンで、二人は「まぬけなウサギとずるいキツネ」というこれまでの動物のイメージそのままの関係性が生まれますが、ここから二人の関係は大きく変わっていくことになります。
ニクジュディエピソード2:詐欺師はどっち?ニックの弱みを握るジュディ!
協力を依頼するシーン
今日のズトピセラピで、発見したこと
(今日は別に何かを見つけようとして観たわけではないから、思わぬ収穫。)
ニックが「俺の稼ぎは1日200ドル〜」というセリフのとき、ジュディちゃん、ちゃんとニンジンペンのボタン押してるのね… pic.twitter.com/NL8zuG0uyu— りお (@wpntdhzootopic1) July 4, 2016
カワウソの失踪事件を追うジュディは、ニックに協力を依頼することになるのですが、もちろんニックはそれを断ります。しかし、ニックは売上に対する発言を録音され、ジュディは税の申告をしていないことを指摘、「協力しなければ脱税で逮捕する」と脅され、渋々協力することになりました。
詐欺師であるニックをまんまと罠にはめ、強制的に協力を取り付けてしまうジュディのずる賢さが分かる場面であり、始めて見せるドヤ顔が可愛いシーンでもあります。
ニクジュディエピソード3:二人の距離が一気に縮む!ニックと手を重ねるジュディ!
ニックが過去を語るシーン
昼寝しすぎて寝れなくて、ズートピア観てたんだけどマンチャスさんに追いかけられてロープウェイで逃げようってなったとき、先にジュディを乗せようとしてたニックまじ…こういうとこ…… pic.twitter.com/aeOPi8IWhI
— クマガイ ナオ (@22aaaaaa) March 4, 2017
捜査に乗り出したジュディとニックでしたが、凶暴化した動物に襲われてしまい、応援を要請しながらなんとか逃げ出します。ちなみにこの命がかかっている時でもジュディを先にゴンドラに乗せようとするニックの紳士ぶりにも注目です。
ジュディは駆け付けたボゴ署長に「失踪者を見つけるのは無理だ」と言われてしまいますが、そこをニックが得意の話術で助け、再び捜索を開始します。その際に、ニックは自分が過去にキツネであるがゆえに受けてきた差別について語りました。
それを聞いたジュディは、ニックの手にそっと自分の手を重ねてニックを慰めました。嫌々協力しているはずのニックが次第にジュディに心を開き始めていることが随所に表れている名場面です。
ニクジュディエピソード4:初めての呼び捨て!ジュディを心配するニック!
隔離施設への潜入シーン
作中でニックがジュディのこと名前で呼ぶのは最初から最後までこのシーンだけなんですわ… #ズートピア pic.twitter.com/ZbsmcKZJwp
— いぐ (@choconzel0526) June 15, 2018
二人はベルウェザー副市長の協力で、凶暴化した動物たちの隔離施設へと潜入しますが、見つかってしまいトイレの排水溝から何とか脱出したものの、湖のような場所に落ちてしまいます。
この時に中々水面から浮上してこないジュディを心配して、ニックは「ニンジン!ホップス!」と呼び、最後には「ジュディ!」と呼び捨てにしました。作中で「ジュディ」と呼んでいるのはこの時だけであり、ニックがジュディをどれだけ心配しているのかが分かるシーンです。
ニクジュディエピソード5:二人に決定的な溝が!ニックにおびえるジュディ!
記者会見シーン
記者会見のあとのジュディの瞳
ニックがいなくなっちゃうと思って、
追いかけるジュディの泣きそうな顔(´;ω;`)
#ズートピア版細かすぎて伝わらない萌え選手権 pic.twitter.com/pYx2iKpb7n— ふじさん@いずれもマッハ (@kyaho0711) October 23, 2016
その後無事に市長を告発した二人でしたが、記者会見で「なぜ肉食動物が凶暴化したのか?」という質問を受け、ジュディが「生物学的な背景があるかもしれません。DNAのような…」と答えたことで、ジュディにも潜在的に差別意識があることが判明しました。
心の底では自分に怯えているジュディに気づいてしまったニックはジュディの元を離れ、また肉食動物を排斥する運動のきっかけを作ってしまったジュディもまた自分に失望し、田舎へと帰りました。
作品の主題が判明し、それまでの都会の差別的な環境でも頑張る女の子という構図がひっくり返る見事な展開でしたが、二人の間にできた決定的な溝に胸が痛むシーンでもあります。
ニクジュディエピソード6:再び手を取り合う二人!頭ポンポンにファン悶絶!
仲直りシーン
頭ポンポンからのバグとか、ニックさんやるなぁ pic.twitter.com/IwZMXHmqZd
— James Martin ※ルシリアです。 (@3keyplanetes) August 25, 2016
田舎へと帰ったジュディでしたが、肉食動物が凶暴化した原因が「夜の遠吠え」という植物にあったことに気づき、ニックの元に謝りに向かいます。ニックと再会したジュディは、「私は本当にまぬけなウサギ・・・何もかも私が悪かった」と涙ながらに謝罪しました。
それに対してニックはただ許すのではなく、ニンジンペンで「私は本当にまぬけなウサギ」の部分を録音し「48時間経ったら消してやるよ」と、ジュディが協力を申し込んだ時の再現で小粋な意趣返しを行いました。
ニックはジュディにこの意趣返しをすることにより、二人は後腐れなくバディに戻ることができたのであり、ニックの心憎い演出に胸が温まる名シーンです。ニックの頭ポンポンや「よしよし本当がんばるんだから」というセリフにときめいた人も多いのではないでしょうか?
ニクジュディエピソード7:「詐欺師って呼んでくれる?」二人の絆が種族を超える!
一芝居打つシーン
この野生ニックがガブリンチョしたあとのジュディが死んだ演技?を首を少しふりながらふざけすぎだぞみたいな軽い感じが素晴らしいっ素晴らしいんだよぉぉ〜(発狂) pic.twitter.com/VbriYb2UEJ
— にーぜろ648 (@ju_h0) May 7, 2016
肉食動物の凶暴化が、ベルウェザー副市長の陰謀だと気づいた二人でしたが、ジュディが足を怪我してしまったこともあり、二人は捕まってしまいました。そしてニックは肉食動物を凶暴化させる、「夜の遠吠え」で作られた薬を打ち込まれてしまいます。
薬で凶暴化したニックはジュディを襲いますが、実はニックに打ち込まれた薬はブルーベリーにすり替えられており、凶暴化したと思われたニックや、それに怯えるジュディは全て演技なのでした。
ベルウェザーの陰謀を全て録音し、証拠を作ったジュディは、ベルウェザーに「詐欺師って呼んでくれる?」と言い放ちました。二人の抜群のコンビネーションと演技力で相手を出し抜き、種族を超えた絆で見事に事件を解決するとても痛快なシーンです。
ニクジュディエピソード8:絆を確かめ合う二人!ニクジュディはいいぞ・・・
物語のラストシーン
「俺のこと好きなんだろ?(You know you love me)」
これはまぬけという言葉に対する買い言葉。際どいジョークで反応を見てやろうというニックのからかい癖が見えます。対するジュディが「Do I know that?Yes, yes I do!(わたしがあなたのことが好き?ええ!大好きよ!)」です。#ズートピア pic.twitter.com/ySrLhkQssN— 染⭕️ (@bsop88) June 15, 2018
物語のラストシーンでは、無事に警官となったニックがジュディとバディを組み、スピード違反の車を取り締まるために出動しました。この時に、二人はお互いのことを「ずるいウサギ」「まぬけなキツネ」と呼び合っています。
作中ではそれまで幾度となく「まぬけなウサギ」「ずるいキツネ」という表現が使われていますが、最後にその表現を逆転されたことで、二人が種族の垣根を越え、一個人として向き合い、強い絆を作り上げたことが分かります。
記者会見のアドバイスで返答する小粋な演出
ニックかっこいいしか言ってないけどズートピアって深い映画なんだよ肉食動物と草食動物とか、服を着ない動物と着る動物とか、ジュディが見た目を気にしてて結構偏見をもってるのとか人種差別に関係してるんだよ
ナマケモノなのに名前がフラッシュとかスピード違反しててえ?って思うのも偏見かもね笑 pic.twitter.com/PPyyXm91sg— モエ (@babydoll__ari56) June 15, 2018
また、その後ニックは「俺のこと好きなんだろ?」と聞き、ジュディは「それはどうかな?・・・ええ、そうですね」と返しました。このジュディの答えは、原文では「Do I know that? Yes,Yes I do.」と返しています。
これは、ニックが記者会見のシーンで、ジュディに「質問には質問で返せ」というアドバイスを受けていたものを実践しているのであり、二人の関係性をより引き立たせる小粋な演出となっています。
また、最後にスピード違反をしていたのがナマケモノの「フラッシュ」であることが判明しており、結局種族というものはただの概念でしかないということを最後の最後まで訴え続け、差別意識について問いかけている演出になっていることにも注目です。
友達以上恋人未満の仲良しバディの活躍に期待!
都会に出てから差別に耐え続けて頑張ってきたジュディは、ニックという相棒を得ながらも、自分自身の中にある潜在的な差別意識に気づき、一度は自分自身失望しました。しかし、最後には、種族を超えた一人の人間として向き合ってきたことで、本当の絆を結ぶことができました。
「俺のことが好きなんだろ?」と聞いちゃうニックや、それに以前ニックから受けたアドバイスで返すジュディ、その二人の関係性が一体バディなのか、それともそれ以上の何かなのか、悩ましいところはありますが、友達以上恋人未満のこの名コンビはきっとこれからも様々な活躍を見せてくれることでしょう。
今後の続編などの展開なども、期待して待ちたいと思います!