シリーズ累計発行部数3000万部以上の大ヒット作品「東京喰種」シリーズに登場する神代利世。主人公・カネキを半喰種化させたきっかけとなったストーリーの重要人物です。序盤で死亡したはずのリゼが再登場し、ファンは驚愕しました。存在が驚きの神代利世を6つの知識からご紹介します!
目次
『東京喰種』神代利世とは?
2011年から「週間ヤングジャンプ」で連載をスタートさせた「東京喰種」シリーズは、漫画家・石田スイ先生のダークファンタジー作品です。シリーズ累計発行部数は3000万部以上突破!
そして、2018年には原作版「東京喰種トーキョーグール:re」が完結、2018年10月には「東京喰種トーキョーグール:re」の最新アニメが放送決定しています。
「東京喰種」シリーズに登場する神代利世(以下、リゼ)は、長い髪と眼鏡をかけ読書をするのが趣味。お淑やかな佇まいと、グラマラスなスタイルから、主人公の金木研(以下、カネキ)と同じ大学に通っていて、カネキが最初に恋をした女性でした。
2014年に放送されたアニメ「東京喰種トーキョーグール」のオープニングでは、喰種としての妖艶で狂気的な姿を魅せながらジェイソン(ヤモリ)と対峙し、物語に引き込ませる役目も果しています。
神代利世の知識1:声優の花澤香菜さんがCVを担当
大人の女性の妖艶さを見事に表現
キーパーソンとして、妖艶な姿で登場する神代利世を担当するのは、声優の花澤香菜さんです。花澤香菜さんは、1989年2月25日生まれの東京都出身。小さい頃から子役として芸能界デビューし、2003年アニメ「LAST EXILE」ホリー・マドセイン役で声優デビュー、2007年から大沢事務所に正式に所属しています。
出演作品には、アニメ「寄生獣 セイの格率」村野里美役、「ニセコイ」小野寺小咲役、「凪のあすから」向井戸まなか役、「となりの怪物くん」大島千づる役などを担当していました。
アニメ「東京喰種トーキョーグール:re」の公式サイトには、演じた花澤香菜さんからもリゼの妖艶さに関するコメントが寄せられています。男性を誘惑しながら捕食していたリゼの、妖艶なボイスは思わず引き寄せられてしまいますよね!
神代利世の知識2:実写版では女優・蒼井優さんが担当
◤◢◤◢ キャラクター紹介③ ◤◢◤◢
◆神代利世(かみしろ りぜ/リゼ) #蒼井優
カネキが想いを寄せる眼鏡姿の美しい女性。趣味は読書で、日頃はお淑やかで理知的に振る舞うが…。#東京喰種 pic.twitter.com/QqvXFCJPPI— 映画『東京喰種 トーキョーグール』 (@tkg_movie) April 26, 2017
2017年に公開された劇場版「東京喰種トーキョーグール」では、女優の蒼井優さんが神代利世役を担当しています。蒼井優さんは1985年8月17日生まれの福岡県出身で、イトーカンパニーに所属。1999年にミュージカル「アニー」の1万人以上参加したオーディションで、見事ポリー役を獲得、芸能界デビューを果しました。
芸能界デビュー後は、「花とアリス」有栖川徹子役、「タイガー&ドラゴン」リサ役、「フラガール」谷川紀美子役、「Dr.コトー診療所2006」仲依ミナ役などドラマや映画で幅広く活躍しています。
蒼井優さんは、清純っぽさと猟奇的な妖艶さの神代利世を披露し、観客を惹きつけてくれました。
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神代利世の知識3:物語は彼女から始まった
主人公・カネキが恋をした女性
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— 「東京喰種トーキョーグール」ゲーム公式 (@ghoul_game) December 28, 2017
リゼは、東京20区商業施設内にある喰種が集う喫茶店「あんていく」に常連客としてやって来ていました。主人公のカネキは、大人の女性のリゼに心を奪われてしまいます。そして、リゼが読んでいた本がカネキの読んでいた本だったのを知り、ますます魅かれていきました。
リゼは、自分に興味を持ったカネキを知り、デートに行くことを決めています。小食な自分を演出したり、喰種事件が起きた場所の近くに家があるので、帰り道が怖いと言う姿を見せてカネキを襲う下準備をしていました。
喰種としての本性を現したリゼは、カネキを食べるために建設途中の工事現場で襲っています。リゼが獲物を捕食しようとした絶好のタイミングで鉄骨が落下しました。2人は病院へ運ばれ、カネキは、嘉納医師によってリゼの臓器を移植されて半喰種になり、リゼは死亡となります。
カネキが極限状態になると登場する
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— 東京喰種トーキョーグール:re (@tkg_official) March 3, 2017
リゼは、カネキが精神的に追い詰められたシーンで幻影として登場します。ジェイソンに酷い拷問を受け続けたカネキは、どんどん精神的に追い詰められ、髪の色も白くなってしまうほどのストレスを受けてしまいます。
この時のリゼは、最初にカネキの前に現れたお淑やかさと妖艶さの印象は薄れ、少し年上の大人の女性の雰囲気で登場し、カネキの過去の話や、母親の話を聞いていました。カネキと会話していく中で「…それでいいのよカネキくん。“生きる”というのは他者を“喰らう”こと喰べて」と言って、自らをカネキに捕食させています。
またクライマックスに近づくと、巨大な怪物になってしまったカネキ。意識のない状態である神社にやって来ているのですが、ここでもリゼに出会っていました。リゼは、カネキが追い詰められていると必ず現れるのです。
神代利世の知識4:赫子が強烈!
喰種を一度に数人瞬殺
S~レートの喰種「大喰い」という名の通り大食漢で、喰種やCCGには知られているリゼ。人間を捕食するために赫子(かぐね)が喰種にはありますが、赫子とは、体外へ放出されたRc細胞(血液のような、液状の筋肉などと作中では表現)といわれています。
Rc細胞は人間を捕食することで蓄えることができ、この赫子を自由自在に操ることが出来るのが喰種の特徴のひとつ。リゼの赫子は、腰の部分からザラザラとしたウロコの触手のような「鱗赫(りんかく)」でした。
鱗赫は、強力な再生力を持ち、独特な表面の作りから一撃力に優れています。ですが、他の赫子に比べると、Rc細胞が結合しやすい反面、結合力の弱さがあるというクセを持っている赫子でした。鉄骨事故が発生した時に、再生能力以上のダメージを受けたので、リゼは意識を失い対処できなかったというのが真相のようです。
Rc検査ゲートに反応しない稀少喰種
「東京喰種 :re invoke」
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SSR神代利世がフェス限定キャラとして初登場&ピックアップ!
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そして、リゼの喰種の特徴のひとつとして、CCGが喰種判別用に、局内に設置しているRc検査ゲートに反応しないタイプの細胞パターンを持つ喰種だということが挙げられます。
赫包を利用したクインケの誤反応を防ぐものとして採用された機能なのですが、喰種の中でも「Vに所属する喰種」たちもすり抜けられてしまうというデメリットがありました。
リゼの赫包を移植されたカネキ(佐々木琲世)がゲートを突破できたのは、リゼのお陰だったということがエトの口から判明しています。
神代利世の知識5:再登場に戦慄が走る!
赫包培養器として生かされていた
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当初は、死亡していた思われていたリゼでしたが、実は嘉納医師が生かし続けていたのが判明します。カネキの命を救ったのは、リゼの臓器ではなく赫包でした。嘉納医師は、自分のラボでリゼから赫包を取り出し、カネキのような半喰種を作るために赫包培養器として生かされていたのです。
カネキの後に、リゼの赫包で人工喰種となったのは、CCGアカデミー候補生だった双子の姉妹・安久黒奈(クロナ)と安久奈白(ナシロ)でした。嘉納医師は、リゼから作られた人工喰種を「リゼベース」と呼び、失敗作(フロッピー)とクロナとナシロのことを言ってます。
再生能力の高い鱗赫を持っているリゼの赫包は、3人の他にもたくさんのベースとして使われていました。
リゼへの恋心
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「V」は和修家によって作られた組織で、様々な役割を持った喰種が在籍しています。「あんていく」店長・芳村や有馬貴将なども所属し、そのVの中でもリゼは、和修家の子産みの母胎としての役割を持っていました。
和修家の分家出身の旧多二福(本名・和修旧多 宗太)はリゼに恋心を抱き、自分以外の異性に汚されたくないと感じて逃がしています。和修家から逃がしたものの、自由奔放なリゼが自分以外の男性と子供を作ってしまったら困ると考えた二福は、自分の手元に置いておこうと考え鉄骨落下事故を企てたのでした。
将来はリゼに子供をたくさん産んで欲しいと言っている二福も、カネキと同じようにリゼの赫包で半喰種になっています。二福のリゼへの恋心が、カネキを半喰種にさせたきっかけだったとは驚きですよね。
『竜』となって最期を迎える
Vから逃げ出したリゼは、第6区のリーダー・鯱(神代叉栄)に拾われ親子関係となり「神代利世」と名乗るようになったのでした。大食漢だったリゼに手を焼いた鯱でしたが、旧友の芳村に娘のことを頼んだり、有馬貴将に倒される場面でもリゼの身を案じて亡くなっています。
クライマックスでは、巡り巡ってニ福の元へたどり着いたリゼは、カネキが取り込まれた巨大な怪物の卵管の毒を持っている唯一の核(『竜』)となって登場します。
これまで何度も死亡した?いや生存している!を繰り返していたリゼでしたが、カネキによって最期を迎えていました。リゼと始まったカネキの「東京喰種」は、カネキがリゼを倒すことで終了しています。
劇中、精神世界の中で強い繋がりを持ち続けていたリゼとカネキは、喰種ではない人間だったら、どんな恋愛をしていたのでしょうか…。
神代利世の知識6:強烈な名言を放つ
「私も…あなたを見ていたの…」
東京喰種
第1話 悲劇
#東京喰種1話見入っちまったww pic.twitter.com/8ep4W236O4
— 東京喰種fan♡ (@tokyo_gu_ru_) November 29, 2016
リゼは、カネキとの初デートの帰り道でいきなり抱きついています。ドキドキしたカネキに対して「カネキさん…ホントは私、気づいていたんです。あなたが私を…見ていてくれたこと…」と妖艶さを少し隠し、かわいさをちらりと見せているところも、恋愛上級者のテクニックでしたよね。
そして「私も…あなたを見ていたの…」と言った直後に、喰種としての本性を表しカネキを襲っています。普通の人間同士なら、愛の告白ともいえるシーンとなりますが、大喰い喰種のリゼにとっては、大好きな捕食の瞬間。そして、リゼから嬉しい言葉を聞かされて舞い上がっていたカネキを、一気に地獄の底へと落とした怖い名言となりました。
「この世のすべての不利益は当人の能力不足。」
カネキの母親が叔母にお金を無心され続けた挙句に、過労で亡くなってしまったという話をしていました。母親の話の直後に、ジェイソンは1組の母子を目の前に連れて来て子供から惨殺…。
母親も子供を目の前で失った悲しみを抱えたまま、ジェイソンに殺されていました。母子を助けることができなかったカネキは、ますます精神的に追い詰められていきます。
カネキの幼い頃の話も、母子が殺されたのも全てを見ていたリゼは「『この世のすべての不利益は当人の能力不足。』その通りじゃない?そもそもの始まりも、あなたが世間知らずで馬鹿だから。私に騙され、医者に弄られ、化け物にされた。全部あなたのせい。」とバッサリ。
さらには弱さと優しさは違う、だから自分の母親も、殺された母子も救えなかったんだと言っています。このリゼの言葉が発端で、カネキはリゼを捕食していました。
リゼを捕食したことで、これまで頑なに拒否をしていた「捕食をする」という行為に対して、腹をくくったきっかけの出来事になります。全てを見ているリゼだからこそのズバッとしたセリフでした。
【東京喰種】神代利世は物語を動かすキーパーソンだった
神代利世は、主人公の金木研がまだ普通の人間だった頃に一目惚れした女性でした。狙った獲物は無差別に食べてきた大喰いの喰種だったリゼは、カネキに狙いを定めます。お淑やかで妖艶な雰囲気のリゼと初デートに行ったカネキは、かわいく自分に甘えてくるリゼにメロメロでしたよね。
リゼは、カネキを襲っている最中に鉄骨落下事故で瀕死の状態になり、襲われていたカネキは、リゼの赫包を移植されて半喰種として茨の道を歩んでいきます。リゼは、カネキに赫包を移植したのと同じように、嘉納医師の手を通じて人間を喰種化させ、最後にはカネキに殺されるという運命を辿りました。
2018年10月からアニメ「東京喰種トーキョーグール:re」の第2期がスタートします。リゼのアニメ版の最後からも目が離せませんね!