ディアボロとは吐き気を催す邪悪な悪役です。主人公が所属するギャング組織のボスでありながら、邪悪の限りを尽くしたため裏切られてしまいます。生き残るために徹底した秘密主義を貫く、謎に満ちたディアボロの魅力と情報を紹介する記事です。
目次
- 【ジョジョ5部】二重人格のラスボス!ディアボロとは?
- ディアボロの知識1:ギャング組織のボス
- ディアボロの知識2:スタンドはキング・クリムゾン
- ディアボロの知識3:自分の正体に徹底した秘密主義
- ディアボロの知識4:娘を届けろ! ブチャラティたちに下した指令
- ディアボロの知識5:戦慄! 娘を届けさせた本当の目的
- ディアボロの知識6:追撃! 秘密を知った物を完全に消し去る冷酷ぶり
- ディアボロの知識7:信頼する直下の部下ドッピオの秘密
- ディアボロの知識8:現れた最悪の本性
- ディアボロの知識9:頂点に立つことへの執念
- ディアボロの知識10:自分の死にすら辿り着けない最後
- ディアボロは結果を追い求め過ぎ結果に滅びた邪悪な悪役!
【ジョジョ5部】二重人格のラスボス!ディアボロとは?
吐き気を催す邪悪とはッ! パッショーネ組織のボスであるディアボロのことです。主人公のジョルノ・ジョバァーナたちが所属している組織のボスですが、最終的には敵対するラスボスとなります。
それもこれも自分が頂点に立つため、何も知らない無関係な人間すらも利用し貶める邪悪な存在だからです。組織は麻薬の販売ルートを拡大中で、そのことに反感を覚えている組織の人間も多くいます。
秘密主義のため部下の前の絶対顔を出さないせいか、人望はないです。そのためボスの座や権利を虎視眈々と狙う部下が秘かにいます。敵も多いです。そのため縄張り争いも頻発し、組織内での争いも絶えません。
ディアボロの知識1:ギャング組織のボス
ディアボロはパッショーネという名前のギャング組織のボスです。ジョルノたちがギャングなのは主人公に似つかわしくないですが、こちらは悪役でギャングのボスというおあつらえむきな人物像となっています。
イタリア語で「情熱」や「受難」を意味するパッショーネはネアポリスの主要事業を掌握するほどの大組織です。ボスの下には幹部がついており、その下に多くの専門部隊が配備されています。
暗殺チームや護衛チームなど様々で、構成員のほとんどがポルポの入団試験によってスタンド使い化している怪物組織なのです。その組織のボスたるディアボロは麻薬やカジノなどの収入源で頂点に上り詰めています。
ディアボロの知識2:スタンドはキング・クリムゾン
ディアボロが使うスタンドのキング・クリムゾンは、「ジョジョの奇妙な冒険」シリーズのボススタンドとしてはお馴染みになっている時を操る能力です。自分だけがその時に干渉できる能力はチートすぎます。
キング・クリムゾンは時を吹っ飛ばすことで、時間を操作します。十数秒先の連続する未来を読み取ることができ、その間に起こった出来事を文字通りこの世界から吹き飛ばすのです。吹き飛ばされた時間を、ディアボロ以外の人間は体験したり感じたりできません。
そのため時間が吹っ飛んだと感じてしまうのです。犠牲を払って結果を得た場合、その犠牲を払ったという過程をふっ飛ばして、結果のみをこの世に残すことができて便利です。過程を無視して結果ばかりを追い求めるという悪役に相応しい能力となっています。
ディアボロの知識3:自分の正体に徹底した秘密主義
能力と同じでディアボロは結果のみを追い求めていきています。それと同時に頂点に居続けることに執着しているキャラクターです。その欲求を満たすためにディアボロは徹底した秘密主義を貫いています。
その徹底ぶりは一種の潔癖症のようです。決して部下の前に姿を現さず、組織の誰もディアボロの顔も名前も知りません。過去から現在の自分に至る情報を引き出すことができると信じており、その過去についても謎です。
徹底した秘密主義は支配的な衝動に変わっています。ディアボロに関する情報を少しでも詮索しようとすれば、それだけで死という制裁が待っているのです。自分以外を省みないその行動は部下の信頼どころか反感すら買っています。
ディアボロの知識4:娘を届けろ! ブチャラティたちに下した指令
— アニメ感想紹介場 (@animecansoh) July 25, 2018
過去が自分へと至る情報になると考えているディアボロですが、そんな過去から意外な置き土産がありました。ディアボロにはトリッシュという娘がいたのです。その過去を知られないために、ディアボロは新たに幹部となったブチャラティのチームにトリッシュの護衛を命じます。
その動きがボスの座を虎視眈々と狙っているギャングたちに察知されないわけはありませんでした。娘の存在を知った暗殺チームのメンバーたちがブチャラティたちに襲いかかってゆくのです。
徹底した秘密主義が招いた騒動ですが、組織内を巻込んだ大騒動に発展します。このトリッシュの護衛とボスの座を狙う組織内部の敵との戦いが前半の目玉です。謎に包まれたボスからの指令も物語を面白くする要素となっています。
ディアボロの知識5:戦慄! 娘を届けさせた本当の目的
無事にボスの娘を送り届けることに成功したブチャラティたちですが、ディアボロの冷酷な目的によって物語の方向がぐるっと変わって面白くなります。最後にブチャラティがひとりでトリッシュを引き連れ、ボスに直接娘を届けることになりました。
そこでブチャラティはディアボロの邪悪ぶりを知ることになるのです。ボスはキング・クリムゾンの力を使い、ブチャラティの目の前に現れることなくトリッシュを奪います。しかもブチャラティの握っていた片手だけを残して。
ボスによるこの驚きの行動によってブチャラティはディアボロが自分の過去を消し去るために自分の娘を殺そうとしていることを知ります。ディアボロは己のために何も知らない他者を利用する吐き気を催す邪悪だったのです。こうしてブチャラティはボスへの謀反を決めました。
ディアボロの知識6:追撃! 秘密を知った物を完全に消し去る冷酷ぶり
ブチャラティ―のチームがティアボロに反旗を翻したことで、ディアボロは彼らを徹底的に殺しにかかります。そしてお抱えの刺客たちを放つのです。この刺客たちは強いだけでなく、目的のためには手段を選ばない相手でした。
隠れたブチャラティたちをあぶりだすために無差別攻撃も辞さない相手です。その中には吐き気を催す邪悪であるディアボロですら使うのを躊躇う相手もいました、さらに自分に近づく者は誰であろうと殺します。
それはディアボロのことを知らない一般人でも例外ではありません。何も知らず運命を感じてディアボロを占おうとする占い師も殺していました。また部下ならソルベのように生きたまま輪切りにして、見せしめにする冷酷さを徹底しています。
ディアボロの知識7:信頼する直下の部下ドッピオの秘密
ディアボロが持つ最大の謎を解く鍵はドッピオです。彼はディアボロの一番の腹心とされており、本当に重要な任務のときはドッピオを差し向けます。しかしこのドッピオというのがまだ少年で、しかもオドオドしていて頼りありません。
しかしこのドッピオはディアボロと特殊な方法で通信でき、ディアボロはいつでも気づいたことをドッピオに伝えることができます。さらにキング・クリムゾンが持つ能力の一部であるエピタフを与えられているのです。
これによりドッピオには少し先の未来が見ることができます。このドッピオが実はディアボロのもうひとつの人格であるという驚きの事実が明かされました。ドッピオという性格により肉体も少年化するという特殊な体質がディアボロの秘密を隠し続けてきたのです。
ディアボロの知識8:現れた最悪の本性
「この便器に吐き出されたタンカスどもが!!」
— アニメ感想紹介場 (@animecansoh) July 25, 2018
ディアボロの邪悪な本性を表す名言です。時間を吹き飛ばすという能力に絶対の自信を持っているディアボロはいつも自分が優位に立っていないと、気がすみません。相手のことは下に見ているので、不意打ちなどはディアボロの怒りに触れます。
頂点に立つキング・クリムゾンの能力を更なる高みへと上げることのできる矢の争奪戦が始まりました。精神と体が入れ替わってしまっているという特殊な状況の中、どの肉体に潜んでいるかわからず、優位に立っています。
しかし矢によって昇華したチャリオッツの秘密を暴いたジョルノたちに先を越されてしまいました。矢が手に取れないという状況に、ディアボロは怒り狂ってこの独特な言い回し過ぎる名言を残したのでした。
ディアボロの知識9:頂点に立つことへの執念
「帝王はこのディアボロだッ!」
自分の力に絶対の自信を持つディアボロは常に自分が頂点に立っていることを意識しています。さらに自分が持つキング・クリムゾンの能力こそ帝王に相応しい能力だと自負しているのです。
そんなこともあり、『黄金の風』という作品の中では帝王という言葉はディアボロを差す言葉となっています。本人もそれを理解しており、自身の能力で戦う時は相手の上に立っていると自覚しながら、この名言を言うのです。
ディアボロの知識10:自分の死にすら辿り着けない最後
「オレのそばに近寄るなああーーーーーーーーッ!!!!!!」
— アニメ感想紹介場 (@animecansoh) July 25, 2018
ディアボロの最後は漫画史上記憶に残る終わりを迎えています。キング・クリムゾンの能力に対抗するためにはスタンドを新たなステージへと移すことが必要でした。それを阻止して自分も更なる高みへと昇るため、ディアボロも矢を狙います。
しかし最後に矢を手にしたのはジョルノでした。新たに得たゴールド・エクスペリエンス・レクイエムの能力は皮肉にもキング・クリムゾンの能力とは反対のもの。過程を排除して結果だけを求めるのに対して、過程だけを永遠に繰り返して、結果に辿り着けないというものでした。
ジョルノの怒りの攻撃によってディアボロは死という事実に辿り着けず、永遠に死ぬ過程を繰り返すことになりました。死を繰り返し過ぎたことにより、ディアボロの疑心暗鬼は心配して近づく幼女を恐れるほどになってしまいました。
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ディアボロは結果を追い求め過ぎ結果に滅びた邪悪な悪役!
「ジョジョの奇妙な冒険」シリーズ第5部『黄金の風』に登場するディアボロは主人公たちの最大の敵です。シリーズ史上、類を見ない邪悪で、自分の安全のためには何も知らない罪なき人々を犠牲にします。
それでも頂点に上り詰めているのは、過去から現在に至るまですべてを隠し通す徹底した秘密主義のおかげです。もうひとつの人格であるドッピオが側近の役割をすることにより、その秘密が保たれていました。
ディアボロは肉体までもが変化する二重人格だったのです。しかしそうした秘密によって守られていた頂点の座は崩れてしまいます。結果を求めることに固執しすぎたのが仇となり、過程を美として重んじるジョルノたちの努力により打ち滅ぼされてしまったのです。