【約束のネバーランド】鬼の世界の歴史をネタバレ解説!

「約束のネバーランド」で、主人公のエマや人間たちを苦しめているのが食人鬼です。ストーリーの重要な核となっている鬼たちは、種類や容姿もバリエーション豊かで、独特の言語や歴史などを持ち謎だらけ!鬼の世界の歴史や、これまでに判明している部分をネタバレ込みでご紹介していきましょう!

『約束のネバーランド』鬼とは?

約束のネバーランド 10 (ジャンプコミックスDIGITAL)

2016年から「週刊少年ジャンプ」で連載されている「約束のネバーランド」は、白井カイウ(原作)×出水ぽすか(作画)両先生が描くダークファンタジー作品です。「約ネバ」の愛称で親しまれ、2018年には「このマンガがすごい!2018」オトコ編で第1位を獲得、累積発行部数は500万部以上突破しています。

2019年1月からは、ジャンプ史上初となるフジテレビ深夜アニメ枠「ノイタミナ」でのアニメ化も決定した話題作となっています。ノイタミナで放送されるのは、GF(グレイスフィールド)農園脱獄編です。

愛されて生きていたと思っていた主人公のエマが初めて鬼を目撃したのは、大切な家族が里親に出された当日のことでした。人肉を喰らう鬼が、儀式や言語などの文化を大切にしてるのも、鬼たちの生きてきた歴史に重要なヒントがありそうですね。

鬼の世界の歴史1:仮面をつけ独特の文字や言語を持つ

独特の文字や言語を持っている鬼たち

登場する独特の文字や、ムジカがエマに伝わらないように小さい声で話した言語は、ある一部の単語は、読者に伝わらないようになっていますよね。この言語は、GF農園にイザベラの補佐役としてやって来たシスター・クローネも発言しています。

この時にエマは、鬼のトップ?(鬼にとって重要な単語)を知りますが、この呼び方や詳しい情報は明らかにされていません(2018年8月時点)。

これまでにもオジサンことユウゴやルーカスなどの年齢を黒塗りで隠されていたりと、重要な項目はシークレット扱いになっているのが約ネバ。表記のない鬼文字や、ムジカが話していた言語の意味が明らかになった時、鬼の世界がどうなっていくのかも楽しみですね。

ヴィダは儀程をする時の重要な吸血植物

エマとノーマンが、里親が決まって旅立ったコニーの忘れ物のぬいぐるみを届けた時に、初めて鬼の存在を知ることになります。この時、殺されてしまった(後に、生きたまま運ばれた)と思ったコニーの胸の部分には1本の吸血植物・ヴィダが刺さっていました。鬼たちは「儀程(グプナ)は?」「大方終わりました」と謎の会話をしています。

このシーンでは、何を意味するのかは明らかにされませんでしたが、GF農園脱獄後に出会った鬼のソンジュとエマが狩りに行った時に「神に糧を捧げる。神が受け取ったら花が開く。そしてたその肉は食べてもいい。それが儀程。”鬼”の伝統的な屠り方だ」とグプナを使用する意味を話しています。

神へ感謝するための儀式で使用されるは、獲物(人間)の血抜きもして鮮度を保つ役割もしてくれる鬼にとっては重要な植物。残忍に狩りをしている鬼が、神への感謝の儀式をするというのも意外ですが、約ネバの扉絵などにも取り入れられていたりするヴィダは、今後も重要なアイテムですね。

上級になるほど着用している仮面の意味は?

下等鬼と上級クラスの鬼の見分け方人間と似た洋服を着ていたり、仮面を着用しているのか、そうでないのかというのがあります。そもそも下等鬼は、野生鬼など理性が効かない鬼が多く、仮面を着用しようとは考えていません。一方の上級クラスの鬼は、個性的な仮面を着用しています。

ソンジュやムジカ、そして猟場編で登場した上流階級の貴族鬼だったバイヨン卿やレウウィス卿などが着用していました。生まれてすぐ着用するのか、それとも成人したら着用するのかはわかりませんが、眼の数が違ったりと同じ仮面ないのも特徴のひとつ。

とても硬い素材で出来ている仮面は、特殊な弾などで打ち込まない限り割れることはないという不思議な素材でできている仮面でした。別の項目でも触れますが、鬼の弱点の部分が顔にあるので着用しているのが劇中で描かれています。

鬼の世界の歴史2:1000年前に『お互いに狩らない』という協定を人間と結ぶ

かなり昔から存在している鬼は、1000年前まで人間とひとつの大きな世界で暮らしていました。ところが人肉を好む鬼は、見境なくどんどん人間を狩ってしまいます。人間は大切な人たちを殺された恨みなどから、鬼を狩り続け、足の引っ張り合いや騙し合いなどが盛んになり、世界の秩序は乱れていきました。

人間側が「人間は”鬼”を狩らない、だから”鬼”も人間を狩らない『お互いに世界を棲み分けよう』」と鬼側に提案をしています。戦いに疲れていた鬼側も、人間の提案を受け入れ『お互いに狩りはしない』という協定を結んだのでした。

この協定後、人間と鬼は大きかった世界を二つに分け一部の場所を除いて切り離し、人間の世界と鬼の世界でそれぞれの文明を築いていったのです。

鬼の世界の歴史3:『狩りたい』という本能が食用児農園の原動力

1000年前に『お互いを狩らない』という協定を人間と結んだ鬼ですが、やっぱり狩りをして人肉を食べたいという本能は消せません。二つの世界が断絶する時に置いていかれた人間を利用して(上からの指示で)、養殖機関『食用児農園』を設立させています。

エマたちが脱獄してきたGF農園は、食用児農園の中でも4ヶ所しかない最高クラスの高級農園でした。優れた脳が鬼の大好物だといわれ、GF農園の学力テストでフルスコア(300満点中300満点)を毎回採っていたエマは、高級農園の最高クラスの人肉として喉から手が出るほど食べてみたいと羨望の的になる食用児。

あまりにも『狩りたい』という本能が抑えきれずに秘密の狩猟場を作ってしまったバイヨン卿のように、協定から1000年経ても本能は抑えられないんですね。

鬼の世界の歴史4:食用以外の人間たちとの関係は?

ウィリアム・ミネルヴァ

人間の住んでいる世界と切り離したはずの鬼の世界ですが、人間の世界と繋がっている限られた場所から人間が出入りしていました。その1人がウィリアム・ミネルヴァです。ウィリアム・ミネルヴァは、エマたちにとっては希望の光となる重要なヒントを与えてくれた人間です。

1000年前の回想シーンでは、ヒントのそばに描かれていたフクロウと似たフクロウを肩に乗せている人間が鬼たちに協定の提案をしているのがあり、ミネルヴァかも?とネットで噂にもなっていました。

その後、エマが聞いた(録音された声)電話のシーンで登場した若い男性がミネルヴァだったのが判明。1000年前の人間がミネルヴァというのは可能性が薄そうですが、間の世界と鬼の世界を行き来していたと思われます。鬼とどんな話をしていたのか(それとも隠密にこうどうしていたのか)というのも謎が残りますね。

ピーター・ラートリー

ウィリアム・ミネルヴァの弟で、ラートリー家の第36代当主として登場しているピーター・ラートリー。名前がミネルヴァと違うのは、ミネルヴァが偽名を使っていたからでした(ミネルヴァの本名はジェイムズ・ラートリー)。

しばらくは人間の世界と鬼の世界を行き来していたミネルヴァの行動に、眼をつぶっています。ところが、鬼の世界の食用児を人間の世界に連れ出そうとしていたミネルヴァの計画を察知すると、命を狙おうとしていました(2046年時点でミネルヴァの生死は不明)。

また、ミネルヴァの計画を別の角度からも潰すために、バイヨン卿に情報を流していたのもストーリー上で描かれていましたね。その後は、GF農園からノーマンを引き取り、ラムダ7214で研究対象として生かしています。

鬼の世界の歴史5:弱点は?攻撃力は?

鬼の世界で生き続けている食用児にとって、鬼の弱点を知るのが自分が死なない最大の近道。鬼の弱点は、仮面に隠された顔の中心にある眼の奥の核』でした。この核を攻撃すれば、どんなに強い鬼でも倒すことができます。そのために鬼は自分の弱点を隠すために仮面を着けていたんですね。

仮面は硬い素材でできているため、ちょっとの攻撃では破壊するには至りません手や足などもダメージを与えるのは可能ですが、鬼は再生能力も持っています。数ヶ所にダメージを与えただけではすぐに再生され、人間側が疲れてしまって鬼に反撃されてしまう…というのも多かったですね。

狩猟編のレウウィス大公戦のように、連続して攻撃をしながら再生能力を常に発動させて消耗させる(レウウィス大公が長寿鬼というのも関係していた)など、相手の能力に合った攻撃を加える必要があります。

鬼の世界の歴史6:数々の謎が多い!【考察】

謎はまだまだ未回収

2018年8月時点で10巻刊行され、次に発売予定の11巻で狩猟場編が終了していますが、多くの謎はまだまだ未回収のままです。エマが住んでいたGF農園から外は鬼の巣窟で、人間の世界とは隔離されていること、鬼が大切にしている儀式・グプナの意味が判明し、なるほど~!と納得できる謎も多く登場しました。

そして、新たにムジカやミネルヴァから語られた『七つの壁』も少しずつ明らかになりつつあります。ですが、ムジカやソンジュがどうして旅をして、なぜ『原初信仰』を信仰しているのか、未だに全貌が見えてこない鬼のトップの存在など謎が多いのも鬼の世界…。

ムジカが語っていた「確かにこの1000年で我々は、だいぶ無秩序な姿になってしまった」と容姿についての変化の過程も気になります。

クローンと関係ある?無い?

クローンと関係あるのでは?とファンの間で囁かれている約ネバですが、理由のひとつに鬼の言語を回転させるとギリシャ文字になり、鬼のトップの文字が『クローン』となるから…というもの。

ストーリー上にクローンを示唆するセリフは登場しませんが、神様に感謝をし、血抜きをを行う『儀程(グプナ)』で使用される吸血植物・ヴィダが挿し木(クローンは挿し木という意味)をするのに似ているため、いつかクローン説がストーリーに登場するのでは?と考察しているファンもいます。

人間が生きるために動物を養殖したりしている様子とリンクしているシーンが取り入れられていたりする約ネバ。クローン説がもしかしたら、ストーリーを密かに動かしているのかもしれません…

【約束のネバーランド】鬼の世界は謎と伏線だらけ!

約束のネバーランド 1 (ジャンプコミックス)

1000年以上昔から存在していた鬼は、人間と共存していた時代がありました。本能の赴くままに狩りをしすぎたために世界の秩序が乱れ、人間側から「狩りをしない」という協定を提案されています。

それからは大きかった世界を二つに分け、鬼は独特の世界で暮らしていました。密かに残された人間を徹底した管理下のもとで養殖して食べるというのを1000年間続けています。一部の鬼は、狩りをしたいという本能に負け、秘密の狩猟場で狩りを楽しみましたが、人間は食べないと信仰心を守り続けた鬼も存在し、ひとくくりにできなかったですよね。

多くの謎を持っている「約束のネバーランド」に登場する鬼の世界。ひとつの謎が回収されると、新たな謎が登場し、別の強力な鬼が登場する…とまだまだ約ネバファンを魅了し続けています!

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