2019年にアニメ化が決定されている「約束のネバーランド」。主人公のエマが希望の光だと感じているウィリアム・ミネルヴァは、人間の世界に住んでいる人間です。食用児に生きる希望を与え続けているウィリアム・ミネルヴァを4つの知識とネタバレでご紹介していきましょう!
目次
『約束のネバーランド』ウィリアム・ミネルヴァとは?
2016年から「週刊少年ジャンプ」で連載されている「約束のネバーランド」は、白井カイウ(原作)×出水ぽすか(作画)両先生が描くダークファンタジー作品です。「約ネバ」の愛称で親しまれ、2018年には「このマンガがすごい!2018」オトコ編で第1位を獲得、累積発行部数は500万部以上突破しています。
2019年1月からは、ジャンプ史上初となるフジテレビ深夜アニメ枠「ノイタミナ」でのアニメ化も決定した話題作となっています。ノイタミナで放送されるのは、GF(グレイスフィールド)農園脱獄編です。
ウィリアム・ミネルヴァとは、エマが脱獄前に書籍から発見したヒントを発信した人物です。ミネルヴァは味方なのか、それとも敵なのか。これまで判明している事実をおさらいしていきましょう。
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『ウィリアム・ミネルヴァ』に関する知識1:GF農園にヒントを残しエマたちに希望を与えるきっかけになった人物
エマは、GF農園にあった図書室で蔵書票(本の持ち主を示す紙)に描かれたフクロウの絵を発見していました。フクロウの絵と一緒に描かれていた名前は『ウィリアム・ミネルヴァ』。
エマは「どこにいるか、誰なのか、今生きているのかさえわからない。でも食用児の味方かもしれない人」と表現しています。エマがどうしてそう思ったのかは、フクロウの絵が複数あり、フクロウを囲んでいる円が微妙に違い、モールス符号になっていたからでした。
「RUN(逃げろ)」「DOUBT(疑え)」「DANGER(危険)」などの情報から、エマやノーマンはウィリアム・ミネルヴァを味方ではないか?と考えています。レイもミネルヴァが残したモールス符号に気づいた1人で、「生死も判らん相手だぞ。期待しすぎるのはどうかと思うね」と懐疑的な意見を述べていました。
『ウィリアム・ミネルヴァ』に関する知識2:ゴールディ・ポンドで真意が明らかに!
先祖の残した『土産』
約束のネバーランドの提案者って、明らかにミネルヴァさんじゃない?#約束のネバーランド pic.twitter.com/HhZ35AEwW3
— 川崎 悠 (@konoyu0820CH) July 22, 2017
1000年前に鬼と人間で結ばれた『お互いに狩りをしない』。同じ世界で暮らしていた両者が無秩序になった世界に疲れて取り決めをした協定でした。両者の調停役を担当したのが、ミネルヴァの先祖・ラートリー家の当主だったのです。
ミネルヴァは、ラートリー家の第35代当主・ジェイムス・ラートリー(本名)として、二世界間の調整役を担ってきました。ところが、先祖は鬼の世界に人間を『土産』としてわずかに残し、鬼は土産の人間を使って食用児農園を作って人肉を食べていたのです。
1000年間悪しき慣習だったのを止められなかった(人間のために見過ごすしかなかった)『贖罪』と、これから食用児ではない未来を送って欲しい気持ち『望む未来』から、食用児に人間の世界へ連れ戻す手配を支援者と一緒に密かに行っていたのでした。
『ウィリアム・ミネルヴァ』に関する知識3:ラートリー家の今後には影響力はないのか?
弟・ピーター・ラートリー
第73話
面白過ぎて、先週からずっと震えてる!!新しい試験農園?
七つの壁?
エマやルーカス達は全ての情報を知ることが出来たんだろうか?
次週も楽しみ(^^)#約束のネバーランド #ネタバレ注意 #wj10 pic.twitter.com/AVPzD0BQXi
— 一期一会 (@D2ec6dA1ohqcMnh) February 5, 2018
ラートリー家の第35代当主だったミネルヴァですが、信頼していた弟のピーター・ラートリーに裏切られてしまいます。ピーターはミネルヴァを追いやった後、ラートリー家第36代当主となった人物でした。
兄が作った、B06-32地点の地下シェルターの存在には目をつぶっていたピーターでしたが、食用児が人間の世界に渡るためのエレベーターを作っていたのを知ると「いけない…ダメだよ兄さん。シェルター程度ならまだしも、あの場所だけは絶対に存在を許してはいけない」と食用児が人間の世界に渡らせることに反対をしていました。
食用児が人間の世界に戻ってしまうと、鬼が人間の世界に攻め込んで来て、1000年前と同じく『狩り』をしてしまう…。調停役として代々生きてきたラートリー家の人間として、ミネルヴァの食用児を助ける行為は許せなかったんですね。
生死不明となってしまう
ミネルヴァは、ピーターに裏切られた後、死に追いやられたと見られています。自分の兄を死に追いやったピーターは、ゴールディ・ポンドにミネルヴァが作っていた食用児のための大規模集落を壊滅する計画を実行しました。
上流貴族の知性鬼で、1000年前の協定にも立ち合っていたバイヨン卿に話を持ちかけ、ゴールディ・ポンドに秘密の狩猟場を作らせたのです。バイヨン卿は、食用児農園の運営にも携わっている鬼で、ラートリー家とも食用児農園を通して深い関係を持っていました。
ミネルヴァはラートリー家と一切関わり合うことはなく、ラートリー家第36代当主になったピーターが実権を握っていきます。
『ウィリアム・ミネルヴァ』に関する知識4:本当に死亡しているの?【考察】
ゴールディ・ポンドにあったエレベーターの部屋でエマが聞いた電話で「現在2031年5月20日。君がこの録音を聞いている頃には、私はこの世にいないだろう」と語っていたミネルヴァ…。ラートリー家に命を狙われる身となったと言っていたミネルヴァは、本当に死亡したのでしょうか?
弟のピーターは、部下を使ってミネルヴァの亡骸を捜索させていました。部下は2031年9月時点でミネルヴァの亡骸を発見しておらず、ピーターは「探せ、たとえ骨と化しても、見つかるまで徹底的にだ」と指示を出しています。
ゴールディ・ポンドの秘密の狩猟場が崩壊した後、ミネルヴァの支援者が何人かピーターの部下に殺されていました。それでもまだ別の支援者が行動しているのが描かれていたり、ミネルヴァの生死も不明のままです。
約ネバでは、亡骸がないキャラクターだったノーマンが生きていたように、ミネルヴァも何らかの形で登場するのではないかと期待しちゃいますね!
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【約束のネバーランド】ウィリアム・ミネルヴァが今後もキーマンとなる!?
ウィリアム・ミネルヴァは、エマや食用児が希望の光だと思っている人間の世界の男性でした。巧妙にヒントを与え続け、ゆっくりとエマたちを導いていったミネルヴァでしたが、「現在2031年5月20日。君がこの録音を聞いている頃には、私はこの世にいないだろう」と言い残し消息を絶っています。
以後は姿を現さず死亡したと思われますが、ミネルヴァを裏切った弟のピーター・ラートリーが亡骸を捜しても未だ発見されていません。数多くの情報を残し、鬼の世界に支援者まで手配していたミネルヴァ。ミネルヴァの情報を元に「七つの壁」探しに出たエマや食用児の目の前にどんな形で登場するのか楽しみになってきましたね!