シリーズ累計発行部数3000万部以上の大ヒット作「東京喰種」。2018年7月に「東京喰種:re」が完結!ストーリー上で活躍した喰種のなかでも、主人公のカネキなどツワモノ揃いの赫者(かくじゃ)を持った喰種をご紹介してきましょう。
目次
『東京喰種』喰種が持っている赫者とは?
2011年から「週間ヤングジャンプ」で連載をスタートさせた「東京喰種」シリーズは、漫画家・石田スイ先生のダークファンタジー作品です。シリーズ累計発行部数は3000万部以上突破!
そして、2018年には原作版「東京喰種トーキョーグール:re」が完結、2018年10月には「東京喰種トーキョーグール:re」の最新アニメが放送決定しています。
人間を捕食して生きている喰種のなかでも、赫者喰種は僅かな変態種。仲間の喰種を喰らうことで、全身を頑丈な鎧のような赫子が誕生する喰種が稀に誕生します。喰種でも最高クラスのレベルと言われている赫者持ち喰種は、どの喰種がどういった経緯でなっているのか、赫者喰種は最後はどうなったのかみていきましょう。
『赫者』まとめ1:波乱の人生を送っている主人公・金木研(カネキ)
『眼帯の喰種』の異名を持つ
#共感してくれる人RT
この頃の金木くんかわいい//#tokyoghoul #tkg_anime #kaneki#東京喰種 #東京グール #金木研#喰種 #トーキョーグール #カネキ pic.twitter.com/RBmYQfnCE9— フォロバ100 進撃の巨人 東京喰種 (@__hunterhunter) May 14, 2018
まずは「東京喰種」シリーズの主人公・金木研(以下、カネキ)です。『大喰らい』の異名を持つ神代利世(以下、リゼ)に一目惚れします。初デートで利世に捕食…される寸前で鉄筋落下事故に遭い、意識不明の状態で嘉納医師のいる病院へ緊急搬送されました。
そして、嘉納医師によってリゼの赫包を移植され、人間から半喰種化してしまいます。その後は、アオギリの樹の幹部の1人・ヤモリ(大守八雲)に監禁されひどい拷問を受けていました。
:reで完全な赫者になった金木カッコいいけど「金木の赫者=ムカデ」みたいなのあったから少しはムカデ要素ほしかったなぁ(。・ω・。) pic.twitter.com/bY71yzDsvt
— おはぎん (@PikoQ___0402) May 29, 2018
赫子は鱗赫(赫者は赫子とイコール)、レートはSSで、ヤモリの捕食をきっかけに、数多くの喰種を共食いしていき赫者化していきました。有馬貴将から『隻眼の王』を引き継ぎ、倒れても倒れても不死鳥のごとく蘇って、みんなのために頑張ります。
記憶を失った状態でCCG捜査官になり、巨大な『ムカデ』になり制御不能になったり…と波乱の人生を送っていたカネキでしたが、最終回では、TSC「共同戦線」に協力しながら、霧嶋董香(以下、トーカ)との間に生まれた子供と一緒に暮らしていました。
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『赫者』まとめ2:カネキの周辺でサポートする
「あんていく」の店主・芳村功善
ついに、ついに芳村レイヤーが一人増えた~!!\(^o^)/それも、梟やってる!!!よーし、よみさんも頑張るぞ♪♪(´Д`) pic.twitter.com/EHrRWmrYB7
— ヨミ※22TGS (@naraku_yomi) August 19, 2014
第20区にある喫茶店「あんていく」の店長・芳村は、カネキに優しく喰種の生態系を伝授した初老の男性喰種です。芳村のあんていくの従業員たちは、みんな秩序を持って人間と共存している喰種ばかりが集まっていました。
喰種の世界に精通し、トラブルがあると登場して場を収めるという重鎮的な存在。赫子は羽赫でSSSレート同等の実力の持ち主です。隻眼の梟の偽者としてCCG捜査官の前に登場、過去に功善(くぜん)という名前で謎の組織「V」のメンバーだったのが判明しています。
Vの構成員時代に調査対象だった憂那という女性と恋に落ち、芳村愛斗(エト、高槻泉)をもうけていました。CCG捜査局が行った『梟討伐作戦』で、驚異的な力をみせるもののエトによって身柄を回収され、嘉納教授の研究施設に運ばれ実験対象に…。その後は死亡したものと考えられます。
第4区に住むマスク職人・ウタ
第4区にある「HySy ArtMask Studio」の店主で、マスク職人(赫子のマスクを自在に作れる)のウタは第4区のリーダーでした。赫眼したままなのでサングラスを着用し、パンクファッションを好んで着ている男性喰種です。『ノースフェイス』の異名を持っているウタの赫子は鱗赫ですがレートは不明。
赫者ウタさんすき pic.twitter.com/D8WVWRRCLd
— シズヲ@ヒマラヤ雪男の涙 (@Shizuo_Forever) April 27, 2018
「ピエロ」のメンバーだったウタですが、四方蓮示と死闘を繰り広げた時に赫者化しています。赫者化しても、8本の腕のうち2本の腕と胸の部分に刺青があったのがウタらしいですよね。
ライバル・四方蓮示と死闘を繰り広げた後は、元のマスク職人として生活しています。もちろん、四方蓮示と戦うための計画は忘れていません。
『赫者』まとめ3:CCGから人工喰種
喰種に育てられた男・亜門鋼太朗
CCG捜査官・亜門鋼太朗はアカデミーを首席で卒業したエリートで、ペアを組んでいた真戸呉緒死亡後、喰種退治に力を入れていましたが『梟討伐戦』第四隊班長を担当しカネキと再戦。
この時にカネキから受けた攻撃で右手を失い、部下の滝澤政道が左腕を喰われたところを見て激昂しています。重傷ながらも立ち向かいますが消息不明…CCG内では死亡したとされていました。瀕死の状態だった亜門鋼太朗は、嘉納教授の手によって半喰種化となります。
赫者亜門さんは梟どころか隻眼の梟じみてて凄まじい pic.twitter.com/Qq3iVMBR9B
— シズヲ@ヒマラヤ雪男の涙 (@Shizuo_Forever) November 2, 2016
そして、強制的に人肉や喰種を捕食させられて赫者化『フロッピー』の異名を持ち、赫子は羽赫ですが戦闘能力は低めでした。過去には『クラウン(ピエロ内)、神父(CCG内)』の異名を持つ小児喰らいのドナート・ポルポラの孤児院で生活していました。最終回では、真戸暁とひっそりどこかへ消えています。
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喰種になって性格が一変・滝澤政道
亜門鋼太朗と同じくCCG捜査官だった滝澤政道。真戸暁とは同期入局で、有馬貴将と亜門鋼太朗に憧れてました。『梟討伐戦』前に書いた遺書では「死にたくない」と大きく書いていたのが印象的でしたね。梟討伐中にノロに捕食されて死亡したとされています。
その後、嘉納医師の元に運ばれ、芳村をベースに手術を施され半喰種化…。大好きだった両親を捕食してしまったのをきっかけに、心も体も喰種となった滝澤政道は、ヨシムラベースの成功体『オウル』と呼ばれ残忍な喰種となりました。
【東京喰種:re 115話感想】滝澤vs亜門、赫者同志のバトルの結末は・・・!!【画像】 https://t.co/3s4FgRIrac pic.twitter.com/CWlHZ4U1dI
— アニメ情報ニュース (@anime_info_news) March 8, 2017
真戸暁さえも驚く変貌を遂げている滝澤政道の赫子は羽赫で、どんどん共食いを繰り返し赫者となりSS+レートまで到達します。カネキに死なないで欲しいと心配されていた滝澤政道は竜戦後、カネキたちと行動を別にすることを選び、各地で『喰種狩り』をしている半喰種と呼ばれていました。
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『赫者』まとめ4:アオギリの樹
功善の娘・芳村愛支(エト)
隻眼の梟もしかしたらとは思ってたけど高槻先生でした pic.twitter.com/dyUeXKYE5m
— しぐれゞ (@sigure0029) September 11, 2014
全身包帯の小柄な女性喰種のエトは、芳村功善の娘・芳村愛支です。アオギリの樹の創設者で、カネキが愛読していた小説家・高槻泉でもあります。半喰種のエトは、右目が赫眼になり、本物の『隻眼の梟』で赫子は羽赫。
エト本人はSレートの評価でしたが、赫者化した『隻眼の梟』は最高レートのSSSレベル。芳村功善が名乗っていた偽者の隻眼の梟よりも大きく、CCG内でも最も恐れられ駆除したい喰種でした。通常時でも各器官が言葉を話せ、エトの赫子を取り込むと同様の性質を持つことができ、再生能力もピカイチという喰種なら欲しい赫子です。
コクリア戦で瀕死の状態になったエトはしばらく生死不明となりましたが、ピエロのメンバーに操られながら再登場しました。Vメンバーの芥子を攻撃し、CCGと喰種を助けています。戦いが終了した後は力尽き絶命…。
「隻眼の王」の側近・タタラ
おでライ向かって出発~(*´∀`)
喰種のタタラやりまする pic.twitter.com/230PoIAwfT— 笑い男@小樽あにぱ (@waraiotokokazu) December 25, 2016
エトが設立したアオギリの樹の幹部で『隻眼の王』の側近・タタラも赫者です。赫子は尾赫で、SS~レートの中国出身の男性喰種でした。全身白ずくめで鉄の赤いマスクが不気味なタタラですが、隻眼の王が表立って登場しないため、実質的にアオギリの樹を仕切っています。
赤舌連、唯一の生き残りタタラさん赫者
強そう pic.twitter.com/vSR0D4akaT— エボルゲンム (@DOCTORMIGHYXX) August 15, 2016
『梟討伐戦』では、亜門鋼太朗が班長をしていた第四隊をノロと一緒に壊滅させ、亜門鋼太朗や滝澤政道などのCCG捜査官を、多数嘉納医師のところへ連れ去っていました。四本の巨大な赫子を身にまとい、頭から巨大な炎を吐くのが特徴的です。
タタラの最期は、アオギリの樹を裏切った滝澤政道に第20区担当のCCG捜査官・法寺項介(CCG捜査官時代の滝澤政道の相棒だった)の殺害を阻まれ、赫子で胸を貫かれて死亡していました。
幹部・ノロ
東京喰種実写化……?
アオギリを……アオギリを出さないで……。
ノロさんを汚さないで……。
CGでノロさんの赫子とかマジやめて……。
絶対チープになるから……。 pic.twitter.com/vnKNZAQxkZ— ウイ (@609a2b53efa1480) June 14, 2016
アオギリの樹の幹部で隻眼の王の側近のノロは、エトの赫子を取り込んだ男性喰種です。赫子は尾赫。エトの赫子を取り込んだだけあり、再生能力が一般的な他の喰種に比べて突出していました。SS~レートですが、獰猛で動きが未知数なため『梟』『鯱』を除けば最強クラスとも噂されています。
黒のロングコートと、大きな口と鼻だけが描かれた白いマスクをしている長髪が特徴的でしたね。CCGの伊東班とQs班と対峙した時には、大ダメージを受けても驚異的な再生能力で再生し続け、両班とも壊滅状態にさせていました。
その後、不知吟士に羽赫へ向けて一斉射撃をされています。ノロは不知吟士にも瀕死のダメージを与えますが、再生完了する前に瓜江久生の赫子に体を切断され「先に逝く」とエトに最期の言葉を残し死亡。赫包は瓜江久生のクインケ『銀喰』になっています。
謎の多い・死堪
死堪=リオ(JAIL)説確定!!!!#東京喰種#東京喰種JAIL pic.twitter.com/g5CxlTYem6
— グルパス (@Gurupasu_ghoul) March 19, 2016
「東京喰種:re」から登場した死堪は、赫者の喰種の中でも異彩を放っていた男性喰種でした。「もちもち…」など言動が特異で、知識は高くありません。赫子は羽赫、甲赫、尾赫の3種類を持ち、レートはA~レート。死堪はモブキャラに近いと思われましたが、ピエロに所属し気になる存在の喰種でしたね。
そして、PS VITAのゲーム『東京喰種JAIL』の主人公・リオ(凜央)ではないか?と疑われる喰種でした。リオは羽赫、甲赫、鱗赫、尾赫全ての赫子を操ることのできるC~SSSレート。兄と一緒にコクリア収監されていましたが、キジマ式のクインケ『ロッテンフォロウ』が兄の赫包から加工されたのを知ると暴走しています。
死堪は「竜遺児」の細胞を多く取り込み赫者となりました。TSC発足後も暴れまわり、多くの犠牲者を出す最悪の喰種となっています。
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『赫者』まとめ5:謎の集団・ピエロ
神代利世を愛する・旧多二福
「東京喰種」シリーズの肝となる人物の1人だった旧多二福。和修家の分家に生まれ、神代利世を愛した旧多二福はキジマ式の相棒でした。弱そうな部下のイメージが最初は強かったですが、赫子を出していないカネキとクインケを使わない状態で戦えるなどハイスペックを持っています。
嘉納医師の半喰種化手術で、リゼの赫包を施術されて半喰種化した旧多ニ福は、冷酷な性格と戦略で、CCG内にいた自分の父親も含む和修家の人間を殺害。「ピエロ」「V」「和修家」と3つの組織と関わり合いを持ち、CCGを動かす権力を持ちました。
赫者=負け
(旧多死んで欲しくない) pic.twitter.com/ohHvGNO5Ka— むつき (@matsumutsu0128) May 31, 2018
旧多ニ福は、有馬貴将と同じく白日庭出身の半人間で、寿命が短いというのを本人も知っています。カネキとの最終決戦で赫者化した姿をみせましたが、「『普通に生きたかった』なんて言ったら、嗤いますよねえ」と切ない台詞を残して死亡しています。
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カネキに憧れを抱くウエイトレス・帆糸ロマ
帆糸ロマちゃんです
51歳です pic.twitter.com/GxzEQEauCv— ドイツ語落単丸 (@tk070707tk) October 22, 2017
死堪と行動をしていたロマは見た目は可愛らしい少女ですが、実年齢は51歳とアダルトレディ。本名・なし、改名・数え切れないほどで、物心ついたころから親はいない孤独を味わっていました。そして、コクリアに収監されていた時にタタラに出会っています。
タタラはSSピエロ『ジプシー』とロマを呼んで仲間に引き入れようとしていましたが逃走していました。その後、ウタのところへやって来たロマは、あんていくのウエイトレスとして働き、カネキに憧れを抱いています。
うろんの母はワロタ
なんでこれが梟と一緒のSSSレートなんwww pic.twitter.com/YDNcfb9hb8— じゅらンゴ先輩 (@maji_inkya) November 1, 2017
赫子は尾赫、レートはSSSで『うろんの母』という異名を持ち、さらにはピエロの創設者でした。瓜江久生をうろんの母で飲み込んだものの、内側から破壊され、形勢逆転…死堪と一緒に抵抗したのですが、首を切断され「さよなら」と言った直後、顔にトドメを刺されて死亡しています。
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『赫者』まとめ6:「骸拾いのアラタ」こと霧島新
今日は霧島新の誕生日!!
盛大に祝いましょう!!
東京喰種 アヤトとトーカのお父さんです #霧島新生誕祭2018#霧島新#東京喰種#東京喰種好きな人#アニメ好きと繋がりたい pic.twitter.com/PSIJzFlBB4— Remo@駄テンシ (@pagtpjjgjlu4399) January 1, 2018
霧嶋董香(トーカ)と霧嶋絢都(アヤト)の父・霧島新は、大量の共食いをして赫者化した男性喰種です。赫子は甲赫、レートはSSで、人間の死体を食べることから『骸拾い(ムクロひろい)』の異名を持っていました。
元々は温厚な性格で、トーカやアヤトにも人間との共存を教育しています。妻のヒカリを殺された復讐心と、子供たちを守りたい気持ちでCCG捜査官を狩り、強くなるために共食いをしていたのです。
実際、超級で赫者アラタ出して欲しいんだけども( 'ч' )
全身鎧で(一応甲赫だから)振り払いとかで範囲攻撃って感じで?#グルカル pic.twitter.com/ddgoVZeBCJ— なお〇 (@nao_maru0) September 10, 2015
そして、CCG捜査官・真戸呉緒と篠原幸紀に見つかり捕獲されていました。生死不明となっていますが、篠原幸紀などが使用しているクインケ『アラタ』は霧島新から加工されたもの…しかも何度も登場していましたね。喰種の赫包を取り出してクインケは作られているので、霧嶋新は死亡していると思われます。
【東京喰種】喰種の極地に至りし者たちの活躍に注目!
「東京喰種」シリーズに登場し、人間を捕食した喰種たちの中でも、共食いをして変異した赫者喰種をご紹介しました。大切な人を守る強さが欲しくて共食いをして赫者となったカネキや、嘉納医師に無理やり両親を食べさせられたのがきっかけとなり性格が変貌して赫者となった滝澤政道など赫者になった理由はさまざま。
CCGとの対決だけではなく、喰種同士の対決でも強力な喰種として登場し、赫者同士の対決もたくさん描かれていましたね。2018年7月に「東京喰種:re」が完結し、シリーズは終焉を迎えました。赫者も死亡した者、戦いを続けている者、平穏を取り戻した者…と結末もいろいろです。
「東京喰種」は終了してしまいましたが、喰種の極地に至りし者たちの活躍を、もう一度振り返ってみてはいかがでしょうか。
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