『ワンパンマン』の作画を担当している村田雄介は、高い画力を持っている評判です。そんな村田雄介がツイッターで自らの描いている原稿を公開しています。それを見るだけでも完成原稿を出すまでいかに大変なのか、流石プロだ!と思わせてくれますので、ツイッターと共に紹介していきます。
村田雄介とは?
村田雄介さん大好きなのだよ。うますぎるのだよ!あのしとくらい絵を描くのが好きだったらよかったんだけど。あと井上雄彦さん。ぺろ。うううんジャンプ総キャラクターのポスターほちすぎるよう…。原画で。 pic.twitter.com/cfNi65Pu
— 前頭葉 (@herbe0408) July 28, 2012
村田雄介は、『週刊少年ジャンプ』で連載された『アイシールド21』の作画を担当しています。画力の高さに注目されていて、特に世間を驚かせたのは歴代の『週刊少年ジャンプ』の主人公キャラクターを何十人と描いたポスターでした。
まるでそのキャラクターの作者が描いたかのような忠実な再現とオリジナルのアレンジが入ることで見事な融合をしていて世間を騒がせていました。そして現在は、ONE原作の『ワンパンマン』を村田雄介版として『となりのヤングジャンプ』で連載しています。
ONEはネット上で絵コンテのような感じで描いていますが、それをリアルに描きまるで自分の作品のように自由に表現しています。そしてアニメ化もされ2019年4月には2期目の放送も決定しました。
村田雄介のツイートで載せている画像の紹介
ルクセンブルクの超クオリティフィギュアメーカー、TSUME社のシリルさん@CMarchiolTsumeと友人のジジさん@GHennequinに進呈した色紙。空いてるとこにはメッセージが書いてありました。帯刀した音速のランニングバックを焼却して止める気満々のラインバッカーという地獄のアメフトが見所…なのか? pic.twitter.com/moqznMvYkd
— 村田雄介 (@NEBU_KURO) November 17, 2017
村田雄介は、自信のツイッターで現在連載中の『ワンパンマン』の原稿の様子を公表したりしています。鉛筆で下書きをした様子や落書きのようなものやペン入れをしたものから完成原稿まで様々です。
そんなツイッターの画像を見ることで村田の画力の高さを感じることにもなりますし、ふざけて描いたりしたイラストもあるので意外な一面を知ることにもなります。村田のツイッターに載せているイラストを見ることでいろいろな苦労や楽しんでいることも分かるので、いろいろなイラストを紹介していきます。
ガロウ
ガロウ pic.twitter.com/MdvKxDcF6m
— 村田雄介 (@NEBU_KURO) August 30, 2018
こちらは、完成原稿のガロウです。白と黒だけの描写ですが、筋肉までもはっきりと描いていてガロウの強さと孤独さを感じさせています。影の使い方が凄く上手くてびっくりしてしまいます。
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よそ行きの二人 pic.twitter.com/xeYMOiTKyZ
— 村田雄介 (@NEBU_KURO) May 29, 2018
これは落書きのようなものですが、ガロウの意外な一面を見ることができる一コマのようなイラストですね。普段のガロウの姿は、ほぼ裸が多く衣装チェンジもないので、かっちりと着こなしているガロウの姿はある意味新鮮です。
ガロウ ペン pic.twitter.com/68IVCxQnVR
— 村田雄介 (@NEBU_KURO) May 10, 2018
ペン入れをしたガロウの姿ですが、やはり細かいですね。戦闘描写を描いているのですが、躍動感は半端じゃない!といった感じに仕上がっています。
ガロ肉 pic.twitter.com/bfw1ppne47
— 村田雄介 (@NEBU_KURO) March 29, 2018
こちらはガロウにだけペン入れした状態のイラストですが、筋肉の表現が凄いです。広背筋が陰影を用いることではっきりと描かれているのですが、ここまではっきりと描くのも至難の技だと思います。
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オロチ
オロチ様ペン pic.twitter.com/WJWEdZzi4P
— 村田雄介 (@NEBU_KURO) May 25, 2018
怪人王オロチですが、村田雄介版の『ワンパンマン』にしか登場しません。オロチというだけあって体の至る所が蛇なのですが、それを全て描き切っているのがプロのなせる技だと思います。どれほどの時間を掛けて描いているのか想像できません。
オロチ様ペン pic.twitter.com/nLO420T9tT
— 村田雄介 (@NEBU_KURO) May 25, 2018
オロチの蛇化した四肢の動きをリアルに表現しています。そして蛇の口の至る所からレーザー砲が飛び出すところも圧巻です!
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フブキ
フブキペン画 pic.twitter.com/n18CrmMsTM
— 村田雄介 (@NEBU_KURO) August 20, 2018
フブキのペン入れをした一枚絵ですが、女性を描くのが得意なだけあって流石ですね。きりっとしたフブキの様子が伝わってきます。
没フブキ pic.twitter.com/AnENJE9laM
— 村田雄介 (@NEBU_KURO) December 18, 2017
こちらは没になったフブキのカットですが、衣装が細かすぎて驚いてしまいます。これでも没になってしまうところが怖いところだなと思います。フブキのイメージとは合わない衣装だったのかもしれませんね。
しきし pic.twitter.com/Cg6gvNc8Rc
— 村田雄介 (@NEBU_KURO) August 29, 2017
色紙に描いたフブキとサイタマですが、マジックなどで描いた感じにしては完成度が高すぎます。漫画とは違い色紙だと紙質も違いますし、ペンも違うから大変だと思われますがこれはこれで良さがあります。
戦慄のタツマキ
— 村田雄介 (@NEBU_KURO) August 21, 2018
タツマキのペン入れした絵です。服の陰影で体のラインを強調しているのが分かります。
更新を待ってくださってる皆様へ。感謝のお花見カット。 pic.twitter.com/kfpYJQ2M1c
— 村田雄介 (@NEBU_KURO) March 23, 2018
少しタッチを変えて表現したタツマキですね。タツマキの時折見せる幼女のような部分が全面的に出ていてかわいらしさもアップしています。
残暑お見舞い pic.twitter.com/FNCLk07wJO
— 村田雄介 (@NEBU_KURO) September 6, 2017
タツマキがギャグのような表情になる時の絵ですが、本編にはない様子を描いているのでファンとしてはたまらないです。
サイタマ
マジ殴り pic.twitter.com/qCNVvbVtIL
— 村田雄介 (@NEBU_KURO) December 12, 2017
サイタマの必殺技「マジ殴り」のワンシーンですが、かなりの迫力です。ムカデ長老との一戦で見せたシーンですが、威力の凄さが伝わってきます。
今描いた pic.twitter.com/VRf7MagaVn
— 村田雄介 (@NEBU_KURO) February 16, 2017
さらさらっと描いた一コマですが、やはりプロですね。
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その他
ハグキを修正、ホームレス帝に加筆 pic.twitter.com/t1ZTq5MSMs
— 村田雄介 (@NEBU_KURO) August 16, 2018
怪人の修正前と修正後の絵ですが、え?そんなに変わっていないのでは?と思いますが、しっかり見比べると分かります。ここまでこだわって描いていることが分かります。
ポチペン pic.twitter.com/KD5ICSAppW
— 村田雄介 (@NEBU_KURO) May 10, 2018
育ち過ぎたポチにペン入れをした絵です。ただの大きなかわいい犬なのに村田の手にかかれば、別のものに生まれ変わってしまいます。
最新話見開きフキダシなし pic.twitter.com/PHEtYAVmcn
— 村田雄介 (@NEBU_KURO) June 23, 2018
ヒーローの出動の様子ですが、小さく映っているヒーローまで細かく描いています。小さな人物にも手を抜かないところで、村田の仕事に対する熱を感じます。
謹賀新年 pic.twitter.com/6TLZwDXsPq
— 村田雄介 (@NEBU_KURO) January 1, 2018
番犬マンを新年のあいさつに描いたものです。さらさらっと描いたものですが、年賀状の一コマとして最高ですね。
13年に夏コミで頒布したうちわ用カット pic.twitter.com/BAcJ4ivubT
— 村田雄介 (@NEBU_KURO) October 18, 2017
モスキート娘、ジェノス、フブキ、ソニック、サイタマが3頭身ほどで描かれています。リアルとかわいさを使い分けて描くことができるのも凄いですね。キャラのかわいさが伝わってきます。
村田雄介の画力が凄すぎる!
村田雄介は『アイシールド21』の作画担当として画力の高さを見せていました。人物の細かい仕草や動きを細部に渡ってまで絵で表現する力が凄く、更に気迫も絵からびんびんと伝わってくるものがあります。キャラクターの気持ちがそのまま絵に乗り移っているかのような描き方ができる人はあまりいないので、凄い才能だと思います。
そして女性のキャラクターがかわいすぎるというのも評判で、村田の描いた絵を真似する人もたくさんいます。大人の女性から子どもまでしっかりと使い分けて描けたり、ギャグっぽい人物を描くのもお手の物なので正に万能型であると言えます。
更に凄いのは、他のキャラクターもそっくりそのまま自分のものとして描いているので驚きです。そんな村田雄介は『ワンパンマン』でも存分に絵の才能を発揮しているので、これからの活躍が楽しみにな絵師のひとりでもあります。