『進撃の巨人』の大人気キャラクター・リヴァイ兵長。アニメ『進撃の巨人Season3』でも活躍中のリヴァイの過去やミカサとの関係、死亡フラグについて徹底解明!「人類最強」のルーツや秘密に迫ります!単行本26巻までのネタバレがあるので、アニメ派の人はご注意を。
目次
『進撃の巨人』の人類最強・リヴァイ兵長とは?
『進撃の巨人』のリヴァイ兵長は、その実力の高さと不器用すぎる優しさから、作中で一、二を争う人気キャラクター。アニメ『進撃の巨人Season3』では、リヴァイの過去が明かされるということで、大きな期待が寄せられています。この記事ではそんなリヴァイの過去も含め、ミカサとの関係や死亡フラグについて迫っていきます!
リヴァイ兵長の知識1:身長や年齢などの基本プロフィール
TVアニメ「進撃の巨人」Season 3 NHK総合にて7月22日(日)24時35分より放送開始
※関西地方では同日25時15分からとなります
※放送日時は変更になる場合がございます放送をお楽しみに! #shingeki pic.twitter.com/EYDy8MQZ19
— アニメ「進撃の巨人」公式アカウント (@anime_shingeki) July 7, 2018
リヴァイといえば、160cmという成人男性にしてはやや小柄な身長が特徴です。しかし体重は65kgもあり、腹筋もバキバキ。最強の名に違わぬ体です。誕生日は意外にも12月25日。原作者の諌山創先生によると、年齢は30代前半とのことです。
リヴァイの性格は粗暴で潔癖症。口も悪く、とても人類最強の英雄とは思えない態度ですが、実は分かりにくくも誰よりも仲間思いで人間味に溢れた人です。
調査兵団兵士長という立場ですが、具体的に組織の中でどのような立ち位置になっているのかは分かりません。ハンジを始め分隊長クラスとは対等に話していますから、普通使われる意味での兵士長よりも断然地位は上でしょう。リヴァイの他に兵士長は登場していないので、リヴァイのために用意された地位なのかもしれません。
リヴァイ兵長の知識2:声優は神谷浩史さん!
声アニ3月号の巻頭特集は神谷浩史さん!2月24日に発売されるニューシングル『Danger Heaven?』の魅力を20ページに渡ってたっぷりお届け♪ミュージッククリップ撮影密着レポートはもちろん、両面ピンナップポスターも見逃せない! pic.twitter.com/hGu76St0xo
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リヴァイの声優は大人気声優・神谷浩史さん。『夏目友人帳』の夏目貴志や、『デュラララ!!』の折原臨也、物語シリーズの阿良々木暦、『おそ松さん』の松野チョロ松などなど、数多の代表作を持ちます。
穏やかで心優しい少年や、一癖も二癖もあるキャラクター、さらに勢いのあるツッコミ役など、幅広い役を演じる実力を持つ神谷さん。リヴァイは低めの声で演じられており、その低音ボイスとキャラクターが合っていると評判です。
リヴァイの粗野な態度の端々に表れる不器用さや優しさ、悲しみなどが声だけでも十二分に伝わってくる演技で、リヴァイファンも神谷さんのファンも魅了しています。
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リヴァイ兵長の知識3:「人類最強」と謳われる強さと人望
リヴァイは「人類最強」と謳われるほどの実力者であり、一人で一個旅団並(兵士約4000人分)の強さを誇ります。特に恐るべきはそのスピード。立体起動装置を駆使し、女型の巨人や獣の巨人が硬化するよりも早くその肉を削ぎます。
特に、中央憲兵から完全な奇襲を受けたにも関わらず圧倒的な強さで12人を葬ったり、知性巨人の中では最強だとされていたジーク戦士長を完膚なきまでに削ぎ追い詰めたりしたことは、リヴァイの埒外の強さを表しているでしょう。
その強さに命を救われた者も多く、たくさんの調査兵からリヴァイは慕われています。長い付き合いのハンジには、その粗野な態度で分かりにくい優しさを理解されており、リヴァイの不器用な慰めを翻訳してくれることも。態度と言葉からは誤解を受けがちですが、その戦いざまと行動から人望を集めています。
リヴァイ兵長の知識4:本名はリヴァイ・アッカーマン
ミカサとは親戚関係?
【PASH!+】『グラブル』で『進撃の巨人』コラボが12月8日より開催。ミカサやリヴァイが登場!https://t.co/af8rjDoyI0#グラブル #shingeki pic.twitter.com/VIZnVIJYWK
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リヴァイの本名はリヴァイ・アッカーマン。エレンの幼馴染であり、訓練兵団歴代トップと言われたミカサ・アッカーマンと同じ姓を持ちます。実はリヴァイとミカサは、遠い親戚同士だったのです。
アッカーマン家は、王が記憶を操ることのできない一族のひとつであり、王に従うことを拒否したことから迫害を受けてきました。リヴァイの母は、迫害を受け地下街の娼婦となったアッカーマン本家の娘・クシェル。クシェルは迫害の歴史を息子に継がせまいと、リヴァイに姓を教えることはありませんでした。
そしてミカサの父は、シガンシナ区へと追いやられたアッカーマン家分家の出身となります。リヴァイもミカサも、あるきっかけによって突然力に目覚めたような感覚を覚え、何をどうすればいいのか、どう体を動かせばいいのかが完璧に分かるようになりました。
それこそがアッカーマンの血筋です。力に目覚めると常識外れの戦闘力を持つアッカーマン家は、自分の決めた主君に仕えることで最大限の力を発揮する者が多く、リヴァイはエルヴィンのもとにつくことで、「人類最強」と呼ばれるほどの実力を発揮するようになったのでしょう。
現在アッカーマン家の生き残りは、リヴァイとミカサのふたりのみ。アッカーマンについては、単行本23巻にて「巨人科学の副産物」であるという気になるワードも出てきており、ますます目が離せません。
リヴァイ兵長の知識5:地下街で生まれ育った過去
【大ヒット上映中!】本日公開の劇場版「進撃の巨人」Season2〜覚醒の咆哮〜のエンドロール後も見逃すな!新ビジュアルも解禁となりましたが、Season3に関わる見逃せないカットも!?是非、劇場でご覧ください!#shingeki pic.twitter.com/yQmkgnz0Z5
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すでに紹介したように、リヴァイは王都の地下街で生まれました。憲兵団すら入るのを躊躇する犯罪者や貧しい者たちの居住区となったそこで、リヴァイは生まれてすぐに病気で母親を亡くします。リヴァイ自身も痩せこけて死ぬ寸前の子どもでした。そこに現れたのが、クシェルの兄・ケニーです。
ケニーは甥にあたるリヴァイに、身の振り方やナイフの扱い方を教え、地下街で生き抜く術を与えました。いわばリヴァイの育ての親といえるケニー。尾行のときの癖など、今でもリヴァイの思考にはケニーの影響が強く残っています。しかし、リヴァイがひとりで大人を相手取れるようになると、ケニーは突然リヴァイの前から姿を消します。
それから壁が破壊される一年前の844年まで、リヴァイは地下街のゴロツキとして生きていました。スピンオフ『進撃の巨人 悔いなき選択』では、リヴァイを慕うファーランとイザベルという仲間たちと地下街で過ごしていた時代から、調査兵団に入団するまでのことが描かれています。
リヴァイがゴロツキ時代に独学で身に着けた立体起動装置の技術は、当時の調査兵団にも引けをとらないほど高レベルでした。その技術を見初められ半ば無理やり調査兵団へとスカウトされたリヴァイ達は、初めて壁の外へと出ます。
壁外調査前の訓練でも、実際に壁外に出てからも、リヴァイの実力は調査兵団のベテランにも劣らないものでした。しかしリヴァイは選択を誤り、まるで家族のように過ごしてきた大切な仲間ふたりを亡くしてしまいます。
そのとき改めてエルヴィンに調査兵団入団を説得され、リヴァイは正式に調査兵団の一翼となったのです。地下街のゴロツキが、人類の巨人への反撃を担う自由の翼へ。ゴロツキ時代よりも守るものが増えた分、失うものも大きくなったことでしょう。それでもリヴァイにとって、調査兵になったことで得るものも大きかったのではないでしょうか。
リヴァイ兵長の知識6:死亡フラグの真相は?
最強かつ重要キャラクターであるリヴァイですが、そんな彼が死亡するのではないかと騒がれた時期がありました。読者にそう思わせた最大の原因は、マリア奪還戦前に建てられたリヴァイの死亡フラグです。いくつか振り返ってみましょう。
リヴァイはケニーの死後、殴りかかってきたヒストリアとそれを見守っていた新リヴァイ班の皆に対し、初めて笑顔を見せて「ありがとう」と言いました。それだけではなく、会議中の常にはない大人しい態度、巨人化の注射をエルヴィンに託されるなど、これからの戦いで確実にリヴァイに何かしらが起こると確信させる描写が多くあったのです。
そしてマリア奪還作戦でとうとう訪れた、獣の巨人との一騎打ち。獣の巨人はただでさえ人間を巨人に変えるなどの不安要素が多く、マリア戦では投石によって二百人近くの兵士を殺しています。
「さすがにリヴァイでもこれは……」と不安を抱いた読者も多いのではないでしょうか。その不安を蹴散らすように獣の巨人を圧倒したリヴァイでしたが、巨人化の注射によるエルヴィン延命の可能性が頭を過り、獣の巨人の中身・ジークには止めを刺しませんでした。
その隙に、ジークは仲間の巨人に救出され、数多の無知性巨人がジークの命令によってリヴァイへと向かっていきます。刃は最後の二本であり、ガスも恐らくほとんどないという状況に、今度こそリヴァイの死の可能性が濃厚となりました。
しかし最終的に、リヴァイは生き残りました。それも、獣の巨人・ジークにトラウマじみた恐怖を与えた上で、です。とはいえ、ガスと武器がギリギリ持ちこたえていなければ、さすがのリヴァイも命はなかったでしょう。
一応心配だった死亡フラグは回避されたように見えますが、相変わらず主要キャラでも容赦なく死んでいく『進撃の巨人』では、まだまだリヴァイがどうなるか分からない状況です。
リヴァイ兵長の知識7:心に刺さる名言の数々
第9話より「約束しよう 俺は必ず!!巨人を絶滅させる!!」
I will eradicate the titans! Even if it's the last thing I do! You have my word!
「約束しよう俺は必ず!巨人を絶滅させる!」
リヴァイ兵長 pic.twitter.com/OFA7in4DVo
— リヴァイ兵長に駆逐されたい! (@ef66966508) September 15, 2018
多くの読者の心を捉えるリヴァイは、その印象的な台詞も魅力のひとつ。今回はその中でもいくつかをピックアップして紹介します。
まずは単行本第3巻9話より、「約束しよう 俺は必ず!!巨人を絶滅させる!!」。潔癖症にも関わらず、死に瀕した部下の血まみれの手をとって言った誓いの言葉です。リヴァイが部下を大事に思っていることや、部下からの人望も厚い理由が分かる名言です。
第25話より「自分の力を信じても…信頼に足る仲間の選択を信じても……結果は誰にもわからなかった…だから…まぁせいぜい…悔いが残らない方を自分で選べ」
なにが正解かわからないしどうしたらいいのかこの選択で正しいのかって迷いはあるよ…でもそれを考えてるといつも兵長のこのシーンが頭に浮かぶんだよねw w だからまぁ、せいぜい悔いが残らない選択をするよ……( ´ ▽ ` )ノw w pic.twitter.com/5m4Albn09U
— しろねこ? (@ShiroNeko_san) February 23, 2016
単行本第6巻25話より「自分の力を信じても…信頼に足る仲間の選択を信じても……結果は誰にもわからなかった…だから…まぁせいぜい…悔いが残らない方を自分で選べ」。リヴァイ班が女型の巨人に追われた際、命令を無視して巨人化しようとしたエレンに対する言葉です。
この台詞には、「悔いなき選択」でのエピソードを始めとして仲間を失ってきたリヴァイの思いが込められているのでしょう。誰のせいにもできない自分の判断に従えというのは、15歳のエレンには酷なことのようにも聞こえますが、実際それが一番マシだというリヴァイ自身の経験からきている言葉なのかもしれません。
第80話より「夢を諦めて死んでくれ新兵たちを地獄へ導け」「「獣の巨人」は俺が仕留める」
進撃の巨人で一番好きなシーンはここかな。
リヴァイのセリフがかっこよすぎる pic.twitter.com/mXtbIVa7eG— 松村 (@B0VP5bohGgZ5ZK3) April 20, 2017
単行本第20巻80話より、「夢を諦めて死んでくれ 新兵たちを地獄へ導け」「「獣の巨人」は俺が仕留める」。マリア奪還作戦の際、団長としての責任と、悪魔のような所業を積み重ねてまで追いかけてきた夢との間で揺れるエルヴィンの背中を押した言葉です。
右腕を失ったエルヴィンを死地に向かわせまいとし、作戦中も一人も死ぬなと叫んだリヴァイ。それにも関わらず最終的に、今まで人類へと心臓を捧げてきた仲間たちのために、リヴァイはエルヴィンと多くの新兵を犠牲にする道を決断したのです。その覚悟と強さが分かる、最高の名言でしょう。
強烈な名言たち
また、シリアスな場面でなくても強烈な印象を残した台詞も有名です。単行本5巻で貴族相手に言い放った「よく喋るな豚野郎」や、身動きのとれないエレンを蹴っ飛ばしてからの「これは持論だが躾に一番効くのは痛みだと思う」などはその代表例でしょう。ゴロツキ時代を感じさせるリヴァイの口の悪さや、暴力的な部分が垣間見える名言(?)です。
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4年後も前線で活躍するリヴァイ兵長に注目!
マリア奪還作戦から4年経った現在でもリヴァイは調査兵団の前線で活躍しています。ほとんどの者が対人立体起動装置を身に着けている中、ひとりだけ4年前と変わらない立体起動で動くリヴァイ。
エルヴィンの最期に誓った獣の巨人の討伐の意志は固く、再戦の日が待ち望まれます。アッカーマン家の正体も含め、今後のリヴァイの活躍に注目です。