『BLEACH』に登場する朽木ルキアは、主人公黒崎一護に多大な影響を与えているキャラクターでもあり、最後までしっかりと本線に絡んでもいます。そんな朽木ルキアとはどのような人物で、能力を持っているのか?最初から最後までを詳しく紹介していきます。
目次
一護を死神として導いたヒロイン!朽木ルキアとは?
朽木ルキアは、尸魂界に住む女性の死神で、護廷十三隊の十三番隊の隊員です。空座町駐在任務中に黒崎一護と出会い、虚との遭遇によって一護に自らの力を授けて死神にしてしまいます。そこから一護との関係が始まり、数々の事件を解決していきます。
性格は明るく、常に楽観的に物事を考えています。しかし自らのことになるとシリアスな一面を見せたり、女性としての感情を露わにもします。一護と共に成長し続けるキャラクターで、物語のキーマン的な存在でもあるので、常に主戦軸に関わっています。
初回から最終回まで出ている唯一の人物で『BLEACH』には欠かせない人物のひとりです。
朽木ルキアの知識1:尸魂界で最も美しい斬魄刀「袖白雪」
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ルキアの斬魄刀は「袖白雪」(そでのしらゆき)で、氷雪系の能力を持っています。特定の範囲内を徐々に氷結させるというもので、威力もそれなりにあります。
必殺技には、初の舞・月白(そめのまい・つきしろ)次の舞・白漣(つぎのまい・はくれん)、参の舞・白刀(さんのまい・しらふね)があります。副隊長でもないルキアですが、斬魄刀の能力は副隊長クラスでもあります。
朽木ルキアの知識2:卍解「白霞罸」の能力は屈指の強さ
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ルキアの卍解は「白霞罸」(はっかのとがめ)と言います。その能力は、自らを含む数十メートル範囲の距離の温度を一気に下げます。一瞬で温度が下がるので、喰らった相手は何も気づかず完全に凍結してしまうことになります。
しかし自らも凍結してしまうので、徐々に温度を下げていかないと体がついていけずに崩壊してしまう恐れがあります。ユーハバッハの部下であるエス・ノトをこの卍解で凍結させることに成功しました。まだまだ使用経験が少ないために制御の仕方が分からないようです。
経験値を積めば、かなりの攻撃力を持つので、驚異的な卍解とも言えます。
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朽木ルキアの知識3:兄である朽木白哉との関係
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朽木ルキアの兄は、朽木白哉です。ルキアは、元々流魂街の住人で貴族とは何の所縁もありませんでした。しかしある日突然貴族である朽木家へと養子に招き入れられることになりました。それは何故かというと、朽木白哉の計らいでもありました。
その理由は、白哉の妻だった女性緋真にあります。緋真は、ルキアの姉で白哉と結婚して数年後に病死してしまいます。死ぬ前にルキアの存在を白哉に告げると、妹のことを守ってほしいと言いました。そこで白哉は愛した緋真のために動くことを決意したのです。
ルキア処刑の騒動では、白哉の本心が揺らいで関係がぎくしゃくしていましたが、その後は良好な関係を築くことができ、互いに尊重し合ってそれぞれ高め合う存在となっていました。
朽木ルキアの知識4:恋次との意外な関係
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ルキアの幼馴染に当るのが、恋次です。元々流魂街で過ごしていたのですが、ルキアが朽木家へ養子になったことで少しずつ関係が変わってきます。それから共に護廷十三隊に入隊して、恋次は朽木白哉の副隊長となり、更に距離が出来てしまいます。
そんなお互いにできていた距離を一気に取り払ってくれたのが一護でした。尸魂界の法律など知らないといった感じで、今までの規律を壊してルキアを救出したので、恋次も目が覚めました。そして互いに素直な気持ちで接することができるようになったのです。
ルキア救出以降は、元の幼馴染のような関係に戻り、最後には結婚して娘の苺花を授かることにもなりました。
朽木ルキアの知識5:一護と出会いが運命を変えた
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ルキアが任務で訪れた空座町で出会ったのが黒崎一護です。虚に襲われて絶対絶命という時に一護に死神の力を与えることで全ての始まりと言えます。先輩死神と新米死神としてしばらく付き合うことになりますが、そこに恋愛感情といったものはありません。
仲の良い友達といった感じで、それ以上でもそれ以下でもありません。しかし一護にとってルキアは恩人でもあるからこそ、処刑されると知った時に命を賭けてでも護りたいと思ったのでしょう。そしてルキアも一護に絶大な信頼を持っていて何かをしてくれると常に信じていました。
一護がピンチの時にも助け役にまわり、お互いに助け合っている関係だということがよく分かります。そしてお互いを認めあっているからこそ良好な関係をずっと続けているのです。互いが結婚した後も子ども同士が出会ったりしているので、その関係は続くのだというのが予測できます。
朽木ルキアの知識6:実は物語のキーマン的存在
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ルキアは『BLEACH』のストーリ上でもかなり重要な役割を果たしています。それは、藍染の計画にある崩玉の存在でした。世界の存在そのものを変えてしまう可能性がある力を持つのが崩玉ですが、それを開発した浦原喜助はルキアの体の中に隠してしまったのです。
そこからルキア処刑の騒動に大きな影響を与え、藍染が裏切りを宣言したことで護廷十三隊は混乱状態となりました。ルキアが一護と出会い死神の力を失うことがなければそのような事態にはなりませんでしたので、ルキアは物語の重要な存在と言えます。
藍染との戦い以降も一護に死神の力を取り戻す役割を果たしたり、クインシーとの戦いでも活躍したりと常に重要な場面には係わっています。
朽木ルキアの知識7:グッとくる名シーン
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ルキアの歩んできた道は、意外にも波乱万丈と言えます。流魂街から急に貴族である朽木家への養子となったり、死神の力を失って崩玉を体の中に隠されたりと、他のキャラクターに比べると濃すぎる設定です。だからこそ、心を動かすような名シーンもあるので紹介していきます。
処刑を覚悟しても心が揺れる
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処刑場へと移送される際に市丸ギンがルキアの前に現れます。そして「助けたろか」という言葉を投げかけました。ギンにはそれだけの力があったので、言ったことを実現することも可能でした。
それまでルキアは処刑することを覚悟していて、死に対して向き合っていたので、この一言は心を動かす一言でもあります。しかしギンは「嘘」と言ってその場を去っていきました。
これにはルキアもはっきりとした覚悟を決めていたのに、最後に揺るがされてしまい、思わず叫んでしまうことになりました。死ぬことが急に怖くなってしまったことを感じますし、ギンの性格の悪さが出ています。
一護に死神の力を取り戻させる
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銀城空吾の策略によって一護に残っていた僅かな死神の力を奪われてしまった時、一護は今までにないぐらいの絶望を味わうことになりました。今まで死神として戦うことで生きがいというものを感じていたので、それを奪われてしまったからこその反応でもあります。
そんな一護の前に現れたのが、ルキアで何も話さず一護の体を斬魄刀で貫いて死神の力を注ぎ込みました。これには一護も予想できなかっただけに驚きを隠せませんでした。一護のことを何よりも心配していたのがルキアで、今までの恩を返すためにも動き回っていました。
その瞬間は正にグッとくるシーンで、死神の力を取り戻した一護は別人のように生き生きとしています。
朽木ルキアの知識8:アニメ版の声優は折笠富美子さん
アニメ版『BLEACH』での朽木ルキアの声優に抜擢されたのは、折笠富美子さんです。声の特徴としては、低い声でクールなイメージが多いのですが、それ以外にも高い声で可愛らしい声や少年や老婆なども演じることができるので万能型と言えます。
『GTO』の冬月あずさ役でデビューし、『鋼の錬金術師』のリサ・ホークアイや『銀魂』の柳生九兵衛、『亡年のザムド』の西村ハルや『コードギアス』のシャーリーなどが有名です。配役からも分かるように、クールな大人の女性から可愛らしい声の女子高生など使い分けられています。
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朽木ルキアの知識9:実写版では杉咲花が熱演!
【7月20日公開】実写映画「BLEACH」に杉咲花が出演へ キーパーソンの朽木ルキア役https://t.co/emG4wE01ZF
杉咲は台本から、死神のルキアにも心があると感じたとコメント。佐藤信介監督は杉咲の表情や話し方など「ルキアと表裏一体」と評した。 pic.twitter.com/rlSf9yCUlP
— ライブドアニュース (@livedoornews) February 5, 2018
実写版『BLEACH』は、2018年7月20日に公開されました。そして朽木ルキア役を演じることになったのが、杉咲花です。1997年10月2日生まれの21歳で、デビューは2006年からと子役の時代から活躍しています。
CMや声優、女優と幅広く出演していて、最近の話題の作品では、『無限の住人』で木村拓哉との共演で注目を集めました。NHK連続テレビ小説『とと姉ちゃん』ではヒロインの妹役の美子を演じました。
そして味の素Cook DoのCMの印象が強く世間に注目を集めました。声優を務めた作品は『思い出のマーニー』『メアリと魔女の花』とジブリやジブリと関係の深い作品です。
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朽木ルキアの知識10:最終回では結婚して子どもが誕生!?
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ユーハバッハとの戦いの後にルキアと恋次は結婚しました。一護と織姫も結婚していたのですが、同時期に子どもも授かっています。一護の子どもは一勇(かずい)と言う男の子で、ルキアの子どもは苺花(いちか)といって女の子です。
性格はルキアと恋次からも分かるように荒々しくて男勝りという感じです。一勇と初対面で出会ったにも関わらず、上から目線での会話となっていました。5歳児ぐらいの年齢で描かれていましたが、このふたりの関係は今後も続きそうな予感をさせています。
朽木ルキアがいてこそ『BLEACH』が盛り上がる
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— kohei (@cv9vb2) September 27, 2018
朽木ルキアは、『BLEACH』のストーリーにとって必要不可欠なキャラクターです。一護が死神になるきっかけを与えた人物であり、藍染の計画に必要な崩玉も体の中に隠されていました。これだけでも『BLEACH』の半分以上のストーリーの内容に大きく関わっています。
それから死神代行編になってからもユーハバッハとの最後の戦いでも大きな役割を果たしていて、一護を陰ながら支えている存在となっていました。平和な世の中になってからは、13番隊の隊長に就任したり、恋次と結婚して子どもが生まれてたりと、一護との親交を続けながら最後まで登場しています。
前半は悲劇の連続の半生でもあったのですが、兄である朽木白哉とのわだかまりが解けてからは良い方向へと展開していきました。幸せになってほしいと思うキャラクタ―でもあるので、最後まで目が離せません。
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