『僕のヒーローアカデミア』のステインは通称ヒーロー殺しと呼ばれています。何故ヒーローを狙い続けているのか?その秘密は過去にあります。純粋にヒーローを目指していたはずだったステインの過去を知ることで、ヒーローの在るべき姿も分かるはずです。
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『僕のヒーローアカデミア』の凶悪犯!ステインとは?
ステインは、通称ヒーロー殺しと呼ばれる男で、自らの信念に反する者を処罰することに生きがいを持っていました。そこにヴィランもヒーローも関係なく無差別な感じです。そして「凝血」という個性を持っていて、相手の血を舐めることで相手の動きを封じてしまうというものです。
血液型によって封じる時間の差が出て、B、AB、A、Oの順に短くなります。見た目は包帯で顔を覆い隠し、刀やサバイバルナイフを武器として持っています。
年齢は30代で、動きが速く個性で動かなくなった相手に対して容赦なく斬りつけていきます。ただ無差別にヒーローを倒すというのではなく、悪も許さないとしているところがあるので、ヴィランのことも認めてはいません。
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過去のステインはヒーローを志していた!
自警団(ヴィジランテ)として活動していた過去もあった
ヴィジランテでステイン出てくんのたまんねえな~~~ pic.twitter.com/wEoTu3X8cV
— りゅーたろ (@MGA_ryu1219) July 8, 2017
ステインは、オールマイトに影響を受けて、ヒーローになるために私立高校のヒーロー科に進みました。その当時は、純粋にヒーローを目指そうと思っていました。しかし実際に高校に入学すると、そこには腐敗したヒーロー観がはびこっていたのです。
教育者がそのような考えでは何も学べないと悟ったステインは、高校一年の夏には中退してしまいました。それから街角で「英雄回帰」を必死に訴えかけるのですが、誰もステインの言葉に耳を貸そうとはしませんでした。
そこでステインは言葉だけでは無理だということを知りました。人を動かすためには行動で指示さなければと動き出します。そして「スタンデール」として仮面をつけ日本刀を武器に信念を持たない悪を滅ぼし始めます。
そんな中でナックルダスターに敗れ、ナックルダスターが航一に向けて話した言葉を間違って解釈して正義感が歪んでいきました。
ステインが訴える「英雄回帰」とは?
ステイン pic.twitter.com/oLWk9dNVjH
— kohei (@cv9vb2) October 17, 2018
ステインが自らの根底に置いている考えが「英雄回帰」です。真の英雄とは、決して見返りを求めず、自己犠牲の上で人を助けなければならないということです。
人を助けるというところに、私利私欲が入ってしまうことでそれが醜い行為に代わってしまうと言いたのです。そんなヒーローが世の中にはオールマイト以外にいないとステインは嘆いていたからこそ、他のヒーローを狩ることにしています。
オールマイトが好きすぎるあまりに生み出した行動とも言えますが、高校でのヒーローの教育がよほどまずかったのでしょうね。
ステインが認めた「本物の英雄」は誰?
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— kohei (@cv9vb2) October 17, 2018
ステインは、オールマイト以外はヒーローではないと考えています。オールマイトこそ真の英雄であり、それ以外のヒーローは贋物なので粛清する必要があると思っているのです。
しかしそんな贋物だらけのヒーローの中でも認めている相手も存在します。それは緑谷出久です。出久はステインを人を助けるために純粋な気持ちで動いていました。死を覚悟しなくてはならないような格上の相手に当然怖さもありました。
そんな敵を目の前にしても逃げることもせず、真正面から向かっていったからこそ評価もされます。勇気のある行動や真っすぐな目を見てステインも殺すのには惜しいと判断していました。出久はオールマイトの継承者でもあるので、オールマイトとダブって見えたのかもしれません。
現在はタルタロスに収監中のステインはどうなる?
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— kohei (@cv9vb2) October 17, 2018
ステインは、出久たちとの戦いに敗れてしまい、特別収容施設タルタロスに拘束されることになりました。現在も残念ながら登場することはありませんが、あれほどの人物なのでひょっとしたら脱獄、もしくはヒーロー側として戦力に加わるかもしれません。
いずれにしても『僕のヒーローアカデミア』の中でも強敵には違いありませんので、再度の登場を待ちたいとも思います。
ヴィラン連合に受け継がれるステインの意志
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— kohei (@cv9vb2) October 18, 2018
ステインの取る行動やその根源にあるものは、いろいろな人物に影響を与えています。特に影響を受けた人物は、茶毘、トガヒミコ、スピナーでした。
ステインがヴィラン連合に入ったことを聞いて、ステインの意思を継ぐという名目で加入することを決めたようです。そしてヴィランだけではなく、ヒーロー側にもステインの行動は波紋を広げました。
やはりヒーローとは一体何のためにいるのか?どういう存在でなければならないのか?ということを自らの行動で訴えかけたことが強かったからです。
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真のヒーローを求めた過去!ステインはヒロアカのダークヒーロー!
今日のヒロアカめちゃめちゃいいじゃん
緑谷・轟・飯田が協力し、ステインと白熱の戦い!
見ててすごく胸が熱くなる!
ヒロアカめちゃいい!!
久々にほんとにハマるアニメ!#heroaca_a pic.twitter.com/tAiwFHZy3B— うみみ (@rina_umimi) July 29, 2017
ステインは、オールマイトに憧れてヒーローになろうと決意しました。ここまでは緑谷出久と同じですね。しかしヒーロー科のある高校に進学して、純粋なヒーローを目指せるような環境ではなく、失望してしまうような現場を見て中退することになります。
そこからは自らの意思で世間に対して「英雄回帰」を訴えかけ、正義の活動も行っていくのですが、自らの正義感はどんどん歪んでいき、もはやオールマイト以外のヒーローは粛清するしかないとまで判断するようになりました。
そんなステインですが、出久たちと戦ってどこか気付いた部分もあります。自分は純粋なヒーローになりたかったということと、オールマイト以外にもちゃんとしたヒーローがいるのだということです。
この世界はそんなに悪いものではないということに気付けたのかもしれません。収容施設に入れられてしまいましたが、再び登場してほしいキャラクターでもあります。