「週刊少年ジャンプ」に連載されている人気ヒーロー漫画『僕のヒーローアカデミア』。その中に登場するオール・フォー・ワンは、「敵(ヴィラン)連合」のブレーンとして暗躍する人物。かつて「悪の支配者」として君臨していた存在であり、「敵連合」のリーダー格・死柄木弔(しがらき・とむら)をその後継者と定めています。そんなオール・フォー・ワン役を担当した大塚明夫さんについてご紹介していきます!
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『僕のヒーローアカデミア』オール・フォー・ワンとは?
ついにオールマイトVSオールフォーワンきましたね!二人とも画風が違う(笑)#ヒロアカ#週刊少年ジャンプ pic.twitter.com/VwMe1iOg2L
— kanegon (@takuma3173) May 10, 2016
「ヒロアカ」の略称で知られる『僕のヒーローアカデミア』は、堀越耕平さんによって連載されているヒーロー漫画。2014年より「週刊少年ジャンプ」にて連載され、2016年にテレビアニメがスタート。2018年現在までに第3期まで制作されていて、映画『僕のヒーローアカデミア THE MOVIE 〜2人の英雄〜』も公開されています。
オール・フォー・ワンは、「敵(ヴィラン)連合」のブレーンとして暗躍する人物。かつて「悪の支配者」として君臨していた存在であり、「敵連合」のリーダー格である死柄木弔(しがらき・とむら)をその後継者と定めています。他者から「個性」を奪って自分のものにし、さらにそれを与えることもできる「個性」を有しており、自らの中に留めた複数の「個性」を同時に操ることもできます。
ここからは、そんなオール・フォー・ワン役を担当した大塚明夫さんについてご紹介していきます!
オール・フォー・ワンの声を担当したのは大塚明夫さん!
【キャストインタビューが来た!】
『僕のヒーローアカデミア』オール・フォー・ワン役の大塚明夫さん@AkioOtsuka のスペシャルインタビューを公式サイトにアップしました!
↓https://t.co/eDflbRgzQf#heroaca_a #ヒロアカ pic.twitter.com/ff2ScldrZQ— 僕のヒーローアカデミア_アニメ公式 (@heroaca_anime) June 8, 2018
大塚明夫さんは、マウスプロモーションに所属する男性声優。1959年11月24日生まれの58歳(2018年10月現在)で、東京都の出身。2017年1月に一般の方と再婚したことを発表しています。
独特の深みのある声で知られていて、多数のアニメ・ゲームに重要な役で出演。海外映画の吹き替えでも有名で、アーノルド・シュワルツェネッガーさんやスティーヴン・セガールさんなどの演じた役をこれまでに担当しています。俳優としても活動していて、最近では2018年に放送されたドラマ『dele(ディーリー)』の最終話に出演したことが話題になりました。
父親は大塚周夫さん
【訃報】声優の大塚周夫さん、逝去 代表作に「ゲゲゲの鬼太郎」のねずみ男などhttp://t.co/FkeLoqO5sK
ねずみ男のほか、「ルパン三世」の石川五エ門役、「美味しんぼ」の海原雄山役、など代表作は枚挙にいとまがない。 pic.twitter.com/VLj6hYc3zB
— ライブドアニュース (@livedoornews) January 16, 2015
大塚明夫さんの父親は、同じく声優・俳優の大塚周夫(おおつか・ちかお)さん。『ゲゲゲの鬼太郎』のねずみ男役、『ルパン三世』の石川五ェ門役、『忍たま乱太郎』の山田先生(山田伝蔵)役などを担当し、2015年に85歳で亡くなりました。
まだ若かった頃、大塚明夫さんは頑固な父親となかなか上手くいかなかったそうですが、この仕事を始めてからしっくりとくるようになったと語っています。親子共演作もしばしば見られ、たとえば大塚明夫さんの代表作の1つであるゲーム『メタルギアソリッド4』では、ビッグ・ボスとオールド・スネークという親子役で共演しています。
VTuber「田中のおっさん」としても活躍?
田中のおっさんは、2018年8月から活動を開始したVTuber。VTuberとはバーチャルYouTuberの略で、自分の代わりとなるアバターを動画に出演させた上で、雑談やゲーム実況などを行う動画投稿者のこと。田中のおっさんは、現時点では雑談や質問への回答、ゲーム実況をメインに活動しています。
田中のおっさんの実態は「謎」とされていて、大塚明夫さんが動画配信を行っているという公式発表があるわけではありません。しかし、そのあまりに特徴的すぎる声を聞いた人たちの間では、「大塚明夫さん本人なのではないか?」と話題になっています。
大塚明夫さんの話題のキャラを紹介
ムーミンパパ『楽しいムーミン一家』
『楽しいムーミン一家』は、テレビ東京系列で放送されたテレビアニメ作品。1990年から1991年にかけて第1期が放送され、1991年から1992年にかけては『楽しいムーミン一家 冒険日記』というタイトルで第2期が放送されました。
大塚明夫さん演じるムーミンパパは、その名前の通り主人公・ムーミン・トロールの父親。職業は作家で、シルクハットを取ると驚くほどムーミン・トロールによく似ています。若い頃は冒険家として旅をしており、家族を持って落ち着いた今でも夢見がちな冒険家としての一面を覗かせることがあります。
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アナベル・ガトー『機動戦士ガンダム0083 STARDUST MEMORY』
腐った連邦に属さねば、貴様も苦しむ事はなかったろうに!
-アナベル・ガトー(機動戦士ガンダム0083)pic.twitter.com/USWG1v3mNf— 哀戦士 (@gundam_media) October 2, 2018
『機動戦士ガンダム0083 STARDUST MEMORY』は、ガンダムシリーズのOVA作品。1991年から1992年にかけて全13話が発表されました。
大塚明夫さん演じるアナベル・ガトーは、ジオン公国軍の残党勢力「デラーズ・フリート」の一員。作中での年齢は25歳。「ソロモンの悪夢」の異名を持つ凄腕のエースパイロットで、裏表のない高潔な性格から多くの部下たちから慕われています。また、ジオンの理想を成し遂げるためならばあらゆる汚名を背負う覚悟も持っており、その無骨ながらも信念を貫き通す生き様から高い人気を誇っています。
バトー「攻殻機動隊シリーズ」
『攻殻機動隊』は士郎正宗さんによって描かれた漫画作品。これを元にアニメーション映画・テレビアニメなどが制作されていますが、各作品でキャラクター設定や時代設定などが異なっており、それぞれが士郎正宗さんによる原作を核とした別作品と言えるものになっています。
主人公・草薙素子が実質的なリーダーを務める公安警察組織「公安9課」の活躍が描かれた本作。大塚明夫さん演じるバトーは、その公安9課のメンバーの1人。両目が義眼の大男で、肉体の大部分を機械化したサイボーグ。その厳つい見た目とは裏腹に、面倒見が良く人間味に溢れた一面も。映画『イノセンス』では主役を務めました。
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ブラック・ジャック『ブラック・ジャック』
『ブラック・ジャック』は、手塚治虫さんによって描かれた漫画作品。黒いマントを羽織った無免許の天才外科医・ブラック・ジャックを主人公に、様々な病気や怪我を治療する人間ドラマが展開されます。これを原作として、アニメーション映画・テレビアニメなどが次々と制作されていきました。
大塚明夫さんが声を担当したのが、そのブラック・ジャック。幼少時に母親とともに不発弾の爆発事故にあい、母親と死別。彼も瀕死の重傷を負いましたが、本間丈太郎による大手術と厳しいリハビリ指導を受けて回復しました。このときの経験から、自分と母親を破滅へと追いやった者たちへの復讐を誓いつつも、本間医師のような優れた医師になることを決意。その天才的とも言える腕によって、多くの患者の命を救いました。
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ガミガミ魔王/ピエトロ王「ポポロクロイスシリーズ」
思い出の #敵だったけど味方になる系で好きなキャラ と言えばポポロクロイス物語のガミガミ魔王サマ!不器用な漢気がステキでした!! pic.twitter.com/gInd7X4igY
— じぷじぷのじぷ? (@ZipJPN) May 20, 2017
「ポポロクロイスシリーズ」は、田森庸介さんによる漫画を原作としたゲームシリーズ。人間族と竜族との間に生まれたポポロクロイス王国の王子・ピエトロが、仲間たちとともに世界の危機を救っていく様が描かれます。テレビアニメや小説などにもシリーズ展開されており、ピエトロの息子・ピノンの冒険、ピエトロの父・パウロの冒険が描かれたこともありました。
大塚明夫さん演じるガミガミ魔王は、男のロマンを追い求めて世界征服を夢見る自称・悪の魔王。機械でつくりあげた城と城下町にたくさんの自作のロボットたちを住まわせており、ゲーム第1作目ではポポロクロイス王国から「知恵の王冠」を盗み出して、ピエトロが冒険に出るきっかけをつくりました。ピエトロのことを何かと敵対視していますが、その男気と人情に厚い一面故に、結局彼の冒険を手伝ってしまいます。ピノン世代の物語では、大塚明夫さんは大人になったピエトロの声も担当しています。
ソリッド・スネーク「メタルギアシリーズ」
「メタルギアシリーズ」は、1987年に発売されたゲーム『メタルギア』を始まりとしたシリーズ。敵から隠れてなるべく戦闘を避けながら進めることを趣旨としており、後に「ステルスゲーム」というジャンルを広めることに貢献しました。
大塚明夫さんは、シリーズの代表的な主人公であるソリッド・スネーク役を担当。伝説の兵士「ビッグ・ボス」の遺伝子を用いた「恐るべき子供達計画」で生み出された存在であり、数々の重大事件を解決したことから「伝説の英雄」と呼ばれることも。クールで皮肉屋ではありますが、ウィットに富んだ言い回しを好み、一度認めた相手には優しさを見せることもあります。
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リーガル・ブライアン『テイルズ オブ シンフォニア』
『テイルズ オブ シンフォニア』は、2003年に発売されたRPG。「テイルズオブシリーズ」のマザーシップタイトルの第5作目にあたります。『テイルズ オブ シンフォニア THE ANIMATION』のタイトルで、OVAも発売されました。
大塚明夫さん演じるリーガル・ブライアンは、主人公・ロイドの仲間になるキャラクターの1人。殺人罪で服役している囚人で、過去に犯した罪を忘れないように両手首に手枷をはめたまま、足技で戦います。無口で影のある表情を浮かべることが多いですが、その言葉遣いや物腰からは気品を感じさせることも。ストーリー後半では、パーティー内の保護者のような役を担うようになっていきます。
才蔵『銀魂』
ていうか『銀魂』の才蔵って大塚明夫さんなんだな pic.twitter.com/qlVTPOraEX
— クロジロウ (@kuroj061) December 21, 2014
『銀魂』は空知英秋さんによって連載された漫画作品。SF要素の入ったギャグあり人情ありの時代劇風のストーリーが展開された作品で、テレビアニメは2006年より放送。2017年からは第4期が放送されています。
大塚明夫さん演じる才蔵は、未来を予知できる力を持った巫女・阿国に目をつけた忍者。「金のなる木」として阿国のことを利用しようとしましたが、結局は失敗してしまうという役でした。
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ライダー『Fate/Zero』
『Fate/Zero』は、『Fate/stay night』を本編としたスピンオフ作品。『Fate/stay night』で描かれた第5次聖杯戦争の10年前に起こった第4次聖杯戦争に参加した魔術師たち、そして彼らによって召喚されたサーヴァントたちの物語が展開されます。テレビアニメは2011年から2012年にかけて放送されました。
大塚明夫さん演じるライダーは、ロンドンにある時計塔で魔術を学ぶ少年・ウェイバー・ベルベットによって召喚されたサーヴァント。筋骨隆々とした大柄な肉体を持った男性で、見た目通りの豪快で細かいことにはこだわらない性格をしています。神経質でコンプレックスを胸に秘めたウェイバーは、最初は彼のことを鬱陶しがっていましたが、戦いを進めるにつれて彼の在り方に憧れを抱いていくように。ライダー陣営の活躍に胸を熱くした方も多いでしょう。
大塚明夫さんの今後の活躍にも期待!
[エンタメ]声優・大塚明夫、周囲への感謝つづる…大塚周夫さん長男 http://t.co/j8EBHZs3E1 pic.twitter.com/O0iw3NbrKx
— シネマトゥデイ (@cinematoday) January 20, 2015
ここまで大塚明夫さんの代表作や人柄などをご紹介してきましたが、いかがだったでしょうか? 「攻殻機動隊シリーズ」のバトー、「メタルギアシリーズ」のソリッド・スネーク役などをこれまでに担当してきた大塚明夫さん。これからの活躍にも期待です!
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