
アニメ第三期となる『ソードアート・オンライン アリシゼーション』が放送開始となりますます盛り上がる『ソードアート・オンライン』の人気キャラクター、ユージオ。ネタバレになりますが、作中で死亡してしまう彼の復活の可能性を考察していきたいと思います。
目次
『アリシゼーション』編の主人公?ユージオとは?
2018年10月に放送開始となったテレビアニメ第三期『ソードアート・オンライン アリシゼーション』の主要キャラクター、ユージオ。今回の舞台となる「アンダーワールド」の住人で、主人公であるキリトが最初に出会う人物です。『アリシゼーション』編ではキリトの相棒となり、もう一人の主人公と言える存在になっています。
ユージオは、ルーリッド村で「悪魔の樹」と呼ばれる巨大な黒い樹「ギガスシダー」を切り倒すことを「天職」にしている少年で、キリトと出会い、幼馴染のアリスを探すため共に旅に出ることになります。真面目で心の優しい少年で、奔放で自由なキリトとは好対照な関係を築いていくことになります。
『ソードアート・オンライン』では、各エピソードのヒロインがそのまま相棒のようなポジションも兼ねていましたので、意外と同年代の男の子のメインキャラクターは初登場でした。そんな事情もあるからかユージオはアニメに登場する以前から人気が高く、むしろみんながアニメに登場するのを待ち望んでいたキャラクターです。
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心優しき少年・ユージオの軌跡!
キリトとの出会い、アリスとの思わぬ再会!
ユージオは「天職」である樵の仕事をしつつも、幼い頃、禁忌目録に背いたことで整合騎士に連れていかれてしまった幼馴染の女の子・アリスの事を気にかけていました。そんなある日、不思議な少年・キリトと出会い、一緒にアリスの妹・セルカを助ける為ゴブリンと戦ったり、300年倒れなかった「ギガスシダー」を切り倒したことで「天職」から解放されアリスを探す旅に出ます。
その後、アリスが連れていかれたとされる「公理教会」の中枢となる「セントラル・カセドラル」に入るため、整合騎士を目指しキリトと共に「北セントリア帝立修剣学院」に入学します。そこで後輩であるティーゼとロニエを貴族である上級生から守るため禁忌目録を犯したことで罪人として連行されることに。そこに現れたのは整合騎士アリス・シンセシス・サーティでした。
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ユージオの強さと壮絶な死!
— アニメ・映画LOG (@anime_eigaLOG) October 21, 2018
最高司祭アドミニストレータに記憶を奪われたアリスを救う為「セントラル・カセドラル」の最上階を目指すユージオとキリト。途中キリトとアリスが塔の外に投げ出され、はぐれるもたった一人で整合騎士長ベルクーリを倒します。しかし心の隙をつかれアドミニストレータに記憶を封印され「ユージオ・シンセシス・サーティツー」としてキリトとアリスに対峙します。
キリトとの戦いの中で記憶を取り戻したユージオは、罪の意識からたった一人でアドミニストレータに挑みます。そこにキリトとアリスも追いつき共闘しますが、人の命を刃に変え造られたゴーレムに全く歯が立ちません。ユージオはゴーレムに対抗するため自分を剣に変えることを決意します。
愛剣である「青薔薇の剣」と融合したユージオは見事ゴーレムを倒すもアドミニストレータの右腕と剣を引き換えに体と「青薔薇の剣」を真っ二つにされてしまいます。その後もキリトを奮い立たせるため「さあ立って、キリト。僕の親友、ぼくの英雄。」の言葉と共に自らの血で「青薔薇の剣」を「赤薔薇の剣」に作り替え、託します。そして無事勝利しますが、ユージオは幼馴染である「アリス・ツーベルク」の魂と共に息を引き取ります。
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ユージオ復活!?再びキリトと共に戦う!
アドミニストレータとの決戦後、現実世界のキリトが眠る装置「STL(ソウル・トランスレーター)」がある潜水艦「オーシャン・タートル」は何者かの襲撃を受けていました。その影響で、キリトの「フラクトライト」=「魂」は深刻なダメージを負い、植物人間のような状態になっており、アリスに介護され過ごしていました。
そんな中、「アンダーワールド」内では「人界」と「暗黒界」による「異界戦争」が起こり、その上現実世界の襲撃者たちがアリスを奪おうと「アンダーワールド」に介入してきました。一方同じくキリトを救う為、アスナやリーファ、シノンも「アンダーワールド」にダイブ、三人の「フラクトライト」に触れ、復活するかと思われたキリトでしたがそれでもまだ目覚めません。
そんな時、キリトと深く繋がった人物がもう一人、キリトの心に触れたのはユージオでした。「さあ、行こう、一緒に、どこまでも」と促されたキリトは、もう一度立ち上がり、絶体絶命の仲間たちを救います。その手には愛用の「夜空の剣」とユージオの「青薔薇の剣」が握られ、心にユージオの声を聴きながら、最後の決戦に挑みます。
ユージオは今後のSAOで生き返るのか?
『アリシゼーション』では、ユージオは死亡した後も重要な役割を担い、キリトを奮い立たせ、まるで「青薔薇の剣」に宿っているかのようにキリトと共に戦うシーンが描かれていましたが、果たしてこの先本当の意味でユージオが生き返ることはあるのでしょうか。
『アリシゼーション』のその後を描いた『ムーン・クレイドル』では、「術式で疑似的な魂を呼び出すことも不可能じゃない」としながらもその方法では「それは本物のユージオとは言えない」とキリト本人が発言しています。また『ソードアート・オンライン』では仮想世界でありながら「死」が現実と同じ意味を持っているのが特徴なので復活は難しいでしょう。
とはいえ今回の設定では元々ユージオは肉体を持たない「人口フラクトライト」であったこともあるので、可能性が全くないわけではありません。そもそもキリト復活の際にユージオが登場したのも作中では奇跡とされていますので、物語の展開によってはもう一度奇跡が起こるかもしれません。
ひとまずアニメでのユージオの活躍を目に焼き付けよう!
現段階では原作は『ムーン・クレイドル』で「アンダーワールド」編はいったん終了となるようで、次巻からは新章『ユナイタル・リング』が始まるそうです。ユージオをもう一度見たいという気持ちは痛いほど分かりますが、ひとまずはお別れという形になりそうです。
『ソードアート・オンライン』の特徴として、『アインクラッド』のサチや『マザーズ・ロザリオ』のユウキ、そして『アリシゼーション』のユージオと魅力的なキャラクターが死亡しています。これはゲームという架空世界においても「死」が重い意味を持つという設定に深みを持たせるのに「身近な人間の死」が必要なのでしょう。
だからこそ『ソードアート・オンライン』は面白いだけでなくどこか切なく感動できる作品になっているのだと思います。とはいえやはりユージオの復活は見たい!僕らもそんな「奇跡」に期待しつつひとまずアニメ『ソードアート・オンライン アリシゼーション』でのユージオの活躍を楽しみましょう!
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