【蒼天航路】名言・名シーン15選!見たいだと?ならばよし!

劉備を主人公に置いた三国志作品は数多くあれど、『蒼天航路』のように曹操を主人公とした三国志作品は珍しいです。この『蒼天航路』は人物をキャラクターとして描くその斬りこみ角度も鋭く、多くの名言を残してします。そんな『蒼天航路』の名言・名シーン集です。

目次

三国志の曹操を主人公とした歴史漫画『蒼天航路』とは?

蒼天航路(16) (モーニングコミックス)

三国志をテーマとした漫画『蒼天航路』は曹操を主人公に置いた珍しい設定を持った熱い漫画です。1994年から2005年までの11年にかけて「週刊モーニング」で連載されていました。2009年にはアニメ化もされています。

『蒼天航路』が主人公に置く曹操は才能を重要視していた人物で、才能ある自分やその名前を覚えたら忘れません。気に入った才能を側に置きたいと思うので、意外な境遇の人物を重要なポストに置くことで、恩義とカリスマ性にあふれた人物でもあるのです。

そんな曹操を中心とした物語だから、彼の周りに集まったり登場したりする人物は才能にあふれ、彼らが使う言葉は力強さと印象深さにあふれています。ゆえに『蒼天航路』は多くの名言・名シーンが生まれた漫画です。

蒼天航路の名言・名シーン15位:「ならばよし」

曹操の非道さと徹底ぶりがわかる名言

曹操を代表するような名言であり、口癖でもある「ならばよし」。役人時代の曹操が放ったこの名言は曹操の徹底した信念と、どんな犠牲を払ってでもそれを貫く冷徹さがわかる名シーンを残していきました。

洛陽の北部城門を管理を任されていた曹操は官僚による賄賂や悪事によって、警備隊の地位が落ちてゆくのを嘆いていたのです。そこで曹操は北部の城門を夜間外出禁止としました。宦官の親族である 蹇朔(けんさく)が夜間に訪れます。

当然、蹇朔は賄賂や警護による襲撃などあの手この手で逃れようとしますが、曹操に捕縛されてしまいました。棍棒による22打の刑を言い渡された蹇朔は曹操と部下の昇進をほのめかしますが、曹操は聞きません。蹇朔が刑により死亡してしまうと、「ならばよし!」と自分の正当性を確信した名言を放ったのです。

蒼天航路の名言・名シーン14位:「後の世に神になる」

張角が予言した関羽の未来

黄巾の乱で有名な張角は関羽に対して「後の世に神になる」と明言を残しています。この時に関羽が放った「侫言断つべし」も名言となっており、このふたりの会話は実に印象深いものとなっていました

しかし張角の「後の世に神になる」という名言は現実世界の未来を予言しており、それを踏まえても非常に面白い名言です。関羽は実際に中国で戦いの神として崇められています。こういうちょっとした仕掛けが面白いです。

蒼天航路の名言・名シーン13位:「あなたに行き場がなくとも劉備玄徳に行き場を求めてくる者がいる!」

劉備の人柄がわかる趙雲の名言

曹操と戦う袁紹側についた劉備は曹操軍と対峙します。このときに関羽は曹操に命を拾われ、その恩を返すために曹操軍に従軍していました。その戦場で劉備は関羽と再会しますが、関羽はまだ恩を返しきれていないと曹操軍に戻っていきます

そのせいで酒浸りになった劉備に対して趙雲はこの名言を残しました。実際にその後、関羽は劉備の元に戻ってきます。劉備はなんども追われてはそのたびに逃げ、新しい拠点を見つけています。どこにも行き場がなくても民は着いてきてくれました。劉備の人生を言い当てた名言です。

蒼天航路の名言・名シーン12位:「唯才‼」

才能が周りに集まる曹操らしい名言

名言である「唯才」は曹操の人生観を表した名言です。曹操は地位や血筋に関係なく才能を持つ者だけを称賛します。ゆえに曹操は才能ある者を惹きつけ、周りに集まるカリスマ性を兼ね備えたキャラクターです。

三国志の軍師といえば諸葛亮のイメージが強いですが、魏軍には多くの優秀な軍師がいました。曹操は郭嘉の才能を見いだした人物です。他にも司馬懿など優秀な人材を囲えたのは、曹操の「唯才」というモットーのおかげでした。

蒼天航路の名言・名シーン11位:「おめえはおいらのタレになれ」

一風変わった劉備のキャラクターがわかる名言

三国志の劉備のイメージといえば、義に熱く正義のために三国統一を目指したイメージが強いです。本作『蒼天航路』では物事をあまり知らないのろまで田舎者のキャラのような巨漢の男となっています。

蜀だけでなく三国志全体で有名な軍師諸葛亮を三顧の礼によって劉備が口説き落としたのはあまりにも有名な話です。しかし「おめえはおいらのタレになれ」という口説き方は聞き慣れ過ぎなくて驚きます

自分のことを大きな饅頭に例えており、それを天下に喰わせるには諸葛亮というタレが必要だと言っている名言です。言いたいことはわかりますが、独特過ぎてズレている感じが妙に印象に残る名言となっています。

蒼天航路の名言・名シーン10位:「益徳! 孟起! 見惚れるぜえその二人姿ぁよお!」

援軍に駆け付けた張飛と馬超の姿が美しい名シーン

蒼天航路(36) (モーニングコミックス)

蜀という地を手に入れて、劉備は漢中を手に入れようと曹操軍と対決します。このとき蜀の軍は陽動のために部隊を複数に分けて動かしていました。劉備のいる軍は陽平関を攻めに行きます。

その動きを察知した夏侯淵の軍は勇ましい攻撃で劉備軍を翻弄していました。そこへ張飛と馬超の新旧の雄姿が並んで援護に駆けつけます。ふたりが並んで駆けつけるその勇ましくも美しい姿に劉備はこの名言を思わず言ってしまうのでした

蒼天航路の名言・名シーン9位:「劉備様、天なぞに甘い恋心をよせるのはおやめなさい」

主君に媚びへつらわない諸葛亮が進言した名言

袁紹が曹操に敗れ、行き場を失った劉備は荊州の劉表のもとに逃げのびます。そこで新たに天下を目指すべく、諸葛亮を軍師に迎え入れようと彼の元へと訪れました。そこでどうすれば天下を取れるのか尋ねる劉備に諸葛亮はこの名言を言い放ちます

天下を取ろうとする男に対して物怖じしない諸葛亮の凄さがわかる名言です。それと同時に諸葛亮が適材適所で物事が見られることもわかります。覇道を行く曹操、虎のように領地を守る孫堅とは別に余った土地を治めれば良いという進言ができるのも勇気です。

蒼天航路の名言・名シーン8位:「貴様は錦だ馬超‼ 美しく義憤を貫けい‼」

身をていして馬超を守った馬玩の漢気

一族を殺された馬超は曹操に復讐を果たすため、潼関で反乱のために兵を挙げました。この復讐劇は壮絶を極め、馬超が曹操を追い詰めたかと思えば、曹操に馬超が手傷を追ってしまいます

傷が癒えぬままに馬超は曹操軍に先陣を切って無謀な突入を試み、案の定、馬超の軍は曹操軍に囲まれて孤立してしまいます。その馬超を助けるために、馬玩は自分の馬を馬超に与えて逃がそうとしました

そして自分は曹操軍を足止めするために自らが盾になります。その時に馬玩がこの名言を放ちました。ノイエン・ビッターといい夢を若者に預けて自ら散っていく漢たちは何にも増してカッコいいです。

蒼天航路の名言・名シーン7位:「すべてを失ったとしても立たなければならない時がある」

投資家のような才能がわかる曹操が挙兵する名シーン

役所勤めだった曹操が挙兵するときに言った名言です。親子三代に渡って蓄えた資材を使って曹操は五千人の私兵を雇い入れますが、父親はそれに反対します。「たった5千の兵で何ができるのか」と。

そこで曹操は「今、私財を使い果たし 5千の兵を失っても 、いずれその何十倍にもなって 返ってまいりましょう」と返します。目先の損得だけでなく、未来も見据えて投資できる曹操の能力を表した名言です。

蒼天航路の名言・名シーン6位:「我が軍の力を推し量りに雑魚が来る 皆殺しにするぞ!」

倍の兵力を蹴散らした夏侯惇の名シーン

劉備の元へと攻め入る呂布を打ち倒すべく、曹操は劉備の元へ夏侯惇と二千の兵を送りこみます。この時、呂布は夏侯惇の挑発にも乗らず、撤退を始めていた劉備太刀を追っていました。代わりに宋憲と魏続が四千の兵を率いて夏侯惇の軍に立ち向かってきました

自分たちの倍以上の敵にも関わらず夏候惇は相手を雑魚どもと言い放ってしまえます。しかし夏候惇はただのビッグマウスではなく、本当に倍以上もの兵士たちを壊滅させてしまいました。強者の余裕たっぷりな名言です。

蒼天航路の名言・名シーン5位:「龍の棲みかだ!!」

戦乱を追い求めた呂布らしい名言

次々と徐州に進行していく曹操でしたが、自分たちの本拠地が呂布によって攻撃されていると知ると、戻って呂布と対峙します。その時に曹操は呂布に「天下とはなんだ?」という問いを発します。

呂布の答えがこの名言です。戦国時代でもそうですが、すべての戦いを治めてその頂点に立つことを天下と考えていますが、呂布はその戦いの中こそ天下と考えているのです。実に呂布らしい名言となっています。同時に呂布の強さを見せつける名シーンです。

蒼天航路の名言・名シーン4位:「天に確たる意思など無く、地に確たる歴史も無い」

どの作品にもない董卓のカリスマ性

『蒼天航路』では董卓が他のどの作品とも違っており、そのおかげで『蒼天航路』の異色さが増しています。某三国志アクションゲームの影響か、董卓といえば何かと「酒池肉林」を口にし、贅沢の限りを尽くした悪人のイメージが強いです。

しかし『蒼天航路』での董卓は悪者ながらも芯の持ったキャラクターとなっています。その信念を持って自ら悪逆非道を行なっているのです。人の思惑で混乱している世の中を支配するという董卓の信念がわかる名言です。

蒼天航路の名言・名シーン3位:「俺ァ一介の侠者だ。てめえの居場所を見失うこたァねえ」

自分を見失わない張飛のカッコいい名言

曹操軍に大敗した劉備軍が逃げる長坂の戦いですが、疲弊した民が劉備について来ており、戦況は厳しい状態でした。そんな中で、張飛は曹操の軍を足止めしようと、ひとりで挑みます。そこへ先頭にいた趙雲が張飛の元へ駆けつけます

趙雲は「劉備は自分を見失っている」と不安がっていました。そこへ張飛は「自分の居場所を失わない」とこの名言を放ちます。自分の居場所である劉備を信頼しているからこそ言える名言です。

蒼天航路の名言・名シーン2位:「あの男が呼ぶから俺が征く!」

まるで友達と遊ぶような戦争相手にワクワクする名シーン

劉備に漢中を侵略され、曹操は前線へと飛び出して行こうとします。それを息子の曹丕に止められ、曹操は激怒しました。そしてこの名言を放ちます。曹操と劉備は何かと顔なじみでもあり、このふたりには敵以上の絆があります。

天の理を賭けて殺し合うのだ」という言葉は物騒ですが、呼ばれて戦場に行く曹操はまるで友達と遊びに行くかのようです。三国志は対立する曹操・劉備・孫堅の三人が同じ目的を持った仲間であったり、お互いに面倒を見ていたりと接点が多いところも面白いです。

蒼天航路の名言・名シーン1位:「あたたかだな、惇」

作品の最後を飾る美しい名シーン

覇道を突き進んだ曹操にですら、死はやってきます。衰えた曹操は戦場にも行けず、馬にも乗れず、鬱蒼とした余生をただ過ごしていました。そこへ死した関羽の首が孫権によって届けられ、「羨ましいぞ関羽」とつぶやきます。

曹操も自分の死期を悟っていたのです。そこへ夏候惇が酒を持ってやってきます。お互いに飲みかわし、何気ない会話を続けていると、曹操がこの名言をこぼし、これまでの感謝の言葉としています。戦争を生きがいとした男が友の側というあたたかな場所で死ねる感動の名シーンです。

『蒼天航路』は見習いたい漢たちの生きざまが詰まった名言の宝庫

蒼天航路(32) (モーニングコミックス)

三国志といえば魏・呉・蜀の三国による戦国時代ですが、他にも多くの勢力が覇権を握ろうと争った激動と混乱の時代です。多くの男たちが色々な信念を持ち、そのために仲間が集って戦います。

『蒼天航路』はそんな熱い男たちをこれまでに描かれてきたどの三国志にもない別角度の斬り込み方からキャラクター付けされており、濃いキャラクターによる濃い名言・名シーンが楽しめる漫画です。三国志という激動の時代と激動の男たちの熱い想いを楽しむことができます。『蒼天航路』はまさに名言の宝庫です。

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