
『BLEACH』の卯ノ花烈には表の顔と裏の顔があると言われ、その全ての元凶は過去にあります。更木剣八とは幼少期からの関係性でしたが、作中では多くを語ることはありませんでした。そんな普段の様子からは想像ができない壮絶な過去に迫っていきます。


目次
【BLEACH】護廷十三隊・四番隊隊長の卯ノ花烈とは?
護廷十三隊の中で、総隊長である山本源流斎重國と同じ古株と言われているのが、四番隊隊長の卯ノ花烈(うのはな れつ)。
敵味方関係なく治療することをモットーにしていている卯ノ花烈の性格は、おっとりと優しそうな性格をしていますが、自分の意志をつらぬく精神力を持ったキャラクターでもあります。
卯ノ花烈は初代の護廷十三隊から所属しているという経験から、他の隊長や隊員からの信頼が厚いです。そして副隊長の勇音はまるで母親のように慕っています。
卯ノ花烈は自ら前に出て意見をしたりするタイプではなく、治療系ということもあり、基本的には裏で支えるスタイル。しかし、鋭い洞察力で周りを観察しているので、藍染の裏切りにもすぐに感づいていました。
いつも笑みを絶やさない卯ノ花烈ですが、護廷十三隊の仲間や一護からは怒らせると怖そうというイメージがあるようです。
今回は、そんな卯ノ花烈の素顔や正体、そして隠された過去について解説していきます!
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【BLEACH】卯ノ花烈の斬魄刀は「肉雫唼(みなづき)」
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卯ノ花烈の斬魄刀は、肉雫唼(みなづき )といって卍解をすると皆尽(みなづき)になります。始解の肉雫唼は回復系で、エイのような形になって負傷者を飲み込みます。
飲み込まれた者はあらゆる傷を回復することができます。そしてエイのような状態になった肉雫唼に乗って飛行することも可能です。卍解した皆尽は、更木剣八との戦いで初めて見せましたが、あまりにも謎が多すぎます。
詳しい能力は一切分かりませんが、更木とやり合うだけでも攻撃に特化していることだけは見て判断できます。皆尽きるという名前から察すると、斬撃を加える度に相手の体力なりを奪うのかもしれませんね。
卯ノ花烈の過去を振り返るきっかけ
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卯ノ花烈の過去が明かされることになったのは、何故でしょうか?それは滅却師の軍勢との最後の戦いがあったからです。それまでは一切卯ノ花の過去には触れられていませんでした。
しかし護廷十三隊の力を持ってしても、ユーハバッハ率いる親衛隊たちの力を止めることができなかったのです。滅却師は圧倒的な力で死神を次々に殺していったので、卯ノ花の本当の力が必要になりました。
総隊長の亡き後にその役を引き継いだ京楽によって呼び出されたことで、卯ノ花の過去が明かされることになりました。
卯ノ花烈の過去は初代剣八「八千流」
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卯ノ花烈の過去が語られたのは、コミックスの59巻でした。更木剣八をユーハバッハたちと戦うために鍛え上げるために繰り出されたのですが、そこから過去が語られます。元々護廷十三隊の十一番隊隊長で、全ての剣八を名乗る始まりとなった人物でした。
名前も卯ノ花烈ではなく、卯ノ花八千流でした。護廷十三隊の中でも十一番隊は特に戦闘ということに特化した集団だったので、それをまとめる卯ノ花も剣の強さが化け物じみていました。そしてしばらく十一番隊長を務めてから現在の番隊隊長に変わりました。
剣八の名を受け継いで後継者が出たからこそ変わったのだと思われますが、十一番隊長だった頃の卯ノ花は性格も現在とは違い殺伐としていて、やさしさというものはそこにはありませんでした。まるで戦いの鬼といった感じで、側に近づけない雰囲気を出していました。
更木剣八と卯ノ花烈の関係
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卯ノ花が護廷十三隊の十一番隊隊長だった頃に子どもの更木剣八と出会います。死体の中に隠れていた更木は卯ノ花に襲いかかりますが、力及ばずあっさりと止められてしまいます。そこからの関係となるのですが、何度も卯ノ花に立ち向かって成長していきました。
更木も強い相手と戦えることの喜びをそこで感じるようになったのかもしれません。その一方で、母性も感じていたようでどこか慕っているところも見え隠れしていました。そして更木はどんどん強くなっていき、新たな剣八を継いで十一番隊の隊長になりました。
そこから卯ノ花とは剣を合わせることはなくなりましたが、滅却師の襲撃で更木を鍛えるために本気の殺し合いをしました。今まで更木は卯ノ花に本気を出すことを躊躇っていて、卯ノ花は更木に強さの成長を止めてしまったことに罪悪感を感じていました。
だから本気で殺し合いをすることで、今までの罪を償おうとしたのです。結果卯ノ花は命を落とすことになるのですが、救われた感じになっていました。
卯ノ花烈の本当の強さ
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卯ノ花烈は過去を隠して、治療系の役割としてサポート役にしか回っていませんでした。しかし本当の強さというものは、更木剣八の師匠であるので荒々しい攻撃で相手を押し切るタイプです。
速さと斬撃の重さのどれを取っても過去の剣八の中でも最強とも呼べるものでした。そして現在の剣八である更木剣八は卯ノ花に合わせて戦いをしてしまっていたので、それが吹っ切れた時に卯ノ花を超える強さとなりました。
他の隊長と比べても攻撃という部分では、本気の卯ノ花に勝てる人物はそれほど多くないと思われます。経験年数が何よりも違うということと、更木剣八に匹敵する強さを持ち、治療までも自ら行えるので万能と言えます。
もしも最前線で戦っていたとしたらこれほど心強い存在はありませんが、更木剣八のために身を引いたので戦う意思はないようです。
卯ノ花烈がいたからこそ今の更木剣八がいる
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卯ノ花烈は護廷十三隊の中でもかなりの長い年数隊長を務めていた人物です。そして現在の番隊では回復を中心とした治療系の能力を発揮して裏からのサポート役に徹していました。
誰からの信頼も厚く、嫌いな人はいないのでは?と思える人物ですが、実は裏の顔がありました。それは過去で明かされましたが、元十一番隊の隊長であの更木剣八の師匠でもあります。
更木を鍛えるために何度も手合わせをすることで更木を現在の隊長までに成長させることができました。そこから身を引いた形となりますが、滅却師の登場で更木を本気にさせるために本気の殺し合いをしました。
戦いの末に命を落としてしまいましたが、更木を完全な強さにするための手助けになったことを喜んでいるかのようでもありました。更木はそこから今までとは比べ物にならないぐらいの強さを発揮することができたので、卯ノ花のお陰と言えます。