『どろろ』の最後を紹介!複数の違う結末があるのは打ち切りが理由にある?

ホゲホゲタラタラホゲタラポ~♪の昭和の名作【どろろ】が2019年に帰ってきますよ~!キャラデザも一新されています!今でこそファンの多い【どろろ】ですが連載当時は打ち切りで未完…色々と理由があったようですが…?

手塚治虫の名作どろろは意外にも“未完”だった?

未完だけれど“どろろは名作”その理由とは…

漫画の神様、手塚治虫先生作品の中でも色々な意味で話題になる・なった【どろろ】は50年以上前に描かれた作品!50年も経っていたなんて…と、思わずにはいられない!本当に、名作というのは色あせませんね~連載当時のコミックやアニメを今見ても、逆に新鮮に感じます。

しかし名作【どろろ】って実は未完だったのをご存知でしょうか?一応アニメは完結した形で終了しましたが…原作は手塚先生いわく“キワモノ”を狙い描いたそう。連載されていた1960年~のブームと言えばご存知、水木しげる先生の描く妖怪たちが空前の大ヒット!この妖怪ブームに乗っかる形で手塚先生は【どろろ】を発表したと漫画全集の後書きでこぼしています。

そうして始まった【どろろ】ですが…中々流れに乗れず、2度の打ち切りを経て未完となってしまうんです…。この記事では、未完の理由・掲載誌によるストーリーの違い、またファンであれば見てみたいハッピーエンドの【どろろ】を紹介しちゃいますよ~!

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2019年にはリメイクが決定!カラーで見る【どろろ】に期待の声!

【どろろ】は未完故に、続編作品が多く作られ手塚先生の代表作【ブラック・ジャック】に次ぎファンが多いことでも知られています。しかし、内容が内容だけに子供向け出はなく…ある意味ではマニアックな人気を誇る作品。そんな【どろろ】が2019年1月にはカラーになって蘇る!

今まで続編作品は制作されたものの、カラーアニメでの発表は1968年のパイロットフィルム以降はじめて!1969年に放送されたアニメは“敢えて”モノクロ制作されました。この当時、すでにカラーアニメも多くなっていた頃ですが【どろろ】の血なまぐさい内容を考慮されての事だったそう。

確かに、こどもにはちょっと刺激が強そうですね…!2019年に放送される予定の【どろろ】は深夜枠なので、原作に近い血生臭くて、人間の奥底の闇をリアルに描いてくれそう!予告編を見る限り絵は手塚タッチではありませんが、今から楽しみですね~!

過去には2度の打ち切りが続き原作は子供たちに不評、アニメはPTAから苦情が!

父親の野望の為に身体のパーツを奪われる設定が怖すぎた!

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【どろろ】の大まかなあらすじを紹介すると…時は室町。天下を我が手にと願った武士の醍醐景光は魔物と通じる魔神像に、もうすぐ生まれてくる子供を生贄として捧げ野望を叶えます。この子供が後の百鬼丸であり、父の野望により身体の48箇所を欠損した状態で生まれてくることとなったのです。

おぞましい姿から化物として川に捨てられるも医者・寿海に拾われ、欠損した大まかな部分を造られました。成長した百鬼丸は、不思議な声に導かれながら、失くした身体を取り戻すため旅に出る…と、言う感じ。とんでもない父親もいたもんですね!

カラーだと生々しく血が吹き出るのは怖いんじゃ…と、考慮されてのモノクロアニメだったのに、あまりの内容にPTAからは苦情を受け…アニメのターゲットだった子供達には不評という、同じ妖怪(死霊)ものでも鬼太郎とはずいぶん差がついてのスタートでした。

打ち切りの主な理由は“妖怪が怖い”“救われない”“暗すぎる”などなど

いわゆる“ゴールデンタイム”である19:30~からアニメ放送されていた【どろろ】でしたが、原作同様に子供向けしない内容だったため手塚先生自身も気にして“アニメは少し明るい雰囲気にしてほしい”と漏らしたり視聴率低迷が原因で路線変更など試行錯誤する中、全26話で幕を下ろします。

では、原作はどうなったのかというと…1967年に少年サンデーで連載を開始するも、妖怪(死霊)との戦いや無惨に死んでいく農民、どろろの生い立ちなどが関係し人気は出ませんでした。世の為、人の為と妖怪を退治する百鬼丸とどろろですが、助けられた人らは異形の姿の百鬼丸を厄介者扱いし、村から出て行けと追い立てます。

そういった事態になると百鬼丸を庇う「どろろ」のシーンは後世に発表された【ブラック・ジャック】に通じるものがありました。当時の子供たちにはちょっと刺激が強すぎたのでしょうか…。

“少年サンデー”版どろろの結末

どろろ(2) (手塚治虫文庫全集)

 

1967年8月27日号~1968年7月21日号にて連載。あらすじは先述した流れでストーリーが進み、最終的に百鬼丸とどろろは別れ、1人旅にでる百鬼丸に対して「どろろ」は長い間の戦乱で、ボロボロになった国を立て直す為に生きていくというラストでした。

これはこれで良いラストだと思うんですが…この時まだ百鬼丸の失くした身体の全ては戻ってはいなく、彼をこんな身体にした父親もなんだかんだで存命…天罰といえば、次男(多宝丸)を亡くした事と住んでいた村を追い出された事くらいでしょうか。

ちょっとモヤモヤが残りますね…綺麗な終わりといえばそうなんですが、百鬼丸には全てを取り戻してほしかった…!

月間漫画“冒険王”版のどろろの結末

こちらには原作と異なる設定も存在した

続いて冒険王に連載されていた【どろろ】ですが、こちらは最終回というよりも注目すべき点は“百鬼丸が失くした48箇所の部分を使用し誕生した人間が「どろろ」だった”というもの。つまり…どろろ1人を殺せばその時点で百鬼丸は生身の身体を取り戻せる…!

冒険王版は、エピソードの殆どがサンデーに連載されたものを再録したりちょっとだけ改変したりと…真新しさを期待して復刻版を購入すると「あれ?」となってしまう内容なのです。ただし、サンデー版にはなかった百鬼丸の苦悩…「どろろ」を手にかければ身体が戻る…けれど、自分に「どろろ」は殺せるのか―…。

こうした展開は、やはり子供では理解が難しいと感じますね。しかも、「どろろ」を殺さずに身体を取り戻すためには1匹1匹妖怪たちを退治しなくてはいけなく…しかも、これがめちゃくちゃ大変で無理そうだよ、ていうか無理!というニュアンスで説明されていました(笑)

そうした意味ではサンデー版の設定をマイルドにした分、「どろろ」の存在価値をグッと上げて最後まで百鬼丸を追い詰める形となっているんですね!

アニメ【どろろと百鬼丸】の結末

どろろ (手塚治虫アニメ選集)

 

それでは、アニメ版はどうなったのかというと…原作よりも大分パンチが聞いたラストとなっていますね~こちらは全26話でバシッと完結していて、元凶である父親“醍醐景光”にも天誅が下ります!アニメの設定で父親は、百鬼丸が求める48体目最後の妖怪!

百鬼丸を生贄にしただけでは足らずに、自らの身体と引き換えに更に強大な力を得ようとしますが…景光の身体は既に魔物に支配されていたのでした。心までも魔物になってしまった景光は百鬼丸に倒される…という結末。景光は妻(百鬼丸の母)の事も斬り捨てる残忍な行動に出たり、百鬼丸を生贄にした事についても何も悪いと思っていないのが清々しいほどにクズ!

そんなわけで景光が死んで、残された農民たちは悪い侍がいなくなった村を作り直そうと奮起し、百鬼丸は旅に…「どろろ」は村に残ります。良い最終回だな~(^q^)

ゲーム版の結末はハッピーエンドになっている?

どろろ

百鬼丸と「どろろ」の再開シーンを見たい!そんなアナタにはPS2版【どろろ-DORORO-】がおすすめですよ~!冒険王版にあった“百鬼丸が失くした48箇所の部分を使用し誕生した人間が「どろろ」だった”という設定が使用され、オリジナルストーリーも楽しめるアクションアドベンチャーゲーム。

キャラデザは【無限の住人】の作者、沙村広明先生が担当しました!ちょっと儚げな「どろろ」は2019年に放送されるアニメの雰囲気と似ているところがあるとおもいます。私も当時プレイしていましたが、意外と難しくエンディングを見るのに苦労した記憶があります…。

気になるエンディングですが冒頭でも触れたように、百鬼丸と「どろろ」の再開シーン!「どろろ」を殺すのではなく、地道に妖怪を倒す道を選んだ百鬼丸が全ての身体を取り戻し、美人に成長した「どろろ」と再開します。キャラクターのデザインに賛否両論あるかと思いますが…この“最終回”も、原作が打ち切りにならなければ…可能性としてあったのではないでしょうか!

その姿は鬼か人か…どろろと百鬼丸の旅に終わりはあるのか…!?

妖怪を倒すごとに身体を取り戻すも、それはすなわち人間に近づき「弱くなること」という矛盾がまた考えさせられる作品なんですよね…!百鬼丸と「どろろ」の旅は2019年のアニメに引き継がれ、過去に描かれたなかった結末を見ることができるのか、それとも原作に忠実な幕引きなのか…今から注目したいところ。

また、義眼や義手…身体の欠損など現在映像化や物語に起こすには、ややタブー視されている部分にどう切り込んで行くのか、個人的に気になっています。百鬼丸は身体を取り戻す事ができるのか…「どろろ」は百鬼丸と一緒に生きる道を選べるのか…それとも、全く新しい展開が私達を待ち受けているのか!2019年は新年早々、ドキドキワクワクできそうですね!

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