【進撃の巨人】エレンの座標の能力とは?発動条件やグリシャが託した理由についてネタバレ解説!

『進撃の巨人』の重要キーワードである「座標」。未だ謎の多いこの用語ですが、「座標」がエレンの手に渡ったことで、壁内人類の運命は大きく変わることになります。今回は「座標」とは一体何なのか、発動条件やグリシャがエレンに「座標」を託した理由も含めて解説していきます。

『進撃の巨人』の「座標」とは?ネタバレ込みで解説!

進撃の巨人(12) (週刊少年マガジンコミックス)

『進撃の巨人』のひとつのキーワードとなる「座標」。物語の始まりである「超大型巨人」や「鎧の巨人」による壁の破壊は、壁内にある「座標」を探すためのものでした。壁外でも壁内でも重要な意味を持つその力。現在エレンが持つ「座標」とは何なのか、単行本第27巻までのネタバレ込みで詳しく解説していきます!

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【進撃の巨人】エレンがミカサを助けるときに初発動した「座標」

そもそも「座標」という力が登場したのが何巻なのかといえば、ライナーとベルトルトからエレンとユミルを奪還すべく地獄絵図が展開された第12巻になります。母のときと同じく、ハンネスが食われていくところを見ていることしかできなかったエレン。

巨人に囲まれ絶望的な状況の中、ミカサから死を覚悟したように感謝を伝えられた彼は、巨人化も武器もないままに、それでも母とハンネスを食った巨人へと拳をつきつけます。

そのとき発動したのが「座標」。ライナー、ベルトルト、ユミルといった巨人化能力を持つ者たちの頭に電流のようなものが走ると同時、無知性巨人たちが一斉に母たちの仇の巨人へと群がっていったのです。さらにエレンがライナーたちに殺意を向けると、そちらに巨人が襲い掛かります。数多の巨人が、エレンの意思に従って動いたのです

【進撃の巨人】エルディア人を結びつける「座標」

巨人を操るという夢のような力である「座標」ですが、それを正しく理解するにはエルディア人という民族の歴史をひも解く必要があります。エレンたちの祖先は、「大地の悪魔」と契約し巨人の力を手に入れた少女、ユミル・フリッツ。

彼女は死後魂を「九つの巨人」に分け、エルディア帝国を築きました。そのためユミルの子孫は皆「エルディア人」、または「ユミルの民」と呼ばれます。このユミルの民は、目に見えない「道」で繋がっているとされています

「九つの巨人」の所有者は継承してから13年で死亡します。継承せずに死んだ場合、それ以降生まれる「ユミルの民」の赤子に血縁や距離に関係なく突如として宿るのも「道」の一例です。

巨人を形成する血や骨、前の所有者の記憶や意志などもその道を通して送られてきます。そのすべての道が交わる一点、つまりすべてのユミルの民が繋がる一点こそ、「座標」です

【進撃の巨人】座標となる「始祖の巨人」とその所有者・レイス家

その「座標」となるのが、「九つの巨人」の中でもすべての巨人を支配し操ることのできる「始祖の巨人」。エルディア帝国のフリッツ王家は代々それを受け継ぎ、その力によって無垢の巨人を兵器として操ることで残虐な歴史を築いてきました。

しかし、145代王のカール・フリッツは過去の行いを嘆き、故意に内戦を起こすことで、エルディア帝国を崩壊へと導きます。そして最後の領土となったパラディ島へできる限りのエルディア人と共に逃げ込み、影武者の王家を立てて、以降姓を「レイス」に変えて過ごしていきます。

全ては世界の平和と長年エルディアに虐げられてきた国・マーレのため。そのためにカールは「始祖」と「不戦の契り」を交わします。それは、レイス家の血筋の者が継承しなければ「始祖」はその力を発揮することができず、そしてレイス家の者が継承すればカールの平和思想に取りつかれるというルールです。

カールはパラディ島に三重の壁を築き、壁内の安息を脅かせば壁の中の幾千の巨人が世界を平らにする「地ならし」を行うと世界に向けて警告しました。しかしそれは真意ではなく、カールはエルディアが報復を受けるまでの間、壁内でつかの間の平穏を享受したかっただけ。

つまりカールは、長年にわたるエルディアの蛮行の贖罪のため、マーレが「始祖」を奪還しエルディア人の殲滅を断行することを受け入れていたのです

【進撃の巨人】グリシャが奪いエレンに受け継がれた座標

「不戦の契り」がある限り、壁内人類はマーレや世界の侵攻を止められず、絶滅の一途を辿るだけ。しかしそれに抵抗したのが、エレンの父であるグリシャです。彼は元々マーレ国内のエルディア人収容区の人間であり、「進撃の巨人」の継承者でもあります

エルディア崩壊後、「九つの巨人」のうち五つを保有し、世界の覇者となったマーレは、当然エルディア人の人権をひどく軽んじ、その巨人化能力を恐れています。軍事転用か皆殺ししかないエルディア人の未来を切り拓くため、「始祖」を求め、壁内へと潜り込んだグリシャ。

彼はマーレによる壁の破壊を受け、レイス家のほとんどを虐殺して「始祖」を奪います。その後、10歳のエレンを巨人化させて食われることで、「始祖」と「進撃」の巨人の力をエレンに継承させたのです

【進撃の巨人】エレンが座標の力を持つ意味とは?

そのため、今の「座標」はエレンということになります。エレンはレイス家の血筋ではないのでその力は使えませんが、唯一先述した単行本第12巻のときだけその力を行使しています。そのとき、エレンは王家の生き残りであるダイナ・フリッツが巨人化した姿に拳を突き付けたため、「始祖」の力を扱うことができたのです

ちなみにこのときライナーは、「最悪だ…」「この世で一番それ(座標)を持っちゃいけねぇのはエレン…お前だ」と焦っていました。恐らくこれは、ライナーたちが「不戦の契り」について把握していなかったことによるものだと思われます。

エレンのような自由のためであれば世界中を皆殺しにしかねない男が「地ならし」の鍵を握っていることに焦りを覚えるのも無理はないでしょう。

単行本27巻現在、その「地ならし」を発動できる状況が整いつつあります。「不戦の契り」を出し抜く術を見つけたのは、エレンの義兄であるジーク。彼はダイナの息子であり、王家の血を引くことに加えて、「獣の巨人」の継承者でもあります。つまり、エレンが一度だけ「始祖」の力を発動できたときと同じ条件を整えることができるのです

エルディア人は世界中から恐れられ死に絶えることを願われており、すでに世界では「九つの巨人」や無垢の巨人の力は絶対ではありません。「地ならし」の発動条件をそろえることは、先の無い壁内人類やエルディア人が生き残るための唯一の手段でもあるのです

【進撃の巨人】座標の力は壁内人類の切り札!ヒストリアの運命は?

壁内と壁の外との技術には100年の隔たりがあります。エルディアが世界と対等に渡り合うため、その差を埋める50年の間、「地ならし」は世界への抑止力であり続けなければなりません。

つまり、「始祖(座標)」と「王家の血を引く巨人」が継続的に存在しなければならないのです。ジークは13年の「任期」によって余命わずかであり、「獣の巨人」は王家の最後の末裔であるヒストリアが継承することになります

さらに、王家の血を引く者を増やすべく、ヒストリアは13年の間可能な限り子どもを産むことを決定づけられたのです。あまりにも過酷な運命ですが、ヒストリアは受け入れ、単行本27巻時点ではすでに身ごもっています。妊娠のため獣の巨人の継承は後回しになっているようですが、今後どうなるのかは分かりません。

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【進撃の巨人】エレンは座標の力を発動してしまうのか?今後の展開に注目!

進撃の巨人(27) (週刊少年マガジンコミックス)

マーレのパラディ島侵攻作戦が予想以上に早く、ジークの死期も迫ってきたためか、エレンは調査兵団の意向に背いて単独でマーレへと侵入し、壁内国家がジークを島に招かざるを得ない状況に追い込みました。

エレンがなぜヒストリアや壁内エルディアを危険に晒したのかはまだ明らかになっていませんが、ジークとエレンが邂逅を果たせば「地ならし」の発動条件が整ってしまいます。「座標」たるエレンは、果たしてその力を発動してしまうのでしょうか?今後の展開に注目です。

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