
『約束のネバーランド』のママ・イザベラは、GFハウスの優しいママであると同時に、その裏では食人鬼に子どもを出荷する飼育監。エマ達の前に最初の敵として立ちはだかったイザベラですが、実はその過去や想いをひも解いていくと、冷酷な印象が変わっていくかも…?そんなイザベラの魅力に迫っていきます。


目次
『約束のネバーランド』のママ・イザベラとは?
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本日は、GFハウスのママ・イザベラ。
本物の母親のように優しく、子供たちから慕われているが、上物以上の食用児の育成数は全棟トップを誇り、上層部からも特別視されているほど優秀な飼育監。#約束のネバーランド #アイコン pic.twitter.com/yeP4HtCrMx— 『約束のネバーランド』公式 (@yakuneba_staff) May 8, 2018
『約束のネバーランド』のイザベラは、天才児が集うGFハウスの優しいママ。しかしその正体は、ハウスの子どもたちを食人鬼に「出荷」する冷酷な飼育監です。年齢31歳、身長170cm、認識番号は73584。「特上」の脳である子どもたちを逃がす気のないイザベラは、主人公・エマたちの最初の大きな敵として立ち塞がりました。
しかし、食用児を出荷する側のイザベラでしたが、その本音が垣間見えると、実はいい人であり、エマたちの味方でもあったことがわかってきます。この記事ではそんなイザベラについて徹底紹介!ママ・イザベラの裏に隠された思いに迫っていきます。
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イザベラの知識1:優しいママは食用児を管理する飼育監!
愛情たっぷりのママとしてのイザベラ
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総勢38人の子どもたちを抱える孤児院GFハウス。イザベラはそこの「ママ」として、すべての子どもたちに愛情を注ぎ、子どもたちから愛されていました。いつも笑顔で子どもたちを抱きしめ、テストで良い成績をとれば満面の笑みで褒め、誕生日にはその子が一番喜ぶものを作ってあげる、優しいママ。
もちろん甘やかすだけでなく、無茶をした子には本気で心配したり、いたずらをした子には雷を落としたりと、イザベラはまさしく子どもたちの「たった一人の母親」でした。第1話の何も知らない頃のエマたちにとって、イザベラは大好きでたまらない存在だったのです。
飼育監としてのイザベラの怖い一面
#約束のネバーランド は、ママの怖さ全開の回。こえーよ…。そして、これからどうなるんだ…。ホント、目が離せない展開。しかしこの漫画、脱出するまでで何話かかるんだろうなw そして脱出した先の展開まで考えてあるのだろうか? すげー気になるw pic.twitter.com/gWP9yquh6F
— こばちば(´・ω・`) (@kobachiba01) January 30, 2017
ところがイザベラは、その笑顔の裏で恐ろしく狡猾で残酷なことも行っていました。めいっぱい愛情を注いできた子を出荷した翌朝の、何も変わらない穏やかな笑顔。エマたちに探りを入れるときの威圧感。
特にエマたちへの対抗策として招き寄せたシスター・クローネや、飼育監として唯一接してきた食用児・レイの前で見せる冷酷で恐ろしい雰囲気は、とても「優しいママ」と同一人物には思えません。
食用児の中でも、そして高級農園の中でも特別であるイザベラが育て上げた食用児たちを無事に出荷するために、彼女は手段を選びません。クローネを排除し、エマの足を折り、ハウスから脱獄するという意志を完全に砕く。それでいながら、何も知らない子どもたちの前では優しい笑顔でいるのですから、面の皮が厚いどころではありません。
イザベラの知識2:史上最年少で飼育監となった優秀さ
イザベラが務める飼育監というのは、文字通り食用児を飼育する監視官という立場であり、愛情でもってのびのびと健やかに食用児の脳を発達させるための存在です。農園で育てられていた子どもたちのうち、12歳まで出荷されることのなかった極めて優秀な女子たちが集められ、苛烈な競い合いでもって飼育監の席を奪い合うのです。
そしてイザベラはその中でも、史上最年少で飼育監に抜擢され、歴代上物育成数トップという超優秀な女性。その有能っぷりは農園本部に「飼育監補佐」として待機していたクローネにも伝わってくるほどのもの。その有能さからか、イザベラはすべての飼育監の長である「大母様(グランマ)」から破格ともいえる信頼を置かれていました。
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当然脱獄を企てるエマたちへの対策も抜け目なく、悪手にも見える一手で相手の動きを完全に封じたり、時には情報操作に気付いていながら泳がせて術中に嵌めたりと、フルスコアであるエマ・ノーマン・レイをとことん追い詰めました。
イザベラの知識3:現在のイザベラをつくった過去とは?
レスリーとの思い出
#ネバーランド 感想
子供の頃のママは現在からは想像出来ないくらい明るくて自由奔放ですね。#wj23 pic.twitter.com/hciVFDjiIk— ぐんぐにる (@Gungnir3228) May 8, 2017
先述したように、イザベラも元はエマたちと同じくGFハウスで何も知らずに幸せに暮らしていた食用児でした。そのときのイザベラの思い出を占めるのは、同じハウスの男の子・レスリーとの記憶です。彼のつくった歌をふたりで歌った日。イザベラは、レスリーもハウスも大好きでした。
しかし、イザベラはある日ハウスの正体に気付いてしまいます。それと同時にレスリーが死んでいたことを知った彼女が感じたのは、たまらない悔しさです。それでも、自分が死んでも何も変わらない。だからこそイザベラは、せめて食べられない人間として生き続けてやると誓います。
その後苛烈な競い合いを制し、子を産み、飼育監としてハウスに帰ってきたイザベラ。そのすべては彼女が生き延びるためのものであり、生きたいという意志が彼女の原動力になっていたのです。
イザベラの「幸せ」
ここのシーンでイザベラが子供たちを丁寧に育てたのは鬼に良い肉を捧げるためじゃなくて、レスリーと重ねて少しでも長く生きて欲しいって気持ちからだったんだなってさっき改めてちゃんと気付いて改めて人柄の良い人だって思った。
だからこそ処遇が気になる。。。
#約束のネバーランド#ネタバレ pic.twitter.com/W2mQiTXmtq— 鳩 (@pos_______land) January 4, 2018
イザベラは、エマ達に対し初めて「飼育監」として話したときに、「大好きだから苦しんでほしくない」と言います。その言葉通り、イザベラは本当にエマ達を愛していたのです。
逃げるのは不可能で、ハウスの外は「鬼」の蔓延る世界。どう抗ってもそんな世界を変えることはできないと知っているイザベラは、誰よりも深い愛情と一年でも長い命を、今はもういないレスリーの分まで子どもたちに与えてきました。
それは、あたたかな家で過ごし満たされた気持ちのまま死んでいくことこそが、この残酷な世界で一番「幸福」なことだと思っていたからなのです。
イザベラの知識4:イザベラの弱みであるレイとの関係
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本日は…博識で冷静な判断力があるレイ!
GFハウスの子供たちの中で唯一ノーマンと渡り合える知恵者です。#約束のネバーランド #アイコン pic.twitter.com/oOGZGiDc93— 『約束のネバーランド』公式 (@yakuneba_staff) April 26, 2018
イザベラを知る上で欠かせない重要人物が、GFハウスの中でも特別で、テストで常にフルスコアを取り続ける天才児のひとり・レイです。イザベラとレイは、レイが6歳の頃から協力関係にありました。
ハウスの真実を掴んだレイは、即出荷をしないことと、報酬としてハウスにない玩具を取り寄せることを条件に、食用児たちを内側から管理する役を買って出たのです。ハウスの秘密を知った食用児は即出荷というのが農園のルールでしたが、イザベラは利益になる方を優先します。
イザベラとレイは、この取引を6年間続けてきました。それは完全な信頼関係ではなく、イザベラはレイの裏切りを想定してそれも含めて食用児を管理しようとし、レイはイザベラに自分を管理できていると思い込ませて裏を掻こうとする、打算的な関係です。
【約束のネバーランド 37話感想】レイとママの真の関係が明らかに!!【画像】 https://t.co/Ypp2t3mBZy : 最強ジャンプ放送局 #約束のネバーランド #2ch #2chまとめ #ジャンプ #漫画 pic.twitter.com/mqveVwQFoF
— 最強ジャンプ放送局★2chまとめ (@acecrown904) May 9, 2017
イザベラとレイの関係はそれだけに留まりません。飼育監になるために育てられた女の子たちは、成長すると子を産むことを義務付けられます。その子たちは1歳になると食用児としてGFハウスの各プラントに割り振られるため、当然飼育監たちは誰が自分の子なのかを把握することはできません。
しかしイザベラは、レイが自分の息子であることを知ってしまいます。それはレイの特異体質によるもの。普通の人が赤ん坊のころの記憶を忘れていく「幼児期健忘」が起こらなかったレイには、胎児の頃からの記憶がありました。
イザベラが心の支えにしており、妊娠中も歌っていたレスリーの歌。今となってはイザベラしか知るはずのないその歌を、腹の中で聞いていたレイは覚えていたのです。その歌を歌うレイを見て、イザベラはすべてを察し絶望することになるのです。
イザベラの知識5:エマ達を送り出した想い
エマ達を見送るイザベラ
ただ普通に愛せたら良かった
──願わくばその先に光がありますように。約束のネバーランド/イザベラ pic.twitter.com/bIzklYgYWz
— ☪︎.°kei (@handomeido0556) November 15, 2018
ノーマンを出荷し、エマとレイを絶望に追い込んだイザベラ。しかし、レイの出荷を控えた深夜、ノーマンが残した策によってエマ達は5歳以上の子ども15人での脱獄を実行します。イザベラはエマ達が農園を取り囲む崖を渡り切ったところでその姿を見つけました。
小さかった子どもたちが、自分に背を向けて外へと飛び出していった姿に、イザベラは自分の負けを受け入れます。「ただ普通に愛せたらよかった」という切ない想いとエマ達を見送る表情は、イザベラがエマ達を愛していた何よりの証拠でしょう。
そうして、エマたちが崖を渡ったロープを回収し、その姿を見たことを上に報告することもなく、イザベラは残された4歳以下の子どもたちの傍に寄り添います。今まで最大の敵だったイザベラは、最後にママとして子ども達に味方したのです。
イザベラのその後は死亡?
やっぱりイザベラは処分されてしまったってことなんでしょうか…うーん、好きなキャラだったから残念… pic.twitter.com/w3dFgNivie
— 瑠璃 (@ruri15005) January 31, 2018
特上2人と上2人を含む15人もの「商品」を逃がしたイザベラは、もちろんその失態を本部に追及されることになります。現在イザベラが生きてるのか、それとも死亡したのかは分かりません。
イザベラが飼育監を務めた第3プラントが閉鎖し、残った子どもたちが他のプラントに割り振られたことから、処分された可能性が高いでしょう。しかし、まだ詳細は明らかになっていないため、ひょっとすると再登場することもあるかもしれません。
イザベラのアニメでの活躍に注目!
原作では第5巻以降ほとんど登場のないイザベラ。しかし、2019年1月から放送のアニメ『約束のネバーランド』では、イザベラが敵としてエマ達の前に立ちふさがる「GFハウス脱獄編」が描かれます。
イザベラの声優は甲斐田裕子さん。CMのナレーションを聞けば分かる通り、「優しいママ」にぴったりの声色です。原作とはまた違った形でもう一度イザベラの魅力を楽しめるアニメは見逃せません!