『エヴァ』のメインヒロインでもある綾波レイですが、どこかシンジの母親である碇ユイに似ている?と思ってしまいます。その理由はもちろんありますので、どのようにしてで綾波レイが生まれたのか詳しく紹介していきます。
目次
綾波レイと碇ユイはあまりにも似すぎている?
『新世紀エヴァンゲリオン』に登場する綾波レイは寡黙で大人しく、まるで人形のような存在です。そしてその容姿はどこか碇ゲンドウの妻であった碇ユイに似ています。
そこには、綾波レイと碇ユイの関係があるからでゲンドウが考える「人類補完計画」にもかなり影響していることが分かります。
綾波レイの誕生とその経緯や碇ユイという女性がどのように関わっているのかを知ることでエヴァもより楽しい作品となりますので、詳しく紹介していきます。
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碇ユイが初号機に取り込まれる
本日3月30日は
エヴァンゲリオンの
碇ユイの誕生日‼️‼️
シンジのお母さん誕生日だー🎂
ゲンドウ何するんだろ?
ゲンドウ誕生日プレゼントとか何あげるんだろ?
みんな何あげると思う??? pic.twitter.com/Oizqp2pfi0— 鏡音瑠華っち (@absolutezeroa) March 29, 2018
事の発端は、碇ユイ消失にあります。それはエヴァ初号機を使った実験の中で起こりました。これは誰も予想できなかったことですが、碇ユイは初号機に取り込まれてしまったのです。
碇ユイという存在が忽然と姿を消し、LCL化してしまったのです。その後サルベージ計画を用いることで碇ユイを引き戻そうとしたのですが、何故かユイは初号機に留まることを選択します。
そのためサルベージ計画は失敗して碇ユイが帰ってくることはありませんでした。そんな事態で一番ショックを受けていたのはゲンドウで何としても碇ユイとの再会を果たそうと決意するのです。
そこからゲンドウが考える「人類補完計画」があり、元々ゼーレの書いていたシナリオとは変わったものになっていきました。
碇ゲンドウが碇ユイのサルベージから綾波レイを生み出した
理化学研究所の研究者、自分のオタクフィルターを通した結果、エヴァ、碇ユイと重なった。 pic.twitter.com/dwLO0KUfqj
— tejima (@tejima) January 31, 2014
ゲンドウがユイが消失してから行ったことはサルベージ計画です。これはLCL化していても本人に還りたいという意思があれば元の形に戻れるというものです。シンジも同じようにLCL化したことがありますが、その時は生還することができました。
しかしユイは初号機に留まることを選択したので、還ることがありませんでした。そこでゲンドウは初号機に残っている碇ユイという情報を強制的にサルベージしたのです。
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綾波レイは肉体の半分が碇ユイで半分はアダム
うぉぉぉぉ!
碇ユイ、めっちゃ好きやでーー!
久々にエヴァンゲリオン見たら好きなの思い出した!綾波でもアスカでも無く碇ユイで決定だよな。
次にフォウ・ムラサメ。#センヒロ pic.twitter.com/yoKClcp7Qk— Blue(マーク)A@くすぐり (@Blueamark) September 9, 2018
綾波レイは人間でもなければ使徒でもない?そう思ってしまいます。どのように生まれたかというと、サルベージされた碇ユイとアダムの融合です。遺伝子的には半分が碇ユイで半分がアダムです。
そして出来上がった肉体には魂が入っていなかったので、リリスの魂を注入することで綾波レイという人造人間が完成したのです。どうにかして碇ユイとしての形を取り戻そうとしたゲンドウの執念にはある意味感心してしまいますが、レイがいなければゲンドウの計画が成就しないのも事実です。
綾波レイが心を開くのは碇ゲンドウだけ?
FGOメンテなので碇ゲンドウ貼っときますね pic.twitter.com/ND1gAiZJTh
— Name less 999 @ (@Nameless999009) December 19, 2018
人造人間として生み出された綾波レイですが、心がないかのように何をされても無反応といった感じでした。シンジもレイの取っている行動には何度も驚かされていました。
まるでロボットのように命令に従ってあらゆることを遂行しようとしますし、喜怒哀楽を全く出さない様子が気になって仕方がありませんでした。しかし碇ゲンドウの前だけでは何故か笑顔を見せる瞬間もあります。これはシンジも驚きを隠せませんでした。
更にゲンドウの壊れた眼鏡を大事に取っておいていることも知ったので、ゲンドウとレイの関係は何なのだ?と疑いました。そしてゲンドウの悪口を言いようものならレイはシンジを引っ叩くという行動にも出ますその時はまるで父親のことを悪く言われた母親の気持ちを表現するかのようでした。
綾波レイは何人もいる
私が死んでも代わりはいるもの【綾波レイ】 pic.twitter.com/l8lh9xWNJf
— エヴァbot (@takatanien10) December 13, 2018
綾波レイは肉体のストックがいくつもあります。人造人間なので、同じように量産することができたのです。何故そのようなことをしたのかというと、綾波レイにはいろいろと利用価値があるからです。
そしてそんな肉体のストックはセントラルドグマに隠されていて、全ての真相は赤城リツコによって暴露されることになります。赤城リツコはゲンドウのことが好きだったのですが、碇ユイの代役のようなレイの方がゲンドウにとって大事だと知り、裏切られたと思い腹いせをしているような感じでした。
何人もいる綾波レイですが、記憶もしっかりと受け継がれています。そのため2人目から3人目に魂を移された時も記憶は残っていました。1人目は赤城ナオコに殺され、2人目は使徒アルミサエルとの戦いで自爆し、最後まで残っていたのは3人目となります。
綾波レイとガフの部屋の関係
第2使徒リリス
人類の祖先だろもっと大事に扱ってやれよ…
こいつ大根みたいだな#エヴァ pic.twitter.com/hQ7w3PcX7t— きいるろーれんつ (@pqrs_lmn) December 14, 2018
ガフの部屋とは魂が生まれ還る場所とされています。そして南極に落ちた白き月のガフの部屋は空っぽだったとされています。当初の予定では、エヴァに魂を与える予定でしたが、魂は定着することがありませんでした。それはガフの扉が空っぽだったからです。
それよりも前に綾波レイの肉体へと魂を定着したから空っぽになってしまったと思われます。そしてエヴァに魂を定着することができなかったから人間をエヴァに乗せることで解決を図ろうとしました。綾波レイに魂を定着させるという計画は元々ありませんでした。
あくまでもゲンドウの個人的な動きによって魂の定着が行われていたのだと思われます。ゼーレのシナリオでは綾波レイの存在は必要とはされていませんでした。
碇ユイへの嫉妬で赤城ナオコは綾波レイを殺している
【綾波レイ】EVA零号機で搭乗実験を続けていた「第1の少女」。感情を見せない無口な少女で、どこか人工的な部分を感じさせる(CV:林原めぐみ)※データ放送「エヴァ用語辞典」より ヱヴァ放送中! #エヴァ #kinro #エヴァまつり pic.twitter.com/mW6ZYiU70s
— アンク@金曜ロードSHOW!公式 (@kinro_ntv) August 22, 2014
碇ユイと同じ研究所で働いていた赤城ナオコは「マギ」の開発者でもありました。そして碇ユイを失ったゲンドウと深い仲になっていきます。そして一方的な愛情を持っているのも分かりました。
しばらくの間は順調な関係と思われていましたが、小さい綾波レイを連れてきたことから赤城ナオコはおかしくなっていきます。どう見ても碇ユイに似すぎている…そんなことを考えつつ幼いレイと会話をしていると驚かされることになります。
ゲンドウの言葉を代弁して赤城ナオコのことを笑ったのです。これには赤城ナオコも逆上してレイの首を締めあげるとそのまま殺してしまいました。そして罪悪感から自らの命を絶つことにもなりました。綾波レイの背後にある碇ユイという亡霊にずっと怯えていたのでしょう。
綾波レイと碇シンジの関係
碇君が、もう、エヴァに乗らなくても、いいようにする!だからっ!!【綾波レイ】pic.twitter.com/L7SmnCay5F
— エヴァbot (@takatanien10) December 13, 2018
綾波レイと碇シンジの関係は複雑です。シンジはずっとレイのことが気になって仕方がありませんでした。何故父親のゲンドウとあそこまで親密な関係なのか?そして自分が傷ついてもエヴァに乗り続けるのか?いろんなことを考えていました。
シンジがレイに歩み寄っていくことでレイも徐々に心を開きつつありました。そしてレイの心には私がシンジを護って戦わせないという感情までも芽生えてしまいます。綾波レイ2人目はその感情のままに自爆して最期を迎えることになり、3人目へと記憶を移されました。
3人目はシンジへの感情が全てリセットされてしまったかと思われましたが、心の奥底に残っていて涙を流すシーンもありました。2人の関係は時間をかけゆっくりと作り上げられ、シンジには生きる力を与え、レイには自らの存在を考える機会を与えました。
碇ゲンドウは人類補完計画で碇ユイとの再会を果たそうとしていた
碇ゲンドウ「かつて誰もが成し得なかった
神への道。人類補完計画だよ。」
ステイサム「神に会うのはお前だけでいい。」 pic.twitter.com/whEWQF4AdR— ステイサムの悩み相談bot (@stathambot_) April 21, 2020
碇ゲンドウの目的は単純に碇ユイとの再会と永遠に生き続けることでした。そのためにはアダムの肉体とリリスの魂が必要でした。その2つを手に入れることで神と同等の存在になれます。
サードインパクトを自らの手で起こし、碇ユイのいる覚醒した初号機を自らに取り込んで目的が完成するとされていました。
碇ゲンドウの誤算で目的は果たせなかった
☆アダムとイブ★
エヴァではアダムを第一使徒と定めている☆
アダムは生命の実を食べた為にエデンを追放されたが、アダムから生まれた第三〜第一七までの使徒にはS2機関と呼ばれる半永久的に生きられるモノがついている★ pic.twitter.com/HrpH8AmR6I— エヴァンゲリオンマニア (@tokyo_3rd) May 26, 2013
ゲンドウは自らの「人類補完計画」を進めようとしましたが、最終的な場面でしくじることになります。それはリリスの魂との融合でした。リリスの魂は綾波レイが持っていたので、レイとの融合を果たそうとしたときに拒絶されることになります。
綾波レイにとってゲンドウよりもシンジの方が大事だったのです。これはシンジがレイと深く関わってしまったことで起きたイレギュラーと言えます。レイはシンジを助けることを選択して動こうとしました。そのためゲンドウはその場に置き去りになり死ぬこととなります。
ゲンドウは最後にシンジに「すまなかったな…」と謝っていました。レイは最後になって道具であることを捨てて、自らの感情のままに動いたのが分かります。
綾波レイは碇ゲンドウの願いのために生み出された人造人間
綾波レイの存在を見るととても悲しくなってしまいます。碇ユイが初号機に取り込まれたことから全てが始まったのですが、アダムの肉体にリリスの魂を定着させられた人造人間として誕生しました。そしてアダムの肉体にはサルベージされた碇ユイの存在もあります。
そのため見た目は碇ユイそのもので、赤城ナオコ、リツコ親子も振り回されることになりました。そしてレイは碇ユイとの再会に必要な道具として扱われていました。
そんなレイでしたが、シンジとの出会いによって全てが変わります。感情を手に入れることができ、自分の意思で動くことを決意したのです。ゲンドウの計画はその煽りを受けて実現しませんでしたが、綾波レイは最後までシンジのために行動していました。