【進撃の巨人】物語の発端?「不戦の誓い」について解説!

『進撃の巨人』のマーレ編の鍵となる「不戦の契り」。初代レイス王と「始祖」との間に結ばれたこの契りは、エレン達の今後に関わる重大なものです。「不戦の契り」がなぜ結ばれたのか、その内容や今後と共に解説していきます。単行本27巻までのネタバレ注意です。

『進撃の巨人』の重大な鍵「不戦の契り」とは?

『進撃の巨人』の物語の鍵となる「不戦の契り」。エレン達が壁内という籠にとらわれていた原因に繋がると同時に、すべての巨人を操る「始祖の巨人」の力にまつわる重要なものであり、現在はエレン達が「敵」に反撃をする唯一の突破口でもあります。

今回はその「不戦の契り」について徹底解説!「不戦の契り」が結ばれた理由やその具体的な内容、そしてそれがどのように物語に関わってくるのかを紹介していきます。

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「不戦の契り」が結ばれるまでの世界事情

まずは「不戦の契り」が結ばれるまでの世界事情を確認しておきましょう。中心となるのは、大地の悪魔と契約し巨人の力を手に入れた少女・ユミルを始祖に持つ民族、エルディア人です

知性を持つ「九つの巨人」と、知性を持たず人を食らい続ける無垢の巨人の力によって、エルディア人はエルディア帝国を築き、他民族を蹂躙してきました。現生の人類が三度絶滅しても足りないと言われるほどの数の人間が、巨人の力によって殺されてきたと言われています。

エルディア帝国の王家は、全ての巨人を操ることのできる「始祖の巨人」を継承してきたフリッツ家。「九つの巨人」を継承してきた家は覇権争いを繰り広げてきましたが、フリッツ家を中心に均衡を保っていました。

145代フリッツ王と「始祖の巨人」との「不戦の契り」

しかし、145代王のカール・フリッツが「始祖」を継承してから、世界の状況は一変します。エルディアが行ってきた凄惨な歴史を嘆き、特にエルディアによって虐げられてきたマーレに心を痛めていたカールは、「戦槌の巨人」を持つタイバー家と結託して、エルディアを崩壊させようと画策したのです

カールは「九つの巨人」を持つ家々の均衡を保つという役目を放棄することで同士討ちを誘発させました。この際、ヘーロスというマーレ人を英雄として活躍させることで、「エルディアから世界を救ったのはヘーロスとタイバー家である」という偽りの歴史を刻みます。

その後カールは自分と出来る限りのエルディア人を連れてパラディ島へと逃げ込みました。もしも攻め込んでくれば壁に棲む幾千万もの超大型巨人が世界を踏み潰す「地ならし」を行うと言い残します。

しかしこれは本意ではありません。彼は「レイス家」と名乗って正体を隠し、共に壁内に逃げ込んだエルディア人の記憶を改ざんして世界から隔絶された平和な世界を築き、束の間だけでもその楽園を享受したかっただけです。

マーレが力をつけ、「始祖」を奪いにやってくるときには、壁内のエルディア人がどれだけ殺されようがそれを受け入れることをカールは決めていました。その思想を受け継がせるため、彼は「始祖」と「不戦の契り」を交わします

それは、レイス家の者が継承しなければすべての巨人を操るという「始祖」の力を発揮することができないというもの。そして継承者はカールの不戦思想にとらわれ、「地ならし」のために力を使うことはありません。これは、もう二度と「始祖」によって巨人の力が世界を蹂躙することはないことを意味しています。

「不戦の契り」に支配された歴代の王

実際、作中に登場した「始祖」の歴代継承者たちは、カールの思想の片鱗を見せています。ウーリ・レイスはケニーに対して「この世界は遠くない未来に必ず滅ぶ」と断言し、そのわずかな間に楽園を築き上げたいと零していました。暴力による支配を否定したことにも、カールの平和思想が強く表れているでしょう。

ヒストリアの姉であり先代王のフリーダ・レイスは、ヒストリアが柵の外に出ようとするとひどく叱り、何かにとりつかれたように「私達は罪人だ」と落ち込むことがありました。カールの抱いていたエルディアの罪の意識がフリーダを苛んでいたのです。

ウーリもフリーダも、「始祖」の継承前にはその力を使って壁内人類を巨人の恐怖から解放することを誓っていました。しかし継承してしまえば最後、やはりカールの思想から抜け出すことはできません

エレンたちの目的は「不戦の契り」の打破!

「不戦の契り」がある限り、壁内人類の絶滅は必至。その状況を打破するために動いたのが、エレンの父・グリシャです。「進撃の巨人」の保有者である彼は、フリーダから「始祖」を奪い、エレンに己を食わせる事で「始祖」と「進撃」をエレンに受け継がせました。

エレンはレイス家の血統ではないため「始祖」の力は扱えませんが、少なくともレイス家から「始祖」を取り上げることはできたのです。さらに、エレンは一度だけ「始祖」の力を扱ったことがあります

それはフリッツ王家の生き残り・ダイナが巨人化した姿に触れたときのこと。ここから、王家の血統の者が巨人化した姿に「始祖」の継承者が触れれば、王家の者が「始祖」を継承しなくてもその力を奮うことができるという仮説が成り立ちます。

壁の外と100年の開きがある壁内人類。戦争兵器や国交といった問題は大きく、世界との差を埋めるのには時間がかかります。その間マーレを始めとした世界各国が攻め込んでくるのを牽制するため、エレン達は「地ならし」をいつでも発動できるという状態を整えておかなければなりません

そこで必要となるのが、「始祖」の巨人の保有者と、「王家の血をひく巨人」です。現「獣」の保有者でありエレンの異母兄・ジークは、エルディア帝国の復権のため、寿命1年の中で何とか「始祖」を持つエレンと会おうと画策していますが、ジークを信用していない兵政権によって阻止されています。

「不戦の契り」の打破というのはエレンやジーク、壁内政権の共通の目的。しかし、それぞれの行動はバラバラであり、壁内政権とエレン・ジークは対立さえしています

「不戦の契り」が破られるときはくるのか?

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「不戦の契り」の打破を巡って動き出す『進撃の巨人』。「不戦の契り」が破られるか否かが、エレン達壁内人類や世界の行く末を決める鍵となります。

さらに、エレンやジークと兵政権、どちらの思い通りにこの契りが破られることになるのか、そして破られたとき、壁内人類やマーレはどのような行動をとるのか。これからの展開に注目です。

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