【ブラック・ブレット】TVアニメ2期が難しい理由…その後はどんな物語なのか?【ネタバレ注意】

賛否に割れたアニメ『ブラック・ブレット』だが、ファンからは未だに2期の制作を心待ちにする声が止まない。しかし、原作は休刊を続け、作者死亡説が流れるほどその目処は立たずにいる。この現状で、アニメ2期は訪れるのか?あるとするならその内容と、どのようになるのか考察してみた。

【ブラック・ブレット】の作者は既に死んでいる?アニメ第2期制作への障害とは?

アニメ『ブラック・ブレット』第2期放送は実現するのか?

第7話 「静寂の月夜、夜明けの空」

人気ラノベ『ブラック・ブレット』は、ダークな世界観が受け、アニメ化されるなど人気を博した。しかし、2014年4月に 7巻が発売されるが、それから5年経った2019年現在でも最新刊となる8巻が発売されていない。そのためアニメ第二弾が制作されることなくファンを落胆させている。

作者死亡説など、様々な憶測が飛び交う中、いまだに続編を期待する声の多い『ブラック・ブレット』だが、休刊が続き、ストック的に「アニメの1クルー放送は厳しい」とされる。なぜこのような事態になっているのか、原作の続きはどうなっているのか。作者のツイートや、噂話などからその原因を推察してみよう。

【ブラック・ブレット】人気のラノベその闇に満ちたストーリーとは?

『ブラック・ブレット』の概要

black bullet(初回限定盤 CD+DVD)TVアニメ(ブラック・ブレット)オープニングテーマ

『ブラック・ブレット』は、2011年7月より電撃文庫より刊行されている神崎紫電・著、鵜飼沙樹・画の日本のライトノベル、及びそれを原作とした漫画である。もりのほんにより2012~14年にかけ『電撃マオウ』にてコミカライズされた。2019年現在、原作は7巻まで、漫画は4巻発刊されている。2014年にはアニメ化もされ、放送期間は4月から7月までで、話数は全13話。

ガストレアウイルスとその抑制因子を体内に宿す「イニシエーター」と呼ばれる少女と、彼女らを指導する「プロモーター」によって組織された“対ガストレアのスペシャリスト”「民間警備会社(民警)」とガストレアとの戦いを描いた作品。ダークな世界観と多くの謎が話題を呼び、人気を博す近未来ヒロイックアクションである。

『ブラック・ブレット』のあらすじ

ブラック・ブレット (1) (電撃コミックスNEXT)

2021年、ウィルス性の寄生生物『ガストレア』に人類は敗北した。ガストレアは強大な生命力と感染力を持って人類を蹂躙し、人類はガストレアを退ける金属『バラニウム』製の壁「モノリス」を建築し、その中で恐怖と隣り合わせの中、絶望とともに生きていた。2031年、「民警」の一員である里見蓮太郎は、ちょっとオマセな幼女・延珠を相棒に、特殊能力を駆使して戦う日々を過ごす。

そんなある日、政府から特命を受け、蓮太郎と延珠は危険で、都市が壊滅しかねないほど巨大な陰謀に巻き込まれていく。その戦いの中で、彼らはガストレアという存在にまつわる謎や、その背後に渦巻く陰謀、そして自らの存在意義について追うことになる。

【ブラック・ブレット】神アニメか駄作か?賛否が割れたアニメ第1期を振り返る

『ブラック・ブレット』アニメ第1期の概要

アニメ版は2014年4月から7月にかけて、超巨大ガストレア・ゾディアックと死闘を演じた1巻から、ティナの登場する2巻、モノリスが崩壊し、地獄絵図と化した生活区でのアルデバラン率いるガストレア軍との激闘を描いた3巻と、戦いを収束させ、物語が一区切りし、第一部・完とも言える4巻までに相当するエピソードが全13話で放映された。

『ブラック・ブレット』アニメ第1期の評価

キャラクターデザインもいいし、作画も丁寧で綺麗で安定している、演出も悪くないし、戦闘シーンの迫力も十分と評される。内容自体はちゃんと地に足が着いた熱い青春物であり、中高生向けアニメとして十分なクオリティを保っている、と全体に良作と言える。

一方、原作を愛する者からは一部不満の声も挙がり、「13話であの内容をやったということに無理がある」と言われ、特に後半の6話分に原作第3~4巻の第四次関東会戦を押し込んだというのは暴挙に等しいとされ、まるでダイジェストムービーのようとまで言われている。

【ブラック・ブレット】アニメ第2期はどうなる?その内容とは?

『ブラック・ブレット』アニメ第2期の概要予想

ブラック・ブレット (5) 逃亡犯、里見蓮太郎 (電撃文庫)

旧友の殺害容疑のかかる5巻、その真相に迫る6巻、そして、菊之丞がクーデターを起こす7巻と、その続きの8巻がベースとなると思われる。それは1期が4巻分をまとめてアニメ化したことと、7巻が前後編の前編であり、5・6巻でやるか、8巻まででやるかの択一であると考えられるからだ。

しかし、現状では5巻と6巻の内容しかアニメ化できないのが実情だ。7巻は6巻までと比べ薄く、途中で話が終わり、8巻へ跨る形になっている。7巻のあとがきにて「一冊でさくっと読める話を目指していたが、自分の執筆速度の問題でこのような形で刊行することになった」とあり、そのため「7巻はアニメ化に合わせて無理やり出した」とも言われ、8巻もリリースされたとしても、2巻で1巻分の内容となる可能性もある。

第4話 古血(オールド・ブラッド)

今度は欲を出さずに第5~6巻だけをアニメ化し、延珠やティナの出番が殆どないことを逆手に取り、オリジナルストーリーで“かさ増し”すれば1クール分の尺くらいは稼げ、内容も1期よりは多少はマシな出来になるのではないか、と言われている。

【ブラック・ブレット】アニメ第2期無理な理由1:作者が病気で休養中?燃え尽き症候群から遂には死亡説まで

現在は作者が長期休養に入り、再会の目処すら立っていないのが現状だ。休養の理由として作者Twitterにて「自分も担当も初アニメ化だったので勝手がわからずスケジュールを詰め込みすぎてしまった」結果、「オーバーワークでメルトダウンしてしまった」と語り、ハードスケジュールが終わって燃え尽きたのかもしれないとも言われている。

また、「アニメ放映中に最低一冊は本を出す」というノルマがあると言われ、そのため7巻は「書いている途中の話を無理やり本に出された」のではないかとの噂もあり、「原作者が話を練る時間もないまま角川に原作を無理やり刊行させられ」そのせいで心身ともに潰れるなどとも言われている。

また、アニメ期間前後で、人間ドックで胃下垂であることも明かされており、2015年3月のツイートで「そこそこ回復」とあるので、やはり療養中なのだろう。タイトなスケジュールも治療の影響があったのかもしれない。当時の話でも「今後の刊行について色々相談して、かなり次の本までの期間が長くなってしまいそう」「急ぎすぎるとろくなことにならない」と担当と協議した旨も報告されている。

【ブラック・ブレット】アニメ第2期無理な理由2:挿絵担当が多忙?原稿遅延で書籍化に影響を与えた過去も

イラストレーターの鵜飼沙樹とのトラブルでは?という噂も一部で囁かれている。『ブラック・ブレット』の挿絵を担当する鵜飼は、同時期に挿絵を担当していた『ネクストライフ』『グラウスタンディア皇国物語』を途中降板している。

他にも『異世界迷宮の最深部を目指そう』では話のストックは十分にあるのに、挿絵があがらない為、度々発売が延期になったり、挿絵がゼロの状態で発刊されるなどと話題になったことがある。そのため『ブラック・ブレット』も発売日が遅いのは挿絵があがってこないからでは?という噂もネット上では見られた。

真偽は不明だが、鵜飼本人のTwitterにて、「(続巻については)わからないが、是非またやりたい、待ってます」とのツイートをしており、挿絵の問題ではないようだ。因みに原稿を落としたときはかなりのオーバーワークだったとも伝えられている。仮にそれが原因でも、挿絵の都合では5年の空白は説明がつかないし、あるとすれば、鵜飼をクビにしたが、後釜が見つからない場合くらいだろう。

【ブラック・ブレット】アニメ第2期無理な理由3:アニメは不人気?アニメ第2期制作にはノルマの壁を超える必要がある

噂によると、「第2期制作の目安としてBD/DVD売上げの枚数が5000枚以上」といわれている。『ブラック・ブレット』の売り上げとしては、7巻のディスクが発売されたが、どれも3000枚以下の売上げで、低空飛行かつ右肩下がりの状態に甘んじている。

同じ発行元の『デュラララ!!×2』は第3期の売上げは最高でも2500枚しかない中、翌年には続編の第4期が放送されたが、元々1期は1万枚を超える売上げで、安定した人気シリーズであることも加味された可能性があるので、第1期で“爆死”したと捉えると「次」は難しいのかもしれない。

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『ブラック・ブレット』は非常にダークで救いようのない展開の多い作品と言われる。そのためアニメ化に当たって1クール分しか放送枠を確保できず、続編の制作も見込めないため、無理やりにでも全十三話でストーリーを収めようとしたと言う話もある。

この手の作品は、一部描写を変えたりするのは致し方ないのだが、第2期でやると予想される話の伏線をカットしてしまっているので、公式が遠回しに「2期はやらない」と言っているようなものだと批判を受けている。

つまり、そもそもが一度だけと言う前提の下、所謂「俺たちの旅は続くぜEND」にもっていかざるを得ず、全体としてあの形になったのではないかと推察されるのだ。そう考えると、すでにアニメは打切りになったと言え、続編はあり得ないだろう。

【ブラック・ブレット】アニメ第2期無理な理由5:できないのではなくやれない?“改悪”の結果続編不可に

上記のように尺が限られるためか、原作でもまだ未回収の伏線を省き、話の流れから「そういうものだ」という流れに強引に押し切ってしまったため、世界観設定の根本的な説明がされず、全体に説明不足で穴のある内容に陥ってしまっている。

他にも、ストーリーの巻別の配分が明らかにおかしく、作品としての完成度が著しく低下したのは紛れもない事実とまでの言われようになってしまった。その結果、「ストーリーを作者が望む形に軌道修正できなくなった」と言われ、原作との乖離により製作が難航するのではと懸念されている。

【ブラック・ブレット】原作の先行きも不明の中アニメがどう舵をきるべきか考察する

『ブラック・ブレット』アニメの今後の可能性1:とりあえず5~6巻分で作ってみる

元々第1期は、4巻分を詰め込んで失敗したのだから、上で書いたように半分である2巻分で制作すれば、前回の問題点も解決できて最もよい方法と言えるのではないだろうか?勿論第1期でやらかした分はリカバリする必要はあるが、せっかく作った作品を無かった事にせず、現状を受け入れた上で続けることができる。

『ブラック・ブレット』アニメの今後の可能性2:おもいきって劇場版にしてみる

ブラック・ブレット - BLACK BULLET

1クルー分が厳しいというならば、2時間程度の作品に押し込めるという手段もある。この場合だと、一冊分で一本を作る形が無難になるだろう。このやり方でも既存のアニメを踏襲し、“続編”といった形で続けることができるので、他方丸く収めることができるかもしれない。

『ブラック・ブレット』アニメの今後の可能性3:いっそのことOVAで一からやりなおす

第1期については、賛否がわかれるが、批判の対象は主に内容についてだ。つまり、映像については及第点が与えられている。ならば、おなじスタッフでよいので、もう一度やり直すという“最終手段”も残されている。流石にもう一度レギュラー枠で、というのは難しいとおもうので、OVAの形にしてはどうだろうか?

【ブラック・ブレット】ファンが待ちわびる続編は作者の復活次第!

第1期の功績と課題が浮き彫りになり、その対策も見えてきた。しかし、どのような形であれ、アニメの続編が仮に制作されたとしても、原作が進まないと、結果物語は終わってしまう。つまり、アニメ『ブラック・ブレット』続編の行方は作者の原作の復活にかかっているのだ。

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