【約束のネバーランド】ラスボスは鬼ではなくノーマン!?エマに敵対してしまった理由とは?

『約束のネバーランド』にはいくつもの伏線が散りばめられていますが、物語のカギを握るのは、やはりエマとノーマンではないでしょうか。かつての仲間だったふたりですが、別々の時間を過ごす中で違う考えを持つようになります。そこから生まれた溝によって、物語の歯車は大きく動き出して…。

幼少期から最大のライバルであるノーマンとエマ

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エマとノーマンは幼少期から農園で共に育ちました。そして優秀な頭脳を持っており、レイと3人で常に競い合っている状況でもあります。そんなエマとノーマンの違いとして身体能力の違いが第一に挙げられます。身体能力の面ではエマの方が優れていてノーマンが太刀打ちできません。

そして頭脳の面では、両者共にトップの成績を残すのですが、洞察力はノーマンがエマよりもかなり優れています。農園にいる時からエマ以上に鋭く勘づくのでレイが内通者であることもすぐに見抜いてしまいました

エマは優しいところがあるので人を疑うという点が少々薄れています。ノーマンは常に冷静に全ての出来事を見ることができるので危機感に対しての対応が半端ないです。

ノーマンが出荷される時のそれぞれの心境

ノーマンは、エマたちと脱走計画の道半ばにして出荷が決まってしまいました。これにはエマもレイも何もできずに歯がゆい思いをすることになります。しかしノーマンは全てを受け入れて死ぬことを覚悟していました

ここで終わりだと感じていたのノーマンですが、実際はミネルヴァの弟であるピーター・ラートリーの元で生き長らえることになります。一度死を覚悟したからこそ、これから何が起こっても怖くはないし、ここから這い上がってやる!という信念が強くなったのかもしれません。

また、レイやエマとは違った状況を歩んだからこそ自らが課せられた使命というものをより一層感じているようです。エマやレイは、ノーマンが完全に死んだと思ったからこそ死を無駄にしないようにと脱走計画を続けますが、ノーマンとは心境が違います。

一度は死を受け入れた人間と、死んだ人間を糧に戦う人間の行動は、今後どのような違いを見せるのでしょうか。

ラムダ7214での新生活がノーマンを変える

ノーマンが出荷ではなく連れていかれたラムダ7214は特別な研究施設でもありました。ピーター・ラートリーが取り仕切っているということもあり、鬼に対して優秀な人間の子どもを提供できる方法を研究をしている施設だと言っても良いでしょう。

おそらく、ノーマンの遺伝子を利用してクローン人間を大量に作ることを計画していたのだと思われます。実際に他の施設では人工的に生み出された人間の工場も存在するので、ピーター・ラートリーは研究を進めて最上級の肉を鬼に提供するつもりだったのです。

しかし、そんなラムダ7214の中で行われている研究や犠牲になった人間を見てきたことで、ノーマンもどんどん鬼に対して怒りを感じるようになります。そして、「この世界をぶっ壊してやろう」と決心するのです。

成長と旅の中でエマは世界のことを知る

エマは農園から脱走した後、今自分のいる世界の仕組みを知ります。「人間は鬼の食料でしかない」という現実に絶望を感じますがソンジュやムジカと出会うことで鬼に対する考えも変わってきました

実際に話しをしてみることで鬼には鬼の苦悩もあるということを知ったのです。更にレウウィスとの出会いもそれに拍車を掛けていきます。この世界の秩序は守られているけど、鬼にとっては幸せな社会なのか?という疑問を胸に抱くようになりました。

鬼にとってこの世界の人間は食料でしかありませんが、だんだん出荷された人間を食べて満足しないようになりました。だからこそレウウィスのような存在があるのですが、「自然ではないことをしているせいで世界の秩序が次第に乱れているという」考えにたどり着きます。

そのことにもエマも感づき、両者がどうにか共存できないかを模索し始めています。

ノーマンは仲間と共に志の元に食用児の開放をする

ノーマンは、ラムダ7214で同士を見つけると一緒にそこから一緒に解放活動をすることにしました。ラムダ7214で研究されていた人間にとって、ノーマンの存在は正に救世主だったのでしょう。それゆえにノーマンの言うことには従順です。

ノーマンたちは、量産されている食用児の施設を訪れるととことん潰していきました。チューブに繋がれた食用児は意思を持つこともなく、ただ食べられるためだけに育てられている存在でした。そんな姿を見て、ノーマンは何度も悲しい想いをしながらその施設を壊していったのです。

しかし皮肉にも、その積み重ねがノーマンを変えていくことにも繋がっていました。

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鬼のことが嫌いなノーマンと鬼を救いたいエマ

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ノーマンにとって鬼とは忌むべき存在であり、全て滅ぼすことが正しいと思っています。それは自らが出荷されるという状況になり、ラムダ7214で鬼を満たすために犠牲になってきた人間を数多く見てきたからでもあります。

どんなに賢くて話が通じる鬼だとしても、絶対に殺して滅ぶべきだという考えはノーマンの中で揺るぎません。一方エマは、旅をしながらいろいろな鬼を見て会話をしてきました。その中で気づいたことは鬼も人間と同じように悩んだりしているということです。

もう1つエマが気づいたことは、「鬼は量産された人間を食べるということに困ってはいないが、人間よりも長生きできる鬼にとってこのままで良いのか?」ということです。鬼は自らの遺伝子の関係上人間を摂取しなくてはならないのですが、人間を摂取しなくても生きれる道があるかもしれないのです。

だからエマはその方法を探すことをしたかったのかもしれませんが、ノーマンは鬼に対して一切の躊躇はしません。そのことで二人の意見が対立することも免れないでしょう。

ノーマンの最終計画があまりにもスムーズに進みすぎる

ノーマンはエマと再開してから、自らの計画を進めていくことになります。鬼を全て滅ぼして今いるこの世界を食用児が自由になれる世界に変えていく…成功のビジョンは既に完成しており、その自信に恐怖さえ覚えます。

しかし、あまりにもスムーズに進みすぎていることに違和感も覚えます。ここで何も波乱が起きないことはまずあり得ません。そのイレギュラーとして考えられるのが、エマが敵となってしまうことですね。エマが最終的に鬼側の人間として立ち上がる可能性も無くはありません。

「人間ばかりが幸せな世界を作ってもいいのか?」「元々住んでいたはずの鬼を排除することが正しい道なのか?」その点で衝突は免れないと思われます。計画が思い通りに行き過ぎるほど、なぜか妙に勘ぐってしまいますよね。

エマよりもラムダ7214の仲間の方が大事?

ノーマンは、出荷が決まってからエマと会うまでの間にラムダ7214の人間と絆を深めていきました。農園では考えらないほど非人道的なことをさせられている人間を目の当たりにし、救わなければという正義感が高まっていったのでしょう。

エマとレイとの思い出もありますが、成長の段階でラムダ7214の出来事はあまりにもショッキングです。同じ激情で繋がれた絆はかなり深いものになったのでしょう。そのために「エマに対する感情はラムダ7214のメンバーに比べると薄くなってしまったのでは?」という意見もありますね。

ノーマンがエマと敵対しラスボスとなる可能性がある?

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ノーマンは、鬼の世界を終わらせることを目的に動いています。一方でエマは鬼も救える世界を考えていました。そんな二人が今後ぶつかり合うとしたらそれはいつ、どんな状況なのでしょうか。

物語が大きな局面を迎えるのは、エマが7つの壁の謎を解き明かして人間世界へと通じる道を見つけた時かもしれません。

さらにもう1つ注目すべきなのは、ノーマンが鬼の世界の女王レグラヴァリマとどのように争うのか?という点です。そして鬼の世界の希望かもしれないムジカの存在を中心に、エマと対決する日は近いかもしれません…。

もしエマとノーマンが戦ったらどうなる?

エマとノーマンが本気で戦ったらどうなるのでしょう?身体能力が高いエマと、高い知能を持つノーマンが戦えば策略上ではノーマンの方に分があるかもしれません。しかし、エマにはレイをはじめとした頼れる仲間がたくさんいます。

そしてノーマンにもラムダ7214の仲間がいますが、絆と成長という面ではエマの仲間の方が上かもしれません。復讐のために目的を果たすノーマン一派鬼と人間の未来のために戦っているエマ一派が戦ったらどうなるのか?ネットではさまざまな憶測が飛び交っていますが、個人的にはエマの勝利が濃厚と言えます。

ふたりの対決の鍵はレイの働きにもかかっていると予測し、エマ側にレイという相棒がついている以上、ノーマンにとっては2対1のように不利だと思われます。戦略に長けているノーマンでもレイとエマのタッグを切り崩すのは難しいでしょうね。

今後の展開はまだまだ読めない!

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現在の『約束のネバーランド』ではエマが7つの壁を目指し、ノーマンは鬼同士の戦争をけしかけようとしている段階です。念願の再開を果たしたふたりでしたが、ノーマンは自分の考えを曲げずに鬼の抹消を強く望んでいます。

一方、エマは分かりあえる鬼もいるということを知り、鬼とこれ以上争わなくて済む方法を模索しています。方向性が違うふたりは、今後の展開では敵となる可能性も十分にあります。

鬼の世界の仕組みや人間の世界がもっと明らかになっていけば、物語は必然的に核心に迫っていくでしょう。人間と鬼の共存は可能なのか?それとも、鬼か人間のどちらかが滅亡するのか?その運命の鍵は、ノーマンとエマが握っているのかもしれません。

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