【Dr.STONE】プロローグ編のストーリーをネタバレ込みで紹介!主人公は千空ではない!?

ある日突然全人類が石化した世界救うののは『科学』!?パラレルワールドを舞台に科学の面白さにスポットをあて、分かりやすく斬新な解説で私たち読者を楽しませてくれる【Dr.STONE】。この記事では、z=1~z=12のプロローグ編のあらすじを徹底解説します!

【Dr.STONE】プロローグ編ストーリーを解説!【ネタバレ注意!】

【Dr.STONE】ってどんな作品?

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現在『週刊少年ジャンプ』で大人気連載中の【Dr.STONE】は、原作担当「稲垣理一郎(いながき りいちろう)」と作画担当「Boichi(ぼういち)」のタッグで送る最高に面白い科学漫画。テンポよく進むストーリーの中で科学を分かりやすく斬新に解説して、私たち読者を楽しませてくれます。

物語の舞台である『ストーンワールド』の中では、現代の世界では当たり前になってしまっている現象がとてつもなく便利なものだとされており、現代科学の発展に改めて感動してしまうこと間違いなし。中には『週刊少年ジャンプ』の1番の読者層でもある小学生が学校の授業で習うような科学現象も紹介されていて、【Dr.STONE】を読めば理科の授業がもっと面白くなるはずです。

現在はアニメも好評放送中で、ますます注目を集める【Dr.STONE】のストーリーをネタバレ必至でご紹介いたします。まだ原作やアニメをチェックしていないけれど「お話の要点だけ知りたいな~」という方にオススメの内容ですが、すでに作品を楽しんでいる方も、こちらの記事でお話の内容をぜひ復習してみてくださいね!

【Dr.STONE】プロローグ編はz=1~z=12

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今回ご紹介していくのは、物語の「プロローグ」に当たる部分です。話数でいうと第1話から第12話ですが、【Dr.STONE】では話数の表記を『z=』で表していますので、プロローグ編はz=1~z=12ということになりますね。

12話という短いお話の中では、人類がいきなり石化してしまったことや、主要人物の紹介、そして今後の物語の進む方向が語られています。また、お話の各所に『伏線』が散りばめられていて、最初に読んだ時には何でもなかった出来事が、後から意味を持ってくるケースが多々存在します。こうした『伏線』を楽しむのも1つの醍醐味でしょう。

【Dr.STONE】あらすじ1:人類が石化した!?

TVアニメ「Dr.STONE」オリジナルサウンドトラック

物語の舞台は日本。1人の少年が1人の少女に告白しようとしていたまさにその時、ある現象が世界を覆い尽くします。突然現れた不思議な光にのまれた人類は、次々と石像になってしまうのでした。

正確には人間とツバメだけがこの光によって石化してしまうようで、その他の動物や植物には影響がありません。石化した人々は、段々と思考力も失われ、まさに「石」としてそこにあるだけの存在となってしまいます。

【Dr.STONE】あらすじ2:科学の申し子『石神千空』復活!

誰もが石像に変わり、3700年以上の月日が経過します。その間に地表には草木が生い茂り、人類の作った建造物はあらかた壊れ、原始的な風景が広がるのみとなってしまいました。そんな世界で、とうとう石化から脱出したのは『石神千空(いしがみ せんくう)』という人物です。

石神千空は、科学を学ぶために産まれてきたような、科学の申し子であり、通っていた高校では科学部の部長も務めていました。そんな千空は、石化してからずっと数を数えつづけ、意識を保ち、ついに自力で石化を解いて復活します!

ちなみに、千空が数を数えつづけていたのは正確な暦を知るため。たとえ復活することができても、そこが冬の世界であったなら生き残るのは困難になってしまうからです。無事に狙い通りの時期に目覚めた千空は、このストーンワールドで、ゼロから文明を作り出すことを決意します。

【Dr.STONE】あらすじ3:体力担当『大木大樹』をゲット!

千空の目覚めから数カ月後、千空に続いて友人の『大木大樹(おおき たいじゅ)』が復活します。大樹は単純明快な性格で、体力は人1倍備えている典型的な脳筋男子です。意中の女子『小川杠(おがわ ゆずりは)』に告白をしようとしたまさにその時、例の石化の光に遭遇し石像となってしまいました。

しかし、やっと決意した杠への告白という執念によって意思を保ち、大樹もとうとう目覚めるのです。これで千空と大樹、「頭脳担当」と「体力担当」の2人の高校生男子が揃いました。

千空はその豊富な知識を生かし、大樹が復活するまでの数ケ月の間に最低限の衣食住を確保して、生活の基盤を整えていました。しかし、千空の目標は石化してしまった全人類を救い出し、この世界に新たな文明をゼロから作り上げること!そのためには、千空の理解者であり、幼馴染兼友人の大樹の力が必要だったのです。

千空の頭脳と体力バカの大樹が協力したおかげで、石化の謎の一端が解け、石化を解くための「復活薬」がとうとう完成しました。この復活薬を使って、まず第1に救おうと考えたのは、大樹の想い人である杠です。千空と大樹は、復活薬を持って、杠の石像があるクスノキの元へと向かいます。

【Dr.STONE】あらすじ4:霊長類最強高校生『獅子王司』がヤバイ!

クスノキの元に到着し、いざ杠を復活させようとしたその時、千空と大樹の周りにライオンの群れが現れ、2人は絶体絶命の危機に陥ってしまいます。何とか石像のままの杠を抱え、ライオンの群れから逃げ出す2人でしたが、追い付かれるのは時間の問題。まずはこの危機的状況を脱するため、ライオンと対等に戦える力を持った『師子王司(ししおう つかさ)』を復活させることを決意します。

司は石化する前の世界では、『霊長類最強高校生』として有名な存在であり、その石像を大樹がたまたま復活後に見つけていたのでした。緊急事態として復活させられた司ですが、復活後すぐに状況を判断し、素手でライオンをやっつけるという驚異の戦闘力を発揮します。

イレギュラーな事態だったとはいえ、結果的に司の戦闘能力は非常にありがたいものでした。ストーンワールドでの食糧調達は、生き延びるために必要不可欠であり、司のおかげで食べるものに不自由はしなくなったのです。しかし、その一方で、司には大きな問題もありました。

過去のトラウマから大人のことを信じられない司は、若い純粋な人間のみを復活させ、汚れた大人たちは復活させないという考えを持っており、復活できないように石像を壊してしまうことも躊躇しません。こうした価値観の違いから、司は千空や大樹達と敵対していくことになるのでした。

【Dr.STONE】あらすじ5:手先器用担当『小川杠』ようやく復活!

人類の復活について司とぶつかった千空は、「復活液」の存在を司に知られるのは危険だと考えます。「復活液」の存在を隠すため、頭の中であれこれ画策していると、脳筋の大樹が今度こそ本当に杠を助けだせるぞー!!と喜び勇んで駆けつけます。そんな大樹の手には、「復活液」の生成に必要不可欠な「奇跡の水」があったのでした。

「雑アタマ」な大樹のおかげで、司に「復活液」の存在を知られてしまった千空は、素早く脳内で次の作戦を考えます。その作戦とは、わざと「奇跡の水」のありかを司に教え、その水を司が取りに行っている間に杠を復活させるというもの。その後は、対司用の武器を調達するべく、千空、大樹、杠の3人で急いで逃げ出すつもりだったのですが…。

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計算よりもずっと帰りの早かった司に見つかったものの、何とか逃げ出すことに成功した3人は、火薬の材料を求めて箱根へと向かいます。素手でライオンを倒してしまうほどの司の戦闘力に立ち向かうには、火薬を完成させるしかありません。そこで、「黒色火薬」の材料の1つ、未だ手に入れていない「硫黄」を調達するために、千空たちは旅立ちます。

本来であれば司ではなく、杠が先に復活する予定でしたが、緊急事態によって復活が先延ばしとなってしまいました。杠は大樹が5年もの間片思いをし続けている女の子であり、手先の器用な手芸部員。その腕前は、自分達の姿を模した編みぐるみをササッと作ってしまえるほどであり、千空も一目置いています。

復活後、あまり事情も分からないまま司との対立が始まってしまいますが、それでも千空と大樹を信じ3人で協力して様々な難問を乗り越えていきます。最初のうち、杠の手先の器用さは、そこまでフォーカスされていませんでしたが、物語が進んでいく中で非常に重要な才能となってきます。

大樹からの告白は「逃げ場のない極限のストーンワールドで思いを伝えるのは男として卑怯な気がしてならん」というバカ正直な大樹らしい考えの元に、一旦延期という形になっています。しかし、杠の方も大樹の気持ちには薄々勘付いている様子で、杠の言動や大樹に対して「わかった」と返答したことから、2人は両想いの可能性が高いのではないかと思われます。

【Dr.STONE】あらすじ6:千空死す!?司との対立

対司戦のために「黒色火薬」をようやく完成させた千空でしたが、火薬を作成している途中、誤って火薬を爆発させてしまい、図らずも狼煙(のろし)をあげることとなってしまいます。これでは司に自分達の居場所がばれてしまうと焦ったのも束の間、千空たちの狼煙に応えるように近くの場所から狼煙があがりました

司に居場所がばれるか、新しい生存者との接触かを迷った千空ですが、結局後者を選択し、移動はせずにその場にとどまることを決めます。その結果、覚悟はしていたことですが、司に見つかり杠を人質にとられてしまうのです。

司の要求は、杠と引き換えに「復活薬」のレシピを教えてほしいというものでした。しかし「復活薬」の作り方を知るということは、すなわち、千空を生かしておく理由がなくなるということ。「復活薬」の作り方が分かれば、千空は司にとって自分の理想を邪魔する存在でしかありません。

筋金入りの化学マニアである千空は、一見超合理主義と思われがちですが、クールに見せていながらも実は友情にひときわ熱い男。そんな千空が、杠を見殺しにすることなんてできるはずはなく、最後には司に「復活薬」のレシピを教える選択をするのでした。

司としてもできれば千空を殺したくないと考えてはいたようで、千空に「科学技術の放棄」を約束すれば命は助けると交渉を持ちかけます。しかしそれを拒まれた司は、千空の首の骨を折ります。

司の一撃を受け崩れ落ちる千空に、読者もただならぬ衝撃を受けたことでしょう。

【Dr.STONE】あらすじ7:超合理的な解答…千空が賭けた100億パーセント分の1とは?

大樹と杠の反撃!?

千空が倒れるまさにその時、薪集めにでかけていた大樹が戻ってきました地面に倒れた千空を見てすべてを察した大樹は、号泣しながら司を攻撃するかのように大きな岩を持ち上げます。

大樹の性格を考えると、人を攻撃するなんて信じられないことですが、千空を失った悲しみで我を失っていたのでしょうか。

いいえ、そうではありません。これはあくまでも千空と大樹と杠の3人で交わした約束を守ろうとした大樹が、冷静に考えた上での行動だったのです。

大樹は司には聞かれぬよう、杠に作戦を持ちかけていました。大樹が何か行動を起こそうとするならば、必然的に司の注意は大樹に向けられる。そうすれば「弱い女子」という存在である杠は、司の警戒対象から外れることになります。

まずは、持ち上げた大きな岩を大樹が頭上へと放り投げます。その隙をついて、杠が千空の残した「黒色火薬」を司に向けて投げつけると、大樹の放り投げた岩によって火花がはじけ、火薬に引火し、大爆発が起こります。そのどさくさに紛れて、大樹と杠は千空の身体を回収し、司から逃げ出すことに成功しました

大爆発になったものの、司は上半身の洋服が焼けてしまった程度のダメージしか受けていません。しかし、それも大樹の思惑通りであり、あの火薬攻撃で司を倒そうと考えたわけではないようです。一時的に司を混乱させて、千空と一緒に逃げ出すのが大樹の考えでした。

司から離れた場所で、改めて大樹は何とかして千空を生き返らせようと、心臓マッサージを施してみたり、人工呼吸をしようとしたりと奮闘します。そんな中、杠が千空が自分の代わりに犠牲になったという事実を大樹に伝えますが、「千空は自殺しない 誰かの犠牲にもならん 全員が助かるなにか…ワンチャンに賭けたはずだー!」という叫びをあげて行動を起こします。

千空の賭けたワンチャン!

大樹が思い出していたのは、石化する前、まだ普通の学校生活を送っていた時のひとこまです。科学部の部室では、お遊びで心理テストが行われていました。「事故があって、自分・友達・恋人の1人しか助けられない場合、どうするか?」という問いに、各々悩みつつも回答をだしていく中、千空が選んだのは「全員が助かる方法を1から探す」というものでした。

千空は絶対に諦めるような男ではない。千空の行動の中には、きっと何かヒントがある筈だ、と必死に頭を働かせる大樹と杠。そして、千空が最後の時に司に言っていた言葉を思い出した杠。そして、千空はわざと自分の首を攻撃させるように司を誘導していたという仮説にたどり着きます。

急いで千空の首を確認してみると、そこにはまだ石化の解けていない部分がありました。これこそ千空の賭けた『ワンチャン』であり、全員が助かるための唯一の方法だったのです。「復活液」によって石化が解ける際、細かな傷は修復されるという事実が今までストーリー内に登場しており、千空は自分の首に石化が残っていることを知っていて、それを利用したのです。

思えば、これまでのお話の中のいたるところで、千空がゴキゴキと首を慣らすシーンがありました。これは単なる千空の癖ではなく、この場面への伏線だったのです。千空が大樹や杠にそれとなく知らせるため、意図的に首を鳴らしていたのかは分かりませんが、少なくとも大樹はここにきてあの癖が「昔からのものではない」ということに気が付き、首を調べてみようという流れになっています。

千空の残したワンチャンに賭け、大樹と杠が復活液」を千空の首の石化部分に掛けていくと、千空に残っていた首の石化が解けて大樹が叫びます。

「頼む戻ってこい 目を覚ませ千空ー!!!!」

ストーンワールドでゼロから作り上げる科学文明?主人公は『科学』そのもの!!

【Dr.STONE】プロローグ編、いかがでしたか?これでプロローグという信じられないほどのボリュームですが、読み進めるほどに引きこまれてしまう、まさに少年少女にオススメの漫画です。お話の主人公は千空と大樹ではありますが、【Dr.STONE】の本当の主人公は「科学」そのものという解釈もできますよね。

アニメ版ではたった12話の中にこれほどの内容が詰めこまれていて、なおかつ視聴者を飽きさせることのないテンポの良さが話題を読んでいます。果たして千空は生き返ることができるのか、司との対決はどうなるのか…そして千空たちが見たあの狼煙はいったいなんだったのか?これから続く、第1部以降のお話に期待しましょう!