【鬼滅の刃】ヒノカミ神楽は「日の呼吸」なのか?登場した型まとめ!【ネタバレ注意】

謎に包まれている【鬼滅の刃】の「日の呼吸」。主人公・竃炭治郎の父から受け継がれた「ヒノカミ神楽」と日の呼吸は関係があるのか?ここでは炭治郎の技を振り返ることで「日の呼吸」の謎に迫ります。「水の呼吸」の使い手でありながら独自の成長を遂げる炭治郎の技に注目です。

ヒノカミ神楽を受け継ぐ竃門炭治郎

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『鬼滅の刃』の主人公・竈門炭治郎(かまど たんじろう)は、父である炭十郎(たんじゅうろう)から「ヒノカミ神楽」と呼ばれる厄払いの神楽を受け継ぎます。

ヒノカミ神楽の「ヒ」は「日」を指し、「始まりの呼吸」といわれている「日の呼吸」なのではないかと言われていますが、その詳細は未だに謎に包まれたまま。ちなみに、新年の始まりに今年一年の無病息災を祈り、雪の舞う山頂で一晩中神楽を舞うのが、ヒノカミ神楽の習わしなんだそう。

炭十郎は師である鱗滝左近次(うろこだき さこんじ)より「水の呼吸」を伝授されるものの、それを派生させ炎を思わせる技を多く使用します。これは炭治郎が生まれながらに「日の呼吸」の使い手であることを示唆しているのかもしれませんね。

円舞(えんぶ)

円舞は那多蜘蛛山で下弦の伍の鬼である累(るい)との戦いの中で登場した技です。炭治郎が初めて使ったヒノカミ神楽で、剣を円を描くように振るいます。この時生じる炎とヒノカミ神楽の呼吸法によって、累の最高硬度の糸を断ち切り、折れた刀でありながら累の猛攻に対抗しました。

この時の炭治郎はまだヒノカミ神楽が技につながるとは考えてはいませんでしたが、禰豆子の「爆血(ばっけつ)」と協力しながら何とか累の首を落とすまで健闘したのです。

しかし、円舞をもってしても累の命を奪うまでは及ばず、その後すぐ現れた冨岡義勇(とみおか ぎゆう)のにより累はとどめを刺され、炭治郎に見守られる中地獄の業火へと飲み込まれていくのでした。

碧羅の天(へきらのてん)

「無限列車編」で下弦の壱・魘夢(えんむ)との戦闘で使用した技です。両手で刀を握り、腰を軸として円を描くように振るう舞で、垂直方向の威力に優れています。列車とどうかしていた魘夢は首の壱を探すのも至難の業でした。

やっと探した首も、再生の速い厚い肉壁に阻まれて首を断つことができません。そこで、炭治郎は伊之助と協力し、伊之助が肉を、炭治郎が骨を両断することで鬼を倒したのでした。

鬼を倒した後、轟音とともに崩れる列車…炭治郎の攻撃は鬼へと致命傷を与えました。さらにこのシーンは、碧羅の天の威力に加えて、炭治郎へ対抗心を持っていた嘴伊之助(はしびら いのすけ)との共闘も、大きな見どころの1つです。

烈日紅鏡(れつじつこうきょう)

烈日紅鏡は、日輪刀を両手で握り、垂直方向に回転しながら飛び上がるヒノカミ神楽の舞いに由来する技です。広範囲の攻撃に長けており、上弦の陸 堕姫(だき)との戦闘では縦横無尽に襲ってくる帯からの攻撃に対抗しました。

左右両方から斬り抜く水平斬りのため、ほぼ全方向をカバーすることができます。煉獄杏寿郎(れんごく あんじゅろう)の仇でもある上弦の参・猗窩座(あかざ)と対峙した時も、炭治郎はこの烈日紅鏡で対抗しました。

しかし、猗窩座にはあっさりと攻撃を交わされてしまいます。大振りするアクションの大きな技のため、スピードがある敵にはやや不向きかもしれません。しかし、広範囲をカバーすることができるこの技は攻守ともに優れているといえるでしょう。

炎舞(えんぶ)

炎舞も堕姫との戦闘で使用した技です。炎舞は刀を振り下ろした後、素早く振り上げる2連撃で、1撃目を避けられたとしても連続して攻撃をすることが可能です。堕姫との戦闘では残念ながら一刀目を仕掛けたところで反撃にあい、2刀目には至りませんでしたが、連続で攻撃する際にはピッタリの技だと言えますね。

必殺技とまではいかないものの、この技は相手をひるませるのに十分な効果を発揮するのではないでしょうか。

円舞一閃(えんぶいっせん)

炎舞一閃は「雷の呼吸」の伝承者である我妻善逸(あがつま ぜんいつ)の呼吸法を取り入れた必殺技の一つです。雷の呼吸の持ち味である、強く素早い踏み込みと炎舞を組み合わせ、高速で敵に突進しつつ、斬撃を食らわせます。

この高速かつ強力な一太刀は、上弦の肆・半天狗(はんてんぐ)の「恨」の鬼の首を切り落としました。

さらに、戦闘用絡繰人形・縁壱零式(よりいちぜろしき)の中から出てきた刀を使った初めての大技が、この円舞一閃です。技の強力さに加えて、刀の威力もよく分かる戦いでした。

幻日虹(げんにちこう)

幻日虹はヒノカミ神楽で唯一の回避に特化した技で、堕姫や猗窩座との戦闘で使用されました。幻日虹は速度に特化しているため、残像で敵をかく乱させることもでき、これは視覚に優れている相手ほど有効になります。

さらに炭治郎は猗窩座との戦闘で、幻日虹を使って攻撃を交わすだけでなく後ろに回り込む際に一太刀入れるという急成長を見せてくれました。

鬼は真剣で斬りつけられてもすぐに回復し、命を落とすことはありません。しかし、人間にとっては攻撃を食らうことは、戦いを続けることができなくなるだけでなく、死に直結します。幻日虹は他の技と比べると派手さはありませんが、炭治郎の命を守り戦い続けるために一役買う重要な技なのです。

火車(かしゃ)

火車は猗窩座の左腕を切り落とした大技です。両手で刀を持った状態で飛び上がり、垂直方向に回転しながら斬りつけます。炎をまとう斬撃は威力も十分で、猗窩座の固い皮ふも一刀両断します。

また、火車は水の呼吸の「水車」とも似ています。鱗滝や義勇から受け継いだ水の呼吸と、父から受け継いだヒノカミ神楽の合わせ技ともいえるでしょう。

煉獄が殺された際には全く猗窩座に太刀打ちできませんでした。火車は炭治郎の成長を感じることもできる頼もしい技ですね。

灼骨炎陽(しゃっこつえんよう)

灼骨炎陽は太陽を描くように刀を回転させ繰り出す大技で、作中では堕姫との戦いで使用しました。竜巻のように渦巻く炎は前方向を広範囲にわたって攻撃をすることができ、攻めだけでなく守りにも強い技となっています。

これを食らった堕姫は「斬撃を受けたところが灼けるように熱い、うまく再生できない」と発言しており、炭治郎が繰り出すヒノカミ神楽の炎には、鬼の再生を阻害する効果があるとことがわかりました。

また、灼骨炎陽は「炎の呼吸」の「盛炎のうねり」にも似た技です。炎の呼吸の使い手で柱だった今は亡き炎柱・煉獄杏寿郎(れんごく きょうじゅろう)は炭治郎の目標とする人物の一人です。この技はこの後、杏寿郎の仇である猗窩座との戦いでも使用されました。

陽華突(ようかとつ)

陽華突はヒノカミ神楽で唯一の突き技です。この技は半天狗との戦いで使用しました。刀の柄の部分を押し上げるようにして突き上げるこの技は、素早く攻撃に転じることができるため隙がありません。

更に、振りかぶるモーションがないので狭い場所での戦闘にも適しています。天井に逃げた半天狗に対して素早く反応し、霞柱・時透無一郎(ときとう むいちろう)と協力して追い詰めました。シンプルな突き技ですが、突くと同時に上がる炎の渦は迫力がありますね。

日暈の龍 頭舞い(にちうんのりゅう かぶりまい)

半天狗は危機に陥るたび、その時の感情を切り離し新たな鬼を産むという血気術を使います。「日暈の龍 頭舞い」は、半天狗が生み出した「積怒・可楽・空喜」の3体を同時に倒した大技です。禰豆子の血により黒い刀身を赤く変えた「爆血刀」から繰り出されたこの技は、まるで炎の龍が踊っているような激しさでした。

そして、この技を繰り出すと同時に蘇る「耳飾りの剣士」の記憶…これは炭治郎自身の記憶ではなく、遺伝子に刻まれた記憶。斬られる側の鬼もまた、炭治郎と耳飾りの剣士を重ね合わせていました。鬼の親玉である鬼舞辻無惨(きぶつじむざん)の記憶が、血を分けた精鋭の鬼である十二鬼月に共有されたのでしょう。

耳飾りの剣士は、戦う時に刀身が赤く染まっていたのだとか。炭治郎は禰豆子の協力を経ることで刀身を赤くするという違いはありますが、赤く燃える日輪刀は無惨を倒すキーとなりそうですね。

飛輪陽炎(ひりんかげろう)

飛輪陽炎は斬りつける瞬間、刃先が陽炎のように揺らぐことで敵に刀身が伸びたような錯覚を与える技です。飛輪陽炎を仕掛けられると、敵は距離感が狂い避けることが困難となります。そして、この効果によって敵に傷を負わせることができる、なんともトリッキーな技です。

飛輪陽炎は猗窩座との戦いで使用されました。この技を避けたはずなのにくらった猗窩座は、顎に傷を負いながらも「面白い技」と評価していました。錯覚を起こさせるという点では、回避技の幻日虹と似ているともいえますね。

斜陽転身(しゃようてんしん)

斜陽転身は飛び上がって宙返りをしながらの水平斬りで、猗窩座の首を落とした技。刀全体が燃えるように炎で包まれる、鮮やかな必殺技です。

猗窩座の血気術の一つ「破壊殺・羅針」は、闘気を感知することで動きを読み取ることができます。しかし斜陽転身を発動した時の炭治郎は「透き通る世界」と呼ばれる境地に至っており、あらゆるものを空かしてみることができるようになっていました。

相手の筋肉の動きがわかることを始め、猗窩座が見ている闘気すら抑えての攻撃が可能となった炭治郎は、正面から猗窩座へスピード勝負をしかけ、見事打ち勝ちます。父から教わったという「透明な世界」、そして眉間のあたりまで伸びている額の痣…斜陽転身の技の強力さはもちろん、炭治郎の成長も感じられますね。

「日の呼吸」の謎は炭治郎にあり!新技にも期待

過酷な鬼との戦いを重ねるたびに強くなっていく炭治郎。その伸びしろはまだまだ天井知らずです。新しい技を会得するたびに思い起こされる家族との記憶、そして竈門家の遺伝子に刻まれている記憶には、ヒノカミ神楽にまつわるエピソードが散りばめられています。

耳飾りの剣士や赤い刀身、そして痣の者…炭治郎の記憶が呼び起こされるにつれて、ヒノカミ神楽と日の呼吸の関連性も明らかになることでしょう。水の呼吸の技に加え、ヒノカミ神楽を使う炭治郎は「水」と「火」の両方の斬撃が華やかで、インパクトと威力を兼ね備えた技を繰り出します。

今後も新技が増えていくと思いますので、そちらもかなり楽しみですね。アニメ化に次いで劇場化も決定した『鬼滅の刃』。これからの展開からも目が離せません!