【SPY×FAMILY】スパイファミリーの名言&名シーンまとめ

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『SPY×FAMILY』(スパイファミリー)は、2019年3月から『少年ジャンプ+』で連載中の漫画です。『このマンガがすごい!2020(オトコ編)』や『次にくるマンガ大賞2019(Webマンガ部門)』で第1位を獲得した『SPY×FAMILY』の見どころの名言や名シーンをご紹介していきます!【ネタバレ注意】

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【SPY×FAMILY】とは?

SPY×FAMILY 2 (ジャンプコミックス)

スパイファミリーは『少年ジャンプ+』で第1話・第2話と、最新話から3話分の漫画が無料で配信されています。紙媒体のコミックスとしては2020年1月時点で第3巻まで発刊されており、こちらはすでに累計100万部も発行されているという人気ぶり!この発行数は少年ジャンプ+史上最速の記録だそうです。

作者は遠藤達哉さんという方で、過去にジャンプSQで『TISTA』や『月華美刃』といった漫画を執筆されていた方です。とても作画のクオリティが高く、明瞭かつ読みやすい構成や魅力的なキャラクターの表現に定評のある漫画家さんです。

本記事では、スパイファミリーの見どころとなるシーンをピックアップしてお伝えしますが、その前にあらすじと主要人物について、簡潔にご紹介させて頂きます!

【SPY×FAMILY】のあらすじと登場キャラクター

主人公・ロイドフォージャーは、裏社会で国の存亡を賭けてスパイとして戦うエージェント。様々な顔を駆使し、どんな困難な任務であろうと完璧にこなしてきた凄腕のエージェントであるロイドは、とある人物との接触を図るために任務で子供を作って難関な名門校へ入学させるという任務を請け負うことに。

1週間で子供を作れという無茶な要求をクリアするために、ロイドは孤児院からとある女の子を引き取って育てるという手段をとりました。しかし、名門校は家柄にも厳しく……母親が不在では試験を突破できないことが判明!

紆余曲折を経て出会った女性に直感が働き、面接時の母親役を依頼して承諾を得ることに成功。任務は順調に進んでいるかと思われましが、養子として引き取った女の子は心が読める超能力者!さらに、母親役を依頼した女性はなんと殺し屋だったのです!

異色すぎる組み合わせの偽装家族がそれぞれの正体を隠しつつ任務に臨む、笑いあり涙ありの痛快ホームコメディ…それが【SPY×FAMILY】です。

主人公・ロイド・フォージャー(コードネーム・黄昏)

SPY×FAMILY 1 (ジャンプコミックス)

職業:スパイ(表社会では精神科医)。本当の名前はとうの昔に捨て去っており、自身が所属するスパイ組織の中では『黄昏』というコードネームで呼ばれています。

数々の名を名乗ってきた黄昏ですが、本作の物語は精神科医として『ロイド・フォージャー』という名を名乗るところから始まります。ロイド・フォージャーとして一般市民に紛れた黄昏は、国の平和を脅かす危険人物へ接近し動向を探ることを命じられます。

しかし、その危険人物はほとんど表舞台に顔を出さない程に警戒心の強い人物で、唯一顔を出すのは愛する息子と共に参加する学校の懇親会ぐらいであるとのこと。かくして、黄昏は目立たないように一般的な家庭を築きつつ子供を名門・イーデン校に進学させて懇親会への参加を目指すという、今までにない特殊な任務に翻弄されることになります。

娘の名はアーニャ・フォージャー

特徴:超能力者。とある組織の実験によって偶然生み出された経緯があり、実験施設から逃亡した後は保護対象を求めて孤児院で暮らしていました。周囲の生物の心を読む超能力を持っており、その力のおかげで人々からは不気味がられてしまい、里子に出されては何度も施設に返されてしまうという悲しい過去を持っています。

ロイドが6歳程度の子供を探しているという考えを超能力で読んだために6歳を自称していますが、容姿からは4~5歳と推定されています。まだまだ幼い子供ではありますが、ロイドの任務および物語の主要人物として、「お受験戦争」や「学校という競争社会」を舞台に奮闘することになります。

アーニャが心を読める超能力者であるということは誰も知りません。また、ロイドおよびヨルの本当の職業について知る数少ない人物の一人でもあります。

妻の名はヨル・フォージャー(旧姓名:ヨル・ブライア)

 

職業:殺し屋(表社会では市役所職員)。幼い頃に両親を亡くしてからは、生活のために「店長」なる人物の下でコードネーム『いばら姫』として売国奴専門の殺しの仕事を請け負って生活しており、27歳となった現在でも継続しています。

物語の舞台では、独身で年齢を重ねた女性は不審な目で見られるという風潮があります。ヨル本人は特に危機感を持っていないものの、独身であることを心配する弟を安心させるため、思わずパートナーとパーティに行くという嘘をついてしまいました。

しかも、そのパーティには弟の知り合いも参加することが判明し、ヨルはなんとしても恋人役を用意しなくてはならないことに。そんな事情から、偶然出会ったロイド黄昏)に恋人役の依頼をするところから偽装家族が始まります。

なお、ヨルはロイドの本当の職業が精神科医ではなくスパイであるということを知らず、アーニャはロイドの亡き前妻の子であると本気で信じ込んでいます。そのため、アーニャとは真剣に向き合って母親にふさわしい人物になろうと努力する一面も垣間見られます。

ロイドがスパイになったのは「子どもが泣かない世界を作るため」

子どもが泣いていると腹が立ってしまうというロイド。それは自身が短気であったり子ども嫌いであるというわけではなく、無力で泣くことしかできなかった過去の自分を思い出すからでした。

誘拐されたアーニャが泣きじゃくる姿を見たロイドは、ふと昔の自分と思わしき人物の記憶を浮かべます。ロイドの回想の中で泣きじゃくっている子どもの周囲には、戦車や倒壊した建物、瓦礫の山など、国の戦争を想起させるものが溢れていました。おそらく、ロイドは戦争で家族を失い、孤独な身で理不尽な世界に蹂躙されて涙を流すことしかできなかったのだと思われます。

子ども(じぶん)が泣かない世界、それを作りたくてオレはスパイになったんだ」と、ずば抜けた頭脳や繊細な技能、圧倒的な戦闘力を持つロイドが戦い続ける理由を確かめることができるシーンでした。

「アーニャおうちかえりたい」超能力少女の悲痛な叫び

ロイドとアーニャが家族となったきっかけは、任務をこなすためだけという冷淡な関係でした。しかし、ロイドを追い詰めるための道具としてアーニャは誘拐されてしまい、早速アーニャとロイドにとっての危機が訪れます。

犯人らに自宅で待ち伏せされたロイドは、持ち前の戦闘力で難なく敵を撃退しますが、自宅にまで追手が迫っていることに危機感を感じて身を隠そうとします。その際に、「子どもは他にいくらでもいる」とアーニャのことを見捨てようとしますが……結果として取った行動は、敵に変装してアジトに乗り込んでアーニャを救い出すという、とても危険度が高い選択肢。

スパイとして感情に左右されずに合理的な選択をしてきたはずのロイドですが、行動理念の奥底には子どもを大事にするという志が根付いていることから、このような行動をとったものと思われます。そしてその気持ちは心が読めるアーニャにも伝わったのか、ロイドを見るアーニャの眼はより一層輝きを増すことになります。

子どもであるアーニャを危険に巻き込んだことを自省して別の孤児院へ送り返す決意をしたロイドですが、「アーニャおうちかえりたい、ちちとアーニャのおうち」と涙ながらに訴えかけたことで、無事家族としての絆が再び繋がりあうのでした。

アーニャがロイドを父親として絶大な信頼を寄せるきっかけになるとともに、ロイドにも父親として娘を守るというきっかけに目覚める、とても心が温まるシーンでした。

「共に助け合おう」ロイドとヨルらしい戦場でのプロポーズ

ロイドの妻となるヨルの出会いのきっかけは老舗の仕立て屋でのこと。殺し屋であるヨルが期せずしてロイドの背後を取ったことで、気配に敏感なはずのロイドは思わず興味を引かれてしまいます。そして会話を重ねるうちに、ヨルは思い切ってパーティでの恋人役をロイドに依頼します。

偽装家族の妻役を探していたロイドは、これ幸いとヨルの提案を受け入れる代わりに学校の面接時に必要となる母親役の代わりをヨルに依頼するのでした。まずは受け入れやすい要求を飲ませつつ、いずれは正式な婚姻をと目論んでいたロイドですが、その目的は思いも寄らぬ形で達成されることに…。

パーティの当日に遅れてやってきたロイドは、ヨルを貶めようとする同僚との一悶着の末、パーティ会場を早々に後にします。しかし、その帰り道でヨル共々密輸組織の追手による襲撃に遭ってしまい、あくまでもヨルとは一般的に見える家庭を築き上げたいロイドにとっては苦しい状況に追い込まれてしまいます。

「患者のヒステリーがおさまっていない」「殴打療法が最先端の治療法」などと苦しい言い訳をしながらヨルをごまかすロイドでしたが、ヨル自身も言葉通り信じ込んでしまう天然ぶり。そんな状況で患者という名の密輸組織の追手を殴り倒しているうちに気が大きくなってしまったのか、ヨルは「結婚しませんか?」とロイドにプロポーズをするのでした。

ヨルは独身女性として怪しまれずに暮らし、殺し屋稼業を続けるため。ロイドは任務で家族を作り名門イーデン校においてターゲットに近づくため。お互いの利害が一致したその時、敵が落とした手榴弾のピンを抜き、抜いたリングを婚約指輪代わりにして爆炎を背景にプロポーズ!

戦場でのプロポーズにロマンを感じつつ、手榴弾のリングを指輪代わりにするという洒落が効いた名シーンでした。

「選ぶ学校を間違えました」任務のはずが…ロイドに父性が芽生える

なんとか筆記試験を潜り抜けたアーニャは、無事に面接試験に漕ぎつけることができました。しかし、面接試験では名門校らしからぬエレガントさに欠ける面接官のマードック・スワンが大きな障害となります。

その実として、先代の校長の「コネ」によって採用された一人息子であるスワンが面接官の一人として席についており、現代では「モラルハラスメント」と言われるような無神経な質問をしてはバカにするような言動を行うといった様が繰り広げられていました。

ロイド&ヨル夫妻も例外ではなく、再婚であることをつつき回したり、炊事が苦手なヨルを小馬鹿にするような言葉を浴びせられることに。

今のママと前のママ、どっちが高得点だ?

年端もいかぬ子ともに対してする質問としてはあまりにも度が過ぎた発言に、ロイドは冷静さを欠き始めます。そして、アーニャは感情がオーバーフローしてしまい、面接中に涙を流してしまいます。その様子を見て「ささいなことでいちいちベソかいてたら……」と続けざまに煽り立てるスワンに対し、アーニャをかばいつつ殺気を滾らせながらスワンを睨みつけるヨル。ここで先に動いたのは、意外にもロイドでした。

任務のためには我慢だ

しょせんまがいものの家族

中傷されたところでそれがどうした

あくまでも任務であることを忘れずに自分を落ち着かせていたはずのロイドですが、言葉とは裏腹に大きく振りかぶってしまっていた拳でテーブルを叩き割って「蚊がいましたもので」と一言。そして、「子どもの気持ちを軽んじるのが貴校の教育理念なのでしたら、選ぶ学校を間違えました」と、自ら面接会場を後にします。

ロイドが本来持ち合わせている情に厚い部分が剥き出しになり、任務よりも子どもの尊厳を守ることを優先する、人の親としての顔が見られたシーンでした。

また、ほかの面接官の一人であるヘンリー・ヘンダーソン。この人物は名門イーデン校で優秀な生徒を育て上げる教職に誇りをもっている人物であり、イーデン校に対する忠誠心も並々ならぬものです。立場を利用して私情で受験者に当たり散らす真似をしてイーデン校を貶めたスワンに対して、なんと顔面を殴りつけるという鉄拳制裁で、教師としての矜持を守るのでした。

その後は「これで堂々とイーデンの教師として向き合えるかね フォージャーよ」と言って、フォージャー家にリスペクトの意を示す節が見られました。そしてこのヘンダーソン先生は、アーニャがイーデン校に入学した後に担任教師として今後も登場することに!今後も目が離せませんね。

「私はその子の母親ですッ!」偽装家族でもヨルは立派な母親だった

いろいろと問題はあったものの、無事名門イーデン校への入学を果たしたアーニャは、仕立て屋で作ってもらった制服を受け取ってルンルン気分。おろしたての制服を身にまとってゴキゲンなアーニャは、ヨルと公園で散歩することに。

その最中、ヨルはイーデン校における面接での出来事を思い出し、母親らしさについて思案します。ヨルにとってのフォージャー家とはあくまでも偽装家族ですが、アーニャを前にして少しでも母と別れた寂しさを埋めてあげたい、という気持ちを強く持っていました。

とりあえず母親と言えば手料理、ということでスーパーマーケットへ寄りますが、少し目を離した隙にアーニャが街の不良に誘拐されそうになってしまいます。ヨルの戦闘力をもってすれば街の不良程度を追い払うことは簡単でしたが、代わりに食材をダメにしてしまったヨルは母親としての自信を一層失くしてしまうことに。

しかし、アーニャにとっては決してダメな母親ではありませんでした。アーニャを救う際に鬼気迫る表情で言い放った「私はその子の母親ですッ!」という名言は、今まで家族という関係が希薄だったアーニャにとっては救いの一言であったと言えるでしょう。

アーニャつよくてかっこいい はは すき!

アーニャ ははみたいになりたい!

アーニャがヨルに対してかけた言葉も、ヨルの母親としての自信に大きく繋がりました。ヨルは自分が普通ではないことは承知の上で、自分にできることを精一杯頑張ることで、自分らしい母親になることを決意します。

そんな経緯があって母みたく強くなりたいと願ったアーニャは、大事な男の子をぶっ飛ばすパンチ力を手に入れてしまうことになってしまうのでした。

「アーニャほんとはおまえとなかよくしたいです…!」

入学後、アーニャはとある男の子への接近を試みます。その男の子とは、ロイドが動向を探るべく追っている「ドノバン・デズモンド」の息子である「ダミアン・デズモンド」。ダミアンは大きな権力を持つ父の息子ということで、入学初日にして同級生の子を手下として従えているような人物でした。

ダミアンの性格は傲岸不遜そのもので、親の職業でランク付けをしたり庶民であること小馬鹿にしてきたりと、早速アーニャの額には青筋が。母直伝の右ストレートをお見舞いしてしまいそうになりますが、同じく母から教わった感情任せの暴力はご法度という教えを守り、ダミアンの意地悪も笑顔で流すのでした。

しかし、その笑顔はなんとも言えない顔で、逆にダミアンを煽ってしまう形に。ロイドの思惑とは裏腹にダミアンの意地悪の標的にされてしまったアーニャは、しばらくは笑って流しますが……。ついに我慢の限界に達した時、母直伝の右ストレートでダミアンをぶっ飛ばしてしまいます

この事件でアーニャは罰点を与えられてしまうとともに、ターゲットのダミアンとの仲も険悪に……と思いきや、初めて自分のことを殴ったアーニャに奇妙な感情を抱いてしまう結果に。思わぬ方向へ物語が転んだところで、アーニャのトドメの一言と仕草が刺さります。

「アーニャほんとはおまえとなかよくしたいです…!」

しおらしく涙を流して謝るアーニャに、ダミアンの顔は真っ赤に染まって周囲には花が咲いてしまう始末。読者とダミアンのハートが射抜かれてしまった、とても可愛らしいアーニャの一面が見られたシーンでした!

人名救助で史上最速の褒章を獲得したアーニャ

アーニャが学校で果たすべき使命の1つ。それは学業・素行ともに優秀な人物となり、選ばれし者だけが出席できる懇親会へ参加する権利を手にすること。具体的には、成績や社会貢献が学校に認められることによって授与される「星(ステラ)」と呼ばれる褒章を8つ集めることでたどり着くことができます。

学業において成績が振るわないアーニャを見たロイドは、社会貢献という点で褒章の獲得を狙うことに。しかし、好奇心旺盛なアーニャは何をやっても裏目に出てしまい、ボランティア先でも帰れと言われてしまう始末。

すっかり落ち込んで帰ろうとしたアーニャですが、ふと超能力によって不穏な心の声を感知します。それは声にならない声で、耳を澄ませるとプールで溺れている少年がいることに気が付くのでした。アーニャは一目散に声の主の元へ走り出し、脇目も振らずに着衣のままプールへ飛び込んで少年を救い出すために奮闘!

この時、アーニャは決して褒章獲得のためというような打算的なことは一切考えておらず、心から少年を助けたい一心で行動を起こしました。超能力によって人間の醜い心の声を耳にしてしまうこともある中、アーニャの精神が清く逞しく育っていることが感じられるシーンでした。

【SPY×FAMILY】のアニメ化が待ち遠し過ぎる!

様々なメディアで注目を浴び、凄まじい速度でコミックスの売上も伸びていくなど、日々知名度が広まっているスパイファミリー。そうなると、やはりアニメ化への期待が高まってしまいますね!まだ公式からアニメ化についての発表はありませんが、今の人気っぷりからしていつかはアニメになるのでは…?と、ワクワクが止まりません。

魅力的なキャラクター達が正体を隠したまま異色の組み合わせで物語を紡いでいく独創的なスパイファミリーですが、コミックスの展開もまだまだ先が読めないストーリーになっています。ビジュアルもさることながら、バトルシーンや心情の描写も評判となっているスパイファミリーの今後の展開に注目です!

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