【アクタージュact-age】のあらすじ&展開をネタバレ徹底考察!

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「週刊少年ジャンプ」で連載している「アクタージュact-age」は、主人公・夜凪景が女優として成長していく姿を描いた物語。累計発行部数190万部以上突破し、アニメ化も期待されている「アクタージュact-age」のあらすじと今後の展開をネタバレ込みでご紹介していきましょう。

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目次

「アクタージュact-age」とは?

アクタージュ act-age 1 (ジャンプコミックス)

2018年から集英社「週刊少年ジャンプ」で連載している「アクタージュact-age」は、原作・マツキタツヤ、作画・宇佐崎しろ(うさざき しろ)両先生の手掛ける本格派演劇マンガです。

2020年3月時点で「アクタージュact-age」は第10巻までが刊行され、累積発行部数190万部以上を突破。2020年5月1日に「アクタージュact-age」第11巻の発売が予定されています。

また、「アクタージュact-age」の主人公・夜凪景が2019年2月4日発売の「週間プレイボーイ」の巻末グラビアや、消防庁火災予防啓発用ポスターのモデルに抜擢されるなど、斬新なアプローチが話題となっています。

さらに、作中のキャラクター・黒山墨字が代表を務めている「スタジオ大黒天」名義の公式サイト&公式Twitterアカウントが解説されるなど、まるで「アクタージュact-age」のキャラクターや世界観が実在しているような展開から目が離せません。

「アクタージュact-age」マツキタツヤ×宇佐崎しろのコンビは何者?

「アクタージュact-age」原作者のマツキタツヤ先生と、宇佐崎しろ先生とは何者なのでしょうか。

マツキタツヤ先生は「週刊少年ジャンプ」が「ストーリー作り」と「作画」のそれぞれのプロを発掘するために作った「第2回ストキンPro」に原作志望者を対象にした漫画賞「ストキンPro」に「阿佐ヶ谷芸術高校映像科へようこそ」を応募。そして、「第2回ストキンPro」新人漫画賞、ストキンProの準キングを受賞します。

「阿佐ヶ谷芸術高校映像科へようこそ」から始まったタッグ

「阿佐ヶ谷芸術高校映像科へようこそ」の掲載権をもらったマツキ先生は、以前からTwitterで相互フォローをしていた宇佐崎先生に作画担当として指名しました。

マツキ先生の編集担当の方も、宇佐崎先生を以前からを知っていたそうで話がスムーズに進み、「阿佐ヶ谷芸術高校映像科へようこそ」から、マツキタツヤ×宇佐崎しろのタッグが始動します。

「阿佐ヶ谷芸術高校映像科へようこそ」で注目されたマツキタツヤ×宇佐崎しろ先生のコンビで、「アクタージュact-age」の連載へと繋がったのだそう。今後も2人が手がけるストーリーから、目が離せません!

「アクタージュact-age」アニメ化の可能性は?

そんな「アクタージュact-age」ですが、2020年3月時点でアニメ化されるという公式発表はありません。しかし、「スタジオ大黒天」「羅刹女」の公式サイトは、「新しいアニメのサイトかな?」と錯覚するクオリティで作られており、本編以外にも力を入れて制作しているのが伝わってきます。

さらに、単行本の累計発行部数が190万以上を突破。連載されている「週刊少年ジャンプ」で3週連続巻頭カラーを達成したり、2019年11月2日に発売された「週刊少年ジャンプ」49号に劇中劇「羅刹女」の公式ポスターが付録になるなど、知名度も話題性も抜群です。

そして、2019年12月には「アクタージュact-age」の既刊全巻重版が決定するなど、評判は上々!

SNSでも好評価な「アクタージュact-age」

2020年3月時点のTwitterでも「思わずまとめ買いしてイッキ見してしまった」「〇〇キャラクターを推している」「あのキャラクターの声優は誰になったら良いか」など、アクタージュ関連のツイートをしている人が多く、好評価を得ているのが伝わってきます。

「アクタージュact-age」は、景を中心にしたキャラクター達の演技に定評があるマンガ。アニメ化だけではなく、実写ドラマ化、実写映画化もあり得る作品かもしれませんね。

「アクタージュact-age」のあらすじ

女子高校生の夜凪景(よなぎけい)は、大手芸能事務所「スターズ」のオーディションに参加しますが、結果は不合格…。女優になる夢を諦め、就職を考えていた景のもとへ、オーディションの審査員として参加していた映画監督・黒山墨字(くろやますみじ)から再びオーディションへの参加を打診されます。

その後、黒山墨字に才能を見い出され、役者の道を歩み始めた景は、独学で習得したメソッド演技で次々と難役をこなしていきます。

そして、「天使」の異名を持つ若手トップ女優・百城千世子(ももしろちよこ)と出会い、さらに自分の演技を磨き上げていきます。メソッド演技を活かして難しい役をこなしていく景は、女優としてどこまで成長していくのでしょう。

「アクタージュact-age」ストーリー:第1巻

夜凪景と黒山墨字の出会い

大手芸能事務所「スターズ」が開催した「俳優発掘オーディション」に参加した夜凪景。毎年未来のスターを夢見る3万人超えの新人が参加するといわれるオーディションに、景は女優部門第5次審査まで勝ち残ります。

しかし、独学でメゾット演技を習得していた夜凪景の才能に「あの子の芝居は危険よ。いずれ身を滅ぼすわ」と不安を感じたスターズの社長・星アリサによって不合格に。

ところが、最終審査に残った赤井ヒカリが、第5次審査で夜凪景の泣き演技を見て「私は本物になれない」と辞退してしまい、映画監督の黒山墨字の計らいで夜凪景に白羽の矢が立てられます。

「アクタージュ」第1巻で見せた夜凪景の女優魂

そして夜凪景が、星アキラに車で連れてこられた先は「俳優発掘オーディション」最終審査の会場。最終審査「パントマイム(無言劇)」で景は、「腹を空かせた野犬と対峙する」というお題で、戦う芝居を披露しています。

パントマイムだとしても、自分の腕を噛ませて野犬を制圧させた夜凪景の度胸が印象的でした。

初めてのエキストラに戸惑う夜凪景

その後、夜凪景はネットプライムオリジナルドラマ「大遅延!参勤交代」に、”残酷な光景を前にして何も出来ない町人役”で参加します。主人公たちよりも目立ってはいけないエキストラという立場なのに、夜凪景は持ち前のメソッド演技をしてしまいNGを連発

夜凪景は、町人役をどうしても自分の幼い弟妹と重ねてしまい、演技が変えられなかったのです。そんな景の様子を見た黒山は「お前の家族は別のところで帰りを待っている。逆らったら、一族郎党お前の妹弟まで皆殺しだぞ」と役の解釈を伝えられ、演技を変化させます。

しかし、夜凪景が演技を変化させても、周囲の注目は景から外れることはありません。ついに、監督から「夜凪景を外せ」と激が飛び、やむなく降板することに…。黒山は監督に謝罪を入れ、景を連れてその場を立ち去っていきます。

「アクタージュact-age」ストーリー:第2巻 

アクタージュ act-age 2 (ジャンプコミックスDIGITAL)

スターズ主催の映画「デスアイランド」は、集A社の人気コミックが原作で、無人島に漂流した24人の生徒たちが最後の1人になるまで殺し合うストーリー。

スターズの売れ線俳優が脇を固め、主演はスターズ所属で「天使」の異名を持つ若手トップ女優・百城千世子が務めるというスターズのビッグプロジェクトです。

「デスアイランド」は、スターズの俳優の他に12名をオーディションから募っていました。そのオーディションの最終審査に、源真咲、烏山武光、湯島茜と一緒に夜凪景も残ります

そして、修学旅行中の飛行機が海へと墜落し、無人島に漂着したクラスメイト4人が目を覚ますところからスタートする「エチュード(状況に応じた即興演技)」を用いて行われた最終審査。夜凪景はリアリティ溢れる演技を披露し3人を圧倒していきます。

ついには、夜凪景の演技に引き込まれた湯島茜が演技を忘れてしまい、エチュードは一旦ストップとなりました。茜が演技を忘れるくらい、景の演技がリアルだったのですね。

「アクタージュ」第2巻は天使・百城千世子に注目

「デスアイランド」の出演が決定した夜凪景は、顔合わせでいよいよ百城千世子と初対面。景と対面した千世子は、初顔合わせにも関わらず、役者たちの詳細なプロフィールを自身の感想を交えて語り出していました。

もちろん、千世子は景のこともリサーチ済みで「お芝居にしては、不自然なくらい自然すぎた」と分析。景も天使と異名を持つ千世子に、黒山からお芝居中の自分を俯瞰して、コントロールする技術「幽体離脱」があると聞いたけど本当か?とストレートに質問しています。

景の質問に「私達、俳優の使命は観客を虜にすること。素顔を晒してありのままに演じることを人間と言うのなら、だったら私は人間じゃなくていい」と千世子は答えていました。

そんな千世子の答えの裏側に「怒り」を感じ取った景。天才同士の会話にゾクゾクしますね。

「アクタージュact-age」ストーリー:第3巻

アクタージュ act-age 3 (ジャンプコミックスDIGITAL)

「デスアイランド」で、いよいよ夜凪景と百城千世子の競演シーンが登場。友達同士を演じた2人の競演は、外側から見るとあっけなく終了したように見えました。

しかし、千世子は手塚監督に怒りをぶつけてその場を後に…。一方の景は、「芝居の途中で千世子の顔が崩れて、天使の仮面をかぶった」と感じていました。そのため、思わず芝居を途中で止めてしまったと語り、「あんな仮面をかぶり続けている千世子ちゃんが可哀相で」と涙を流しています。

女優として、百城千世子の全てを盗もうとしていた貪欲な夜凪景だからこそ、千世子の複雑な心情が読み取れたのでしょう。

「アクタージュ」第3巻はクランクアップに注目

「デスアイランド」の撮影中に台風が上陸し、撮影の続行が困難になってしまいますが、売れっ子女優・百城千世子のスケジュールを考えると、脚本を変えて撮影を続けるしかない状況です。

しかし、手塚監督が脚本の変更を拒否し、場の空気は一気に険悪なムードに。しかし、百城千世子は「台風だろうと、何だろうと、このシーンは撮らないとダメだよね」と撮影続行を希望しました。

台風が迫っているという悪天候の中、百城千世子はNGを出さずにどんどん撮影をこなしていきます。そして、迎えたラストシーンで、夜凪景も登場。台風の中、撮影中に自身をかばって斜面に滑落してしまった景を目撃した千世子は、「ありがとう」と天使の仮面を脱いで呟きました。

滑落した夜凪景は、安全対策のおかげでかすり傷程度の軽症で救出され「デスアイランド」はクランクアップクランクアップの時に見せた景の涙が、女優としての成長と達成感を表現していましたね。

「アクタージュact-age」ストーリー:第4巻

アクタージュ act-age 4 (ジャンプコミックスDIGITAL)

夜凪景の次の仕事は、舞台演出家・巌裕二郎(いわおゆうじろう)が最後の舞台だと語る「銀河鉄道の夜」のカムパネルラ役。「銀河鉄道の夜」には、巌が見出した舞台俳優・明神阿良也(みょうじんあらや)が出演します。

徹底した役作りを行うことで有名な明神阿良也は、”演劇界の怪物憑依型カメレオン俳優”という異名を持つ舞台俳優。「銀河鉄道の夜」では、主役・ジョバンニ役を担当することになっていました。

「銀河鉄道の夜」の練習稽古に参加した夜凪景は、とっさにエチュードテストを仕掛けられても動じずに自分の演技をこなします。しかし、明神阿良也から「演技がリアルすぎる」と指摘をされてしまうという一幕も…。

その上、巌からは「台本読みはまだしなくていい」と言われ、「銀河鉄道の夜」の練習稽古は波乱を予感させる幕開けになりました。映像の演技とは違い、体全体で表現しなくてはいけない舞台の演技。夜凪景の新たな試練の始まりです。

夜凪景と明神阿良也の役作り

「芝居は妄想ではなく表現」だと主張する巌は、10日以内に”深さ”と”伝わりやすさ”を両立するようにと、夜凪景に課題を出します。「両立できなければ降板」という巌に応えようと、景は練習を開始しました。

景が芝居の表現を模索している途中で、星アキラも追加キャストとして発表されます。これは、景とアキラが一緒にいるところをパパラッチされ、まずいと思った星アリサが巌に頼み込んで実現したもの。

アキラのちょっとした仕草がヒントになり、景が「舞台の芝居」をつかむきっかけになります。そして、アキラの役者人生にとっても、「銀河鉄道の夜」に出演するのは、重要な意味となっていきました。

「アクタージュ」第4巻は明神阿良也に注目

「アクタージュ」第4巻で注目すべきキャラクターはジョバンニを演じる明神阿良也。阿良也は自分の役作りのために、相手を理解するまで嗅ぎ回り続ける役者です。

明神阿良也は夜凪景に興味を持ち、彼女が奥底に隠していた感情もえぐり出して、ジョバンニ役の役作りに利用しました。そして、阿良也に隠していた感情を喰われ、自分の役作りに不安を覚えた夜凪景の前に現れたのは百城千世子です。

千世子は役作りのヒントを景に与え、景も千世子の役作りに大きく貢献。そして、そのエールに応えるように、景はカムパネルラ役を掴んでいきました

夜凪景と明神阿良也は共に憑依型タイプの役者ですが、全く違う役作りの仕方が非常に印象的なストーリーです。

「アクタージュact-age」ストーリー:第5巻

アクタージュ act-age 5 (ジャンプコミックスDIGITAL)

夜凪景と明神阿良也がそれぞれの役を掴みかけた頃、巌は、半年ほど前に膵臓に悪性の腫瘍が見つかり、自らがおよそ3ヶ月から半年の余命だと打ち明けます。突然のカミングアウトに言葉を失う景に対し、巌は「俺の死を喰って役作りをしろ」と、最後のアドバイスを送りました。

そして、景から事情を聞いた黒山墨字は「巌さんにとっての『ほんとうにいいこと』とは最高の舞台を景たちに演じさせることで、『巌裕次郎になって、あの劇団を導くことがお前の最後の役作りだ』」と激励。

「自分の死をも役者たちの演技の糧にさせたい」という巌の気持ちに、景たちは応えなくてはなりません。

「アクタージュ」第5巻でいよいよ銀河鉄道の夜が開演

そしていよいよ「銀河鉄道の夜」の初日が開演しますが、巌は楽屋控室に現れません。そこへ毎日巌の自宅に通っていた景から、巌が危篤状態だという事実が、劇団天球の俳優達に明かされました。

「いつ亡くなってもおかしくないって。舞台が終わるまでもつかどうか分からない」という景からの情報に、動揺する劇団天球の俳優達…。さらに、ネットでも巌の緊急入院が速報ニュースとして配信され、俳優達だけではなく観客達の間にも動揺が広がっていきます。

それでも景は、劇団天球の俳優達を鼓舞させ、舞台の幕が上がります。巌のいない「銀河鉄道の夜」は、巌の演出を忠実に守った役者たちで観客の意識を舞台へを向けさせていきました。

途中で七生が役者の仮面を脱いでしまった場面がありましたが、「銀河鉄道の夜」の初日は順調に滑り出しましたね。

「アクタージュact-age」ストーリー:第6巻

アクタージュ act-age 6 (ジャンプコミックス)

「銀河鉄道の夜」に出演している星アキラは「自分だけが景たちと同じ景色を視ていない、舞台についていけていない」と感じ、上辺だけの演技をしていました。

ところが景は、アドリブで「それでも自分は正しかったと思いますか」とアキラに問いかけ、さらに「教えて下さい。僕達は本当に正しかったのですか?」と畳み掛けたのです。

この景の呼びかけに、アキラは「僕の言葉で答えないとダメだ!」と考え直し、影から他人を輝かせるための脇役に徹していきます。一皮むけたアキラの演技は、これから彼がバイプレイヤーになるためのターニングポイントになりましたね。

「アクタージュ」第6巻は銀河鉄道のラストシーンに注目

いよいよ舞台「銀河鉄道の夜」のラストシーン。銀河鉄道の旅路の最中に出会った乗客達との出会いを通して、ジョバンニは、カムパネルラの死に気づきながらも、目を背けていました。

ラストシーンは、カムパネルラがジョバンニの元から去り、死を受け入れていく姿が描かれます。このシーンは、阿良也が巌の体調の変化に気づかないふりをしていた状況とシンクロしていました。

カムパネルラがジョバンニの前から立ち去ろうとした時、死への恐怖を強く感じる阿良也。

恐怖と喪失感で動けなくなってしまう阿良也に対し、カムパネルラ役の景は、彼が立ち上がるまで待っていました。そして、阿良也がジョバンニの仮面を再びかぶり、立ち上がると「…ああよかった。僕は行くよ」とカムパネルラのセリフを口にして台本通りに戻っています。

「アクタージュact-age」ストーリー:第7巻

アクタージュ act-age 7 (ジャンプコミックス)

「銀河鉄道の夜」の初日が無事に終わるのを待っていたかのように、巌は膵臓がんで息を引き取ります。巌の葬儀・告別式が開かれても「銀河鉄道の夜」の公演は行われ、景の演技の評判は日を追うごとに高まっていきました。

業界でも景の噂は広まり、「悲劇のヒロインとして売り出したい」とプロデューサー・天地心一(あまち しんいち)も登場。しかし、景がきっぱり断ったので天地の「良い話」は頓挫しましたが、危機感を感じた黒山は「銀河鉄道の夜」が千秋楽を迎えたら、景の女優業を当面休業すると決定します。

反発する景に黒山は「自分の定義を増やせ。それが芝居を続ける条件だ。学校で役者じゃねぇ普通の友達を作って来い」と新たな課題を提示。戸惑う景も、黒山の支持に従うしかありませんでした。

「アクタージュ」第7巻に杉並北高校映画部が登場!

学校で普通の友達を作って来い」と黒山に課題を出された夜凪景。しかし、これまで芸能界以外に友達らしい友達が出来たことがない景は、友達の作り方が分かりません。

クラスメイトの朝陽ひなに話しかけても無視されてしまうなど、どうしていいか迷っていた景に「よっ夜凪さんは映画好きですか⁉」と話しかけたの吉岡新太(よしおか あらた)でした。杉並北高校で映像研究部(通称:映研)を発足させた吉岡は、景を映研に誘っています。

映研の部室には、夜凪景を無視したひなの他に、不良っぽい雰囲気の花井遼馬(はない りょうま)もいました。ひなも遼馬も映研を溜まり場にしているだけで、ただの幽霊部員。しかし、吉岡と景だけは映画撮影にノリノリです。

景と吉岡が撮影した映画は、文化祭で発表される直前までいきましたが、ファンの混乱を心配した教師からのストップがかかり、残念ながらお蔵入りに…。しかし、景の人となりを知ったひなや花井と友達になることができました。

「アクタージュ」第7巻で出来た3人の”普通の友達”は、厳しい芸能界に身を置いている景にとって、かけがえのない存在になっていくでしょう。

「アクタージュact-age」ストーリー:第8巻

アクタージュ act-age 8 (ジャンプコミックス)

夜凪景が自分の定義を掴んだことを知った黒山墨字は、居酒屋で知り合ったバンドのミュージックビデオを、景を起用して新宿の街中でゲリラ的に撮影します。躍動感あふれる映像は、景の知名度を決定的にするものでした。

その映像を観たプロデューサー・天地心一は、「西遊記」に孫悟空の敵として登場する天の風の神・羅刹女の架空物語「羅刹女」に夜凪景を起用することに。その他に、百城千世子や明神阿良也もキャストとして選ばれ、さらに、主演は景と千世子のダブルキャストになることも発表されました。

景と千世子のダブルキャスト舞台「羅刹女」は、動画配信サイトで初日を配信する予定となっていて、羅刹女役を演じた景と千世子の人気が数字に反映されるシビアな舞台でもありました。

夜凪景と百城千世子の直接対決となる「羅刹女」が、どんな展開で進んでいくのか気になりますね。

「羅刹女・サイド甲」の主演女優は夜凪景

景が羅刹女を演じる舞台は「羅刹女・サイド甲」と名付けられ、羅刹女を執筆した山野上花子(やまのうえはなこ)が演出を担当します。そして、孫悟空役としてハリウッドで活躍している俳優・王賀美陸(おうがみりく)が演じることに。

さらに「デスアイランド」で共演した烏山武光(からすやまたけみつ)が、猪八戒役を担当するのも決まり、景の出演する「羅刹女・サイド甲」の稽古がスタートします。

特にハリウッドスターの王賀美は、主役の景を喰ってしまうほどの存在感。メソッド演技で他を圧倒してきた景も霞んでしまう、天性のオーラを放っていました。

そんな王賀美が景の新たな壁になるのですが、王賀美はプライドが高く気まぐれな超曲者。景は、王賀美の演技と性格にうまく対応しなければなりません。

「羅刹女・サイド乙」の主演女優は百城千世子

千世子が羅刹女を演じる舞台は「羅刹女・サイド乙」と名付けられ、演出は黒山墨字が担当。悟空役は明神阿良也が演じることが決定しました。

黒山の独特な稽古に即座に対応しながらも「私は王賀美さんの偽物なの」と爆弾発言をするなど、千世子はかつてスターズに所属していた王賀美の存在を気にする言動を見せます。

そして、阿良也は「”偽物”が”本物”にどう挑む?」と千世子に質問。千世子はその場にあったゆで卵を丸呑みして、これまで演じなかった経験から芝居を作るメソッド演技を披露し、阿良也を納得させていました。

これまで見せてきた自分の演技やキャラクターのままでは、先がないと自覚していた千世子。舞台「羅刹女」にかける千世子の情熱が伝わってきますね。

「アクタージュact-age」ストーリー:第9巻

アクタージュ act-age 9 (ジャンプコミックスDIGITAL)

羅刹女役のイメージを掴むために登った山で、「羅刹女・サイド甲」の演出家の花子と偶然出会った景は、羅刹女のイメージをどんどん固めていきます。しかし、景が下山すると、王賀美が舞台を降板すると大騒動になっていました。

実は、黒山が「羅刹女・サイド甲」の演出を担当しないことを知って激怒した王賀美に、「3日待ってくれれば、黒山のことを忘れさせる」と言って山に登り始めていたのです。しかし、山でスマホの電池が切れ、王賀美と連絡が取れなくなってしまいました。

黒山も演出をしない、忘れさせると豪語した景からの連絡もない…しびれを切らした王賀美は、ハリウッドに戻るために空港に向かっていました。しかし、空港が大騒ぎになる中、王賀美の前で景が羅刹女を演じた瞬間、落雷が空港に落ちて停電。

この偶然の瞬間に、王賀美は孫悟空として景の羅刹女に応え、王賀美の降板騒動は収束していきます。落雷をも味方につけた景の羅刹女は、すでに完成されたといっても間違いないでしょう。

「アクタージュ」第9巻:天使・百城千世子の苦悩

王賀美の空港での騒動に立ち会っていた千世子は、阿良也から「ビビってんの?夜凪たちに」と心を見透かされています。千世子がもがき、天使と呼ばれた演技から逸脱し始めても、演出の黒山は何も言わないまま…。

耐えきれなくなった千世子は、黒山を自宅に招き「やっぱり負けるのは悔しいんだよ。悔しい…!」と自分の気持ちを吐露しています。千世子は、「天使」と呼ばれて培ってきた地位を全て捨てて戦ったとしても、景には勝てないと感じていたんですね。

そんな千世子の心の声を聞いた黒山は「俺が倒させてやる。夜凪景を」と、千世子と一緒に景を倒すことを宣言しています。

「アクタージュact-age」ストーリー:第10巻

アクタージュ act-age 10 (ジャンプコミックス)

いよいよ夜凪景が羅刹女を演じる「羅刹女・サイド甲」が開幕。ところが、開演直前で、演出家の山野上花子が「景の父と交際していて、景の母の葬式の夜も一緒にいた」と爆弾発言を残します。驚いた景は、花子の頬を叩きひどく取り乱してしまいました。

その場にいた誰もが「羅刹女・サイド甲」は失敗するのでは…と危機感を感じた様子でしたが、花子への怒りを糧に、夜凪景は誰もが恐怖するような演技を見せました。

花子の超ド級の爆弾発言は、結果的に景の”怒り”の迫力を増幅させることに成功しました。さらに、花子は舞台の絵も変更し、絵に敏感に反応する景の感情を燃え上がらせています。花子の行動は、熟考した上での行為でしたが、それにしても大胆すぎます…!

「アクタージュ」第10巻で見せた王賀美陸のプライド

夜凪景の羅刹女に客席が圧倒される中登場したのは、王賀美陸の孫悟空です。王賀美の孫悟空は、観客を味方につけながら景の羅刹女に戦いを挑んでいき、観客も孫悟空が「善」で、羅刹女が「悪」であると認識し始めました。

しかし、しばらくすると観客は王賀美の演技に慣れ始めていきます。王賀美が希薄な演技をするあまり、羅刹女が舞台の空気を制圧。舞台上で存在感の薄くなっていく孫悟空を観た舞台裏は、王賀美が自滅したのではないか?と心配し始めていました。しかし王賀美は、羅刹女をお姫様抱っこするというアドリブを行います。

さらに王賀美は、これまでと変わらず上から目線の演技を続け、羅刹女を泣かせることに成功。孫悟空の追い詰め方を観ていた観客に「羅刹女が可哀想な女性だ」という印象を植え付けていきました。この一連の王賀美の演技は狙ったもので、自らのイメージを壊して、景の羅刹女を引き立たせていました。

「アクタージュact-age」第10巻以降の本誌ネタバレ

王賀美が自らのイメージを壊して、夜凪景の羅刹女を引き立たせた演技を見せたところで「アクタージュact-age」第10巻は終了しました。そしてその後、第2幕となる火焰山のシーンが登場。

火焰山のシーンで、三蔵法師役の白石宗(しらいし そう)と景の羅刹女が対峙し、羅刹女の怒りを三蔵法師が沈めていく名シーンへと繋がっていきました。

そして、ここで注目すべきが「羅刹女・サイド甲」を観ていた幼い女の子の存在。女の子は、最初から最後まで喜怒哀楽を露わにし観劇していました。途中からは、「女の子の表情を見て演技しろ」と王賀美が言っていましたね。

舞台が終了し、母親と帰っていく女の子の満足した表情が「羅刹女・サイド甲」の公演が成功だったことを示唆しています。

「アクタージュact-age」の感想&今後の展開は?

「アクタージュact-age」の見どころといえば、やっぱり夜凪景の圧倒的な演技力でしょう。わずが16歳という若さで、メソッド演技を独学で習得し、エキストラ役から脇役、大物俳優との競演まで、与えられた役を演じきる景の姿は、読んでいる人の目を釘付けにしています。

そして、気になるのは「蒸発した」とだけ語られていた景の父の存在です。今は全く関係がないと思っていた夜凪景の父は、山野上花子と関係があったことが「アクタージュ」第10巻で明かされました。

花子の口ぶりから不倫関係⁉と思って驚きましたが、実は花子の片思いだったというのも判明しましたね。しかし、景の父の消息が分かるどころか、どうしていなくなったのかも分かっていません。

主人公・夜凪景の成長に期待しつつ、景の父親が今後の展開にどう携わっていくのかにも注目です。

「アクタージュact-age」天才たちの葛藤と成長から目が離せない!

今回は、週刊少年ジャンプで連載されている「アクタージュact-age」のあらすじと見どころをネタバレ込みでご紹介してきました。主人公・夜凪景を筆頭に、百城千世子や明神阿良也、王賀美陸などの超個性的な俳優陣が好きというファンも多いでしょう。

そして、最大級に気になるのは、景と千世子の直接対決になった「羅刹女」の結果ですよね。2020年3月の時点では、千世子の舞台「羅刹女・サイド乙」が開演し、未だ上演は続いています。千世子の「羅刹女・サイド乙」に魅了されつつ、景と千世子のどちらに勝利の女神が微笑むのかも注目していきましょう!

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