【ジャンプ+】地獄楽のあらすじ&感想【ネタバレ有】

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一癖も二癖もある大罪人たちが、不老不死になれると言われている仙薬を奪い合う忍法浪漫漫画『地獄楽』。今回はジャンプ+の看板漫画ともいえる『地獄楽』の魅力的なストーリーをネタバレありでご紹介していきます。

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【ジャンプ+】で人気の『地獄楽』とは?

地獄楽 うたかたの夢 (JUMP j BOOKS)

ジャンプ+にて、2018年から毎週月曜日に更新されている『地獄楽』は、熱いバトルシーンが話題の忍法浪漫漫画。2019年に小説版が発売され、同じくジャンプ+でスピンオフの「じごくらく」が連載されるなど、人気急上昇中の漫画の1つです。

そんな『地獄楽』の原作者は賀来ゆうじ先生。

FANTASMA 1 (ジャンプコミックスDIGITAL)

ジャンプSQでファンタジー要素たっぷりなマフィア漫画『FANTASMA』を連載されていました。FANTASMAでのキャラクターたちが呪具を使って戦う迫力のあるバトルシーンは、忍術などを使って戦う地獄楽に通じるものを感じます。

また賀来ゆうじ先生のいとこはあのタレントのつるの剛士さんです。つるのさんが賀来先生の漫画をTwitterやInstagramで紹介しており、小さいころは一緒に絵をかいていたとの発言もあることから仲はよさそうですね。

『地獄楽』はどんなストーリー?

時は江戸時代、幕府からの命令で死罪人とその処刑人が集められます。集められた彼らの任務は、誰も帰らない極楽浄土のような島から、不老不死の薬を手に入れること…!薬を持って帰ってきた1人の死罪人は自由になれるため、死罪人たちはお互いを蹴落とし、時には協力しながら、不老不死の薬を求めて動き始めます。

さまざまな事情を抱えたキャラクター達が己の正義と向き合いながら、目まぐるしく変わっていく状況に立ち向かっていく姿は、見ていて心躍ります。

『地獄楽』はジャンプ+の看板漫画

ジャンプ+デジタル雑誌版 2019年創刊号・青 (ジャンプコミックスDIGITAL)

集英社からリリースされた大人気コミック配信アプリ「ジャンプ+」では、多くの話題作が配信されています。そんなジャンプ+の注目ランキングの上位の常連作品の1つが『地獄楽』なのです。

2018年8月に発売された週刊ジャンプでは、『地獄楽』はジャンプ+人気No.1作品として紹介され、32ページも出張掲載されました。また、2019年には全国書店員が選んだおすすめコミック4位にランクインするなど、本に詳しい書店員さんも『地獄楽』に大注目している様子。

2020年3月に『地獄楽』単行本9巻発売!

地獄楽 9 (ジャンプコミックス)

『地獄楽』はジャンプ+の連載だけではなく、単行本も発売されています。「アプリで配信されているから、単行本はそんなに売れてないんじゃないの?」なんて思う方も多いかもしれませんが、『地獄楽』は新刊の単行本が出るたび売り切れが続出し、すぐに重版されるのです!

そんな『地獄楽』の単行本の魅力は何といっても、賀来ゆうじ先生が描く表紙イラストの美しさでしょう。2020年3月に発売された9巻の表紙のイラストも、覚悟を決めたキャラクターの意思が伝わってくるかっこいい表紙になっています。

また、表紙のカバー裏にはクスッとしてしまうようなおまけ漫画もありますので、こちらも合わせてチェックしてみてください。

『地獄楽』の見どころは?

地獄楽 1 (ジャンプコミックス)

『地獄楽』の見どころは、いろいろな想いを抱いたキャラクターたちがその信念を貫こうと必死で戦うバトルシーンでしょう。

作者である賀来ゆうじ先生の親戚には殺陣師の方がいらっしゃるそうで、賀来先生はその方から殺陣のレクチャーを受けています。その時の経験を生かして描かれる刀を使ったバトルシーンは独特の迫力があり、『地獄楽』の世界へと引き込まれてしまう一因となっています。

個性的な登場人物たちのバトルスタイルに注目!

地獄楽 A4 クリアファイル ジャンプフェスタ 画眉丸 山田浅ェ門 佐切 杠 亜左 弔兵衛 民谷 厳鉄斎 当店オリジナル缶バッジ セット

『地獄楽』では様々なバトルスタイルを持つ登場人物たちが出てきます。死罪人たちだけでも、忍者にくのいち、剣豪、大盗賊など、幅広い経歴を持ったキャラクター達が大集結。死罪人たちに同行している処刑人の一門である山田浅ェ門たちも、ただ刀を使って戦うだけではないのです。

また、戦い方だけでなく、それぞれの登場人物が秘める強い意志にも心を打たれます。主人公の画眉丸(がびまる)は、「妻のためならどんなものでも捨てる」という覚悟で戦い、どんな手を使っても生き延びる意志の強さを持っています。そんな画眉丸の行動に、読者はもちろん他のキャラクター達も驚きを隠せません。

「自分たちは正義だ」と自覚し行動する処刑人たちも、死罪人たちと接していく中で「彼らを殺すのが本当に正義なのか」と悩む姿を見せます。死罪人処刑人という異なる立場でもひたすら自分が信じる道を突き進む姿に、誰しもきっと心を打たれることでしょう。

『地獄楽』のあらすじネタバレ1:集められた罪人たち

地獄楽 2 (ジャンプコミックス)

「がらんの画眉丸」と呼ばれていた元石隠れ衆筆の忍、画眉丸(がびまる)は里を抜けようとして仲間に裏切られ、つかまってしまいます。忍として汚い仕事を引き受けていた上に、捕縛される時には抵抗して20人もの人間を殺している大罪人の画眉丸は死刑を宣告され、本人も生への執着などないと受け入れます。しかし首を切り落とそうとしても、火にかけても、牛を使って体を引き裂こうとしても、彼は死にません

画眉丸自身も、なぜ死なないように抵抗してしまうのかわからず困惑している中、彼の調書を取っていた女性の役人は尋ねます。「里を抜けようとした理由はなぜですか?」その問いに画眉丸は、「里長の命令で結婚させられた娘があまりに愚鈍で、このままでは忍として鈍る」と思ったからだと答えました。

画眉丸と山田浅ェ門佐切が対面

油で煮られても死ぬことがなかった画眉丸の前に、白装束を着たあの調書をとっていた女性が現れます。彼女の名前は山田浅ェ門 佐切(やまだあさえもん さぎり)。彼女は女性でありながら打ち首執行人の一門で、刀剣の達人だったのです。今まで平然とした顔で刑を受けていた画眉丸でしたが、佐切の剣には死の気配を感じ本能的に避けてしまいます。

「貴方は生に執着している、いや、妻を愛している。」

佐切の剣から逃げ回る画眉丸を見て、彼女は淡々とそう告げました。画眉丸は、自分を普通の人間と同じように接してくれる妻のことを愛しており、妻と一緒に普通に生きていたいと思って里を抜けようとしたのです。しかし里のものに裏切られ、ここで脱獄しても里のものに追われて妻を幸せにすることができないと、死ぬことを受け入れようとしていました。

そんな画眉丸に対し、佐切は1つの提案をします。

「誰も帰らない極楽浄土のような島から不老不死の薬、仙薬を持って帰れば無罪になり、幕府の加護を得ることができる。」

と静かに暮らすためならばと、画眉丸はその提案を受け入れました。

癖の強い罪人とそれを見張る処刑執行人

地獄楽 画眉丸&山田浅エ門 佐切 ジャンプショップ 365日 ステッカー 2018年 9/16

江戸へ向かった画眉丸たちは、同じように集められた死罪人たちとともに幕府関係者の前に連行されます。そこで目にしたのは、島の調査に行き花になってしまった人でした。

危険だらけな島だとわかり逃げ出そうとする死罪人もいましたが、処刑人の一人に切り殺されてしまいます。そこで追い打ちをかけるように、幕府から「殺しあって死罪人の数を減らしてくれ」と言われてしまうのでした。死罪人たちには、他の死罪人を殺して、今をどうにか生き延びるしか道がなかったのです。

画眉丸を含めて10人の死罪人が生き残りましたが、どの死罪人も一癖も二癖もある者たちで、素直に仙薬を取って帰ってくるとは思えないような人物ばかりでした。そこで幕府は、死罪人1人につき処刑人である山田浅ェ門の一門の人間1人をつけて、島へと向かわせることにします。

『地獄楽』のあらすじネタバレ2:化け物と人を花にする虫

地獄楽 3 (ジャンプコミックス)

死罪人と処刑人がたどりついた島は、伝承にある通り花は咲き乱れ蝶が飛び回る、まるで楽園のような島でした。しかし咲き乱れている花は元々人間であった可能性が高く、飛び回る蝶は毒の鱗粉をまいたり人を刺して花化させる、まるで地獄のような場所でもあったのです。それに加え、仏像に似た不気味な見た目をした化け物まで現れ、侵入者である彼らに襲い掛かります。

さらに、島にいる生き物だけではなく、他の死罪人たちもライバルを減らして無罪になるチャンスを得ようと動き出していました。謎も危険も多いこの島で、画眉丸と目付け役の佐切は協力を持ち掛けてきたくのいちの杠(ゆずりは)と、その目付け役山田浅ェ門 仙汰(やまだあさえもん せんた)と共に動くことを決めました。

悪趣味な落書きのような世界

少年ジャンプ+ ジャンプフェスタ 2019 地獄楽 バッグ

杠たちは、この島について調べた情報を画眉丸と佐切に教えます。この島の石像や化け物たちは、宗教の表面的なことをなぞっているだけで、様々な宗教を無作為に混ぜているような歪みがあること。

また、植物の生え方からも人工感を感じることから、この島は何か意思を持った創造主が作り上げ、支配していると彼らは考察したのです。

『地獄楽』のあらすじネタバレ3:死なない天仙たちとの遭遇

地獄楽 6 (ジャンプコミックス)

島で仙薬を探し続ける死罪人たちの前に、美しい人間が現れます。しかし、彼らの正体は「天仙」と呼ばれる、性別を自分の意思で変化させ、切られても焼かれても死なない不老不死の存在だったのです。そして、彼らの不老不死を保つために必要なのが花化した人間から採取できる「丹」と呼ばれる薬でした。

天仙たちは丹の材料として人間をおびき寄せ、生きたまま丹の材料として使っていたのです。死罪人たちも丹の材料として使おうと、天仙たちは仙術と呼ばれる不可思議の技を使いながら、襲い掛かってきます。

強くて弱くなければ使えないタオ

地獄楽 4 (ジャンプコミックス)

切っても燃やしても死なない天仙たちに苦戦する画眉丸たちは、謎の少女・メイから「タオ」という力について教わります。タオとはすべてのものに宿っていて、天仙たちもこのタオを使って仙術や体の再生などに使っているのです。そしてタオを使っていない攻撃は、彼らにとってはダメージにならないという事実を知るのでした。

タオは陰と陽、静と動を循環させて練り、大きな力に変換して使っています。画眉丸は、自分の弱点だと思っていた「妻からもらった情」を受け入れ、もともと持っていた忍としての強さと同じように保つことでタオの使い方を知り、覚醒したのです。

『地獄楽』のあらすじネタバレ4:石隠れ衆と山田浅ェ門の精鋭

地獄楽 7 (ジャンプコミックス)

そのころ本土では、仙薬についての連絡がないことにしびれを切らした幕府が、追加の捜索隊を派遣することを決めていました。そこで名乗りを上げたのが、元々画眉丸が所属していた非情で冷酷な忍びの集団、石隠れ衆です。候補であった他の死罪人を皆殺しにして、4人の上位の石隠れ衆のものと50人もの下忍たちを幕府へと派遣したのです。

石隠れ衆を監視する目的で山田浅ェ門にも、幕府からともに行くように命令が出されます。同門の者たちとの連絡が取れなくなったことに危機感を持った山田浅ェ門も、実力重視の精鋭たちを島へ向かうように指示しました。

指示を出された山田浅ェ門の中でも、山田浅ェ門 殊現(やまだあさえもん しゅげん)は剣の実力はトップクラス、仲間想いで連絡が取れなくなった同門の者たちが心配でたまりません。

しかしその反面、犯罪者には強い怒りを感じていて、島にいる死罪人はすべて処刑してしまわねばと考えている危険な人物でもあります。彼らの上陸が画眉丸たちにとって吉と出るか、凶と出るのか…。

画眉丸を狙う石隠れの忍たち

ジャンプキャラクターズストア限定 地獄楽 賀来先生 サイン 入り 高級 複製原画

候補であった死罪人たちを皆殺しにしてまで石隠れ衆が島へと向かった理由は、不老不死の仙薬でも幕府の加護でもありません。それは元・石隠れ衆の筆頭であった画眉丸の殺害だったのです。

もともと石隠れ衆の里長は、画眉丸がいる牢屋の中に刺客を送り殺してしまうつもりでしたが、その前に画眉丸は幕府の提案を受けて島に行っていました。そのため殺し損ねてしまった事を失態と考え、島へ行き今度こそ確実に画眉丸を殺そうとたくらんでいるのでした。

『地獄楽』のあらすじネタバレ5:蓬莱での天仙とのバトル

地獄楽 5 (ジャンプコミックス)

島から脱出するには、天仙たちが住む蓬莱の地下にある水門を通っていかなければなりません。泳いで脱出しようとすれば、海に放たれた怪物たちによって海の藻屑となってしまいます。

そのことを知った画眉丸たちは蓬莱に侵入して、仙薬として丹を盗み、その後に船で脱出することを計画しました。天仙たちとの戦いは避け、地下にある船を奪い江戸へ向かおうという計画です。

しかし、そこには作戦を読んでいた天仙たちが待ち伏せしており、天仙たちと戦わざるを得ない状況に…。画眉丸たちは自分と相手のタオの相性を利用したり、相手のタオを消耗させる計画を立てたり、自らの頭脳と体力を活用して戦いました。

蓮の狙いと仙薬の正体

地獄楽 8 (ジャンプコミックスDIGITAL)

蓬莱の中で佐切は、天仙のトップである蓮(りえん)が何をしようとしているのか知ってしまいます。

「本土の人間をすべて丹に変える。そして完璧な不老不死のための丹を作り出す」

通常の丹は人間が飲んでも、不老不死になれる薬ではありませんでした。しかし、日本列島に島にいる蝶を飛ばし、日本中の人間を丹にしてしまえば、完璧な不老不死の薬を作り出すことができるというのです。

このまま蓮を本土へと向かわせてしまえば、日本中がこの島のような地獄へと変わってしまう事実を知った佐切。衝撃の事実を知った佐切はどんな行動に出るのか?そして、画眉丸と天仙たちの戦いの決着は…。

『地獄楽』を読んだ感想

『地獄楽』を読んだ感想としては、まずキャラクターたちの人間臭さが魅力的だと思いました。誰もが完ぺきではなく、どこか人間として欠落しているのですが、そこがたまらなく愛しいのです。

例えば主人公の画眉丸は、冷酷に敵を殺しながらも、奥さんからの「お礼を言いましょう」という教えを棒読みになりながらも守る真面目な一面があります。さらに、とにかく奥さんのことだけ考えて動いている姿を他のキャラクターに呆れられたり、戦いの時に見せる非情さとまっすぐに愛を貫く姿のギャップに心を打たれました。

そんな人間らしい弱さと強さをもつキャラクターたちと対照的なのが、敵である天仙たちです。彼らは強く男性でもあり女性でもあり、丹すら摂取していれば老いず美しい姿のまま…。完璧な彼らですが、それゆえに不完全な人間たちに惹かれたり、希望を抱いたりしている姿も印象的でした。

蓮の企みが発覚し、そして殊現達も蓬莱にたどり着き、画眉丸たちは無事に島を脱出できるのか。最新刊である『地獄楽』9巻以降のストーリーがどうなるのか気になりますね。

『地獄楽』がアニメ化する可能性は?

ジャンプ+の看板作品で、多くのファンに支持される『地獄楽』ですが、残念ながら今のところ『地獄楽』のアニメ化の情報はありません

しかし『地獄楽』は週刊少年ジャンプに出張掲載されるほど注目されている作品。SNSなどで『地獄楽』のアニメ化を望むファンも多いことから、さらに世間の評価が高まれば『地獄楽』がアニメ化する可能性は大いにあると言えるでしょう。

無料で読める『地獄楽』の最新話も要チェック!

『地獄楽』はコミック配信アプリのジャンプ+で好評連載中。ジャンプ+では、なんと『地獄楽』の最新話が無料で読めてしまいます!『地獄楽』は毎週月曜日に更新されるので、最新話が気になる人は毎週チェックしましょう。

また『地獄楽』のストーリーがギャグ漫画テイストになったスピンオフ漫画『じごくらく』も同じくジャンプ+で連載中。興味を持った方は、こちらも要チェックです!

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