【GREEN WORLDZ】あらすじ&見どころまとめ【一部ネタバレ有】

カテゴリーまとめはこちら:GREEN WORLDZ

植物に支配された世界で立ち向かう人間たちを描いた『GREEN WORLDZ』。今回は迫力のあるバトルシーンと謎が多い設定で話題になったこの作品のあらすじとみどころをご紹介します。

記事にコメントするにはこちら

『GREEN WORLDZ』とは?

GREEN WORLDZ(1) (マンガボックスコミックス)

『GREEN WORLDZ』は植物に支配された世界を変えようと奮闘する人間たちの物語を描いた漫画です。作者の大沢祐輔先生が描く迫力あるバトルシーンが話題になり、2014年の第1回これから売れてほしいマンガ部門でTOP10に入りました。

コミック配信アプリ「マンガボックス」で2016年2月7日まで連載されて、全8巻で完結しています。しかし完結した今でもファンは多く、海外からも怖いけど面白いと話題になっています。

サバイバル漫画『GREEN WORLDZ』のあらすじ

GREEN WORLDZ(2) (マンガボックスコミックス)

舞台は20××年の東京、温暖化が進んだせいで東京の8分の1は水没してしまった近未来。主人公の卜部 彰(うらべ あきら)は幼馴染で片思いしている此島 唯(このしま ゆい)に会いに東京に出てきました。今日こそは彼女に告白するんだと意気込んでた彼が乗っていた地下鉄の電車は急に停電し、止まってしまいます。

停電は回復せず電車が動かないため、歩いて地下から地上に出ることを試みます。地上に出て彰が見たのは、植物の化け物が人間を襲っている光景でした。植物だけではなく、その植物を操る新人類と呼ばれる化け物や、酸素濃度が上がったことで巨大化した昆虫たちまで人類に襲い掛かってきます。

こんな危機的状況で彰は唯に会うことができるのか?植物を殺すか植物に殺されるか、ハラハラドキドキなサバイバルアクションに目が離せません。

『GREEN WORLDZ』のメインキャラクター

GREEN WORLDZ(6) (マンガボックスコミックス)

『GREEN WORLDZ』では個性豊かな登場人物が多く出てくるのも魅力の1つです。今回はその中でも重要なキャラクターをメインに紹介したいと思います。

『GREEN WORLDZ』卜部 彰

GREEN WORLDZ(4) (マンガボックスコミックス)

卜部 彰は人間らしい弱さとあきらめない強さを持った少年です。幼馴染である唯に会うというたった1つの約束を守るために、恐ろしい化け物たちに立ち向かっていきます。

彰は自分が殺してしまった人の幻影におびえたり、自分の行動を後悔し続けてしまったり、精神的に揺らいでしまう純粋な16歳の子供です。しかし覚悟を決めたことに関しては何があってもやり遂げようとする強さも持っています。たとえ絶対絶命の状況でも、死んでたまるかとあきらめずに行動し、この世界を生き延びてきたのです。

何があってもあきらめない彰の行動を見て、他のキャラクターたちも覚悟を決めたり、行動するきっかけにしたりします。絶対的な力もなければ、特殊な能力を持っているわけでもない彰ですが、そんな彼だからこそ多くの登場人物に勇気を与えているのです。

『GREEN WORLDZ』此島 唯

此島 唯彰の幼馴染で、植物たちの暴走が始まったあの日に彰が会うはずだった少女です。植物たちの攻撃などで家族を失いますが、彼女はどうにか生き延び、練馬駅に避難している人たちのリーダーとして奮闘していました。

平等な優しさと冷静な判断で練馬駅の生存者のコロニーでは慕われています。特に敵の弱点などが見える能力に目覚めた彼女は、植物の化け物の弱点である生長点が見えるようになり、一撃で化け物たちを倒していく姿は凛々しく、多くの人間から頼りにされるのでした。

『GREEN WORLDZ』仁科 玲

仁科 玲(にしな れい)はアーチェリー部に所属していた女子高生です。植物が暴走し始めたあの日に彰と一緒の地下鉄に乗っていて、その後も行動を共にしていました。

のんびりとした性格の玲ですが、植物の化け物に襲われ、動けなくなっていた彰を助けるためにアーチェリーで攻撃したり、友達のために自分からおとりになると言い出したりする勇敢な女の子でもあります。夢はアーチェリーでオリンピックに出ることで、植物と戦うためでも威力のある別の弓ではなく、アーチェリーを使って戦い続けるのでした。

『GREEN WORLDZ』イワトビ

イワトビは新人類に襲われていた彰たちを助けてくれた謎の男。イワトビという名前は、イワトビペンギンに見た目が似ていることから仲間につけられたあだ名で、あまり好きではないが今は都合がいいので名乗っているといいます。

経験豊富でとても強いイワトビですが、走ったり思いっきり戦ったりすると、体質的に心臓に負荷がかかるため長時間は戦えないという弱点を持つのです。何度も彰たちのことを命の危機から救っている彼ですが、3日後に起きるアカシアの襲撃を予知するなど不思議な行動も多い謎の人物でもあります。

『GREEN WORLDZ』石動 流里

GREEN WORLDZ(7) (マンガボックスコミックス)

石動 流里(いするぎ るり)はヤクザの跡取り息子で、唯に片思いしている少年です。彼は剣の腕は一流で、化け物相手には頼りになりますが、優しすぎる性格から人間が相手になると怖くなってしまい、剣を振れなくなってしまいます。

流里は、ヤクザの跡取り息子としてではなく、”ただの流里”として彼を見てくれる唯に恋心を抱いていますが、彼女とともに戦ううちに彼女の中の彰の存在を感じるようになっていくのでした。唯を奪う彰のことを憎いと思う反面、彰がいなければ唯が幸せになれないことにも気づいているため、彰に対しては複雑な気持ちを抱えています。

『GREEN WORLDZ』アカシア

GREEN WORLDZ(3) (マンガボックスコミックス)

アカシアは新人類の1人で、彰たちのことを壊しがいのあるオモチャだと思っている敵の一人です。植物の暴走が始まる前は難病にかかっている普通の人間の女の子でしたが、病気の治療で新人類になる繭の中に入り、植物の暴走が始まった日に新人類として目覚めてしまいました。

アカシアは他の新人類と同じように植物を操る能力のほかに、自分の樹液を与えた虫を操ったり強化したりすることができます。アカシア自身の戦闘能力も高いため、彰たちは彼女との戦いで大いに苦戦するのでした。

気になる『GREEN WORLDZ』の結末は【ネタバレ注意】

GREEN WORLDZ(8) (マンガボックスコミックス)

誰が生き残るのかわからないサバイバルアクション漫画『GREEN WORLDZ』の結末はハッピーエンドなのか、そうではないのか、気になってしまう方もいると思います。そんな方のために今回は『GREEN WORLDZ』の結末を説明していきましょう。ここからは最終話を含むネタバレがございますので、ご注意ください。

一度倒したはずのアカシアは、彼女を倒したイワトビを模倣した姿になり、彰たちに襲い掛かります。もともと強かったアカシアにイワトビのパワーまでも加わり、彰はなすすべもなく一方的にやられてしまうのでした。しかもアカシアは、非戦闘員である生存者がいる基地にむかって、強力な攻撃を打つ準備を完了させてしまいます。

これまでかと思ったその時、彰は自分の血が触れた部分だけアカシアの強化が解除されていることに気づいたのです。彰は1度ウィッカーマンと呼ばれる新人類のなりそこないになってしまい、仲間たちが作ったワクチンによって人間に戻るという経験をしていました。その時のワクチンによって彰の血液には、新人類に対する抗体ができているのではないかと彼は考え付いたのです。

彰は自分の腕を切り裂き、大量に血が噴き出しているその腕をアカシアの口に思いっきり突っ込みます。すると、案の定、抗体を持つ彰の血を飲んでしまったアカシアの強化は解除され、元の姿に戻らせることに成功したのです。いきなり弱体化しうろたえるアカシアに彰は「運命を受け入れるときだ」と言ってとどめを刺すのでした。

その後彰たちは植物たちと戦うための組織を作り、日々植物たちと戦い続けました。そしてそれから何年か後、パラレルワールドの過去に飛べるタイムマシーンが完成し、イワトビは別の世界線ではこんな悲劇が起こらないように救いに行きます。彰たちに見送られて、過去に飛んだイワトビはアカシアを治療していた医師の実験を止めることに成功し、その世界線は植物に支配される未来を回避したのです。

しかし、施設を襲撃し実験データを壊すために未来のコンピューターウィルスをばらまいたイワトビは、テロリストとして捕まってしまいます。自分1人で世界が救えたなら安いものだと言うイワトビでしたが、彼が収監された施設に現れたのは一緒に戦った世界の彰と唯でした。イワトビも含めて幸せにならなくては完璧なハッピーエンドじゃないと2人はイワトビを施設から救い出すのでした。

迫力がありすぎる!『GREEN WORLDZ』の見どころ

『GREEN WORLDZ』の見どころは、迫力のあるバトルシーンでしょう。不気味な動く植物たちや巨大化してしまった虫たちの動きは、よく観察されて描かれているので、リアルすぎて不気味に感じてしまいます。本当に植物や昆虫たちが人を襲いだしたらこうなるのではと、想像してしまいそうなほどです。

それに対抗する彰たち人間の武器もよく考えられていて、『GREEN WORLDZ』の世界観に引き込まれてしまう要素の1つだと思います。植物を切り倒すのに使うチェーンソーがメイン武器というのも、世界観に合っていました。また自転車のパーツやガスコンロなど通常の生活でも手に入るものを加工して武器にしていることも、地下に追いやられてしまった人類の創意工夫がよく見えて面白いと感じます。

時空を超えた戦いが面白い

GREEN WORLDZ(5) (マンガボックスコミックス)

強くて頼りになるイワトビは『GREEN WORLDZ』の序盤では謎の人物でしたが、その正体は別の世界線の未来から来た主人公の彰だったのです。未来から過去に飛び、植物に支配され敗北した人類の歴史を変えようとやってきた彼は、過去の経験を元に彰たちをサポートし、こんどこそ人類を救おうとするのです。

特に単行本の3巻4巻では途中までは彰たちがアカシアの襲撃に対応できず、全滅してしまう話になっています。読んでいた時はこのままバットエンドで終わってしまうのかとハラハラしてしまいましたが、実はそれはイワトビが経験した別の世界線での話だったのです。イワトビはあの悲劇を繰り返さないように、そして大事な人を失わないために奮闘します。

『GREEN WORLDZ』ではイワトビがいた世界線での出来事が、作品の舞台である世界線で重要なカギを握っているのです。SFのタイムトラベラー作品のような楽しみ方もできるのでぜひ注目してみてください。

『GREEN WORLDZ』の感想

温暖化が進む未来の地球で植物たちが人間に反逆し、支配しようとする、そんな世界で必死に抵抗する人間たちを描いた『GREEN WORLDZ』は、今の環境問題についても考えさせられるような作品でした。作品の冒頭で彰は地球温暖化のニュースを見て、最近はこのニュースばかりで飽きたと思っているシーンがあります。また、地球の滅亡はこのまま緩やかに来るだけで、どこか他人事のように感じてしまっていました。

今の私たちも作品の冒頭の彰のように感じてしまっているかもしれません。環境のことが何度も聞いて大切なのはわかっているけど、このままの生活がすぐに変わるわけではないのだから、放っておいていいだろうと考えてしまっていました。しかし今いる世界の終わりがいつ来るなんて誰にもわからず、今来るかもしれません。

植物が化け物になって襲ってくるということはないかもしれませんが、私たち人類に自然がいつ牙をむいてもおかしくないこの世界です。今いる世界のために何ができるのか、よく考えて少しでも行動しようと『GREEN WORLDZ』読んで思い直しました。

バトルシーンの迫力に夢中

『GREEN WORLDZ』の魅力と言えば、迫力いっぱいなバトルシーンになります。再生力が高く、1度切っただけでは倒せない植物たちを相手に戦う登場人物たちが出す迫力はつい何度も読み込んでしまうほどです。愛する人に会うために絶対生き延びてやるという、強い気持ちの入った生き残りをかけた戦いはスリル満点で目が離せません。

作中で登場する武器屋、鼎(かなえ)は売る相手の生きる意味に合った武器を売ってくれる店で、彰たちはそこで自分にぴったりな武器を手に入れて戦います。登場人物たちの生きる意味を詰め込んだ武器は彼らの生きざまをうつす鏡のように、力強く感動するようなバトルシーンを作り上げていました。

また敵である植物や昆虫たちの動きも、よく観察されて描かれているのでリアルな緊張感のあるバトルシーンを味わうことできるのです。敵の特性を利用して戦うシーンが多いこの作品ならではの表現だと思うのでぜひそこも注目してみてください。

『GREEN WORLDZ』は無料で試し読みできる!

マンガボックスで連載されていた『GREEN WORLDZ』ですが、連載が終了してしまったので、連載作品の欄にはこの作品のページはありません。しかしマンガボックスストアのページで検索すれば、『GREEN WORLDZ』は掲載されているのでご安心ください。マンガボックスストアでは単行本ごとに試し読みをすることができ、マンガボックスが出すミッションにクリアし、無料コインをためれば1冊丸ごと買うこともできます。

また1話1話読んでいきたいという方には、マガジンポケットの利用をおすすめします。マガジンポケットでは2020年4月の時点では1巻に掲載されていた12話まで無料で読むことがでます。その後の話はポイント交換で1話ずつ買うことができます。

迫力のあるバトルシーンと伏線が張り巡らされたストーリーが魅力な『GREEN WORLDZ』に興味がある方は、ぜひ上で説明したアプリなどを活用して読んでみてください。

記事にコメントするにはこちら