【ダイの大冒険】大魔王バーンとは?再アニメ化でどう描かれるか期待!

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【ダイの大冒険】はジャンプ黄金期に連載された、ドラゴンクエストのメディアミックス作品です。大魔王バーンはラスボスとして描かれ、とてつもない存在感と絶望感を読者に与えました。今回はそんな大魔王バーンを徹底解説。再アニメ化に向けて予習復習をしておきましょう。

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【ダイの大冒険】大魔王バーンの正体に迫る

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「神」と呼ばれる男・バーン

大魔王バーンの存在自体は、物語の最初期にハドラーの口から語られます。ハドラーはアバンによって倒された後、大魔王バーンによって蘇生されました。ハドラーはバーンのことを「魔界の神」と呼びます。魔界でもトップクラスの実力者で、「神」と呼ばれるからには魔界中に名が知れ渡っていることでしょう。

序盤から登場しますが、そのほとんどがシルエットであったり布越しであったりと、姿ははっきりとわかりませんでした。物語終盤に差し掛かる頃に、ようやく姿が明らかになります。姿を現した大魔王バーンは、枯れた老人のような風貌でした。初めて大魔王バーンの姿を直接見たハドラーは、「自分なら勝てるのでは」と一瞬考えます。大魔王バーンはその一瞬の殺気をも見抜いてみせ、「魔界の神」の名にふさわしい威厳を見せつけました。

ゲーム「ドラゴンクエスト」でも基本的にラスボスの存在は終盤にならないとわからないので、ゲームの設定をうまくマンガに落とし込んでいると言えますね。

大魔王バーンの使用武器は?

大魔王バーンの武器は「光魔の杖」で、過去にロン・ベルクが作った武器です。使用者の魔力を吸収して攻撃力へ変換する能力を持った杖ですが、ロン・ベルクに言わせると「弱い」武器でした。ただし無尽蔵に近い魔力の大魔王バーンが持つと、伝説級の威力へと変貌します。あまりに魔力が強すぎるので、「大魔王バーンはナイフ1本持つだけで強くなる」とロン・ベルクは言いました。どんな武器でも強くなってしまう大魔王バーンに対し、鍛冶師としておもしろみを感じなかったロン・ベルクは大魔王バーンの元を去ります。

作中でも言及されていますが、「ドラゴンクエスト」には「理力の杖」という武器があります。魔力を攻撃力に変換するという点では「光魔の杖」と同じ。ただ誰が使っても同程度の威力になる「理力の杖」と違って、「光魔の杖」は使用者の魔力が強いほど威力は上がるようです。持っているだけで魔力を吸収し続けるようで、いかに大魔王バーンといえども長期戦には向いていないようでした。自分の魔力を最大限に活かせるという点で、バーンが気に入るのは当然かもしれませんね。

バーンとミストバーンの関係

バーンは永遠の力を手に入れるために、「凍れる時間の秘法」と呼ばれる呪法を自分の身体にかけ続けています。「凍れる時間の秘法」とは対象の時間を止める呪法で、本来は封印に使われる呪法です。しかしバーンは自らの肉体を「若さと力」、「叡智と魔力」に分けて「若さと力」の肉体に呪法を施しました。こうして全盛期の肉体を保持し続け、真の強敵に出会った時に2つの肉体を融合させて本来の力で戦います。

普段の「若さと力」の肉体を守ることを命じられたのが、暗黒闘気の集合体モンスターであるミストです。ミストはドス黒い怨念の中から生まれたモンスターで、自ら鍛えてレベルアップすることができません。その代わりに他者の身体を操る能力を持ち、大魔王バーンの封印された肉体に乗り移ることで守ります。大魔王バーンが求める部下とミストが求める主君が完全に合致していたことで、この2人の主従関係は強固で数百年もの間揺らぐことはありませんでした。

【ダイの大冒険】大魔王バーンの魔法

本来の肉体を使う真・バーンは格闘技や闘気技を多用する武闘派なイメージですが、老バーン状態では基本的に魔力による戦いをしていました。「ドラゴンクエスト」におけるボスキャラは強い魔法攻撃を繰り出してくるキャラが多く、老バーンも圧倒的な魔力でダイたちを蹂躙しています。

カイザーフェニックス(火炎呪文メラゾーマ)

大魔王バーンといえばこの呪文、カイザーフェニックスです。勘違いされやすいですが、カイザーフェニックスはバーンオリジナルの呪文ではありません。修行を積んだ魔法使いなら使える、火炎呪文メラゾーマがカイザーフェニックスの正体。あまりの魔力の高さに、火炎が不死鳥のような形態をとることからその名がつきました。

もっとも恐ろしいのは威力ではなく、溜め動作なしで連発できることです。これはバーン自身の魔力があまりにも高すぎるため。一発でも高威力なのに、連発される様子はまさに地獄の業火のようでした。

呪文返しマホカンタ

「マホカンタ」は魔法を反射する呪文で、ゲーム「ドラゴンクエスト」でもおなじみの呪文です。【ダイの大冒険】では、補助呪文があまり登場しません。その中でもマホカンタはレアな呪文のようで、作中で使用したのはバーンのみ。さらに終盤のポップも知らなかったので、存在自体が希少なのかもしれません。威力の高すぎる呪文メドローアの天敵で、メドローアが跳ね返されたときは危うく全滅しかけました。

【ダイの大冒険】大魔王バーンの必殺技

カラミティウォール

カラミティウォールはどちらの形態でも使える技です。闘気に近いエネルギー衝撃波を放射状に放ち、触れたものを粉々にしていきます。使われた側にとっては、まさに壁が迫ってくるような恐怖。老人状態では「光魔の杖」を使って、本来の状態では素手で放っていました。速度は自由に変えられるようです。打ち破るのが困難なため、遅ければ遅いほど絶望感が増していきますね。

カラミティエンド

本来の肉体のみで使える技。技自体はシンプルな手刀ですが、鉄壁である竜闘気(ドラゴニックオーラ)の防御を軽々と貫通するとてつもない威力です。バーン本人は「如何なる伝説の武器をも上回る地上最強の剣」と言っており、最硬の金属であるオリハルコンをあっさりと砕きました。ちなみに「カラミティ」というのは「惨事、悲惨」といった、よくない意味合いを持ちます。

フェニックスウイング

バーン最大の防御技。超高速の掌打で、あらゆる攻撃を弾き返します。直撃したら完全消滅してしまうメドローアですら弾き返し、ダイ最強の剣技ギガストラッシュも防ぎました。あまりの速度に空気との摩擦で、手のひらに炎をまといます。名前の由来は不死鳥のはばたきのように見えるため。ギガストラッシュのみかすり傷程度のケガを負いましたが、ギガストラッシュ以外はすべて無効にする堅牢さを誇りました。

天地魔闘の構え

真・バーンの最終奥義。「天」は攻撃を意味し、必殺技カラミティエンドのことです。「地」は防御のことで、最大の防御技フェニックスウイングを指します。「魔」は魔法を指し、最強呪文カイザーフェニックス。3つの動作を一瞬のうちに繰り出し、相手を完膚なきまでに叩きのめす究極技です。「天地魔闘の構え」は真の強敵にのみ使用し、相手を確実に仕留めてきましたがポップの策により打ち破られました。

作者は1ターンで複数回行動する、ゲームのボスを再現したかったと言っています。同時に「こんな技どうやって破ればいいんだろう」とも言っていました。

【ダイの大冒険】大魔王バーン戦は2回

バーンとの戦いは、作中で2回描かれています。1回目は敗北し、2回目で勝利。1回目の戦いではバーンの強さを、強烈に印象付けられました。そして2回目は全員の絆によってなんとか勝利。どちらも惹きつけられる戦いでした。

最初の戦い:バーンパレスにて敗北

ダイたちが初めてバーンと対峙したのは、バランが死んだ直後のことです。バーンの計画ではすべての対抗勢力が滅んでいたはずでしたが、ダイたちはなんとか生き残りました。しぶとさに対する褒美として、バーンは部下に手出しをさせず1人で戦うことを申し出ます。それをチャンスとするダイたちでしたが、バーンの強さは次元が違いすぎました。すべてバーンの手の上とでも言わんばかりに、赤子のように扱われるダイたち。最終的にダイは死んだと思われ、ポップとマァムは生命からがら撤退、ヒュンケルとクロコダインは捕らわれました。

しかしこの敗戦で絶望したからこそ個々のレベルアップも果たし、再び立ち上がったダイたちパーティは強くなったのです。

最後の決戦:バーンの死亡

2回目の戦いが、最終決戦です。再び立ち上がったダイたちは新たな力を得て、バーンの居城バーンパレスに乗り込みます。ハドラーやミストバーン、キルバーンといった幹部たちも撃破し、いよいよバーンとの戦いです。

ダイのレベルアップにより老バーンを退けるも、真・バーンの前に大苦戦。新たな戦力としてアバン、ヒム、ラーハルトを加えるも、真・バーンに一蹴されます。またも絶望するダイでしたが、諦めないポップの勇気がダイを立ち上がらせました。ポップの策、ダイの奥の手の前に真・バーンはついに生涯に幕を下ろしたのです。

【ダイの大冒険】大魔王バーンの名言3選

バーンの名言を3つ選びましたが、偶然にもすべて初戦で老バーンが言い放ったセリフでした。3つともバーンの強さを表すセリフで、ラスボスらしさを表現していたと思います。

大魔王バーンの名言1:生物はすべからく弱肉強食

ダイたちの総攻撃もバーンの強さの前には、効果がないと思われました。しかしマァムの放つ閃華裂光拳が、バーンの腕をかすっていたのです。閃華裂光拳は対象が生命体であれば、細胞を破壊する強力な技。バーンも例外ではなく、腕が崩れ落ちました。バーンは「再生には時間がかかるから、今が自分を攻めきるチャンスだ」と挑発します。マァムは挑発に乗ってしまいバーンに飛びかかりますが、一瞬のうちに腕を再生し攻撃しました。

ポップの機転によってバーンの攻撃は回避できましたが、マァムは「そんなおちょくるような真似をしておもしろいのか」と激怒。バーンは一瞬考えたのち「おもしろいね。人間たちはおもしろくないのか?」と返します。

「鍛え上げて身につけた強大な力で弱者を思うようにあしらう時、気持ち良くはないのか?優越感を感じないのか?」
「”力”ほど純粋で単純(シンプル)で美しい法律はない。生物はすべからく弱肉強食」
「魔族も竜も皆そうだ。人間だけが気取った理屈をつけてそこに目をそむけておる」

バーンの主張は至ってシンプルで、「力こそ正義」というもの。強者であれば魔族ではなくても重用し、反旗を翻したハドラーやバランにも敬意を表していました。そしてバーンのこのセリフは、現実味がありますね。例えばスポーツで対戦相手に圧勝したとき、絶対に「楽しさ」や「気持ちよさ」を感じてしまいます。バーンは決して間違ったことを言っていないので、読者の心にも深く刺さったのです。

大魔王バーンの名言2:大魔王からは逃げられない

バーンに敵わないと悟ったポップは撤退を考えます。「生きてさえいれば、後からどうとでもなる」と考えたポップは、パーティを集めルーラを使用。しかし上空には目では確認できない魔法力の結界が張られており、ルーラは失敗しました。

「…知らなかったのか…?大魔王からは逃げられない…!!」

息も絶え絶えのダイたちに、追い打ちをかける一言。バーンの存在感がひときわ目立ち、読者とダイたちに絶望を与えました

ゲーム「ドラゴンクエスト」では、ボスキャラから「逃げる」コマンドは必ず失敗します。ゲームの設定を、うまくマンガに落とし込んだ例と言えるでしょう。

大魔王バーンの名言3:今のはメラゾーマでは無い

バーンの絶望感その2、といったところ。大きく成長したポップのメラゾーマを打ち消す小さな火は、ポップに着弾した途端に大きな火柱へ変化します。ポップは「自分とバーンのメラゾーマにはこんなにも大きな差があるのか」と驚愕しました。しかしバーンの放った呪文は、メラゾーマではありませんでした。

「…今のはメラゾーマでは無い…メラだ…」

驚愕を通り越し、絶望を与えるバーン。これほどまでに絶望感を与えてくる存在は、なかなかいません。このセリフの後にカイザーフェニックスのお披露目となりますが、あまりの凄さにダイたちは手も足も出ず敗北を喫するのです。

【ダイの大冒険】大魔王バーンの声優は誰?

1991年版アニメではシルエットのみで、姿こそ現しませんでしたが声はありました。
2020年版アニメでどこまでアニメ化するかわかりませんが、今度は真・バーンの声が聴きたいですね。
1991年版アニメの声優の紹介と、2020年版アニメの声優を大胆予想してみました。

1991年版のバーン役は内海賢二(うつみけんじ)さん

1991年版アニメのバーンを演じていたのは、内海賢二さんです。内海賢二さんと言えば渋い役どころを始め、さまざまな声をあてられています。悪役も演じきり、【ダイの大冒険】のバーンもそのひとつ。2020年も楽しみにしたいところでしたが、残念なことに2013年に病没されています。

代表作は「鋼の錬金術師」アレックス・ルイ・アームストロング、「北斗の拳」ラオウ、「ドラゴンボールシリーズ」神龍(シェンロン)です。

2020年版のバーン役は誰になるか予想!

まず老バーンの声優ですが、大塚明夫さんが有力でしょうか。近年も精力的に活動されており、主力キャラを演じることも多いです。

代表作は、「ONE PIECE」の黒ひげことマーシャル・D・ティーチや「ゲゲゲの鬼太郎」のぬらりひょんなど。悪役もお手の物で、老バーンにも期待できるのではないでしょうか。

次に真・バーンの声優を考えてみました。真・バーンは出番が少ないですが、ラスボスなのでインパクトのある声が必要です。ベテラン勢から考えると速水奨(はやみしょう)さん、置鮎龍太郎(おきあゆりょうたろう)さん、森川智之(もりかわとしゆき)さんあたり。3人とも演技派で、様々な役を演じる実力派声優です。

それぞれの代表作を紹介します。

速水奨さんは「BLEACH」の藍染惣右介が人気です。

置鮎龍太郎さん演じる「新機動戦記ガンダムW」のトレーズ・クシュリナーダは、少し変わった悪役でした。

森川智之さんは、人気ゲーム「FINAL FANTASYシリーズ」セフィロスの声を担当しています。

【ダイの大冒険】大魔王バーンのアニメでの活躍を今度こそ観たい!

1990年版アニメでは残念ながら、バーンの出番はほとんどありませんでした。2020年に再アニメ化されるときは、ぜひ最後までアニメにしてほしいですね。他の追随を許さない、あの絶望感を再現してほしいです。再アニメ化の発表以来情報はありませんが、期待して続報を待ちましょう。

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