【とんがり帽子のアトリエ】あらすじ&キャラ

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日本のみならず、海外でも大人気の、王道魔法ファンタジーコミック【とんがり帽子のアトリエ】!今回は作品のあらすじから登場キャラクターまで、一挙にご紹介いたします。壮大な物語と、美しい作画で楽しめるこちらの作品。ぜひ皆さんも、魔法の世界に酔いしれてみませんか?

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目次

【とんがり帽子のアトリエ】とは?

とんがり帽子のアトリエ(1) (モーニングコミックス)

魔法が日常的に存在する世界

【とんがり帽子のアトリエ】とは、『月刊モーニングtwo』にて連載中の、『白浜鴎(しらはまかもめ)』による大人気ファンタジー漫画です。このお話の世界では、魔法は日常的に存在するものであり、「世界を豊かにしてくれる便利な奇跡」なのです。そして、その魔法を使うことができるのは、生まれつきその資格を持っている『魔法使い』だけとなっています。

しかし実際は、知識と道具さえ揃っていれば、魔法は誰にでも使用できるもの。しかしそのために、遠い昔の旧時代では、魔法をめぐって様々な争い事が起ってしまっていました。魔法使いは争いを避けるため、1部の人間のみに魔法の秘密を継承し、奇跡を起こすことのできる『魔法使い』と、普通の人間である『知らざる者』とに別れて共存することで、世界の均衡を保っていたのです。

「知らざる者」のココ、母親を救うために魔法使いの弟子となる!

そんな世界で、ある小さな村に住む『ココ』という少女は、普通の人間として生まれました。小さな頃から、身の回りに存在する、キラキラ輝くような魔法の数々に憧れていましたが、魔法は特別な人達にしか使えないもの…。そう納得し、ココの魔法への想いは、憧れの形でとどまっていました。

そんなある日、魔法使いの『キーフリー』が、ココのうちのお店を訪れます。たまたま店先で起きたトラブルを解決するため、ココの家を貸してもらい魔法をかけるキーフリーでしたが、ココは誘惑にあらがえず、キーフリーが魔法をかける場面をその目で見てしまうのです。

魔法の秘密を知ったココは、その夜、自分の部屋でこっそり魔法を試してみます。ココは小さな頃、お祭りで不思議な人物から『魔法の絵本』を買ったことがあり、魔法をかける場面を目撃した今、その絵本が本当に魔法の教本だということがわかったのです。ココは本に書かれた魔法を次々と試していきますが、その中には恐ろしい『禁止魔法(きんしまほう)』が混じっていたのです。

何も知らずにその魔法を使ってしまったココは、ギリギリのところでキーフリーに助けられますが、家はココの母親ごと、得体の知れない魔法の効果で石化をしてしまいました。母親を大変な目に合わせてしまったと、自分を責めるココ。自らが使った絵本を探し出し、母親を助けるために、魔法使いになることを決意します。

魔法の秘密

魔法は「描く」もの!

ところで、ココが目撃した魔法をかけるシーンとは、いったいどのようなものだったのでしょうか。誰にも見られないようにと、ココに見張りを頼んだキーフリーですが、ココは屋根裏からその様子をのぞいてしまいます。

ココが見たのは、ペンとインクを使って、キーフリーが魔法を『描いて』いるところでした。魔法の秘密を知ったココは、自分が小さな頃に買った魔法の絵本が本物だったことを知り、オマケでもらったペンとインクを使って様々な模様を試していきます。その結果、禁止魔法を知らずに描き母親を石化させてしまったココは、母親を救うためにキーフリーの弟子となるのです。

「とんがり帽子」と「つばあり帽」

ここで気になるのが、幼いココに魔法の絵本を売りつけた人物です。古の帽子と、目玉のような仮面が特徴のこの人物は、『つばあり帽』の一味。『つばあり帽』とは、魔法使いたちのかぶる『とんがり帽子』と比較されて呼ばれるものであり、魔法使いの掟に従わず、旧時代の禁忌の魔法を使用する危険な集団です。

対して、掟を守る魔法使いたちは、皆つばのないとんがり帽子をシンボルとしてかぶっています。旧時代に起こった様々な争いにより、1部の魔法使いは魔法についての禁忌や制約を定めました。その日を『結託の日(けったくのひ)』とし、皆秘密を守るために慎重に行動をしているのです。

ココはつばあり帽の集団から『希望の子(きぼうのこ)』と呼ばれており、ココに禁止魔法を使わせるのがつばあり帽の狙いのようです。魔法を巡った争いが、時を経てまた始まろうとしています。

魔法陣の仕組みや魔材いろいろ

とんがり帽子のアトリエ 魔法の世界を閉じ込めたキャンバスアート A(ココ&アガット&テティア&リチェ)白浜鴎 グッズ

3つの要素からなる魔法陣

魔法を発生させるためには、『魔法陣(まほうじん)』を描くことが必要です。円形の魔法陣の、中央に描かれるのが『紋(もん)』、紋の周囲に描かれた線を『矢(や)』、そしてその2つの周囲を囲む円が『陣(じん)』となっています。

「紋」は炎・水・光・風といった、魔法の種類を決定するものであり、「矢」はその魔法の大きさや方向を決定してくれます。最後に「陣」で囲むことで魔法が発生しますので、魔法を発動させたくない場合には、陣の1部を閉じずにおく必要があります。

キレイに描かれた魔法陣は、長く強力な魔法が発生し、小さな魔法陣であれば小さな効果、大きければ大きな効果が得られます。この魔法陣を、魔法を描く道具『魔材(まざい)』を使って描けば、誰にでも魔法が使えるのです。魔法使いの杖は、すなわち魔法陣を描くペンのことであり、この杖を使って『魔墨(まぼく)』という特殊なインクで魔法を描いていきます。

魔法の画材屋、「魔材屋」さん

とんがり帽子のアトリエ 付録 ブックカバー

杖や魔墨の他にも、様々な魔材がありますが、それらの魔材は全て『魔材屋(まざいや)』で揃えることができます。ココが杖の新調のために訪れた魔材屋『星の剣(ほしのつるぎ)』には、お店の中に魔墨の原料となる『銀葉樹(ぎんようじゅ)』が茂っていました。

死んだ銀葉樹の枝から採れる『樹血(じゅけつ)』が、魔墨の原料となります。この樹血は、他の樹から採ることはできません。そのため銀葉樹は魔法使いにとって特別な樹なのです。遠い昔、銀葉樹が魔法使いに恋をしたという伝説もあるそうで、とてもロマンチックですね。

基本的な魔材の他にも、魔墨に混ぜる染料など、たくさんの品物が存在します。混ぜ物によって魔法の効果が長持ちしたり、透明になって魔法陣を隠せたりと、様々な効果を出すことができるのです。物語が進めば進むほど、紹介される魔材も増えていきますので、今後も楽しみですね!

【とんがり帽子のアトリエ】の登場人物をご紹介!

魔法大好き少女、ココ

とんがり帽子のアトリエ(7) (モーニング KC)

小さな村で仕立て屋の母親と暮らしている、魔法大好き少女の『ココ』は、魔法に憧れをもちながらも、普通の人間が魔法使いになることは出来ないのだと諦め、納得していました。しかし、つばあり帽の計画の1部として、魔法界の抗争に巻き込まれてしまったココは、魔法使いの弟子となり、石化してしまった母親を救う決意をします。

性格は明るく元気前向きながんばり屋さんであり、困難な状況の中でもなんとか道を探しだそうとします。魔法の腕前はまだまだですが、発想力に優れていて、ときに他の人が考えつかないようなアイディアを出すことも。家の仕事、仕立て屋の手伝いで採寸が得意だったことから、魔法陣を描くときも「まっすぐ」描くのはかなり得意です。

ココたちの魔法の先生、キーフリー

とんがり帽子のアトリエ(3) (モーニングコミックス)

禁止魔法を使用してしまったココの身柄を引き取り、自分の弟子にしてくれたのが、魔法使いの『キーフリー』先生です。たまたまココの家に買い物に来ていたところ、お客の羽根馬車が壊れてしまったため、魔法で修理をします。しかしこの瞬間をココに目撃されてしまい、ココは魔法の絵本を試してしまうことになります。

魔法使いの集まる『大講堂(だいこうどう)』を嫌い、郊外の小さな『アトリエ』で、ココを含めて4人の弟子の先生をしています。普段は非常に優しい先生なのですが、怒ると激情に駆られ、少々冷静さを失ってしまう面も…。個人的に「つばあり帽」とは因縁があり、ココを引き取ったのも単なる親切心からだけではなく、つばあり帽との繋がりを期待しているふしも見られます。

幼い頃、つばあり帽に記憶と右目を奪われ、その後『三賢者(さんけんじゃ)』の1人である『ベルダルート』の弟子となりました。特に水の魔法が得意なのは、水に濡れるのが嫌いなため、他の魔法に比べて練習をがんばったからだといいます。子供の頃から、右目と記憶を取り戻すために、様々な方法を探っていましたが、今新たにその行動が再燃しています。

アトリエの優等生、アガット

とんがり帽子のアトリエ(2) (モーニングコミックス)

キーフリー先生の1番弟子、黒髪のくせっ毛が特徴の『アガット』は、名家『アークロム家』の娘であり、アトリエの中でも1番の優等生です。ココとはルームメイトですが、プライドの高いアガットは、最初のうち知らざる者出身のココのことを、快く思っていませんでした。

しかし、ココと一緒に過ごすうちに、少しずつココのまっすぐな性格に惹かれているようです。単行本第6巻では、ベルダルートから出題された再試験で、ココの提案に進んで協力をしてくれるようにもなっています。ココだけではなく、他の仲間たちとも仲良し度が増しているようで、「さすガット」といった賞賛や、照れた時には「アガデレ」などと言葉をかけられたりしています。

キーフリー先生のアトリエにくる前、アークロム家当主の弟子となるお披露目会で、他人の魔法を盗んで披露したといわれているようですが、真相は未だハッキリしていません。そうした過去もあり、自分の実力で一族を見返してみせると、アガットはいつも人並み以上に努力を続けています。

いつも元気いっぱい、テティア

とんがり帽子のアトリエ(5) (モーニング KC)

キーフリー先生の弟子の1人、髪の1部をツインテールにした元気いっぱいの女の子が『テティア』です。クルクルと表情がよく変わり、誰にでも親切で明るく、ココが初めてアトリエに来たときも、1番に話しかけてくれました。

仲間の中でも、魔法に対する気持ちが人一倍純粋であり、魔法でいろんな人を助けて、世界中の言葉で「ありがとう」を聞きたいと思っています。卒業して一人前になったら、2つのツノのとんがり帽子をデザインするのが夢なのだとか。

マイペース少女、リチェ

とんがり帽子のアトリエ(4) (モーニングコミックス)

キーフリー先生の弟子の1人、『リチェ』は、ストレートの長い髪を持った、マイペースな性格の持ち主です。以前習っていた先生の元では、自分の思うような魔法を勉強できず、辛い経験をしてきたようです。子供を子供としてしか扱わない大人に対して不信感を抱いており、お話の最初のうちは、自分の殻に閉じこもりがちな面も見られました。

自分らしい魔法を描くのが好きで、自分の魔法を汚されたくない思いから、頑なに他の魔法を拒む性質が見られます。けれども、第2の試験では『ユイニィ』との間に特別な友情が芽生え、他の人の魔法も尊重する、一回り成長したリチェとなりました。

小さな魔法陣を描くのが得意で、お話の様々な場面で、リチェの小さな魔法が活躍します。兄の『リリフィン』には『リチェリット』と呼ばれていますので、こちらが正式な名前のようです。

見張りの眼、オルーギオ

とんがり帽子のアトリエ(6) (モーニング KC)

『オルーギオ』 は、キーフリーの親友であり、アトリエの『見張りの眼(みはりのまなこ)』でもあります。小さなアトリエでは、何か問題がおきないよう、師の他に別の大人の魔法使いが常駐する決まりとなっているのです。ただし、ココが来たばかりの頃、ちょうど魔法器制作の〆切に追われていたため、しばらくの間オルーギオの存在をココは知りませんでした。

最初こそ、ココを『魔警団(まけいだん)』に引き渡そうとしたものの、本来は面倒見の良い優しい性格なので、今ではすっかりココ達を守る側の存在となっています。魔法器の制作については、かなりの才能の持ち主で、「灯石道(とうせきどう)」「あわせ指輪」、「ほっか石」など、作中で様々な魔法器が登場しています。

キーフリーとは昔からの親友であり、その境遇や彼の性格を心配してか、弟子はとらずに見張りの眼となる決断をしたようです。アガットたちの第2の試験の後、キーフリーの左目にも異常が現われていることに気がつき、彼を問い詰めますが、その部分の記憶をキーフリーに消されてしまいます。

みんなの癒やし、フデムシ

ココが第1の試験『ダダ山脈』で出会った生き物『フデムシ』は、筆のような毛を持つ小動物であり、魔墨の匂いに惹かれて集まる習性を持っています。第1の試験後、そのままココについてきてアトリエに住み着き、みんなの癒やし的存在となってくれているのです。

それだけではなく、重要な場面でフデムシがヒントをくれたり、危ないところを助けてくれたりもしてくれます。アトリエの大切な仲間となったフデムシは、番外編が第4巻に収録されており、モフモフの魅力たっぷりの人気ぶりです。名前はまだ決まっておらず、1度キーフリーが「フンフン」と呼んだときには不服そうな様子を見せていました。

頼れるお姉さん、アライラ

大講堂に住む女性の魔法使い『アライラ』は、サバサバとした性格の、気風の良い頼れるお姉さんといった様子です。キーフリーとは親しい間柄らしく、くだけた口調で話をしています。アガットとリチェの第2の試験では、試験監督を務めてくれて、つばあり帽の襲撃や、ユイニィを助けることにも手を貸してくれました。

魔材屋の主人、ノルノア

泥森の街、カルンにある魔材屋「星の剣」の店主『ノルノア』は、気さくで優しいおじいさん魔法使いです。三角の2重の眼鏡が特徴で、普段は片方を額部分にまで上げていますが、魔法を鑑定する時には上の眼鏡を合わせて五芒星の形にします。

孫の『タータ』と暮らしていて、お店の作品は全てノルノアとタータの手作りなのだとか。お店が定休日の時は、ドアノブを取り替えることで、お店から自宅へと中身が変化します。

ノルノアの孫、タータ

ノルノアのお店を手伝う孫の『タータ』は、魔材屋で働いていることもあって、魔材に関する知識が豊富な少年です。ココと同じくらいの年頃ですが、杖削りが上手らしく、すでにお店の商品作成も任されています。

しかし、生まれつき『銀彩症(ぎんだみしょう)』のタータの目には、あらゆるものが銀色に覆われて見えてしまうため、周囲からは複雑な魔材の染粉を扱うのは無理だと言われていました。けれども、ココが熱を出してしまったとき、一緒に魔法で困難を乗り越えたことから、タータは自分の未来を諦めずに見つめ直すようになります。

ココの言葉で大きく意識が変わったタータは、「あいつすごいんだ。きっともっとすごいやつになるよ」とココを大いに褒めていて、いつかココのために杖(ペン)を作る約束をしてくれました。最新刊7巻のラストでは、魔法使いのお祭り『銀夜祭(ぎんやさい)』で、一緒にお店を開こうとココを誘っていますが、どんなお店になるのか楽しみですね。

つばあり帽イグイーン

幼いココに、魔法使いの絵本を売りつけた人物、『イグイーン』は、第5巻で初めてその名前が明かされました。自分のことを、「世界の片目(せかいのかため)」「瞼無き者(まぶたなきもの)」と表現し、ココを「希望の子」と呼んでいます。間接的に、もしくは直接的に、ココたちに接触してきています。

古のつばあり帽子をかぶり、目玉の仮面でいつも顔を隠しているので、正体は分かりません。イグイーンを始めとするつばあり帽の集団は、知らざる者出身であるココに禁止魔法を描かせたいようですが、その真の目的については未だ不明のままです。今後もお話に大きく関わってくる人物かと思われます。

つばあり帽ササラン

とんがり帽子のアトリエ イラストカード 特典

第2の試験の際、アガットやリチェたちを襲ったのが、つばあり帽の一味『ササラン』です。禁止魔法を失敗してしまったのか、獣と歪な形で融合した姿をしています。危険を察知して駆けつけたキーフリーと戦い、劣勢となったため、イグイーンの判断で退却をしますが、その前後の会話から、イグイーンの方が立場的に上だと考えられます。

魔警騎士団副団長、イースヒース

『魔警騎士団』、通称『魔警団(まけいだん)』とは、結託の日に定められた掟に基づき魔法使いを取り締まる集団です。秩序を守るためには例外を許さず、厳しく取り締まりを行う魔警団ですが、『イースヒース』はその副団長にあたります。

階段川の橋が崩れたとき、ココの使った魔法がなぜか強力だったことから、魔警団が出動をし、有無を言わせずココとアガットの記憶を消し去ろうとしました。キーフリーを始めとするアトリエの仲間たちのおかげで、記憶を消されることは免れましたが、イースヒースはその後も、キーフリーとその弟子たちの行動に目を光らせています。

キーフリーには「優等生」と評されており、あまり仲は良くない様子です。非常にストイックに、自らの仕事に励んでいるイースヒースですが、この頑ななまでに魔法を守る姿勢には、何か理由があるようにも感じられます。

杖より槍を選んだウトウィン

魔警団団員の1人、『ウトウィン』は、サバサバした性格で、槍が得意な人物です。イースヒースとも対等に話をしていることから、歳は近いと考えられます。机について作業するのが苦手で、早い段階で魔警団への入隊を考えていたウトウィンは、オルーギオと同じ、北部の魔法街ゴドレーの出身者です。

魔警団員紅一点、ルルシィ

現在確認できる魔警団団員の中では、唯一の女性である『ルルシィ』は、緩くウェーブのかかった長い髪を結い上げた、理知的な美人です。いつでもキチンとした態度で、融通がきかないように見えますが、フデムシをナデナデしてリラックスする姿は、とても可愛らしいです。

いつも元気な双子のエコー、エトラン

双子の魔警団団員、『エコー』『エトラン』は、元気いっぱい、動くのが大好きなキャラクターです。突然イースヒースに飛びかかったり、任務の捜索でも、楽しそうに2人で競争をしたりするため、よくルルシィに諫められています。

しっかり者のガルガ

褐色の肌大柄な男性魔警団員『ガルガ』は、しっかり者の印象が強く、エコー、エトランの世話も良く焼いています。表情を崩さないクールな性格で、第2の試験で起こった事件の報告の際には、弟子の試験をきちんと監督していなかった『クックロウ』を、迫力のある態度で非難していました。

気弱な魔法使い見習い、ユイニィ

第2の試験「騎士の忠誠」において、アガットやリチェと一緒に試験を受けたのが、気弱な性格の『ユイニィ』です。この試験に2度失敗しているため、今回はなんとしても合格したいユイニィ。しかし、つばあり帽の襲撃を受けてしまい、身体に禁止魔法を描かれてしまったせいで、鱗狼(うろこおおかみ)の姿になってしまいます。

アトリエの仲間たちのおかげで、一時的に魔法を打ち消す魔法器を、つばあり帽から奪うことができました。けれども、このままでは魔警団に記憶を消されてしまうということで、身体に描かれた魔法陣を消す方法を見つけるまで一時的に逃げることになります。リチェとは試験の最中に信頼関係を築き、リチェの魔法を使ってユイニィはひとまず身を隠します。

ユイニィの師匠、クックロウ

ユイニィの師である『クックロウ』は、ユイニィを「できの悪い弟子」だと、はばからずに公言しています。神経質そうな性格で、いつもブツブツと不満をこぼし、周りからは良く白い目で見られていますが、本人はあまり気にしていない様子です。

ユイニィの試験では立ち会わずに帰ってしまい、その間にユイニィが行方不明になってしまったことから、魔警団にユイニィの捜索をするよう、きつく言い渡されてしまいました。

リチェの兄、リリフィン

リチェのお兄さんの『リリフィン』は、気弱い雰囲気の青年で、リチェと仲良しの兄妹でした。しかし、以前リリフィンとリチェが一緒に習っていたのは非常に厳しい魔法の先生で、先生に逆らうことができなかったリリフィンは、リチェの助けとなれなかったことを、ずっと気に病んでいる様子です。

詳しいことはまだお話の中で描かれていませんが、その後リチェはキーフリー先生、リリフィンは三賢者ベルダルートの弟子となっています。リリフィンはリチェに合わせる顔がないと言っていますが、いつか2人が笑って再会できるようになると良いですね。

魔法使い専属医療師、シノーシア

アガットたちの第2の試験で、大けがを負ってしまったキーフリーは、大講堂の麓にある医療塔で治療を受けることになりました。そこで働いているのは、長い髪をゆったりとお下げ髪に結った医療師、『シノーシア』です。ほのぼのとした雰囲気で、子供たちにも優しいステキなお姉さんです。ちなみに、魔法使いが医療を学ぶことは掟で禁じられているため、医療師は全て普通の人間です。

魔法使い専属医療師、エルマイル

シノーシアと同じ医療塔で働く『エルマイル』は、女性ながらたくましい身体をもつ医療師です。髪型はベリーショートで、口数が少なく、硬派なイメージですが、心根は優しく、疲れ切って眠ってしまったココたちを、優しくベッドまで運んでくれました。大けがのキーフリーも、軽々とおひめさま抱っこで運んでしまう、頼もしい医療師です。

三賢者、ベルダルート

魔法使いの頂点にいる3人の魔法使い『三賢者』、その内の1人である『ベルダルート』は、「教の賢者」と呼ばれ、大講堂で子供たちが安心して学べる環境を整えています。いつからかは分かりませんが、昔から足が不自由なようで、動物と椅子が融合しているような魔法器を使用し、移動をしています。

魔法使いとしては超一流なのですが、性格は非常にお茶目であり、よく突拍子もないことを言い出して周囲の人物を困惑させています。お茶目っぷりを発揮しているシーンでは、「べるーん」「べるだだーん」んなどの個性的な効果音が出るのが可愛らしいですね。

数々の魔法使いを育て上げたベルダルートですが、その最初の弟子はキーフリーであり、キーフリーの悲惨な過去についてもココに教えてくれました。普段はふざけたような態度も見せますが、キーフリーやココのことを心から案じ、心配してくれる、優しい人物です。また、魔法への愛情が人一倍強く、ココと一緒に魔法について語るシーンは可愛さもひとしおでした。

【とんがり帽子のアトリエ】のあらすじをネタバレ込みで紹介!

知らずに禁止魔法を使ってしまったココは、母親を家ごと石化してしまいます。ココ自身はギリギリのところでキーフリー先生に救われ、その後母親を救うため、キーフリー先生のもとで魔法使いを目指すことになりました。ココの新しい生活と冒険について、最新刊7巻まで一気にご紹介いたします。

第1の試験、ダダ山脈

キーフリー先生のアトリエに到着したココは、そこで同じ弟子仲間のテティアやリチェ、アガットと出会います。知らざる者であったココが、魔法使いになることを快く思わないアガットは、キーフリーの留守中にココに魔法使いになるための第1の試験を受けるよう、たきつけます。

第1の試験は、ダダ山脈の頂上に生えている王冠草(おうかんそう)を取ってくることです。まだアトリエに来たばかりのココには、明らかに早すぎる試験でしたが、ココは困難にもめげず、自分にできる魔法を使って第1の試験を突破します。アガットとはまだまだ仲良しとは言いがたいですが、これでココも正式に魔法使いの弟子となりました。

カルンでのつばあり帽の策略

本格的に魔法使いの勉強に励むことになったココは、カルンにある魔材屋へと、杖の買い物に出かけました。買い物の最中、イグイーンの姿を見かけたココは、その後ろ姿を追って走り出します。しかしイグイーンの姿を見失ってしまい、ガッカリして辺りを見回すと、そこはカルンとは全く違う風景でした。

後を追ってきたアガット、テティア、リチェも一緒に、つばあり帽の策略によって不思議な場所に閉じ込められてしまいます。最初こそ「ココのせいでこんな目にあってしまった」と、空気も悪くなりましたが、最後にはみんなで知恵を出し合い、脱出することに成功します。つばあり帽イグイーンが、長い年月を待って芽吹いたココという「希望の子」に、接触を試みた初めての事件です。

階段川の事件、魔警団との対峙

とんがり帽子のアトリエ イラストボード 下敷きサイズ 特典

カルンでの事件の後、急いでアトリエに戻ったココたちでしたが、平穏な日常を楽しむのも束の間、階段川の橋が崩れるという事件が起こります。川の真ん中には辻馬車が取り残されてしまい、助けを請う人物がキーフリーのアトリエを訪れました。キーフリーとオルーギオは、魔法使いとして人々を助けるために、現場へと向かいます。

無事に人々を救出することができましたが、先生たちが上流と下流の様子を見に行っている最中、崖崩れに少年が巻き込まれてしまいます。現場に残っていたココとアガットで協力し、何とか少年を助けだすことができましたが、どういうわけか、ココの描いた魔法の威力が何倍にも膨らんでいたのです。

騒ぎに駆けつけた魔警団はその様子を見て、ココとアガットの身柄を拘束し、記憶を消そうとしますが、危ないところで駆けつけたアトリエの仲間たちに救われます。問答無用で記憶を消されることはなくなりましたが、魔警団の副団長イースヒースには、その後もキーフリーやココのことを注意し続けることになります。

ココとタータの友情

早く母親を助けたいココは、魔法の練習に精を出すあまり、体調をくずしてしまいます。キーフリーがココをカルンの病院に急いで運びますが、その道中でタータにであい、近道を教えてもらいました。熱の高いココを心配するキーフリーですが、ちょうど街中でボヤ騒ぎが起きてしまい、キーフリーも駆り出されることになってしまいます。

忘れた帽子を取りに戻ったタータは、ひどく苦しげなココに病院の薬を飲ませようとするものの、薬にはラベルが貼ってありません。薬草の知識をもつタータには、種類さえわかればどの薬が有効かも分かるのに、銀彩症の目では色が判別できず、薬の種類が分からないのです。

「やっぱり俺にはできない」と落ち込むタータですが、ココのアイデアから描き出された魔法によって、タータの知識を活かして薬を探すことに成功します。その後無事にココの熱も下がり、帰る頃には、タータとココの間にしっかりと友情が結ばれていました。

第2の試験、蛇の背洞窟

アガットとリチェは、第2の試験「騎士の忠誠(きしのちゅうせい)」を「蛇の背洞窟(へびのせどうくつ)」で受けることになります。リチェは受けるつもりがありませんでしたが、キーフリーがエントリーをしていました。リチェは以前師事していた魔法使いの先生に、自分の魔法を否定されていた経験があり、その後自分らしい魔法を頑なに守ろうとしていたのです。

自分らしさが失われてしまうことを恐れ、他の人の魔法を見ようとしないリチェに、そのままでは前に進めないと心配したキーフリーが試験を勧めたのです。試験では、リチェと反対で「自分ではない誰かになりたい」と願うユイニィと交流し、他の人の魔法について考える機会を得ることができました。

つばあり帽との戦い

とんがり帽子のアトリエ ココ 1/6スケール PVC製 塗装済み 完成品 フィギュア

リチェを始めとして、第2の試験でさらに大きく成長することができたアトリエの面々ですが、この試験の最中、つばあり帽の襲撃にあってしまいます。ココを狙うつばあり帽は、ココの周囲の人々を巻き込み、ココが自ら禁止魔法を描くようにと誘導をしていきます。

しかし、仲間に支えられながら成長の真っ最中のココは、「魔法のすごさも恐ろしさも両方学んでいるところ」だと言い、自分で描くものは自分で決めると宣言します。今回の戦いでは、いったんイグイーンは退却しますが、今後も自分たちの目的を果たすために、ココたちに接触してくるのでしょう。

いざ、大講堂へ!三賢者、ベルダルートの再試験

つばあり帽との戦いを終えて出口に向かうと、魔警団のルルシィが待っていました。試験監督が時間を過ぎても戻らないため、三賢者の1人であるベルダルートが、アトリエの面々に報告を要請しているのだそうです。負傷したキーフリーを医療塔へと運んでから、皆はベルダルートの待つ大講堂の「銀の庭」へと向かいます。

ベルダルートに覚えている限りの報告を済ませると、不本意に中断されてしまった試験を残念に感じたベルダルートが、異例の再試験を提案します。3日間のうちに、魔法でベルダルートを驚かせることが試験の内容ですが、魔法大好きでお茶目な性格のベルダルートは、ありきたりの魔法では満足してくれません。

ココの提案により、みんなで協力してベルダルートを驚かせようと決めたアトリエの仲間たちは、ベルダルート自らが驚きに来てくれるよう、舞台をこしらえ、魔法で誘い出すことに成功しました。これで無事、4人揃って第2の試験を突破し、ココたちはまた一歩一人前の魔法使いへと近づいていきます。

キーフリーの過去

試験終了後、ベルダルートはココにだけこっそりと伝言を残します。「禁止魔法に触れた知らざる者」であるココに、話しておくべきことがあると、自分の部屋に呼び出したベルダルートは、ココにキーフリーの過去について話しをします。

キーフリーは子供の頃、つばあり帽の実験に巻き込まれ、右目と記憶を奪われた瀕死の状態だったところを、ベルダルートたち魔法使いに助けられたのです。その後、周囲の反対を押し切ってベルダルートがキーフリーを弟子に迎え、キーフリーはそれからずっと、自分の過去を探し続けているのです。

ベルダルートは、キーフリーがココを守ることを表向きな目的としながら、自分の憎しみのためにつばあり帽を追うための手がかりとして見てはいないかと心配に感じていました。そのため、キーフリーではなく、自分のもとに残って勉強を続けないかと、ココに提案をもちかけます。

キーフリーとオルーギオの友情

キーフリーの過去を知り、自分と同じような不安をキーフリーも感じていると知ったココは、いったんは迷ったものの、キーフリーのもとでこれからも学ぶことを選択します。一方、キーフリーのことをベルダルート以上に心配していたのは、親友のオルーギオでした。

キーフリーが負傷している間、戦いによって壊れた彼の眼鏡を修理しようとしたオルーギオは、キーフリーが右目だけでなく左目にも異常をきたしていることを知ります。「俺にお前を助けさせろ」と、改めてキーフリーに向き合うオルーギオに対し、子供の頃図書の塔で知った「新しい禁止魔法」について、キーフリーは打ち明けます。

しかしその直後、キーフリーはオルーギオから、自分の秘密に関しての記憶を奪ってしまいます。新しい禁止魔法についての情報は、詳しいことは何も分かりません。ただ、つばあり帽がキーフリーで試していたものであり、その魔法をキーフリーは必ず壊さなければならないと決心しているようです。「ごめんね」と言いながらオルーギオの記憶を奪うキーフリー。つばあり帽の計画とは、いったいどんなものなのでしょうか。

【とんがり帽子のアトリエ】の複製原画集やスピンオフ作品も大人気!

とんがり帽子のキッチン(1) (モーニング KC)

本編のお話が進んでいく中、その周囲では様々な特典グッズスピンオフ作品が生まれています。単行本発売時には、通常版の他に特装版や限定版が用意されており、それぞれミニ画集ふせん&メモ帳オリジナルカードゲームなど、豪華な付録付きとなっています。2020年5月22日に発売されたばかりの、最新刊7巻の限定版では、お話に登場する『魔円手帳(まえんてちょう)』が登場し、そのクオリティの高さに大喜びするファンの声が、SNS上にのぼっています。

その他にも、第1巻の表紙に描かれているココのイラストをもとにしたフィギュアや、豪華な複製原画集も過去に発売されています。現在は『RE:SHAZAM(リ シャザム)』にて『とんがり帽子のアトリエPOPUP ONLINE STORE』も開催されており、アクリルチャームやクリアファイルなど、様々なグッズが販売されています。

さらに、スピンオフ作品『とんがり帽子のキッチン』も、最新刊7巻と同日に発売され、【とんがり帽子のアトリエ】人気はますます高まるばかり。こちらのスピンオフでは、アトリエで日々作られている料理がメインであり、本編とはまた違ったココたちの日常を覗くことができます。原作は白浜先生ご本人が、漫画は『佐藤宏海(さとうひろみ)』先生が担当されています。

世界16ヵ国で愛される【とんがり帽子のアトリエ】、アニメ化の期待も大!?

さて、駆け足でご紹介してまいりました【とんがり帽子のアトリエ】、いかがでしたか?かいつまんだ説明ではとても魅力をお伝えしきれませんので、気になった方は、ぜひ原作を読んでいただきたい想いです。日本のみならず、世界16ヵ国で発売され、愛されている【とんがり帽子のアトリエ】ですので、いずれはアニメ化もされるのではないかと、期待が高まるばかりです。

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