ゲームメーカー・コンパイルハートから、2010年にPS3のソフトとして発売された「超次元ゲイム ネプテューヌ」。ゲームハードが擬人化したキャラが主人公という異色の作品でしたが、今やコンパイルハートを代表する人気シリーズになっています。今回は、2013年に放送されたアニメ版超次元ゲイム ネプテューヌについて解説していきます。
目次
- 超次元ゲイム ネプテューヌとは?
- 「ネプテューヌシリーズ」はどんなゲーム?
- RPGからシミュレーションまで、様々なジャンルを網羅
- アニメ「超次元ゲイム ネプテューヌ」のあらすじは?
- ネプテューヌシリーズの主な登場キャラクターを紹介!
- いつも明るく元気な女神・ネプテューヌ/パープルハート
- 負けん気の強いツンデレ女神・ノワール/ブラックハート
- 小柄で無口な女神・ブラン/ホワイトハート
- 穏やかなお姉さん女神・ベール/グリーンハート
- もう1人のプラネテューヌの女神?プルルート/アイリスハート
- 真面目でしっかり者の妹・ネプギア/パープルシスター
- 姉と同様素直になれない?ユニ/ブラックシスター
- 大人しい方のブランの妹・ロム/ホワイトシスターロム
- 元気な方のブランの妹・ラム/ホワイトシスターラム
- 女神達を取り巻くキャラクターも紹介!
- プラネテューヌの教祖・イストワール
- 中二病の諜報員・アイエフ
- プラネテューヌのゆるふわナース・コンパ
- 女神を狙うもの・マジェコンヌ
- 突然現れた謎の少女・ピーシェ
- 2019年7月に新作OVAが配信スタート!
- ネプテューヌの新作に期待が高まる
超次元ゲイム ネプテューヌとは?
「ゲームの擬人化」をテーマにした作品
「超次元ゲイム ネプテューヌ」は、2010年にコンパイルハートから発売されたPS3ソフトです。ゲーム業界そのものをテーマにし、キャラクターは実在するゲームメーカーや、ゲーム機を擬人化する非常に特徴的な作品でした。
その混沌としたテーマから、決して万人受けする内容ではありませんでした。しかし、「萌え」を前面に押し出したキャラクター性がヒットし、現在では、コンパイルハートの看板といっても差し支えない程の人気を獲得しています。
ネプテューヌシリーズはアニメ化が決定し、2013年の7月から9月にかけて、アニメが放送されました。オリジナルストーリーを特徴としたアニメは、どのような内容だったのでしょうか。
「ネプテューヌシリーズ」はどんなゲーム?
RPGからシミュレーションまで、様々なジャンルを網羅
ネプテューヌシリーズは基本的にはRPG作品です。しかし、外伝を描いた作品ではアクションやシミュレーション、アドベンチャーといった、様々なジャンルのゲームになっています。
初代「超次元ゲイム ネプテューヌ」はRPGです。「ゲイムギョウ界」という世界の女神・ネプテューヌが、長きに渡る女神同士の争いの末に、記憶を失って下界に落下。ゲイムギョウ界を旅しながら仲間を集める、王道的RPGでした。
しかし、一見シリアスな設定とは裏腹に、内容はパロディやネタのオンパレードです。「ハイラノレ城」や「スライヌ」を筆頭に、セリフも「上から来るよ!気をつけて!」「ねっぷねぷにしてやんよ」等と、自重という言葉が見当たりません。
アニメ「超次元ゲイム ネプテューヌ」のあらすじは?
原作をベースにしたオリジナルストーリー
アニメ版「超次元ゲイム ネプテューヌ」は、本家ナンバリングシリーズの設定を踏襲しつつ、アニメ版独自のオリジナルストーリーです。
舞台となるゲイムギョウ界で、「プラネテューヌ」、「ラステイション」、「ルウィー」、「リーンボックス」の4つの国家が争いを止め、友好条約を結んだところから始まります。
平和を享受するネプテューヌでしたが、平和の裏で女神達を抹殺し、世界を手中に収めようとする人物「マジェコンヌ」が暗躍していました。1度は罠にかかり、命を落としかけるも妹達の力で撃退します。再びの平和の中、ピクニックに出かけたネプテューヌは、「ピーシェ」という謎の少女に遭遇するのでした…
ネプテューヌシリーズの主な登場キャラクターを紹介!
ここからはアニメ版「超次元ゲイム ネプテューヌ」の主な登場キャラクターの解説になります。まずは、物語の主役であり、ゲイムギョウ界を統治している女神達です。
ゲイムギョウ界の女神には人間としての姿と、変身した女神としての姿があり、両方の姿について解説をしていきます。
いつも明るく元気な女神・ネプテューヌ/パープルハート
能天気な少女・ネプテューヌ
ネプテューヌは、文字通りネプテューヌシリーズの主役であり、ゲイムギョウ界に4つある国家のうちの1つ、「プラネテューヌ」を守護する女神です。田中理恵(たなか りえ)さんが声優を務めています。
人間の姿の時は、とぼけているもののいつも明るく元気な性格をしていて、誰とでも仲良くなれるほどの社交性を持っています。反面、平和な時には女神としての仕事を嫌がり、よく趣味のゲームに没頭しては、女神を補佐するイストワールを困らせているようです。
モチーフとなったゲーム機はネプチューン。このゲーム機はセガが開発を進めていたものの、最終的に開発がお蔵入りになり、世に出ることがなかった幻のゲーム機です。
大人びた姿の女神・パープルハート
女神・パープルハートの姿に変身すると、人間の時とは性格が一転、冷静沈着で大人びた性格になります。女神の中では、変身前と変身後で性格が一際変わるキャラクターとなっているのが特徴的です。明るく元気なネプテューヌと、冷静で大人びたパープルハートを、見事に演じ分ける田中理恵さんの演技力が光りますね。
性格の根底にネプテューヌの部分があるせいか、ボケている部分をみせたりもします。しかし、どんなに窮地に立たされても諦めず、仲間を最後まで見捨てない、正しく主人公というべきキャラクターでしょう。
使用する武器は刀。必殺技は「クロスコンビネーション」や、「ネプテューンブレイク」など、乱打系の技を使用するイメージがあります。
負けん気の強いツンデレ女神・ノワール/ブラックハート
強気でクールな少女・ノワール
真面目な性格で、ラステイションの発展に尽力する努力家です。しかし、典型的なツンデレでもあり、その性格から友人ができにくいことを、ネプテューヌによくからかわれる弄られキャラにもなっています。
キャラクター人気が主人公のネプテューヌよりも高い事も特筆すべきでしょう。実際に行われた人気投票「ゲイムギョウ界大選挙」では、2位のネプテューヌに150票ほどの差を付けて1位になっています。
モチーフとなったゲーム機はPlayStation3。ラステイションという国家の名前も、PlayStationから取られています。
自信家の女神・ブラックハート
ブラックハートに変身すると、髪が黒のツインテールから銀のロングヘアーに変化。また、性格も若干好戦的になり、ネプテューヌや他の女神に、挑発的な物言いをしている姿も見受けられます。
ネプテューヌとは違って両刃の剣を武器として用います。必殺技は「レイシーズダンス」などのアグレッシブな動きが特徴です。
ちなみに、スピンオフ作品の「超女神信仰ノワール 激神ブラックハート」では主人公を務めたこともあります。
小柄で無口な女神・ブラン/ホワイトハート
ブランの趣味は自作小説
雪国である「ルウィー」を守護する女神、ブランは人見知りで無口な女神です。しかし、彼女の性格には二面性がありました。担当声優は阿澄佳奈(あすみ かな)さんです。
普段は物静かで無口ですが、怒らせると本来の性格を表に出し、「テメェら!」等の粗暴な口調になります。読書が趣味ですが、同時に作家としても活動しており、同人小説を執筆しているようです。しかし、内容に中々難があるようで、売れ行きはあまりよろしくありません。
任天堂のゲーム機であるWiiをモチーフにデザインされています。人間時の武器がハンマーなのは、任天堂のソフトにハンマー使いが多いからかもしれませんね。
「ゲイムギョウ界総選挙」にて1位を獲得し、ブランが主役のスピンオフ作品「激次元タッグブラン+ネプテューヌVSゾンビ軍団」が発売されたこともあります。
無口から一転毒舌に!女神・ホワイトハート
ホワイトハートに変身すると髪が水色に変化して、激情家な方の性格がデフォルトになり、口調も更に荒っぽくなります。また、武器もハンマーから斧へと変化するのが特徴的です。
必殺技は「テンツェリントロンペ」などの、斧やハンマーの1撃を重視した技が多くなっています。ゲーム的なステータスとしては、任天堂のハードが頑丈さに定評があるせいか、防御力が非常に高く設定されている点も面白いですね。
穏やかなお姉さん女神・ベール/グリーンハート
実はハードゲーマーのベール
これまでの3つの国家とは、別の大陸に位置しているという特徴がある国が「リーンボックス」です。リーンボックスの守護女神はベール。お姉さんのような雰囲気を醸し出しているベールですが、実はとんでもない趣味を持っていました。担当声優は佐藤利奈(さとう りな)さんです。
ベールは一見物腰穏やかで、おっとりした雰囲気の女性です。しかし、実はとんでもないハードゲーマーというコアな趣味があります。作中ではパーティーを開くと言って、ネプテューヌ達をリーンボックスまで呼び出したものの、自室の片づけをそっちのけでオンラインゲームに没頭している姿が見られました。
モチーフになったゲーム機はXbox360です。また、守護女神の中で唯一妹がいませんが、これはXboxを開発したMicrosoft社が、妹達が登場した2011年の時点で、妹たちのモチーフとなる携帯ゲーム機を発売していなかったためだと思われます。
年上の貫禄を感じる女神・グリーンハート
ベールが変身した、守護女神としての姿がグリーンハートです。他の女神と違って、変身しても性格が大きく変化しない特徴があります。
槍を用いた攻撃を得意とし、「レイニーラトナビュラ」等、多数の突きや槍そのものでの必殺技をもっています。ゲーム的な点から見ると、武器が槍ということで、他のキャラよりもリーチが長めに設定されている場合が多いです。
もう1人のプラネテューヌの女神?プルルート/アイリスハート
別次元の女神・プルルート
ネプテューヌシリーズには、世界観として様々な次元が存在しているという設定があります。俗にいう、並行世界と同義的な扱いです。アニメの舞台である、「超次元」の別次元である「神次元」のプラネテューヌの女神がプルルートです。花澤香菜(はなざわ かな)さんが声優を担当しています。
神次元のプラネテューヌの女神で、ふわふわとした性格であり、間延びした口調で話す天然少女です。裁縫という特技があり、友達になったネプテューヌやネプギアのぬいぐるみを作って、プレゼントしたりしていました。
ネプテューヌ同様にモチーフが実在のハードではなく、セガサターンの姉妹機として開発が予定されていたプルートではないか、と言われています。
超絶ドS!女神・アイリスハート
守護女神であるアイリスハートに変身すると性格が激変。ゆるふわ天然少女から超の付くサディスティック性を表に出します。アニメでもあまりの苛烈な性格に、その変貌ぶりを目にした人物の多くがトラウマになってしまいました。
変身前はぬいぐるみでの殴打を武器にしていますが、女神になると蛇腹剣という珍しい武器を使用するようになります。しかし、必殺技としては「ストレスかいしょう~」や「言葉攻め」等の、ドSさをウリとした技が多いようです。
真面目でしっかり者の妹・ネプギア/パープルシスター
ちょっと変わった趣味の少女・ネプギア
女神の妹として生まれ、次代の女神として扱われる存在が女神候補生と呼ばれています。ネプテューヌの妹であり、プラネテューヌの女神候補生なのがネプギアです。人間の姿では、ネプテューヌよりも姿も性格も姉らしいと言われる、ネプギアの声優は堀江由衣(ほりえ ゆい)さんが務めます。
真面目でしっかりした性格をしており、人間時には姉のネプテューヌよりも身長が高いため、よく「姉と妹が逆では?」と言われています。しかし、ネプテューヌに対しては甘く、怠けているネプテューヌのわがままを受け入れてしまうことが多いため、イストワールの頭を悩ませているようです。
意外にも機械が大好きで、監視カメラに対して「可愛い」という感想を抱く辺り、中々独特な感性を持っています。
モチーフとなったゲーム機は、明言されてはいませんがゲームギアではないかと考えられています。初登場したナンバリングシリーズの第2作、「超次元ゲイム ネプテューヌmk2」ではネプテューヌに代わって主人公を務めました。
姉の助けになりたい女神・パープルシスター
ネプギアが変身した姿が女神・パープルシスターです。アニメ版では、まだ女神としては未熟で、登場時から変身することができませんでした。ネプテューヌ達がマジェコンヌに囚われた際に、特訓を積んで「姉よりも強くなる」という覚悟を決め、ようやく変身することができるようになります。
武器は人間の時にはビームソードを使い、女神に変身すると武器がビームガンブレードに変化します。そのため、ゲームでは女神形態にならないと使用不能な技「プラネティックディーバ」があり、ブレードで相手を斬りつけてから、極太のビーム砲撃をお見舞いするド派手な演出がカッコいいです。
姉と同様素直になれない?ユニ/ブラックシスター
ユニはノワールへのコンプレックスが強い
ユニはラステイションの女神候補生であり、ノワールの妹でもあります。ノワール同様努力家で、ツンデレな性格でもありますが、実は内面にある問題を抱えてもいました。声優は喜多村英梨(きたむら えり)さんです。
女神として完璧な姿を目指す姉に憧れており、自身も姉同様に努力を続けていますが、ノワールが優秀すぎるせいか、姉へのコンプレックスが心の中にあります。
劇中でも、ノワールに褒められたいと書類仕事を頑張ってはいました。しかし、ノワール以上の仕事の成果を出さないと褒めてくれないことに対し、「そんなの無理に決まってるのに」とネプギアに吐露していました。
モチーフとなるゲーム機はPSPです。名前はPSPのゲームディスクである「ユニバーサル・メディア・ディスク」の先頭から取られていると思われます。
姉へ追いつきたい!女神・ブラックシスター
女神・ブラックシスターへ変身すると、ノワールと同じく髪型が銀色になりますが、髪型がツインドリルになる特徴があります。
ネプギア同様、囚われた姉達をマジェコンヌから救出する際に、心の中にある姉へのコンプレックスを乗り越えたことで、変身が可能となりました。
武器は元々ライフル銃のような大きめの銃器を使いますが、女神化することで武器が巨大なビームライフルになります。ネプギア同様、巨大なビームを放つ「エクスマルチブラスター」が必殺技です。
大人しい方のブランの妹・ロム/ホワイトシスターロム
内気な性格の少女・ロム
ブランの妹にあたるルウィーの女神候補生は特殊で、双子の女神候補生となっています。この双子は女神たちの中で最も幼く、そしてイタズラが大好きです。比較的大人しい性格の方がロム。小倉唯(おぐら ゆい)さんが声優を担当しています。
ルウィーの女神候補生は双子だからか、2人で1人の女神という設定になっています。よくセットで描かれることが多く、水色の服装で、髪の短い方がロムです。
内気な性格をしており、あまり感情を表に出すタイプではありませんが、姉のブランの事が大好きで、仕事に打ち込むブランのことを気にかけていたりしていました。
2人で1人の女神・ホワイトシスターロム
他の女神候補生達と同じく、姉達を救出する時に変身可能となります。双子の片割れであるラムと一緒にブランを助けたいという気持ちが高まり、女神・ホワイトシスターへと変身ができるようになりました。変身すると髪の色が水色になります。
2人で1人の女神だからか、女神としての名前はロム・ラム共にホワイトシスターとなっています。杖を用いた魔法攻撃を得意とし、「アイスコフィン」など、氷の魔法を多用するようです。
元気な方のブランの妹・ラム/ホワイトシスターラム
無邪気な妹・ラム
大人しいロムとは対照的に、元気いっぱいな方の妹がラムです。積極的に行動し、ロムを引っ張っていきますが、イタズラにも引っ張っていくのが困りものですね。担当声優は石原夏織(いしはら かおり)さんです。
ロムに比べると髪が長く、桃色を基調とした服を着ているのが特徴です。ロムとラムは何かと対照的にになっており、性格もそうですが、ロムは右利きでラムは左利きなど、他にもあるようですね。しかし、姉の事が大好きなのは変わらないようです。
ロム・ラムのモチーフになったのはニンテンドーDS。開発者曰く、「変身時の双子を横に並べて、腹部を画面に見立てるとあのゲーム機になる」という話がありました。
魔法攻撃が得意!女神・ホワイトシスターラム
変身するとロム同様、ホワイトシスターとなり、髪の色が桃色になります。攻撃手段もロムと同じで、氷の魔法攻撃が得意のようです。
ちなみに、ロムとラムの名前はニンテンドーDSソフト「ポケットモンスターBW」に登場する伝説のポケモン、「ゼクロム」と「レシラム」から命名されたと見られています。
女神達を取り巻くキャラクターも紹介!
物語の中心は、ゲイムギョウ界を守護する女神達ですが、ゲイムギョウ界の各国に住まい、女神達と交流する様々なキャラクター達も十分に魅力的です。ネプテューヌ達の友人で、時に女神を助ける人物を紹介します。
プラネテューヌの教祖・イストワール
プラネテューヌの誇るお姉さん
ゲイムギョウ界のそれぞれの国家には、女神のサポートに当たる「教祖」という立場の存在がいます。プラネテューヌの教祖がこのイストワールで、他の教祖と違い人間ではなく、本に腰かけた小さな妖精のような姿をしているのが特徴です。
ネプテューヌからは「いーすん」と呼ばれ、頼りにされています。しかし、イストワールはネプテューヌのサボり癖をどうにかしたいようで、日々ネプテューヌに説教する姉のような立場になっています。
名前の由来は、フランス語で歴史という意味のHistoreからです。かないみかさんが声優を務めます。
中二病の諜報員・アイエフ
自称「ゲイムギョウ界に咲く一陣の風」
プラネテューヌの諜報部に在籍しているエージェントで、イストワールの部下にあたります。イストワールのことは、「イストワール様」と呼び、敬っていますが、女神であるネプテューヌとは友人のようで、「ねぷ子」と呼ぶ気安い関係のようです。
重度の中二病を患っており、自身の事を「ゲイムギョウ界に咲く一陣の風」と自称したり、ゲームでは必殺技の説明欄に痛い解説が載っていたりします。ゲームメーカーである「アイディアファクトリー」の擬人化キャラです。担当の声優は植田佳奈(うえだ かな)さんとなります。
プラネテューヌのゆるふわナース・コンパ
ほんわかした口調のナース
アイエフとネプテューヌの友人でもあり、プラネテューヌでは医療の仕事に就いています。「です~」という間延びした口癖を持ち、非常に天然要素の強い性格です。名前で察する人も多いですが、ネプテューヌシリーズの生みの親であるゲームメーカー「コンパイルハート」の擬人化キャラです。
ゲームではナースという設定から回復系のキャラになっていて、武器は巨大な注射器。敵に針を刺して毒物を注入したりもします。酒井香奈子(さかい かなこ)さんが声優です。
女神を狙うもの・マジェコンヌ
女神を倒そうと画策する悪役
女神を倒して世界を我が物にしようとすしている悪役、それがマジェコンヌです。名前の由来はゲームソフトをコピーしてしまう事が問題視された機材「マジコン」からです。劇中ではこの由来からか、女神たちの技をコピーする力で妹達を圧倒します。
1度は女神達を罠にかけることに成功し、抹殺1歩手前まで追い詰めましたが、妹達の活躍と、女神達の絆の前に敗れ去りました。その後もどうにかして女神達を倒そうとしますが…
声優はたかはし智秋(たかはし ちあき)さんです。ドスの効いた声の演技が素晴らしいですね。
突然現れた謎の少女・ピーシェ
ロム・ラム以上に子供っぽい性格
マジェコンヌを退け、再びの平和の中ピクニックに出かけたネプテューヌ達の前に突然現れた少女です。ロム・ラムの双子よりも更に精神年齢が幼く、ほとんど片言でしか喋ることができなかった程です。
プラネテューヌの教会で保護することになり、ネプテューヌ達と一緒に暮らすことになりますが、彼女の存在が後に大変な事件を引き起こすこととなります。悠木碧(ゆうき あおい)さんが声優を務めています。
2019年7月に新作OVAが配信スタート!
夏をイメージした新作OVA
2013年の9月にアニメ放送が終了し、それからスピンオフ作品や、新規ナンバリングシリーズの発売が続いていたネプテューヌシリーズでした。ところが、2019年の7月に新作のOVAが公開されるという発表がありました。
タイトルは「ねぷのなつやすみ」。まさしくゲーム「ぼくのなつやすみ」をオマージュしたタイトルで、YouTubeで公開されているPVによると、ラステイションの山の中で女神達がキャンプを行うストーリーのようです。
新作ナンバリングシリーズの「超次元ゲイム ネプテューヌVⅡ」からあのキャラクターが登場したり、パープルハートの新しい姿も発表されたりと、見どころは盛りだくさん。興味のある方は是非チェックをしていただきたいです。
ネプテューヌの新作に期待が高まる
コンパイルハートの看板作品だけあって、ネプテューヌシリーズの勢いは全然衰えていません。新作OVAに続いて、VTuberを題材にした新規スピンオフ作品「ブイブイブイテューヌ」が2020年8月に発売になります。
個性的なキャラクター達が活躍する、ネタの豊富な冒険活劇に魅了される人が後を絶たない素晴らしいシリーズなので、これからもネプテューヌシリーズが続くことを、ファンとして見守っていきたいですね。