【さよなら絶望先生】主な登場キャラクターをまとめて紹介!

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「絶望した!」のフレーズで有名な『さよなら絶望先生』は、シュールでブラックなギャグ漫画作品。作中に登場する人物の多くは、いずれも埋もれることのない、個性のかたまりばかりです。本記事では、『さよなら絶望先生』を彩る強烈なキャラクターたちにスポットを当てて、紹介していきます。

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目次

『さよなら絶望先生』とは?

さよなら絶望先生(1) (週刊少年マガジンコミックス)

『さよなら絶望先生』は、久米田康治(くめだこうじ)先生による漫画作品。2005年から2012年の間、「週刊少年マガジン」誌で連載されていました。コミック単行本は全30巻あり、累計発行部数は500万部を超えています。

『さよなら絶望先生』はアニメ化もされており、2007年から2009年の間、第3期にわたって放送されました。また、この間にOVAも制作されています。

『さよなら絶望先生』は、何事もネガティブにしかとれない教師の学園生活の物語。彼は、担任のクラスの生徒たちに振り回されては、“絶望”してばかりの日々を送ります。本作は、そんな彼らの姿をシニカルな視点で描いた作品です。

『さよなら絶望先生』の作風・特徴

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『さよなら絶望先生』は、一言で言えばブラックコメディ作品です。内容は、シュールギャグや社会を風刺したブラックコメディ、メタギャグから関係者イジリまで様々。ストーリーは基本的に1話完結となっており、ギャグ作品らしい作品構成となっています。

また、『さよなら絶望先生』は近代文学風のレトロな要素を盛り込んだ世界観が特徴的です。主人公の書生風のいで立ちや、モダン調のフォントの使用など、近現代の日本の趣が描かれています。

その他、シャフトがアニメ制作を手掛けたことも大きな特徴でしょう。静止画やアイキャッチを本編に多用する演出は、『さよなら絶望先生』のダークさによく合っています。

『さよなら絶望先生』の主な登場キャラクターを紹介

ここからは、『さよなら絶望先生』の主な登場キャラクターについて紹介していきます。『さよなら絶望先生』は、作品全体を通して非常に多くのキャラが登場することで有名です。メインキャラのほか、毎回どこかで登場する“義務”などを挙げれば、キリがありません。

よって本項目では、『さよなら絶望先生』の主要キャラ一部サブキャラに絞ってピックアップしました。なお、登場人物については、大見出しでいくつかにカテゴライズしたうえで紹介しています。

主人公

『さよなら絶望先生』の登場キャラクター1:糸色望

さよなら絶望先生(30)<完> (講談社コミックス)

糸色望(いとしきのぞむ)は、『さよなら絶望先生』の主人公となる人物で、職業は学校の教師。彼は信州の名家「糸色家」の四男で、3人の兄と妹がいます。

糸色望は、「絶望した!」が口ぐせの、超ネガティブ思考の持ち主。その口ぐせや名前などから、周囲からは「絶望先生」と呼ばれています。彼はくだらないことですぐ絶望しては、自殺未遂を繰り返しますが、本当はただの見せかけ。また、すぐ調子に乗ったり負けず嫌いだったりと、かなり大人げない人物です。

2のヘ組(絶望少女達)

『さよなら絶望先生』の登場キャラクター2:風浦可符香

さよなら絶望先生(17) (講談社コミックス)

風浦可符香(ふうらかふか)は、『さよなら絶望先生』における、準主人公にあたる人物。糸色望が担任を受け持つ「2のへ組」の生徒で、「絶望少女達」の1人です。

常にポジティブな風浦可符香は、糸色望とは対極に位置する少女。ときには“電波”ともいえる発想で、彼のネガティブさを反転させます。その一方、彼女には黒い側面があり、裏で暗躍しては他のクラスメイトにトラウマを植え付けることも。糸色望に対しても、何かと彼の人生をダメにする方向へと誘導していきます。

『さよなら絶望先生』の登場キャラクター3:関内・マリア・太郎

さよなら絶望先生(24) (講談社コミックス)

関内・マリア・太郎(せきうつ・まりあ・たろう)は、『さよなら絶望先生』の登場人物。「2のへ組」の生徒の1人で、「絶望少女達」でもある海外出身の生徒。

関内・マリア・太郎は、アジアのどこかから不法入国してきた少女で、浅黒い肌をしています。太郎という名前は、戸籍を関内太郎本人から買って手に入れたため。身体能力の高い彼女は野生児育ちで、パンツや靴を身に着けるのは今も苦手。見た目は幼いものの、ふいに過激な発言を口走ります。

『さよなら絶望先生』の登場キャラクター4:加賀愛

加賀愛(かがあい)は、『さよなら絶望先生』に登場する「絶望少女達」の1人。出席番号18番の「2のヘ組」の生徒で、「すいませんすいません」が口ぐせです。

加賀愛は、極度の加害妄想の持ち主。彼女は常に、他人に迷惑をかけていないかと罪悪感にさいなまれ続けています。そのため、引っ込み思案で自己評価が低く、“彼女の意思”で本編にもあまり登場しません。常識人でもある彼女は、糸色望から評価されており、やがて彼に好意を寄せるようになります。

『さよなら絶望先生』の登場キャラクター5:木津千里

さよなら絶望先生(23) (講談社コミックス)

木津千里(きつちり)は、『さよなら絶望先生』の「絶望少女達」にあたる生徒。作品においては、風浦可符香に次ぐ準主人公とされています。

木津千里はその名の通り、何事もきっちりしていないと気が済まない完璧主義者。彼女は、自身の考えるきっちりを周囲にも押し付ける、粘着質でもあります。周囲からは迷惑がられていますが、本人は好かれたい願望の持ち主。真ん中できっちり分けた前髪は、乱れると精神がおかしくなったり、だらしなくなったりします。

『さよなら絶望先生』の登場キャラクター6:木村カエレ

さよなら絶望先生(21) (講談社コミックス)

木村カエレ(きむらかえれ)は、『さよなら絶望先生』で「2のヘ組」に属する帰国子女。音痴ながら、「絶望少女達」の1人でもあります。

木村カエレは、スタイル抜群の帰国子女ですが、どこの国にいたのかは分かりません。彼女だけは、学校のセーラー服ではなく、ブレザーを着用しています。また、彼女はこれまでの転校の経験から複数の人格を持つようになり、時折別の人格が表れることも。その他、いいところを持っていかれるスベり役や、パンチラ要員でもあります。

『さよなら絶望先生』の登場キャラクター7:小節あびる

さよなら絶望先生(20) (講談社コミックス)

小節あびる(こぶしあびる)は、『さよなら絶望先生』に登場する生徒。「絶望少女達」の一員で、全身を包帯でぐるぐる巻きにした姿が特徴。

どこかしらに傷を負っている小節あびるは、親からのDVが疑われていました。しかし実際は、動物園のバイト中に動物とのじゃれ合いでできたもの。動物の尻尾マニアである彼女は、動物と戯れては傷を作っていました。左目の眼帯は、外すと移植した角膜の前の持ち主の残像が見えるため、基本は外しません。

『さよなら絶望先生』の登場キャラクター8:小森霧

さよなら絶望先生(18) (講談社コミックス)

小森霧(こもりきり)は、『さよなら絶望先生』で「2のヘ組」に属する「絶望少女達」の1人。普段から布団にくるまっているため目立ちませんが、実際は色白の美少女。

小森霧は、家に引きこもって不登校を続けていました。しかし、糸色望たちの家庭訪問によって無事解消。ようやく登校しましたが、今度は学校の理科室や宿直室に住みつく「不下校少女」となりました。その後は、宿直室に住むこととなった糸色望らの世話をするようになります。

『さよなら絶望先生』の登場キャラクター9:常月まとい

さよなら絶望先生(19) (講談社コミックス)

常月まとい(つねつきまとい)は、『さよなら絶望先生』の「絶望少女達」の1人。主人公の糸色望に好意を寄せる生徒の中の1人です。

常月まといは、超恋愛体質の少女で、多くの男性との恋愛遍歴を持っています。そして彼女は、行き過ぎた恋愛感情をストーキングに発展させては、これまで何度も警察の厄介になっていました。本編では糸色望のストーカーとなっており、毎回話のどこかに隠れています。そして、いつの間にか彼の背後に立っているというパターンがオチです。

『さよなら絶望先生』の登場キャラクター10:日塔奈美

さよなら絶望先生(25) (講談社コミックス)

日塔奈美(ひとうなみ)は、『さよなら絶望先生』の登場人物で、「絶望少女達」の1人。木津千里と同じように、本作の準主人公候補として挙げられています。

日塔奈美は、個性派揃う「2のへ組」の中にいながら、至って普通な少女。一般常識を持ち合わせている彼女は、作中ではツッコミ役が多いです。しかし、彼女は普通を良く思っておらず、普通であることにコンプレックスを抱いています。意外と自己顕示欲が強いですが、普通であるため大してアピールできません。

『さよなら絶望先生』の登場キャラクター11:藤吉晴美

さよなら絶望先生(26) (講談社コミックス)

藤吉晴美(ふじよしはるみ)は、『さよなら絶望先生』における「2のヘ組」の生徒。「絶望少女達」の一員で、メガネ好きの腐女子です。

オタク少女である藤吉晴美は、メガネのほかに猫耳も守備範囲。コスプレ好きでもあったり、同人誌を作って即売会に頻繁に通うなどしています。彼女には兄が3人おり、その兄たちも全員オタクですが、趣味や嗜好は異なる模様。また、彼女はインドアながら運動神経が抜群で、メガネを外すとさらに能力が向上します。

2のへ組(その他サブキャラ)

『さよなら絶望先生』の登場キャラクター12:大草麻菜実

さよなら絶望先生(28) (講談社コミックス)

大草麻菜実(おおくさまなみ)は、『さよなら絶望先生』に登場する「2のヘ組」の生徒の1人。彼女は元々モブでしたが、後に準レギュラーとなりました。

大草麻菜実は、「2のヘ組」の現役女子高生ながら、既婚者です。多額の借金を抱えている苦労人で、学校に通いながらバイトや内職、株などをしています。しかし、お人好しな性格の彼女はだまされやすく、返済は一向に進んでいません。母性あふれるキャラクターで尽くしたいタイプですが、男運は皆無。

『さよなら絶望先生』の登場キャラクター13:音無芽留

さよなら絶望先生(22) (講談社コミックス)

音無芽留(おとなしめる)は、『さよなら絶望先生』に登場する人物。「2のヘ組」の1人で、身長が低く高校生には見えない容姿をしています。

音無芽留は極度の恥ずかしがり屋で、変な声と言われて以来ほとんど声を出していません。また、字も汚いため、コミュニケーションは携帯電話のメールに頼りきりです。携帯に依存しているため、携帯を使えない状態が続くと、セリフが文字化けします。その他、彼女はか弱そうな見た目とは裏腹に超毒舌で、一人称は「オレ」。

『さよなら絶望先生』の登場キャラクター14:糸色倫

さよなら絶望先生(27) (講談社コミックス)

糸色倫(いとしきりん)は、『さよなら絶望先生』におけるサブキャラクター。「2のヘ組」の生徒の1人であり、糸色望の実の妹です。

糸色倫は、苗字が糸色であるにもかかわらず、「2のヘ組」での出席番号は32番。名前が「絶倫」と読めてしまうことから、兄同様に糸色姓を嫌い、早く嫁ぎたいと思っています。名家生まれの彼女はお嬢様育ちで、古風な言葉づかいや高飛車な性格が特徴的。さらに、17歳の女子高生にして弟子3000人を抱える華道の師範でもあります。

『さよなら絶望先生』の登場キャラクター15:臼井影郎

臼井影郎(うすいかげろう)は、『さよなら絶望先生』の登場人物。「2のヘ組」の中で、作中に登場する数少ない男子生徒の1人です。

臼井影郎は、存在感も毛髪も薄く、描線まで他より細くなっています。彼はクラス委員長ですが、木津千里に役割を奪われており、存在感は示されていません。影の薄さを利用して悪事を企みますが、そういうときに限って途端に周囲から認識されがち。なお、彼は「2のヘ組」の男子生徒で最も登場回数が多いです。

『さよなら絶望先生』の登場キャラクター16:木野国也

木野国也(きのくにや)は、『さよなら絶望先生』の「2のヘ組」の生徒の1人。男子生徒の中ではメインキャラであり、フルネームも判明しています。

木野国也は、読書家の図書委員で、超負けず嫌いな性格の持ち主。次に紹介する人物とは読書仲間ですが、文学観は彼とは異なり、現代的でライトノベル調。木野国也はルックスこそいいものの、私服センスが周囲に害をなすほどに壊滅的。ですが、本人は全く気にしておらず、制服も変な着崩し方を率先して実践しています。

『さよなら絶望先生』の登場キャラクター17:久藤准

久藤准(くどうじゅん)は、『さよなら絶望先生』に登場する数少ない男子生徒の1人。臼井影郎、木野国也と並んで主要男子生徒キャラの1人として扱われています。

久藤准は無類の読書家で、木野国也と同じく図書委員。古風で写実主義的な文学を好み、木野国也からは一方的にライバル意識を燃やされています。加えて、物語の創作能力にも長けており、作った童話を聞いた者はみな感動で号泣するほど。冷静沈着で成績優秀であるため、女子からの人気は高いです。

糸色家

『さよなら絶望先生』の登場キャラクター18:糸色縁

糸色縁(いとしきえにし)は、『さよなら絶望先生』における登場人物。糸色家5兄妹の長男で、糸色望の一番上の兄にあたります。

糸色縁は、長男ゆえに糸色家の次期当主となる予定でしたが、父親から絶縁されていました。父に絶縁された理由は定かではなく、現在の所在は、一族の者でさえよくわかっていません。彼の職業は弁護士(主に離婚弁護士)で、息子が1人います。彼の容姿については、彼の息子いわく、糸色望に似ているとのことでした。

『さよなら絶望先生』の登場キャラクター19:糸色景

糸色景(いとしきけい)は、『さよなら絶望先生』の登場人物の1人。糸色望の2番目の兄で、5兄妹の中では次男にあたる人物です。

糸色景の職業は画家で、長髪にあごひげ、作務衣(さむえ)姿がトレードマーク。彼は芸術家らしく、思い込みと独創性が非常に激しく、全て自己完結してしまうタイプの人間です。既成概念にとらわれない作風は抽象的で、まさしく現代美術そのもの。他にも、彼には祈祷や呪術に詳しいという一面があります。

『さよなら絶望先生』の登場キャラクター20:糸色命

糸色命(いとしきみこと)は、『さよなら絶望先生』における糸色家5兄妹の三男。四男の糸色望にとっては、最も歳の近い3番目の兄です。

糸色命は、医師をしている糸色望の兄で、「糸色医院」を開業しています。医者としての腕は決して悪くありませんが、名前で損をしており、病院が流行らないのが悩みの種。見た目は糸色望とほぼそっくりで、容姿の似ている兄たちの中でも最も似ています。そして、兄妹の中で最も常識を備えた人物です。

『さよなら絶望先生』の登場キャラクター21:糸色交

糸色交(いとしきまじる)は、『さよなら絶望先生』に登場する、糸色家の関係者。長男である糸色縁の息子で、糸色望たちのおいっ子にあたる人物です。

糸色交は両親と離れ離れになっていましたが、父親の件で糸色家本家との関係は良くありません。そのため彼は、叔父の糸色望のところに身を寄せるようになりました。ませていて何かと背伸びしたがる年頃のため、糸色望に対しては偉そうに振る舞います。しかし、実際の性格は純粋で、常識的です。

『さよなら絶望先生』絶望少女達の歌うキャラソンにも注目!

さよなら絶望先生 キャラクターソングアルバム

『さよなら絶望先生』には、「絶望少女達」と呼ばれる10人の少女がいます。「絶望少女達」とは、アニメ版『さよなら絶望先生』で歌唱を担当する者たちのことです。

「絶望少女達」は、『さよなら絶望先生』の全主題歌を担当。一部はメインアーティストに付随しての参加ですが、「絶望少女達」で歌ったものもあります。なお、曲によっては一部メンバーで歌っており、全て全員で歌っているわけではありません。

そんな「絶望少女達」の歌は、シングルCDやサウンドトラックとして出ています。また、キャラソンアルバムである「絶望歌謡大全集」及び「絶望歌謡大全集2」には、メンバーのソロ曲がそれぞれ収録されました。

『さよなら絶望先生』超ネガティブ教師とクセ者生徒によるブラックコメディ

さよなら絶望先生 特装版1 [DVD]

超ネガティブ教師と、超ポジティブ少女の、運命の出会い。『さよなら絶望先生』は、こうして物語が始まっていきます。

糸色望が担任を受け持った「2のヘ組」は、個性派ばかりが揃ったクセの強いクラス。特に、風浦可符香を始めとする「絶望少女達」は、彼を常に振り回してばかり。そんな日常の中、彼は何かにつけて、「絶望した!」と大声で叫びます。

そんな『さよなら絶望先生』は、作中の学校内の出来事だけを話題にしていません。本作連載当時の流行りごとや、作者自身の身の回りをネタにしているのです。『さよなら絶望先生』は、こうしたギャグと作中の世界観を合わせることで、ギャグの切れ味と“黒さ”をより高めた作品だといえます。

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