【天国大魔境】あらすじ&最新刊ネタバレまで紹介!「天国」の正体とは?

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2018年から連載している「天国大魔境」は、2つの世界で「天国」を捜している人物たちをテーマにしたSFファンタジーマンガです。「このマンガがすごい!2019」オトコ編第1位にランクインした「天国大魔境」のあらすじや、登場キャラクターをネタバレ込みで紹介していきます。

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「天国大魔境」とは?

天国大魔境(1) (アフタヌーンコミックス)

2018年から講談社の漫画雑誌「月刊アフタヌーン(げっかんあふたぬーん)」で連載している「天国大魔境(てんごくだいまきょう)」は、マンガ家・石黒正数(いしぐろ まさかず)先生が描く、SFファンタジーマンガです。

2020年6月時点で、「天国大魔境」は第4巻まで刊行され、累計発行部数44万部を突破。2018年に、宝島社の「このマンガがすごい!2019」オトコ編第1位にランクインしました。アニメ化されるという公式発表はありませんが、アニメ化が期待される作品の一つではないでしょうか。

「天国大魔境」:作者は誰?

それでも町は廻っている(1) (ヤングキングコミックス)

「天国大魔境」の作者は、マンガ家・石黒正数(いしぐろ まさかず)先生です。石黒正数先生は、2000年、大阪芸術大学デザイン学科在学中に、「ヒーロー(ひーろー)」で「アフタヌーン四季賞 秋の四季賞」を受賞し、マンガ家デビュー。

「それでも町は廻っている(それでもまちはまわっている)」で、2013年「第17回文化庁メディア芸術祭 マンガ部門」最優秀賞、2018年「第49回星雲賞 コミック部門」を受賞しています。

2010年に、TBS系列で、アニメ「それでも町は廻っている(それでもまちはまわっている)」が放送されました。

「天国大魔境」:評価は?

「天国大魔境」は、2018年に開催された宝島社「このマンガがすごい!2019」オトコ編第1位にランクインしました。2018年といえば、「天国大魔境」の連載が「月刊アフタヌーン」でスタートした年です。

それでも、「天国大魔境」が、「このマンガがすごい!2019」オトコ編第1位にランクインにしたというのは、”ストーリーが面白い””今後の展開が気になる”というファンの声が多いからだといえるでしょう。

「天国大魔境」の作者・石黒正数先生は、「このマンガがすごい!2019」オトコ編第1位にランクインした時、講談社のインタビューで「設定と状況の説明を中心とした序盤でランクインするとは想像していなかった」と驚かれていました。「天国大魔境」への期待度の高さがうかがえますね。

「天国大魔境」:無料で読めるの?

2020年6月時点で、「天国大魔境」は講談社のマンガアプリ「コミックDAYS(こみっくでいず)」で第1話と第24話が無料で配信されています。

「天国大魔境」が2018年に開催された宝島社「このマンガがすごい!2019」オトコ編第1位にランクインした時には、「コミックDAYS」で石黒正数先生のインタビューや、過去の作品も無料で試し読みすることが出来るキャンペーンが実施されました。

注目作なだけに、今後各電子書籍でも期間無料配信されるかもしれません。気になるという方は、ぜひ、チェックしてみてくださいね。

「天国大魔境」:あらすじ

2039年、日本は2035年に大災害が発生し、荒廃していました。「荒廃していた日本」に生まれたマルは、「ヒルコ」と呼んでいる人食い異形と戦いながら「天国」を探す旅に出ています。

マルに人食い異形を倒す方法を教えてくれたミクラは、人食い異形を倒す便利屋・キルコに、マルの護衛を頼んで亡くなりました。

一方、ある施設で暮らすトキオ(ときお)は、抜き打ちテストの問題に「外の外に行きたいですか?」という謎の質問を見てから、外の外にある世界に興味を持ち始めます。

「壁に囲まれた天国」と「荒廃した日本」という、2つの世界で必死に生きている少年・少女に、「天国」はあるのでしょうか。

「天国大魔境」ストーリー1:ある施設で暮らす子どもたち

アフタヌーン 2018年3月号 [2018年1月25日発売] [雑誌]

「天国大魔境」の最初のエピソードでは、トマトを育てているある施設で暮らす子どもたちが登場します。その子供たちに対し、ロボットの先生が監視する中、抜き打ちテストが開始されます。

抜き打ちテストを受けていたトキオは「外の外に行きたいですか?」という不思議な質問を目にします。この質問は、トキオが一瞬だけ見て消えてしまうという不思議なものでした。

トキオから質問の話を聞いたミミヒメは、外の世界があるはずで、トキオにそっくりな人が助けに来たと意味深な発言。外の世界に興味を持ち始めたトキオに、園長は、外の世界は地獄と言います。ある施設で暮らす子どもたちを閉じ込める理由とは何なのでしょうか…。

「天国大魔境」ストーリー2:マルとキルコの旅とは?

アフタヌーン 2018年9月号 [2018年7月25日発売] [雑誌]

マルとキルコは「天国」を目指し、「荒廃した世界」でサバイバル生活をしています。ある町で暴漢たちが言っていた「トマト天国」へと向かうマルとキルコ。

宿屋に宿泊したマルとキルコは、宿屋の女主人の振る舞った睡眠薬入りの料理で深い眠りにつきます。しばらくすると、鳥型の人食い異形が現れましたが、宿屋の女主人は人食い異形が息子・悠人(ゆうと)を取り込んでいたため、退治に乗り出したマルコとキルコを止めます。

宿屋の女主人の頼みで、一時は人食い異形退治を諦めたマルとキルコでしたが、宿屋の女主人は人食い異形の餌食に。結局、人食い異形をマルが退治しますが、悲しい結果となりました。

「天国大魔境」ストーリー3:ヒントは「トマト天国」

アフタヌーン 2019年2月号 [2018年12月25日発売] [雑誌]

「トマト天国」にたどり着いたマルとキルコ。しかし、「トマト天国」は、大麻を吸いながら、自給自足をしている集落でした。その後、ミクラから貰った光線銃に刻まれた鳥のマークと同じマークが、「トマト天国」にあったダンボールに印字されているのを発見します。

「トマト天国」の男性から、天国は浅草かもしれない…と聞いたマルとキルコは、浅草行きのフェリーに乗り込みました。マルとキルコは、浅草行きのフェリーで、人食い異形・複数の手を持つ魚の人食いに襲撃されます。

マルとキルコが倒した複数の手を持つ魚は、施設にいるコナが、描いた絵にそっくり。ミミヒメや、マルが示唆している「同じ顔の人物」も気になりますね。

「天国大魔境」ストーリー4:キルコの過去

「トマト天国」にいる男性から、キルコが竹早桐子(たけはや きりこ)ではないかという疑惑が浮上します。マルがキルコに愛の告白をしたのをきっかけに、キルコは、自分は男であるとカミングアウト。

6年前の浅草で、人食い異形に襲われ、瀕死の状態で病院に運ばれた竹早春希(たけはや はるき)という男の子の脳を、竹早春希の姉・竹早桐子に移植。脳移植後、竹早桐子は死に、竹早春希の脳が竹早桐子の体を操るようになり、”キルコ”が誕生したのだと、キルコはマルに話しました。

さらに、脳移植の真相を知りたかったキルコは、行方不明になっている執刀医と、執刀医の裏の顔を探っていた稲崎露敏(いなざき ろびん)を捜しているとも語っています。キルコは、複雑な過去を持っていますね。

「天国大魔境」ストーリー5:顔のない赤ちゃん

ククに誘われて、施設の立ち入り禁止区域に入ったトキオは、顔のない赤ちゃんを目撃します。すぐに、侵入者検知器が作動し、ククは逃げましたが、トキオは変なポーズで止まったまま…。

しかし、変なポーズが功を奏したのか、大人たちに発見されることはなく、トキオは顔のない赤ちゃんがいる部屋から脱出しています。

トキオとククが逃げ出した後、ミーナと呼ばれている、施設をサポートしている人工知能が登場。侵入者探知器が鳴ったのに、トキオが発見されないのも不思議でしたが、ミーナと顔のない赤ちゃん、そして、施設の本当の目的とは…?

「天国大魔境」ストーリー6:タラオの死

天国大魔境(2) (アフタヌーンコミックス)

トキオに、「ここから逃げて…ここは…危ない…」という言葉を遺して、タラオは亡くなります。タラオが侵されていた病気は、全身に痣が現れるのが特徴。キルコにマルのガードを依頼して亡くなっていったミクラも、トキオと同じ症状でしたね。

施設内で亡くなったのは、自殺したアスラという子と、タラオで2人目。園長は、タラオの死を悲観しながらも、他の施設の子どもたちにも発症の可能性があるのを部下から聞かされると、「お迎えの日だけは変更できない」と、何らかの儀式を気にしていました。

タラオを火葬後、人食い異形を倒す唯一の弱点「人食いの肉」がタラオの亡骸から登場。園長は、子どもたちに、どんな儀式をさせたいのでしょうか。

「天国大魔境」ストーリー7:テントの街の自衛団

浅草行きのフェリーから降りたマルとキルコは、テントの街にたどり着きます。テントの街の地図屋で、入手した地図を頼りに、100%安全な水を入手しようとしていたマルとキルコ。しばらくすると、テントの街の自警団の1人が、熊に襲われていたのを発見します。

熊を倒した後、キルコは地図屋に作為的に狩り場におびき出されてしまったこと、テントの街の自衛団が盗賊まがいのことをしていたことに気づきました。

そして、少女・トトリと、マルが怪しい関係に見えてしまい、マルとキルコの間に気まずいムードが漂うというコミカルな一幕も…。

マルが、トトリの「人食いの肉」を掴んでしまったという出来事も不思議ですね。

「天国大魔境」ストーリー8:トキオの異変

タラオが亡くなったと知ったトキオは、体調不良が続いていました。トイレの中で、「僕も…僕もなのか…!?」と、タラオと同じ病気を発症したのだと不安になったトキオ…。

不安を抱えていたトキオは、アスラの幽霊と再会しながら、自分の足に異変が起きるという夢を見ます。そして、トキオとコナは大人の関係であり、トキオは女の子だったという衝撃的な展開も判明。

さらに、施設にいる猿渡(さるわたり)先生が、トキオが顔のない赤ちゃんの部屋に侵入していたという事実を突き止めます。これから、トキオの身の安全も脅かされそうですね。

「天国大魔境」ストーリー9:謎の組織「不滅教団」

テントの街では、人食い異形の一部を移植し、人を永遠に生かし続ける医者がいる「不滅教団」の情報を入手。マルとキルコは、人食い異形退治をするという看板を出し、不滅教団の教団員を呼び寄せることに成功します。

しかし、案内された場所は、不滅教団のやり方に反対する同志「リビューマン」のアジトでした。マルとキルコは、リビューマンから、不滅教団が人食い異形を飼っているので、退治してほしいという依頼を受けます。

不滅教団のアジトに潜入すると、複数の人食い異形から襲撃を受け、キルコが大パニック。ただの幻覚として片付けられていましたが、マルの冷静さがキルコを落ち着かせていきましたね。

「天国大魔境」ストーリー10:宇佐美医師の頼みとは?

複数の人食い異形を倒した後、人を永遠に生かし続ける医師と言われていた宇佐美(うさみ)医師が、マルの能力で人を殺して欲しいと依頼してきます。宇佐美医師は、怪物になる病気を発症し、延命治療を施してきた少女・星尾(ほしお)の体が限界だから、楽にしてあげたいと理由を語りました。

リビューマンと不滅教団の抗争が起きている中、宇佐美医師の依頼を受けたマルは、少女の空が見たいという希望を叶え、殺害しています。抗争終了後、キルコは、稲崎露敏が宇佐美医師のもとにいたという情報を入手。

その後、銃で自殺した宇佐美医師の手には、光線銃と同じ鳥のマークが刻まれた洋服のボタンが握られていました。「荒廃した日本」でも、悲しいことが続いていますね。

「天国大魔境」ストーリー11:トキオの妊娠が判明!

アフタヌーン 2020年7月号 [2020年5月25日発売] [雑誌]

タラオの死の直後から、体調が思わしくなかったトキオでしたが、妊娠しているのが発覚します。「トキオくん」と周囲から呼ばれ、「僕」とトキオ自身も言っていたので、女の子だったのはびっくりしましたね。

トキオは、妊娠が発覚すると、施設にいる他の子どもたちから隔離されます。さらに、園長と呼ばれていた人物は上仲詩乃(かみなか しの)であること、施設が「高原学園(たかはらがくえん)」という名前の学校であることが明らかになりました。

高原学園は、マルとキルコが不滅教団のエピソード後にたどり着いた場所。ようやく、「壁に囲まれた天国」と「荒廃した日本」の2つの世界が、合わさっていくのでしょうか。

「天国大魔境」登場キャラクター1:トキオ

トキオは、ショートカットの人物で、「壁に囲まれた天国」といわれている高原学園で生活している主人公的存在で、推定年齢は14歳。「トキオくん」と呼ばれ、一人称も「僕」だったので、男の子だと思われていましたが、トキオは女の子です。トキオよりいくつか年上のコナと大人の関係にあり、最新エピソードで、トキオの妊娠が発覚しています。

高原学園の猿渡先生に、顔のない赤ちゃんのいる部屋に潜入してしたのがバレてしまったトキオ。妊娠も発覚した、トキオの行く末が気になりますね。

「天国大魔境」登場キャラクター2:ミミヒメ

ミミヒメは、高原学園で生活している女の子です。トキオのクラスメイトであるミミヒメは、推定年齢は14歳で、予知能力ともいえる直感を持っています。ミミヒメは、自分に好意を持っているシロに、自身のヌード写真を送ったりする、小悪魔的な性格。

またミミヒメは、施設の外からトキオと同じ顔を持つ人物が助けに来てくれる、と意味深な発言をしています。自殺したアスラも、ミミヒメと同じく未来に起きることを知っていたとコナは語っていました。ミミヒメの謎にも、注目していきたいですね。

「天国大魔境」登場キャラクター3:キルコ

キルコは、便利屋をして生きている赤い髪の女の子です。マルから「おねちゃん」と呼ばれているキルコは、推定年齢は18歳か、20歳で、本名は竹早桐子(たけはや きりこ)。亡くなったミクラから、”天国”までマルの護衛を依頼されたキルコは、ミクラの光線銃を巧みに操ります。

体は竹早桐子ですが、竹早桐子の弟・竹早春希の脳が移植され、竹早春希の意思を持っていました。キルコは、マルを天国まで護衛しながら、稲崎露敏と、竹早姉弟に脳移植をした医師を捜索中。脳移植の真相が明らかになると、「天国大魔境」の謎も、かなり判明するでしょう。

「天国大魔境」登場キャラクター4:マル

マルは、トキオとそっくりな15歳の少年です。大災害が発生した2024年に生まれで、「天国」という場所を求めて、「荒廃した日本」を旅しています。キルコが「人食い」と呼んでいる人食い異形のことを、マルは「ヒルコ」と呼んでいました。

マルは、「ヒルコ」の体に手を入れ、弱点である「人食いの肉」を握りつぶして倒すことができるフェイタル・ダイブが使える人物です。マルが、ミクラから教えてもらったフェイタル・ダイブの能力が、どこから来たのかは明かされていません。

マルは、トキオたちが期待している「壁に囲まれた天国」の救世主となるのでしょうか。

【天国大魔境】2つの世界の天国はどこに?

2018年から講談社の漫画雑誌「月刊アフタヌーン」で連載している「天国大魔境」のあらすじと登場キャラクターをネタバレ込みで紹介しました。「壁に囲まれた天国」と「荒廃した日本」の間で生きている少年と少女を中心に、ストーリーは2つの世界を交互に描いています。

「壁に囲まれた天国」と「荒廃した日本」のどちらの世界にも謎が多く発生。最新エピソードでは、トキオが妊娠し、マルとキルコは高原学園にたどり着つき、2つの世界が融合する時が迫ってきているようで、ドキドキしてきました。

次の展開が読みたくてたまらなくなる「天国大魔境」を、ぜひ、読んでみてくださいね!

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