『鬼滅の刃』猗窩座は悲しすぎる過去を持った上弦の参!6つの知識を紹介!

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吾峠呼世晴さんによる大ヒット作『鬼滅の刃』。鬼によって家族を惨殺された主人公・竈門炭治郎が、その仇を討つため、そして鬼に変えられてしまった妹を人間に戻すため、鬼狩りの道に進む様が描かれます。そんな本作に登場する十二鬼月の上弦の参の鬼・猗窩座についてご紹介していきます!

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『鬼滅の刃』猗窩座(あかざ)とは?

鬼滅の刃 1 (ジャンプコミックスDIGITAL)

『鬼滅の刃』は、吾峠呼世晴(ごとうげ・こよはる)さんによる漫画作品。2016年11号より「週刊少年ジャンプ」で連載を開始し、2020年24号で堂々の完結を迎えました。2019年4月からテレビアニメが2クール放送され、2020年10月にテレビアニメからの続きとなる『劇場版 鬼滅の刃 無限列車編』が公開される予定です。

今作の物語の舞台となるのは、大正時代の日本。主人公の炭焼きの少年・竈門炭治郎(かまど・たんじろう)は、家を空けたある日、人を喰らう鬼によって家族を惨殺されてしまいます。その仇を討つため、そして唯一生き残った妹の禰󠄀豆子(ねずこ)を鬼から人間へと戻すため、炭治郎は日輪刀を持つ鬼殺隊の剣士となることを決意します。

猗窩座のプロフィール

猗窩座(あかざ)は、そんな本作に登場する最強クラスの鬼の1人。若く強靭な肉体を保ったまま、人間の一生では到底叶うことのない長い年月を鍛錬にあてられる鬼という種族を賛美し、常に純粋な強さを追い求めています。

戦闘では基本的に絡め手なしの勝負を好み、たとえ敵対する相手であっても高い実力を持っていればそれ相応の敬意を持って接します。一方で、弱者のことは「虫酸が走る」と言うほどに忌み嫌っています。

ここからは、そんな猗窩座に関する知識をより詳しくご紹介していきます!

『鬼滅の刃』猗窩座の知識1:十二鬼月の上弦の参の座につく鬼

「十二鬼月」は、鬼の始祖にして首魁の鬼舞辻無惨(きぶつじ・むざん)によって選別された12体の鬼のこと。その鬼は上弦6体と下弦6体に分けられていて、強い順に「壱(いち)」から「陸(ろく)」までの番号が振られています。「上弦の参」に位置している猗窩座は十二鬼月の中に3番目に強い実力を持っていて、その席位に従って右目に「上弦」、左目に「参」の文字が刻まれています。

十二鬼月の苦労人

鬼殺隊最高位の隊士「柱」を幾人も倒してきたほどの実力者である猗窩座ですが、十二鬼月の中では実は苦労人のポジション…。上司である鬼舞辻無惨からまるでパワハラのような叱責を受けたり、十二鬼月で同じ上弦に位置する玉壺(ぎょっこ)や童磨(どうま)などの鬼は性格に難があったりと、なかなか恵まれない立場にあります。

鬼舞辻無惨からはどうやら気に入られてもいたようで、公式ファンブックでは「真面目で忠実なのでお気に入り」とかなりの高評価を受けています。

『鬼滅の刃』猗窩座の知識2:炎柱・煉獄杏寿郎を鬼に勧誘

鬼滅の刃 8 (ジャンプコミックスDIGITAL)

「無限列車編」において、十二鬼月の下弦の壱の鬼・魘夢(えんむ)との戦いを制した煉獄杏寿郎(れんごく・きょうじゅろう)と竈門炭治郎の前に猗窩座は出現。鬼殺隊炎柱の煉獄を強者と見定めた猗窩座は「鬼になろう」と勧誘しますが、煉獄は「俺は如何なる理由があろうとも鬼にならない」と拒否。

猗窩座は高次元の戦いをしながら煉獄を追い詰め、鳩尾を貫通する致命傷を負わせます。それでも屈せず顎を切り落とそうと刃を振るう煉獄。ここで夜明けが近づいてきたこともあり、猗窩座は撤退を余儀なくされます。武人らしからぬ逃げ方をしたことで、炭治郎から日輪刀を投げ込まれた上で「逃げるな卑怯者!! 逃げるなァ!!」と罵られ、猗窩座は内心怒りで震えつつも、そのままその場を去ったのでした。

『鬼滅の刃』猗窩座の知識3:血鬼術 「破壊殺(はかいさつ)」

一定以上の実力を備えた鬼には、「血鬼術(けっきじゅつ)」と呼ばれる異能の力が発現します。猗窩座の血鬼術は 「破壊殺(はかいさつ)」。猗窩座の身体能力を強化し、その驚異的な威力を持った格闘技をサポートします。以下では、彼から放たれる技の数々をご紹介します。

羅針(らしん)

「術式展開」と唱えて武術の構えをとった足元に、雪の結晶を模した陣が展開します。猗窩座の戦闘スタイルの根幹とも言える技であり、この陣によって相手の闘気を感知して動きを読み取ることができます。

空式(くうしき)

虚空に拳撃によるインパクトを与えることで、離れた場所にいる相手を攻撃できる技。拳撃の数だけ衝撃波が放たれ、到達までのタイムラグはほぼありません。

乱式(らんしき)

正面に拳打を乱れ撃つ技。近距離用の技ではありますが、衝撃波を伴うため、ある程度距離の離れた相手にもダメージを与えることも可能です。

脚式 冠先割(きゃくしき・かむろさきわり)

背後にいる敵を下から足で蹴り上げる技。単純な技ではありますが、かすっただけで流血して膝をついてしまうほどの威力があります。

脚式 流閃群光(きゃくしき・りゅうせんぐんこう)

中断から上段にかけて連続して横蹴りを行う技。鬼殺隊水柱の富岡義勇(とみおか・ぎゆう)が刀で受けとめても、いくつもの壁を突き破って吹き飛ばされるほどの驚異的な威力があります。

脚式 飛遊星千輪(きゃくしき・ひゅうせいせんりん)

相手の懐から撃ち上げるようにして放つ蹴り技。たとえ防御したとしても吐血せざるを得ないほどの威力があります。

砕式 万葉閃柳(さいしき・まんようせんやなぎ)

上段から拳を振り下ろす技。地面を砕き割るほどの威力を誇ります。

鬼芯八重芯(きしんやえしん)

左右に4発ずつ拳打を重ねる技。十二鬼月の上弦の陸の鬼の片割れ・堕姫(だき)をかつて追い詰めた技「ヒノカミ神楽・灼骨炎陽」で受けたはずの炭治郎を弾き飛ばすほどの威力がありました。

滅式(めつしき)

一瞬で間合いを詰めて放たれる絶技。炎の呼吸を極めた煉獄杏寿郎の放った奥義を真正面から打ち破ってしまったほどの威力とスピードを誇ります。

終式 青銀乱残光(しゅうしき・あおぎんらんざんこう)

全方位に対して同時に100発の連打を放つ大技。富岡義勇に回避は不可能と言わしめるほどの破壊力とカバー力があります。

『鬼滅の刃』猗窩座の知識4:無力に打ちのめされた悲しすぎる過去

父親の自死

人間だった頃、猗窩座には「狛治(はくじ)」という名前がありました。彼は病気の父親の薬代を得るためにスリを働いては捕まり、厳しい刑罰を与えられました。狛治自身は愛する父親のためならばどんな苦しみにも耐えようと思っていましたが、罪人の証である6本目の刺青を腕に彫られた帰り、父親が自殺してしまったことを知ります。

狛治の父親は自分の病気のために息子が罪を重ね続けることに耐えられず、自ら首を吊ることを選んだのです。遺書には「真っ当に生きろ。まだやり直せる」と書かれており、父親のためならばと耐えてきた狛治の心に絶望が押し寄せたのでした。

慶蔵(けいぞう)と恋雪(こゆき)との出会い

父親の死後、狛治は慶蔵という男性と出会います。狛治の格闘面での強さに目をつけた慶蔵は、自分が武術の道場を開いていること、そして娘の恋雪(こゆき)が病弱な体質であることを説明し、家を空けがちな自分の代わりに彼女の看病をしてくれないかと頼みます。恋雪に病気だった父親の姿を重ねた狛治は、彼女の看病をしながら慶蔵の指導を受けて稽古に励む日々を送ります。

それから3年が月日が流れ、恋雪の体調がだいぶ安定するようになります。恋雪と一緒に花火を見に行った夜、顔を赤くした彼女から「私と夫婦になってくれますか?」と結婚を申し込まれた狛治は、「はい。俺は誰よりも強くなって、一生あなたを守ります」と約束します。

そして猗窩座という鬼へ…

守りたいと思える大切な人たちに出会い、父親の遺言通り本当に人生をやり直せるかもしれないと思った矢先、狛治は慶蔵と恋雪が殺害されたことを知らされます。以前から嫌がらせをしてきた近隣の剣術道場が、慶蔵と狛治には実力では敵わないからと、井戸に毒を仕込んだのです。

強烈な憎しみを胸に抱いた狛治は、その剣術道場の人間67名を惨殺。夜の街をさまよい歩いていたところ、その凶行を聞いて興味を抱いた鬼舞辻無惨によって大量の血を流し込まれたことで、「猗窩座」という鬼に変貌したのでした。

『鬼滅の刃』猗窩座の知識5:つくりこまれた設定の数々

『鬼滅の刃』に登場する鬼たちには、それぞれ人間だった頃の過去に絡んだ要素が見えます。鬼となった猗窩座も例外ではなく、狛治だった頃の要素が見えるのです。

「猗窩座」という名前

「猗」には「去勢された犬」という意味があります。猗窩座が人間だった頃のエピソードが描かれた回のサブタイトルが「役立たずの狛犬」だった通り、狛治の「狛」を神社を守る役目を持った「狛犬」だと捉えれば、守るべきものを守れず、鬼となった後には無意味な殺戮を繰り返したが故にその文字が使われたのではないかと推察できます。

身体に刻まれた多数の刺青

父親の薬代を得るためにスリをしていた頃に、罪人の証として刻まれた刺青

弱者を忌み嫌う(あるいは強さを追い求める)理由

何よりも大切にしていた父親を守れずに失い、師匠の慶蔵、結婚の約束をしていた恋雪までもを守れずに失ってしまった自分を許すことができないから。

血鬼術「破壊殺」の羅針を使用した際に足元に浮かぶ紋様

恋雪が身につけていた簪のデザインと同じ雪の結晶。

血鬼術の技の名前

病弱な体質が改善された恋雪と一緒に見に行った花火にちなんだ名前。

過去を知った後に原作を読み返すと、猗窩座の設定のひとつひとつがつくりこまれていることに気づかされて感動します。

『鬼滅の刃』猗窩座の知識6:愛する人と再会した最期

無限城で炭治郎と戦った際、猗窩座は自分がまだ人間だった頃の過去を思い出します。忌み嫌い続けた弱者は他でもない己だったと気づいた猗窩座は、「滅式」を己に打ち込むことに。その際に猗窩座はあの世に旅立った父親と師範の声を聞き自分を取り戻しかけますが、鬼舞辻無惨からの「強くなりたいのではなかったのか?」という問いかけを耳にして再び鬼になろうとします。

その時に姿を現した恋雪が「ありがとう、狛治さん。もう充分です」と語りかけ、猗窩座は泣きながら守れなかったことを謝り続けます。恋雪に「狛治さんが私たちを思い出してくれてよかった。おかえりなさい。あなた…」と受けとめられた後、猗窩座は今度こそ狛治だった頃の自分を取り戻し、悔恨と己に対する怒りに満ちたその生涯に幕を下ろしたのでした。

2020年10月公開予定の映画での活躍に期待!

ここまで猗窩座についてご紹介してきましたが、いかがだったでしょうか?

2020年10月公開予定の『劇場版 鬼滅の刃 無限列車編』では、猗窩座と煉獄杏寿郎との戦いが描かれるはずです。アニメの方での猗窩座の活躍に期待していきましょう!

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