【Fateシリーズ】「言峰綺礼」って何者?人格破綻者って?これまでを振り返る

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Fate/stay nightからFGOまで登場する外道神父「言峰綺礼」とは何者なのか?何がどう歪んでいるのか?これまでの登場作品での活躍と共に振り返る。

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言峰綺礼とは?

ブシロードスリーブコレクションHG (ハイグレード) Vol.269 Fate/Zero 『言峰綺礼&アサシン』

言峰綺礼(ことみねきれい)はFate/stay nightにて聖杯戦争の監督役として登場した。
教会の神父でありながら魔術を習い、遠坂凜(とおさかりん)の兄弟子であるなど、言動の雰囲気以外にもきな臭さが漂う人物である。

CVはMr・TYPE-MOONとも呼ばれる中田譲治(なかたじょうじ)さんである。
Mr・TYPE-MOONとはTYPE-MOON作品にて黒幕的キャラとしてほとんどの作品に参加しているためついた通称である。
その渋みの聞いた低い声と得体の知れなさを感じさせる演技力は一癖も二癖もあるTYPE-MOONのよく敵役にハマっている。

聖堂協会の代行者、その戦闘スタイルは?

黒鍵

Fate/zero Fate/staynight風 言峰綺礼の黒鍵 3本【コスプレ用小道具】

綺礼が指に挟んで投擲している細身の剣が黒鍵(こっけん)である。
柄だけ携帯し、使用する際に刀身を作ることが出来る。

使用者によっては魔術で刺した相手を燃やしたり、弾かれても再度標的に向かうようにといった効果を付与している者もいる。綺礼も令呪の魔力を使用して刀身を巨大化させたことがある。

洗礼詠唱

洗礼詠唱とは端的に言えば霊体や死徒のような迷える魂、不浄の者に浄化をもたらす奇蹟である。
詠唱の最後に「この魂に憐みを-キリエ・エレイソン-」の句で締められ、他作品にて教会関係者が洗礼詠唱を使う際も印象的だ。

霊体とは言え、サーヴァントに無差別に効くものではないので綺礼自身が使うシーンはstay nightで一度のみである。

八極拳

おなじみ中国拳法の八極拳のことである。元々は父から習ったものであるが、代行者としての戦いで磨かれた綺礼の八極拳はもはや殺人拳である。
魔術による身体強化がなくとも圧倒的な破壊力があるそれは綺礼のメインウエポンとも言えるものである。

切嗣(きりつぐ)が魔術によって二倍の速度で動くのに対して、その分の動きを読んで一撃必殺の先手を入れるという離れ業をやってのけたりと、その腕と身体能力の高さは本物である。

令呪

ブシロードスリーブコレクションHG (ハイグレード) Vol.282 Fate/Zero 『令呪 (綺礼)』

聖杯戦争のマスターに現れる令呪だが、綺礼のそれは預託令呪と呼ばれる敗退したマスターの余った令呪である。なのでその数は3画どころではない。
魔術師としては「見習い修了」程度の綺礼だが、令呪の魔力を使うことで自身の能力をブーストする形で使っている。

父がFate/zeroにてケイネスに殺害された後に預託令呪を引き継いだ綺礼は、切嗣との決戦の際にそれを惜しみなく使い切嗣を苦しめた。その決戦の終了間際に残りは8画と言われていたが、第五次聖杯戦争時点での正確な残り画数は不明である。

これまでの出演シリーズと立ち回り

会った瞬間黒幕と判るヤツ?「Fate/stay night」

Fate/stay night (17) (角川コミックス・エース 150-18)

「会った瞬間黒幕と判るヤツ」とは綺礼の初期コンセプトである。
聖杯の中身である「この世全ての悪-アンリマユ-」の誕生を望んでいるという点では黒幕とも言えるが、最初から何かを企んでいたというよりは、バゼットから奪ったランサーで成り行きを見守りながらFate/zeroで雁屋(かりや)にしたように誰かの苦しむ姿を求めていた節もある。そして、その候補として凜や士郎(しろう)がいたようにも見える。

とはいえstay nightの3つのルートの内、2つで最後に立ちはだかるのは綺礼なので十分に黒幕である。

stay nightで触れられた過去を紐解く「Fate/zero」

Fate/Zero (5) (カドカワコミックス・エース)

ごく当たり前の幸せを求めるも、それを幸せと感じれない自分に苦悩していたがギルガメッシュと出会い吹っ切れてしまう…それがzeroでの綺礼である。

大抵のことは含みのある感じで愉快そうに語る綺礼だが、切嗣に関しては「つまらない男」と切り捨てて士郎に語っている。それは綺礼がどれだけ求めても手に入らなかった幸せを得ながら「人類の救済」などという荒唐無稽な理想のためにその幸せを捨てていたことに起因している。

いらっしゃいませ、温めますか?「Fate/EXTRA」

月の聖杯戦争を舞台とした本作では最初は監督役の上級AIのNPCとして登場し、続編のFate/EXTRA CCCでは売店の店員となった。

EXTRAではサーヴァントとの決戦フィールドに主人公を案内する際に様々な言葉で彼なりに応援している。言動は綺礼そのものだがAIなので監督役という役割に徹していた。

CCCでは事件の主犯であるBBと交渉し購買の売り上げの5%を上納することで身の安全を保障されているとのこと。そうして、実際にアイテムを購入する際には品物に関係なく時々「温めますかと?」と聞いてくる。
果てには隠しボスでランサーとともに登場したりなどと監督役としての縛りがないからか割と自由である。
ちなみに男主人公の嫌いなものは温められた商品である。

食い逃げとは舐められたものだな「プリズマ☆イリヤ」

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プリズマ☆イリヤにて平行世界で登場するが、その時はなんとラーメン屋の店主をしている。
だが、出されるのはラーメンとは名ばかりの激辛麻婆豆腐であり、一杯1600円とかなりのぼったくり価格で提供される。

こちらでは特に何か仕掛けてくるわけではないが、平行世界をさまよっていたイリヤに好意で提供したように見えた激辛麻婆ラーメンの支払いを要求し、支払いが出来ないと分かると代行者としての殺気で大いにイリヤを怖がらせた。
ちなみにコラボ企画として「蒙古タンメン中本」よりこの激辛麻婆ラーメン風のメニューが登場した。

未だ不明な点も多い「FGO」

FGOの第二部にて聖堂協会の査問官と偽って登場した。
アナスタシアと共にカルデアを襲撃し、ダ・ヴィンチの心臓を背後から貫いた姿は言峰綺礼を名乗る以上、予想通りでもあり、衝撃でもあった。
また、カルデアを脱出した後もカドック奪取するためにシャドウボーダーにロケットランチャーを手に時速90キロで襲ってきた。

2017年の話であるFGOにて綺礼は2004年に死亡されているとされ、彼自身は疑似サーヴァント「グレゴリー・ラスプーチン」だと第二部一章で語られたが、一章の終盤でアナスタシアを見届けた彼は消滅し、現在の人格は言峰綺礼だと口にしているが、その人格がどこまで綺礼なのかというのはまだまだ分からない。

綺礼の素顔

他人の不幸が幸せ

劇場版 Fate/stay night Heaven's Feel 言峰綺礼 バースデーイラスト ポストカード ufotable cafe アーチャー ギルガメッシュ HF UBW

万人が美しいと思えるものを美しいと思えず、他人の苦しむ姿、破滅していく様に愉悦を感じている人格破綻者が言峰綺礼という男である。
常に意味ありげに語られる言葉は胡散臭くもあるが、伝え方はともかく、的を射ていることがほとんどでそれ故に質が悪く、そうして悩む姿を綺礼は楽しんでいるのである。

遠坂の後見人

FGO冬祭り ダヴィンチコード Fate/Grand Order ポストカード 遠坂凛 言峰綺礼 聖者の行進

Fate/zeroで凜(りん)の父である時臣(ときおみ)を殺したのは綺礼であるが、その事実を隠し、兄弟子ということで凜の後見人になっている。
その点については外道以外の何物でもないが、後見人として真面目に財産管理などをしている。だが、人格破綻者の恐ろしい代行者も一般社会の中では神父としての経験しかない男で、その金銭感覚は残念ながらずさんで、遠坂家の財産は大いに減り、凜の頭を大いに困らせるものとなった。
わざと出ない当たり全くもって始末が悪い。

評判の神父さん

劇場版 Fate/stay night Heaven's Feel コラボレーションカフェ 言峰綺礼 バースディ記念 ポストカード ufotable Cafe限定特典 誕生日記念

人格破綻者である綺礼だが歪んでるなりに信仰心は本物であり、EXTRAの綺礼も自身の元になった人物について「根は聖職者であったようだ」と語っている。
実際、冬木教会で結婚式を挙げるカップルには評判が良かったりする。これは別に外面を取り繕っているのでなく本当に信仰心から職務ついては真っ当に行っているのである。

妻に先立たれた男

人並みの幸せを得ようと結婚をした綺礼だが、2年の夫婦生活の末に、妻を愛することが出来なかったと本人に告げ自殺をしようとした。だが妻は「いいえ。貴方は私を愛しています」と、余命幾ばくもない妻は逆に綺礼の前で自害した。

この時の綺礼の感想は「自分の手で殺せず、惜しかった」であると本人は感じている。だが、それが自身の快楽を求めるが故なのか、愛した者への悲しみからなのは思考を放棄し、妻も自分を理解してくれず無価値だったとさえ考えた。
しかし、士郎と共にイリヤを保護しようとした際は「助けた者が女なら殺すな。目の前で死なれるのは、中々に応えるぞ」と語っており、妻の死というのが綺礼にとっても複雑なものであったと思わせている。

誕生を祝うもの

モノクロームスリーブコレクション 「聖杯」

「この世すべての悪-アンリマユ-」がどういうものか理解した上で、あれはただ生まれたいだけで自分はそれを祝福したいと綺礼は語っている。第四次聖杯戦争で最後に起こった大火災を自分の願望を聖杯が叶えた結果だというギルガメッシュの言葉を受けて、という思いもある。

FGOでも空想樹から生れ落ちる新たなる生命を祝福するのが自分の仕事だと語っており、その点においてはFGOの綺礼もなかなかの綺礼らしさを持っていると言える。

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