【Fateシリーズ】過労死枠?ロード・エルメロイ2世ことウェイバー・ベルベットの生い立ちを解説

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FGOでは周回の過労死枠などと言われるロード・エルメロイ2世ことウェイバー・ベルベット。何故彼はロード・エルメロイ2世になったのか?魔術師としての彼はどういう人物なのか?生い立ちと共に解説していこうと思う。

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ウェイバー・ベルベットとは?

Fate/Zero (12) (カドカワコミックス・エース)

「ウェイバー・ベルベット」はFate/zeroにて第四次聖杯戦争にてマスターの1人として参加した時計塔の学生である。聖杯戦争を生き残った後に時計塔の講師となり、ケイネスの姪で彼の死後にエルメロイの次期当主となったライネスに半ば無理矢理に巨額の借金を抱えるエルメロイのロードに任命されてしまう。

声を担当しているのは「浪川大輔(なみかわだいすけ)」さんである。小学生の頃から子役の吹き替えをしていた経歴もある芸歴の長い声優で、ステイラックという声優事務所を立ち上げた方だ。
ウェイバーと成人したロード・エルメロイ2世共に浪川さんが演じているがその年の差と精神性の違いを見事に演じ分けている。

主な登場シリーズはどれ?

Fate/zero

ブシロードスリーブコレクションHG (ハイグレード) Vol.203 Fate/Zero 『ウェイバー&ライダー』

現在ではFateシリーズのあらゆる作品に登場するロード・エルメロイ2世がその名を襲名する前の時計塔の学生ウェイバー・ベルベットであった頃に、魔術師としての実力を証明するために聖杯戦争に参加したある意味のデビュー作である。

自分には魔術の才能があると信じていたウェイバーはそれを周りに証明できる舞台として聖杯戦争を知る。そして、偶然にも教室の講師であったケイネスに届けられたイスカンダルの触媒を預かったウェイバーはそれを持ち逃げする形で冬木へと向かい聖杯戦争に参加し、その後の人生観に多大すぎる影響を与える経験をしていくこととなる。

ロード・エルメロイ2世の事件簿

ロード・エルメロイII世の事件簿 3 「case.双貌塔イゼルマ(下)」 (TYPE-MOON BOOKS)

ロード・エルメロイ2世自身が主役として魔術世界で起こる様々な事件を解決していく魔術ミステリー作品である。
聖杯戦争を生き残り、エルメロイ教室を継ぎ、ロード・エルメロイを任命されたウェイバーがライネスや時計塔関係者、教室の生徒たちと共に事件に立ち向かっていくzeroとは全く違う姿イスカンダルへの想いについて触れる時の変わらない姿が描かれる作品でもある。

Fate/Grand Order

Fate/Grand Order Arcade (FGOアーケード)/【サーヴァント】【再臨段階3】No.037 諸葛孔明(エルメロイ世) ★5

諸葛孔明(しょかつこうめい)〔エルメロイⅡ世〕という疑似サーヴァントとして登場し、最高レアリティである星5キャスターのサーヴァントとしてリリース当初より実装されている。
当初は一章で不利属性であるライダーが敵に多いことや、育成の大変さ、素材が未実装など色々な要素で不遇な面が多いサーヴァントだったが、バランス調整によりスキルに宝具を撃つためのNPチャージを得ることであらゆる周回に連れていかれることになり、ユーザーの中で過労死枠としての認識が高くなっていった。

Fate/Apocrypha

聖杯を奪取したユグレミア家VS聖杯を奪い返す時計塔魔術師たちという構図でスタートする本作において時計塔側の人間として聖杯戦争に参加する魔術師を集めたりと奔走している。
本作ではあまりメインどころな活躍をするわけではないが、物語序盤にセミラミスに操られているのではないかと言われていたシロウ・コトミネ神父に対して「そもそも神父が純朴かどうか決まった訳でもないだろう」と疑いを持っていたり、獅子劫(ししごう)と連絡を取っている際に電話越しでも奔放さが伝わってしまったモードレッドのことを誤魔化そうとする獅子劫に対して「お互いサーヴァントには苦労させられるな」と、同情していたりファンサービスを感じる場面がいくつかある。

Fate/strange Fake

生徒であるフラットにゲームの返礼品を渡した結果、彼がそれを持ってアメリカのスノーフィールドの聖杯戦争に参加してしまい、現地の亜種聖杯戦争について真相の調査を行うこととなる。
皮肉なことに師の荷物から触媒を手に入れた生徒が現地に飛び、聖杯戦争に参加するzeroでのウェイバー自身の行いをフラットにされてしまった形である。

なお、フラットがいつの間にかアメリカで聖杯戦争に参加していることを知り、頭を抱えている様を見ていたファルデウスからは「時計塔のロードが過労死など冗談にもならんからな」と同情されている。

ロード・エルメロイ2世って?

襲名までの流れ

第1話 バビロンと刑死者と王の記憶

「ロード・エルメロイ」とは時計塔に12家あるロードの内の1つであり、元々はウェイバーの師であるケイネスのことである。ケイネスが第四次聖杯戦争に敗れたことでアーチボルト家は没落、人材や財産その他もろもろを分家などに奪われ、エルメロイという家名は名実ともに地に落ちることになる。
その中で次期当主となったライネスはエルメロイ教室を奇跡的に存続させているウェイバーに目を付け、彼のイスカンダルの触媒を盗んだ後ろめたさにつけ込む形でライネスが成人するまでの間、ロード・エルメロイを襲名させた。
2世をつけているのは、ロードという称号が自分には荷が重すぎるということに対してウェイバーが要求したものである。自分はあくまで代行、という自他に対するメッセージなのである。

エルメロイ教室って?

第3話 雷鳴と地下迷宮

「エルメロイ教室」とは元々ケイネスが抱えていた小教室で、それをウェイバーが多額の借金を背負い買い取った現代魔術科の教室である。
彼の他人の才能を見抜く力とその才能を伸ばすのに適した指導を行う講師としての能力の高さから卒業を待たずに時計塔の中で頭角を現らす生徒も少なくない。しかしながら、才能はあるが何かと訳ありな生徒も多く、そういう者たちを理解し導いてしまう結果、さらに似たような者たちがやってくるというサイクルが出来てしまってもいる。

第四次聖杯戦争での経験

ウェイバー家の三代目の魔術師

祖母、母と続いた魔術家系の3代目であるウェイバーであるが、歴史の浅い魔術の家であることや、祖母と母も魔術に対して積極的でなかったことがコンプレックスになっていた。
そのことから名門と呼ばれる魔術師の家計へのコンプレックスはとても強く、自身の論文を教室の笑いものにされたこともあり、ケイネスのことを根に持つことになる。

聖杯戦争に参加するきっかけと理由

ケイネスに自分の考えを否定され、己の才能を周りに認めさせたいと考えていたところにケイネスの元に届けられるはずだったイスカンダルの触媒を預かる。そしてウェイバーは触媒を持ち逃げし、冬木へと向かう。
聖杯戦争を勝ち抜けば自分が認められる、という甘い考えからの行動であるが、奇しくも魔術師としての箔をつけるために参加することを決めたケイネスと思考は似ていた。

聖杯戦争でのウェイバー

Fate/Zero (3) (カドカワコミックスAエース)

自身の魔術師としての力量を証明するために臨んだ聖杯戦争だったが、イスカンダルを召喚した時点でその思惑からは外れていく。
自分の命令を聞かずに勝手に行動を起こしていくイスカンダルに呆れ、苦労させられながらもその実力、王としての度量というものを目の前で見ていく中で自身の器の小ささ自覚していくことになる。
まるでお飾りのマスターだ、と一度は癇癪を起こすウェイバーだったが当のイスカンダルからは身に余る大願を持つ大馬鹿同士で快いと言われ、その毒気を抜かれてしまう。

マッケンジー夫妻との交流

ウェイバーが聖杯戦争の間、その身を置いた家に住んでいたのがマッケンジー夫妻である。英語の通じる一軒家を持っている人間、ということでウェイバーは夫妻に自分は孫だと暗示をかける。
だが、夫であるグレンの暗示は物語終盤に解けていたことを告げられる。自分たちに悪事を働こうとしている訳でないこと、妻のマーサが以前の明るさを取り戻したからと許されるが、一般人への暗示が解けるという事態はウェイバーの魔術師としての未熟さをこの上なく証明していた。余りの不出来に衝撃を受けるウェイバーだったが、その未熟を受け入れる強さがこの時の彼にはあった。

聖杯戦争の終わり

最果ての海

魔力も減っており、宝具の戦車もセイバーとの戦いで失ったイスカンダルのギルガメッシュとの最後の戦いを見届け、ウェイバー・ベルベットの聖杯戦争は終結した。戦いの前に令呪をすべて使用していたこと、自分をマスターでなくイスカンダルの臣下であると名乗ったことと、その忠節をギルガメッシュに認められたことで見逃され、彼は生き残った。

凄惨な最期を迎えた者ばかりの第四次聖杯戦争において、あまりにも失うもの少なく生き残った結果、あっけないほどに続ていく人生をライネスに捕まり、ロード・エルメロイ2世としてあがいていく。如何な苦難に立っても征服王への憧憬と忠誠が、彼に前を向かせている。

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