『サザエさん』マスオさんの声を担当してきた声優を紹介!

カテゴリーまとめはこちら:声優

磯野家の人々と周囲の人々とが織りなす日常が描かれた作品『サザエさん』。「マスオさん」ことフグ田マスオは、主人公の女性・フグ田サザエの夫であり、タラオの父親。同じ家に暮らすカツオやワカメからは良き兄貴分として慕われています。そんなマスオさんの声を担当してきた声優についてご紹介していきます!

記事にコメントするにはこちら

『サザエさん』マスオさんとは?

サザエさん 1巻

『サザエさん』は、長谷川町子(はせがわ・まちこ)さんによって描かれた4コマ漫画作品。1946年から1974年まで夕刊フクニチや朝日新聞などで連載された作品で、新聞に掲載された漫画らしく、終戦直後から復興期にかけての時代背景を象徴するようなエピソードが数多く盛り込まれているのをその大きな特徴としています。

主人公の女性・サザエさんをはじめとした磯野一家の日常がコミカルに描かれた本作。「お魚くわえたドラ猫追っかけて」から始まるオープニング曲でおなじみのアニメ版は、1969年より放送が開始開始。今尚ファミリー向け作品として一定の人気を維持しながら放送が続けられています。

マスオさんのプロフィール

サザエさん よりぬきマスオさん

そんな今作に登場する「マスオさん」ことフグ田マスオは、フグ田サザエの夫。黒髪をオールバックにしてメガネをかけた男性で、「タラちゃん」という呼び名でおなじみのタラオという一人息子がいます。磯野家の中では波平とフネの義理の息子であり、カツオとワカメの義理の兄に当たります。

よく勘違いされていますが、カツオとワカメはマスオとサザエの間に産まれた子どもたちではなく、波平とフネの間に産まれた子どもたちです。優しく性格で人当たりの良いマスオは、カツオやワカメから兄貴分として慕われており、磯野家の中では潤滑油的な存在として活躍しています。

ここからは、そんなマスオさんの声を担当した歴代声優についてご紹介していきます!

『サザエさん』マスオさんの声優1:初代は近石真介(ちかいし・しんすけ)さん

最初にマスオさんの声を担当した近石真介さんは、ムーブマンに所属する俳優・声優。1931年1月20日生まれで、東京都出身。当時勤めていた損害保険会社の演劇部に入ったことをきっかけに芝居の面白さに目覚め、その後退職して劇団で俳優として活躍し、結婚と妻の出産などを機に1本◯円というギャラの入るテレビの仕事として声優業を開始。海外作品において、ジェリー・ルイスさんやジャッキー・クーパーさんなどの吹き替えを担当していました。

マスオさん役は1969年10月5日に放送された初回から、1978年6月4日放送分まで担当。舞台の地方公演やラジオとの両立が困難となったため、降板となりました。近石さんはマスオさんについてとても好きだったと語っており、特に演じ始めた頃は実生活でタラちゃんと同じくらいの年齢の息子がいたため、役をやっているのかそのままでやっているのかわからないような状態で演じていたそうです。

近石真介さんが担当してきた役その1:プッコ『W3(ワンダースリー)』

『W3』は、虫プロダクション製作のテレビアニメ作品。1965年から1966年にかけて全56回放送されました。同時期に手塚治虫さんによる漫画連載もされましたが、大枠のプロットは同じでも大部分の内容は異なっています。

相も変わらず無益な戦争が繰り返される地球を残すか、それとも消滅させるかを判断するため、銀河連盟から調査のために派遣された「W3」の宇宙人3人と、主人公の地球人の少年・星真一とが出会うことになる本作。近石真介さん演じるプッコはその「W3」の1人で、地球ではカモの姿に変身しています。「W3」の隊長であり本作のヒロインでもあるボッコに対して密かに想いを寄せています。

近石真介さんが担当してきた役その2:フレッド・フリントストーン『原始家族フリントストーン』

原始家族フリントストーン★レトロ調★Flintstones★アメリカンブリキ看板

『原始家族フリントストーン』は、アメリカのハンナ・バーベラ・プロダクションによって製作されたテレビアニメ。アメリカでは1960年から1966年にかけて放送され、日本では1961年から「強妻天国」、1963年から「ソーラ来た来た」というタイトルで放映されました。

原始時代をモチーフとした世界を舞台に、石でつくられた車やタバコなどが登場する奇妙に現代的な生活を送るキャラクターたちの姿を描いたコメディ作品である本作。近石真介さん演じるフレッド・フリントストーンは、そんな本作の主人公のサラリーマン。妻のウィルマや娘のぺブルス、恐竜のディノと4人で暮らしていて、だらしなくて娘に甘い性格故に、しばしば妻から叱られています。

『サザエさん』マスオさんの声優2:2代目は増岡弘(ますおか・ひろし)さん

マスオさんが教えてくれたこと (自然派マスオさんに学ぶ幸福(しあわせ)の見つけ方)

2代目のマスオさんの声優の増岡弘さんは、東京俳優生活協同組合に所属していた声優。1936年8月7日に埼玉県で生まれ、 2020年3月21日に直腸ガンのために83歳で亡くなりました。1963年に放送されたテレビアニメ『狼少年ケン』に登場する大熊役を担当して以降声優として大きく活動するようになり、声優業の他にも劇団「東京ルネッサンス」を主宰し舞台による活動も行っていました。

マスオさん役は、1978年からは近石真介に代わって担当。増岡弘さんの演じるマスオさんには「ええ〜っ!?」などの独特の台詞回しがありましたが、これは実は増岡弘さんのアドリブだったのだとか。2019年に高齢に伴う体力の低下を実感するなかで、長年演じてきた役に別れを告げることになる辛さを覚えながらも、自ら降板を申し出て次の声優へのバトンタッチを行いました。

増岡弘さんが担当してきた役その1:ジャムおじさん『それいけ!アンパンマン』

アンパンマン プリちぃビーンズS Plus ジャムおじさん

『それいけ!アンパンマン』は、やなせたかしさんによって描かれた絵本『アンパンマン』を元にしたテレビアニメシリーズ。1988年より放送が開始され、その後映画作品や関連番組などもつくられながら今でも放送が続けられています。

言わずと知れたその内容は世界の平和を守るために日々パトロールを行うヒーロー・アンパンマンとその仲間たちの活躍、そしてばいきんだらけの世界をつくろうと目論むバイキンマンとの間に起こる騒動を描いたもの。増岡弘さん演じるジャムおじさんは、「パン工場」に暮らしているパン作りの名人。とても優しく穏やかな性格の持ち主で、彼のつくったあんぱんに流れ星が落ちてきたことでアンパンマンが誕生しました。

増岡弘さんが担当してきた役その2:亀仙人「ドラゴンボールシリーズ」

ドラゴンボール DRAGONBALL COLLECTION vol.2 亀仙人

『ドラゴンボール』は、鳥山明(とりやま・あきら)さんによって描かれた漫画作品。 1984年51号から1995年25号にかけて「週刊少年ジャンプ」にて連載され、全42巻で完結となりました。テレビアニメは『ドラゴンボール』『ドラゴンボールZ』とシリーズを重ねていき、今尚新作テレビアニメや新作劇場版作品がつくられるほどの人気を見せています。

優しく純粋な心を持った地球育ちのサイヤ人・孫悟空を主人公に、7つ集めるとどんな願いでも1つだけ叶えてくれる力を持った「ドラゴンボール」を巡る冒険や戦いが描かれる本作。増岡弘さん演じる亀仙人は、「武天老師(むてんろうし)」と称されている武術の達人。孫悟空の武術の師匠であり、普段は人語を話せるウミガメと一緒に南海の孤島にある「カメハウス」で暮らしています。

『サザエさん』マスオさんの声優3:3代目は田中秀幸(たなか・ひでゆき)さん

3代目のマスオさんの声を担当する田中秀幸さんは、青二プロダクションに所属する声優。1950年11月12日生まれで、東京都出身。1974年に放送されたテレビアニメ『科学忍者隊ガッチャマン』のヘムラー役で声優デビューを果たし、1975年に放送されたテレビアニメ『ドカベン』の山田太郎役で初主演を担当しました。

田中秀幸さんは、2019年8月25日に放送された回から、増岡弘さんから引き継いでマスオさん役を担当。40年以上の長きにわたってそマスオさん役を担当してきた増岡弘さんの独特のかすれのある声から、田中秀幸さんの癖のない落ち着いた声の声に変わったことでやはり視聴者の間にも困惑が生まれてしまい、10週連続でツイッターのトレンドに「マスオさんの声」というキーワードが入ることになりました。

田中秀幸さんが担当してきた役その1:工藤優作『名探偵コナン』

『名探偵コナン』は、青山剛昌(あおやま・ごうしょう)さんによる推理漫画作品。「週刊少年サンデー」にて1994年5号より連載が開始され、テレビアニメは1996年より放送が開始されて今尚放送が続けられています。薬を飲まされたことによって小学生の姿となってしまった高校生探偵の主人公・工藤新一が、自分をその姿に変えた黒の組織の行方を追うとともに、様々な難事件を解決する様が描かれます。

田中秀幸さん演じる工藤優作は、工藤新一の父親。世界にその名を轟かせている人気推理小説家で、「闇の男爵(ナイトバロン)シリーズ」などの大ヒット作を多数執筆しています。活動の幅は広く、初めて脚本を担当した映画『緋色の捜査官』で、マカデミー最優秀脚本賞を受賞してもいます。推理力抜群の新一の父親にふさわしい推理力の持ち主で、関係者から情報を聞き出した程度で被疑者に辿りついてしまうこともあります。

田中秀幸さんが担当してきた役その2:木之本藤隆『カードキャプターさくら』

『カードキャプターさくら』は、漫画家集団CLAMP(クランプ)による少女漫画作品。1996年6月号から2000年8月号まで「なかよし」にて連載され、全12巻で完結。その後、2016年から同誌にて「カードキャプターさくら クリアカード編」が新連載されています。主人公の少女・木之本桜が、魔法の力を持ったカードの巻き起こす騒動を解決し、絆を育んでいく様が描かれます。

田中秀幸さん演じる木之本藤隆(きのもと・ふじたか)は、木之本桜の父親。優しく穏やかな性格の男性で、大学で考古学の講師の仕事をしています。料理上手で運動神経も抜群ですが、魔力や霊感は持っていなかったため、さくらがカードたちの巻き起こす騒動を解決するために奔走していることは知らずにいました。家族であってもさくらのことは「さくらさん」と、敬語で話しかけています。

『サザエさん』マスオさんの声優4:日清食品コーポレートCMでは島﨑信長(しまざき・のぶなが)さんが声を担当

日清食品コーポレートCMでマスオさんの声を担当した島﨑信長さんは、青二プロダクションに所属する声優。 1988年12月6日生まれで、宮城県出身。2009年に放送されたテレビアニメ『戦場のヴァルキュリア』のヘルバート・ニールセン役で声優デビューを果たし、2012年に放送されたテレビアニメ『あの夏で待ってる』の霧島海人役で初主演を果たしています。

日清食品コーポレートCMは「青春(アオハル)」をテーマとしたもので、現代風にリメイクされたマスオさんとサザエさんの告白のエピソードが、BUMP OF CHICKENの曲をBGMに描かれています。

島﨑信長さんが担当してきた役その1:ユージオ『ソードアート・オンライン アリシゼーション』

ブシロードスリーブコレクション ハイグレード Vol.2609 ソードアート・オンライン アリシゼーション『キリト&ユージオ』

『ソードアート・オンライン』は、川原礫(かわはら・れき)さんによって執筆されたライトノベル作品。イラスト担当はabec(アベシ)さん。仮想現実の世界を舞台に、主人公の少年・キリトが様々な事件を解決していく様が描かれます。2012年にテレビアニメ第1期が放送された後、第2期、第3期とシリーズが続けられています。

島﨑信長さん演じるユージオは、「アリシゼーション編」に登場する亜麻色の髪の少年。仮想世界アンダーワールドにおけるキリトとアリスの幼馴染で、キリトとは親友と呼べるほどの強い絆を育んでいます。元は木こりを天職としていましたが、キリトに剣術を教わり、アリスを助け出すために共に旅に出ることになります。

島﨑信長さんが担当してきた役その2:草摩由希『フルーツバスケット』

愛蔵版 フルーツバスケット 2 (花とゆめCOMICSスペシャル)

『フルーツバスケット』は、高屋奈月(たかや・なつき)さんによって描かれた少女漫画作品。「花とゆめ」にて1998年16号から2006年24号にかけて連載され、全23巻で完結となりました。2001年にオリジナルの展開も込みで原作の途中までの展開がアニメ化された後、2019年からスタッフもキャストも一新された新アニメが放送されています。

主人公の高校生の少女・本田透(ほんだ・とおる)と、十二支の動物に憑かれている草摩家の人々との交流が描かれる本作。島﨑信長さんは、新アニメにおいて草摩由希(そうま・ゆき)の声を担当。子(鼠)の物の怪に憑かれている美少年で、高校では透と同じクラスに在籍。過去の出来事から自分自身や周囲との関係について深く思い悩むことがありましたが、透との出会いを通し自立の道を歩んでいくことになります。

マスオさんの声はどの声優の代でも魅力的!

サザエさん アートスタンプ マスオ

ここまでマスオさんの声を担当してきた各声優についてご紹介してきましたが、いかがだったでしょうか?

各声優の声の質こそ違えど、それぞれの声からしっかりとマスオさんらしい優しさとあたたかみが感じられるところが素敵ですよね。これからも『サザエさん』のマスオさんの声に注目していきましょう!

記事にコメントするにはこちら