【ライオン・キング2 】コブ徹底解説!スカーの元・実子で現・養子⁉ 複雑な家庭事情も紹介

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前作「ライオン・キング」の人気も相まって、1999年に日本で公開された「ライオン・キング2」。
「ライオン・キング2」はロミオとジュリエットからインスピレーションを受けたディズニーの話題作です。
前作「ライオン・キング」の主人公であるシンバと、彼と敵対する家族、前作「ライオン・キング」のヴィラン・スカーの跡取り息子コブとシンバの娘であり王女キアラが、お互いに両親に黙って密会し、親交を深めていく物語に仕上がっています。
今回は、スカーの跡取りとして育てられた主要キャラクター・コブについて、彼の複雑な生い立ちから、突然の設定変更に関する内容にも触れています。

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【ライオン・キング2】コブって誰?

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「ライオン・キング2」の主要キャラクターであるコブは、前作「ライオン・キング」のヴィラン・スカーの跡取りに指名されたオスライオンです。

前作「ライオン・キング」の話中で、シンバがプライト・ランドに帰還する直前に生まれたという設定があります。

後述の母ジラによる洗脳教育によりシンバを憎むように教育され、シンバを殺害しようと企てるようになります。

しかし、幼いころに出会ったシンバの娘で王女のキアラとの接点が増えたことにより、復讐が本当に正しいかを考え始めていくという心境の変化も交えながら、物語は進んでいきます。

コブを演じるのは?

「ライオン・キング2」内において、コブは幼少期と大人期の2つの姿を見せてくれます。

それぞれを演じているキャストを以下にまとめましたので参照してください。

子ども時代のコブ

原作版…ライアン・オドノヒューさん(アメリカの声優)

日本語吹き替え版…北尾亘(きたおわたる)さん(俳優・声優・振付師)

大人のコブ

原作版:ジェイソン・マースデンさん(アンリカの俳優・声優・監督・プロデューサー)

吹き替え版:山本耕史(やまもとこうじ)さん(俳優・歌手)

【ライオン・キング2】複雑!コブの家族

本編においてコブに実の父親がいない代わりに、家族であるコブの母親と兄と姉が登場します。

彼らはスカーが死亡した後にプライド・ランドを追われ、ハイエナたちが縄張りを持つ「アウト・ランド」で生活せざるを得なくなりました。

この項目では、ちょっぴり複雑なコブの家族を紹介していきます。

ジラ

ジラは本作のヴィランとして登場するコブの母親で、スカー死亡後にアウト・ランドに追放されながらも、アウト・ランドの頂点に君臨するメスライオンとなったキャラクターです。

白い毛並みが特徴的で、かつてはスカーの妻でした。

ジラはスカーを崇拝しており、スカー死亡後は復讐と憎しみの根源ともいえる存在に変貌。自分の子どもをキングにするためにシンバの殺害を必死に画策します。

「邪魔するものは子どもでも容赦しない」という卑劣な一面もありながら、物語では自分の子どもであるヌカの死亡時にひとりの母親としての一面を垣間見せる瞬間もあるキャラクターです。

ヌカ

ヌカは、ジラの第一子で長男。

現在の設定ではコブの異父兄にあたり、縮れたタテガミと貧相な姿が印象的なオスライオンです。

母であるジラが大好きで、良いところを見せようといつも頑張るもの音、間抜けな姿も見せてくれます。

ヌカは精神的にも問題があるためかスカーの跡取りとして選ばれませんでしたが、そのことを知らないヌカは、コブを裏では「白アリ小僧」と揶揄するほど疎ましく思っています。

ビタニ

ビダニはジラの娘で、コブの実姉にあたる長女のメスライオンです。

ヌカとコブ同様、ジラから洗脳教育を受けていることもあってシンバを酷く憎んでおり、物語の中では母の右腕となってシンバ暗殺へひと役かっています。

一方で、弟のコブのことも母親同様大切に思っており、終盤では母親に対する疑問と弟コブに対する罪悪感で揺らぐ姿も描かれています。

【設定変更で大混乱!】コブはスカーの実の子ではなくなった!

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「ライオン・キング2」におけるコブたちの相関関係は、映画公開直前と現在で設定が大きく変更されています。

「ライオン・キング2」公開当時は、コブはヌカと同じ「スカーの息子」として登場していますが、後に「スカーの養子」という設定に。

その証拠に、コブの目の色とスカーの目の色は同じ色に描かれていますので、特にこれから「ライオン・キング2」を鑑賞する人にとっては、現在の設定に疑問を抱かざるを得ません。

また、ヌカはスカーの実子で、ビタニはジラの連れ子でコブの実姉という設定となっており、非常に複雑です。

では、どうしてこのようになったのでしょうか?

この事実は、「ライオン・キング2」の脚本を担当したフィリップ・コブラ―氏により真相が語られています。

【理由】スカーの”実子”コブがシンバの娘・キアラといとこ同士で結婚したから!

実は、コブがいとこのキアラと結婚をしたという物語の展開が、コブがスカーの養子という設定変更の原因となったのです。

当初の設定では、コブがスカーとジラの実の子であるという設定でした。

また、スカーはシンバの父・ムファサと兄弟関係にあります。

「ライオン・キング2」を当初の設定で進めた際、ムファサの実子であるシンバ、その娘のキアラとスカーの実子コブでは、いとこ同士が結婚するような設定になっていました。

ライオンの世界では血縁が近い者同士の婚姻に対して何も違和感がわかないところですが、これが「ライオン・キング」のファンともなると話は別です。

「ライオン・キング」ファンにとって、登場キャラクターのライオンたちは「人物」としてみなされます。

血縁者であるいとこ同士が結婚という展開だと、血縁者同士での結婚という設定にファンが違和感を感じてしまうことから、制作者側の配慮で後日、コブの設定がスカーの養子に変更されました。

ジラはスカーと結婚したの?

設定変更の末、スカーの養子でジラの連れ子となったコブ。ここで更に疑問が芽生えます。

それは、ジラはスカーと結婚していたのかということです。

「ライオン・キング2」では、ジラにはヌカというスカーの実子がいます。

しかし、前作「ライオン・キング」では、スカーは終始単体で登場し、妻の様なメスライオンの姿が登場することなく、最期は死亡しています。

実は、前作「ライオン・キング」の話中に描かれなかった場所で、ジラは何らかの形でスカーと関係を結び、彼の子ども(ヌカ)を密かに身ごもっていたのです。

脚本を手掛けたフィリップ・コブラ―も、ヌカのことを「illegitimate son(隠し子)」と語っていることからも、やはりスカーとジラの間には結婚した形跡がないだけでなく、ヌカが真実の愛によって生まれた子どもかどうかも疑わしいのです。

さらに、「ライオン・キング2」内でも、ジラが自分の息子を王にしたいと強く願うシーンが多いこと、スカー自身も回想シーンで後継者としてヌカは不向きであると判断している様子が描かれています。

そんなスカーが目を付けたのがジラの子ども・コブだった、というわけなのです。

設定変更後でもチグハグ感がないようになっている

設定変更前に自分の息子を後継者にしたいと考えていたスカーが後継者にヌカよりもコブを選択していくという話の流れからも、コブがスカーの実子であったことは紛れもないことです。

一方で、コブがスカーの養子(ヌカの連れ子)という設定に変更されてからもチグハグが起きないように、ジラが連れ子のコブを王にしようとスカーに歩み寄った、という視点でも見ることができるようになっています。

【ライオン・キング2】主要キャラクター・コブの心境の変化に注目!

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「ライオン・キング2」では、コブの一族と敵対する勢力の娘・キアラ、そしてキアラの父シンバの交流により、コブ自身の考え方が変わっていきます。

更に、設定変更の都合上、複雑にも捉えることができる親子設定があり、ちょっとした混乱も招いてしまっています。

本記事でコブ側の登場キャラクターの情報の整理をしたうえで、改めて「ライオン・キング2」の鑑賞を楽しんでみてはいかがでしょうか。

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