1998年から週刊少年ジャンプで連載をしている「ハンターハンター」には、様々な個性を持ったキャラクターが登場します。
その中でも幻影旅団のウボォーギンは、登場が序盤にもかかわらず圧倒的強さとクラピカとの歴史的バトルで多くの人の印象に残ったキャラクターのひとりなのではないでしょうか。
本記事では、ハンターハンターに登場したウボォーギンの活躍を、クラピカとの因縁も交えながら振り返っていきます。
目次
【ハンターハンター】幻影旅団の特攻!ウボォーギンとは
「ハンターハンター」に登場するウボォーギンは、
- ウボー
- ウボォー
- ウボォーさん
の愛称を持つ流星街(りゅうせいがい)出身の幻影旅団イチの肉体派。
タイマンと危険が大好きで拷問にも揺るぐことのないタフな精神力も相まって、幻影旅団(げんえいりょだん)の特攻役として活躍しました。
その見た目はライオンに例えられるほどの巨漢!
身長は258cmで体重189kgなのですから、ライオンと呼ばれるのもうなずけます。
力だけの筋肉バカと思われがちですが、実は戦略もしっかり立てながらバトルを繰り広げています。
それだけでなく、ウボォーギンは時間に厳しいという一面もあり、遅刻については親友で同じく幻影旅団メンバーのノブナガとケンカをするほど。
【ハンターハンター】ウボォーギンの声優は?
「ハンターハンター」はこれまでに2度のアニメ化を経ており、どちらのバージョンにもウボォーギンは登場します。
1999年フジテレビ版「ハンターハンター」でウボォーギンを演じたのは、青二プロダクション所属の竹本英史(たけもとえいじ)さんです。
2011年日本テレビ版「ハンターハンター」では、マウスプロモーション所属の大塚明夫(おおつかあきお)さんが代わってウボォーギンを演じています。
【ハンターハンター】ウボォーギンは幻影旅団結成時メンバー
この季節になると
うちのかわいい娘はウボォーギンみたいな
チョッキを着ます pic.twitter.com/ptlcsViq3v— もだっち🥁SNSアドバイザー🎊拡散屋 (@ui_mko) October 29, 2020
「ハンターハンター」作中でも語られていますが、ウボォーギンは盗賊団・幻影旅団結成時からの初期メンバーです。
幻影旅団は数多くのマフィア的活動を繰り広げていますが、中でも「ハンターハンター」の物語が始まる4年前に生じたクルタ一族虐殺にも関与しています。
クルタ一族と言えば感情が高ぶると緋色に光る「緋色の目」を持つ少数民族。
クラピカも同じ民族ということもあり、幻影旅団には強い恨みを持っています。
また、ノブナガとは幻影旅団に加入前から親交があったことが作中でも描かれています。
ウボォーギンは旅団イチのチカラ自慢!
ウボォーギンは、前述の通り幻影旅団イチの肉体派!
拳銃やライフル弾を弾く皮膚の強靭さもさることながら、遠距離にいる敵を投石だけで粉砕したり、人間をまるで紙クズの様に引きちぎる腕力、戦車を破壊したりバズーカ砲を片手で防いだりと、身体能力がずば抜けています。
上記の身体能力については、「ハンターハンター」おなじみの「念能力」無しで行われているのですから、「ハンターハンター」内においても身体能力がずば抜けていることは確実です。
また、強者ぞろいの幻影旅団の中で行われる「旅団腕相撲」では堂々の13人中1位にランクインするほどです。
ウボォーギンの念能力
肉体派のウボォーギンですが、念能力ももちろん使用可能です。
肉体派の力技が多いウボォーギンの念能力は、やっぱり強化系。
右手の拳で打ち抜くストレートパンチ「超破壊拳(ビッグバンインパクト)」は、作中でも最強レベルの力を誇っています。
技としては大変シンプルなものですがその威力は小型ミサイルレベルの破壊力!
ウボォーギン自身の中で、「最終目標はこの技で核ミサイルレベルの破壊力を出すこと」を目標としていることが明らかになりました。
強化系の念能力と言えば「ハンターハンター」の主人公・ゴンも持つ力ですが、ウボォーギンと共通する点がありますよね。
【余談】ウボォーギンは範馬勇次郎とキャラかぶり!?
範馬勇次郎とウボォーギン同一人物説
— ま (@BoqfLq) October 30, 2020
ウヴォーギンの怪力っぷりは、テレビアニメで同じ大塚明夫さんが声を担当しているという共通点もあってか、良く別作品「フラップラー刃牙」に登場する最強キャラクターである範馬勇次郎(はんまゆうじろう)と比較されています。
ファンの中には、念能力があれば腕っぷしでもウボォーギンが勝つのでは?というファンの声もあるため、作品は異なれど力だけでは対等のようです。
【クラピカとの因縁】ウボォーギンの死にクラピカが関与
ウボォーギン超究極勝てた。体力タイプは使ってて楽しい pic.twitter.com/fjp99s9DuZ
— 惑凛 (@wakurin_tuguosi) October 30, 2020
ウボォーギンは、本編に登場した幻影旅団のメンバーにおける最初の死亡者です。
前述の通り、緋色の目を目的としたクルタ族の虐殺にも関わりのある人物ということもあり、ウボォーギンも含めた幻影旅団が全員、クラピカにとっては激しい憎しみの対象。
そんなクラピカに念能力の基本である「疑」を怠けてしまったことにより不意を突かれて拘束されたウボォーギンは敗北し、仲間である幻影旅団の情報はクラピカに一切漏らすことなく命を落としました。
ウボォーギンの死で幻影旅団が動く
戦闘において多くの敵を圧倒していたウボォーギンがクラピカによって殉死したことにより、旅団の中に動揺が生まれました。
「ハンターハンター」におけるウボォーギンの死が、今後の幻影旅団メンバーらの動きに大きな影響を与えていきます。
幻影旅団の特徴として、仲間の結束が非常に強いというものがあります。
特に幻影旅団団長のクロロや親友のノブナガはウボォーギンの死に涙し、派手に暴れることによって戦闘で暴れることが好きだったウボォーギンを弔いました。
この弔い劇により、マフィアが壊滅するに至っています。
ウボォーギンの名言・名シーン厳選3つ
HUNTER × HUNTER グリードアイランド編入る所まで読んだけどここまでだとクラピカvsウボォーギンの戦闘シーンが一番好きだな
— すだ (@sdknpkr) October 31, 2020
ここからは、ウボォーギンの活躍を名言・名シーンと一緒に振り返っていきます。
ウボォーギンらしい名言・名シーンを厳選して3つお届けしていきますので、お楽しみください。
1)オレの一番の喜びってヤツを教えてやろうか?…おめェみてェなリベンジ野郎を返り討ちにする事だ
ウボォーギンは、常に強い相手とタイマン勝負で戦うことを好んでいました。
クラピカの様に強い相手が自分に立ち向かってくる姿を見て、ワクワクせずにはいられないという彼の性格が垣間見える名言です。
2)本気を出したオレの 超破壊拳を生身で 止められる奴なんぞ いねェ!!!
ウボォーギンが自分の持つ力や念能力に絶対的な自信を持っていることがうかがい知れる名言です。
最終的に、ウボォーギンはクラピカの持つ幻影旅団だけに利用できる制約された念能力「律する小指の鎖(ジャッジメントチェーン)」と緋色の目になった際に発動される「絶対時間(エンペラータイム)」の合わせ技で心臓を貫かれ命を落とす形になったものの、生前の戦闘シーンにおいて、ウボォーギンの念能力である「超破壊拳」を受け止められる者は誰もいませんでした。
まさに、力自慢で圧倒的なパワーを見せたウボォーギン本人が止められないと公言しているこそ、このセリフが出てきたのでしょう。
3)クラピカ「客はどうした?我々の仲間がそこにいた答えろ」ウボォーギン「そうか そいつは気の毒だったな 殺した そういう予定だったんでな」クラピカ「貴様らの 勝手な予定でどれだけの命を奪ったんだ!?」
やはり、ウボォーギンとクラピカの命を懸けたやり取りが繰り広げられる本名言・名シーンは外せません。
金のために幻影旅団に無残に虐殺された仲間のために復讐をするクラピカと、仲間の仇である幻影旅団のメンバーで虐殺に関与していたウボォーギン。
ウボォーギン自身、金は持たない主義で欲しい物は全て奪うという盗賊主義の考え方の持ち主です。
クラピカからすれば、金のために命を奪われた仲間たちのことを思うと、本当に悔しい以外の何物でもありませんが、双方の考え方の相違が顕著に出ているシーンでもあります。
幻影旅団のパワーをもつウヴォーギンの活躍を振り返ろう!
幻影旅団のウボォーギンは、「ハンターハンター」序盤で圧倒的戦闘能力を私たちに見せつけながらも、ハンター資格を取りたてだったクラピカの「絶対時間(エンペラータイム)」と「律する小指の鎖(ジャッジメントチェーン)」によって命を落とし、クラピカの勝利となりました。
ウボォーギンの戦いは今でも「ハンターハンター」の話の中でも特に伝説的なバトルとなっています。
この記事をきっかけに、幻影旅団のウボォーギンの活躍をもう一度振り返ってみませんか?