四皇の1人、『ビッグ・マム』を倒すために鍵となったのが、マザーカルメルの写真です。ではそのマザーカルメルとは、どんな人物なのでしょうか。
今回は『ビッグ・マム』にとって鍵でもある、マザーカルメルについてご紹介します。
目次
マザーカルメルってどんなキャラ?
そう。マザーカルメルのように。全てを許せるように。わたしは寛大な人になりたい。花屋に行ったら若いの人たちがみんなカーネーションを買いにきていてとても嬉しい気持ちになった。やっぱり大切な日だね。#ワンピース #OnePiece #マザーカルメル #母の日 pic.twitter.com/7LoHyzlWna
— しゃき。もゃし。 (@gesturemys) May 13, 2018
マザーカルメルは巨人族の王国、エルバフの外れで孤児院を開いていた、人間のシスターです。
常に優しく子どもたちに対して親身に接していたため、どんな悪童でも更生して、良い里親と巡り合えると評判でした。
この項目ではさらに詳しくマザーカルメルについて、ご説明します。
とてもやさしいシスター
マザーカルメルが43歳のときに、巨兵海賊団の残党が公開処刑されることになりました。そのときにマザーカルメルは、処刑をやめるように進言します。
マザーカルメルが言葉を発すると、天気は荒れて雷まで鳴り出しました。結局処刑はマザーカルメルの言葉で取りやめになりました。
その後マザーカルメルは、身分や種族関係なく受け入れる孤児院を開きます。さらにはエルバフに住む巨人たちとの交易を取り持ちました。
若い頃はどんな感じだった?
若い頃は長身で185センチありました。髪も肩より長い状態で、80歳となってからではイメージができませんが、美しい人でもありました。
ヘビースモーカーなのは若い頃からで、『ビッグ・マム』が持つ写真でもタバコを吸っていました。
優しいシスター、その正体は?
マザーカルメルかな pic.twitter.com/jIEhqk7zkC
— チンパンチ (@ultrachinpanchi) July 28, 2019
どんな子どもでも引き取っていたマザーカルメルですが、実は裏の顔があります。
なんと身寄りのない子どもを海軍や世界政府に売りつけていた、ブローカーだったのです。裏社会では『山姥』(やまんば)と呼ばれていました。
2年に1度、器量のいい子どもを売りつけていました。しかし子供たちには一切気づかれていません。
ちなみに43歳のときに行なわれた、巨兵海賊団の残党の公開処刑をやめるように進言したのも、海軍が処刑をやめたのも、エルバフに潜り込むための芝居でした。
そして悪魔の実、ソルソルの実の能力者でもあります。『ビッグ・マム』が初めて食いわずらいを起こしたときには、エルバフの村を燃やした火を支配下に置いて鎮火しました。ちなみにその火は、パンドラと名付けられました。
『ビッグ・マム』にとって唯一の理解者
『ビッグ・マム』は5歳のころに国外追放され、両親によってマザーカルメルが運営する孤児院に連れてこられたのです。
幼い『ビッグ・マム』は、善意で行動しても結果的に多くの人を傷つけてしまっていました。『ビッグ・マム』の力の強さに驚きながらも、マザーカルメルは『ビッグ・マム』の気持ちを察して、すべてを許し、彼女を諭しました。
その結果『ビッグ・マム』は孤児院の子どもたちとも仲良くなり、マザーカルメルのことをとても慕うようになりました。
声優は平野文(ふみ)さん
本日5/13(日)朝9時半~アニメ #ワンピース 「マムの秘密 巨人の島と小さな怪物」放送!割れた #マザーカルメル の写真を見せられ、ショックで奇声をあげる #ビッグマム 。幼い少女リンリンとカルメルの過去に何があったのか!?
そして、マザー・カルメル役は平野文さんです!放送をお楽しみに! pic.twitter.com/gl8hwL2Zei— ONE PIECE.com(ワンピース) (@OPcom_info) May 12, 2018
平野文さんは女優であり、声優であり、ナレーターです。3歳のころには舞台に上がり、12歳でドラマデビューしました。
『うる星やつら』のラム役、『アニメ三銃士』のミレディを演じています。
また高橋留美子原作のアニメと縁が深く、ラムのほかにも『専務の犬』のカンナ、『境界のRINNE』ではヒロインの母親役を演じました。
マザーカルメルが消えた理由とは?
しかしマザーカラメルはある日を境に、孤児院の子どもたちと共に姿を消します。
この項目ではマザーカルメルはなぜ消えたのかご説明します。
実は彼女に食べられたから?
『ビッグ・マム』の6歳の誕生日に、事件は起こります。
マザーカルメルは孤児院の子どもたちと一緒に、『ビッグ・マム』のサプライズパーティーを開きました。その際に用意されたのはクロカンブッシュでした。
『ビッグ・マム』は涙を流して喜びます。我も忘れてクロカンブッシュを食べます。食べ終えたときには、マザーカルメルや孤児院の子どもたちは姿を消していました。
残っているのはマザーカラメルや子どもたちの破れた服と、壊れた机でした。それ以来『ビッグ・マム』の前にマザーカルメルたちは現れていません。
なぜマザーカラメルたちは姿を消したのかというと、『ビッグ・マム』がクロカンブッシュと一緒に食べてしまったから、と考えられています。しかし『ワンピース』本編には食べられた、という直接的な表現はありません。
それではなぜマザーカルメルたちが食べられたとわかるのか、次の項目でご説明します。
なぜ食べられたとわかるのか
ワンピース☠️
『その日、マザーカルメルと子供達は姿を消した・・・』ついにこの回が😱
やっぱりセリフ(悲鳴)などもなくなって変更されてるな~
でも原作のこの場面知ってると、この時流れてる、明るいBGMとナレーションやハート💕が舞う表現が恐すぎるよ~😫#ワンピース#ビッグマム pic.twitter.com/KLHhK1XzBu
— いじふ (@MyuFaly) June 2, 2018
マザーカラメルたちが食べられたとわかる理由は3つあります。
まず1つ目は悪魔の実についてです。悪魔の実は同じものが2つとして存在しません。そのためマザーカルメルと『ビッグ・マム』の2人が、同じ能力を持つことはあり得ません。
2つ目は悪魔の実の性質です。悪魔の実は能力者が死ぬと、世界のどこかに再びその能力を持った実が復活します。
マザーカルメルがいなくなったあと、『ビッグ・マム』は花に魂を込めることができるようになりました。これはソルソルの実の能力です。つまりマザーカルメルと同じ能力を使えるようになった、ということになります。
『ビッグ・マム』がソルソルの実の能力を使えているということは、もう先代の能力者であるマザーカルメルは生きていないことになるのです。
3つ目は目撃者の反応です。目撃者の1人である巨人は、恐怖で青ざめていました。つまりマザーカルメルや子どもたちが恐ろしい状況の中、姿を消していったことになります。
『ビッグ・マム』がクロカンブッシュを食べている中で起こり得ること、それはマザーカルメルたちも一緒に食べられてしまうことです。
これらの理由から、マザーカルメルは『ビッグ・マム』に食べられたことになります。
まとめ
マザーカルメルは確かにブローカーではありました。しかしそれを悟らせずに行い、子供たちを育てるのは、それなりに腕が必要です。
そんなすごい手腕の持ち主であったマザーカルメルの話を、もっと見られたらよかったですね。