2020年も沢山のアニメが放送されました。今年は人気作品の続編、しばらく音沙汰のなかったシリーズの復活が多かったですね。勿論新しいアニメもいっぱいありました。そんな2020年のアニメから今回は覇権を勝ち取ったアニメをご紹介致します。
目次
覇権アニメとは?
2020年は本当に大変な1年でした。それはアニメ業界も同じだったはずです。それでもアニメ業界は全国の人々に癒しを与えてくれました。今回はそんな激動の2020年の覇権アニメについて紹介していきたいと思います。
その前に覇権アニメとは何なのか?知らない方の為に軽く紹介しましょう。覇権アニメはその年の中で最も話題になったアニメ、人気だったアニメです。今回は季節ごとに2作ずつ紹介します。ですが、その前に劇場版アニメの覇権について触れていきましょう。
といってもこれは皆さんも分かると思いますが、今年の劇場版アニメの覇権は「鬼滅の刃 無限列車編」です。この記事を書いている時点では日本歴代映画興行収入で第2位になっております。圧倒的ですね。では、いよいよ冬アニメから覇権アニメを紹介していきましょう。
冬の覇権アニメ
マギアレコード 魔法少女まどか☆マギカ外伝
冬の覇権アニメ1作目はシャフト制作の「マギアレコード 魔法少女まどか☆マギカ外伝」です。タイトルの通り2011年に放送された「魔法少女まどか☆マギカ」に関連した作品となっております。本作はアプリゲームが原作となっておりますが、アニメだけで内容が全て分かる作りになっていますね。
外伝とは言っても、あのまどマギの世界が再び見れるということでネット上では大熱狂でした。さらに、外伝ながら本編にも出てくるキャラクターも何人か参戦していたのも印象的です。あの独特の絵のタッチも健在で懐かしさでいっぱいの作品でしたね。
不気味さはありながらもシリアス度は本編に比べるとやや控えめという印象でした。そんな「マギアレコード」ですが、第2期の制作が発表されています。第2期では一体どんな展開になるのでしょうか?今から放送が楽しみですね。
異種族レビュアーズ
話題という意味では今回紹介するアニメの中で最も大きかったかもしれません。そのアニメとは「異種族レビュアーズ」です。本作はエルフや天使など様々な種族のキャラクターが登場するファンタジー作品ですが、本作のテーマは「風俗」なのですね。
その為あんなことや、こんなことをしている描写が当たり前のように出てきました。内容としては4人のキャラクターが風俗に行きその風俗がどうだったか?レビューするという内容です。過激ではありますがコメディとしてはしっかり面白い作品なのは間違いありません。
しかし、過激すぎた為1部地域では第5話の時点で放送が出来なくなってしまいました。これによってTwitterは祭り状態。「何で中止にならないと思った」などのコメントが散見されました。配信サイトでは全話見れるので気になる方はチェックしてみてください。
春の覇権アニメ
かぐや様は告らせたい?~天才たちの恋愛頭脳戦~
春の覇権アニメ1作目は「かぐや様は告らせたい」の第2期です。元々原作の人気は高かったですが、昨年第1期が放送され人気は更に上昇。第2期も第1期以上の人気を見せつけてくれました。流石、という一言に尽きます。
この作品は「四宮かぐや」と「白銀御行」という両想いの2人がどっちが先に告らせるか?を勝負するというラブコメディ作品です。どちらかというとコメディ色がかなり強いですが、真面目な回もたまにはありそこがキャラ人気の高さに繋がっている作品ですね。
主題歌は第1期に引き続きアニソン界の大型新人「鈴木雅之」さんでした。ラブソングの帝王が「かぐや様」を引き続き盛り上げてくれています。第3期の制作も発表されているので「かぐや様」の波に乗るのはまだ間に合うでしょう。チェックしてみてください。
とある科学の超電磁砲T
2作目は第3期にあたる「とある科学の超電磁砲T」です。2018年に「とある魔術の禁書目録」の第3期が放送されましたが、「超電磁砲」としては約7年ぶりの続編ということで期待の大きかった1作でした。しかし、世の中の事情で延期が発生し冬から放送のアニメながら放送終了は夏になりました。
ですが、クオリティは第1期からずっと変わらず素晴らしかったです。戦闘作画は勿論、ストーリーも細かく描いており延期の壁を崩す勢いで人気は冬からずっと高かったですね。2018年からとあるシリーズが久しぶりに復活しましたが1番評価の高い作品でしょう。
「禁書目録」・「一方通行」・「超電磁砲」とあるシリーズ3作品の放送も無事に終了しました。続編が制作されるか?分かりませんが人気は未だに絶大に高いことが証明されたので期待しておきましょう。超電磁砲やっぱり面白いな!と感じることができました。
夏の覇権アニメ
Re:ゼロから始める異世界生活 2nd season
夏の覇権アニメ「Re:ゼロから始める異世界生活」の第2期です。2016年に放送されて以来OVAなどの制作はありましたが、正当な続編は4年ぶりということで久しぶり、という人も多かったかもしれません。第1期からシリアス度の高い作品でしたが第2期も変わらずシリアスでした。
個性豊かなキャラクター性は変わらず、新しいキャラクターも印象に残るキャラクターが多かったですね。ストーリーとしては修行パート的なものが多かったですね。常に戦っていたイメージが強いので見ていて新鮮な気持ちでしたね。
この「Re:ゼロから始める異世界生活」は2nd seasonと銘打ってますが、実は分割2クールと呼ばれる手法が使われており、第2クールは来年の冬に放送です。あの続きがもうすぐ見れるということで今から待ち遠しいですね。引き続き期待大な作品です。
やはり俺の青春ラブコメはまちがっている。完
2作目は第3期にあたる「やはり俺の青春ラブコメまちがっている。完」です。こちらも大人気アニメです。5年ぶりの続編でしたが、タイトルの通り完結しました。シリーズファンとしましては考え深いものを感じてしまいましたね。
「奉仕部」という活動を通して主人公「比企谷八幡」を中心にヒロイン・クラスメイト・家族との関係性を描いてきました。その中でもヒロインの2人「雪ノ下雪乃」・「由比ヶ浜結衣」との恋の結末は見ていてたまらなかったですね。
自分自身から逃げずに3人がせいいっぱい答えを出したことに感動しましたし、他のキャラクターとの関係性なども見ていて最後まで楽しかったです。これで終わるのかと寂しい気持ちはありますが、本当に素晴らしい作品でしたね。チェックしてみてください。
秋の覇権アニメ
呪術廻戦
秋アニメは現時点で放送が終わってないので途中の経過の覇権になってしまいますが、ご了承ください。さて、1作目は「呪術廻戦」です。ジャンプ作品の中でも注目度の非常に高い作品で、海外では「鬼滅の刃」か「呪術廻戦」と言われるほどの人気作品です。
制作はMAPPAですが、非常に戦闘シーンのクオリティが高いですね。CGを駆使した立体的に見えるバトルはアニメ見てるな、と感じる迫力で作画にこだわりのあるアニメファンは必見のタイトルだと思います。素晴らしいですね。
本作は2クールの放送が決定しており、来年もまだまだ続くのでこの機会に見ていない方は今から追いかけてみてもいいかもしれませんね。キャラクターも個性豊かなのでオススメしやすい作品です。引き続き放送を楽しみにしています。
ひぐらしのなく頃に業
2作目はシリーズ6作目にあたる「ひぐらしのなく頃に業」です。第1期の放送は2006年で最後に制作されたOVAが2013年の為、7年ぶりの新作ですね。TVアニメだけならば実に13年ぶりとなります。大変お久しぶりでございました。
勿論大人気作品ですので、新作も1話から人気は高かったです。ですが、この作品当初ファンからは「第1期のリメイクだろう」と言われており誰もそれを疑っていませんでした。しかし、本作の第2話で「リメイクじゃないのでは?」と話題になりました。
そして、公式側からも発表があり今回の「ひぐらしのなく頃に業」は完全新作であることが明かされました。ネット黎明期に盛り上がりを見せていた「ひぐらしのなく頃に」が令和になって再び盛り上がっています。一体どうなるのでしょうか?引き続き楽しみな作品です。
まとめ
今回は覇権アニメ2020ということで今年の振り返っていきました。別に悪いことではないのですが、やはり続き物が人気になる傾向ではありましたね。今回紹介したアニメは勿論名作と言えるオススメの作品ばかりです。
しかし、今年は他にも面白い作品がいっぱいありました。「SHIROBAKO」とは違う形でアニメ制作を見せてくれた「映像研には手を出すな!」や未知の生命体との戦いを描いたオリジナルアニメ作品「デカダンス」など紹介しきれない名作が多数あった近年稀にみる大豊作の年でした。
また、劇場版作品では「ヴァイオレット・エヴァーガーデン」・「メイドインアビス」・「SHIROBAKO」などが公開されました。本当に素晴らしい年だったでしょう。アニメ制作に関わる全ての皆様お疲れさまでした。来年も素晴らしいアニメとの出会いに期待しています。