現在の『ワンピース』の舞台となっているのは、鎖国国家ワノ国です。そのためワノ国編と称されています。そんなワノ国編ではある2人がよく似ている、と言われています。その2人とは小紫と光月日和です。
今回は小紫と光月日和についてご紹介します。ただしネタバレもあるのでご注意ください。
現在の『ワンピース』の舞台となっているのは、鎖国国家ワノ国です。そのためワノ国編と称されています。そんなワノ国編ではある2人がよく似ている、と言われています。その2人とは小紫と光月日和です。
今回は小紫と光月日和についてご紹介します。ただしネタバレもあるのでご注意ください。
目次
小紫と日和とは
小紫はワノ国の花魁で、光月日和は光月おでんの娘です。光月おでんの娘、ということは九里の大名の娘ということです。
花魁と大名の娘とは一見関わりがなさそうに見えます。この項目ではそんな2人の関係についてご説明します。
小紫とはどんな人物?
小紫は先述しましたが、ワノ国の花魁です。あまりにも美しく、見ただけで失神する人がたくさんいるほどです。
その美しさからワノ国の将軍である黒炭オロチや、百獣海賊団の1人であるクイーンなどに言い寄られています。
しかし美貌と高い演技力で何人もの男をだまし、貢がせ、破産させる悪女だと作中で言われています。
誰にもへりくだることなく、自分が正しいと思えば譲りません。そのため言い寄ってきた男性キャラクターにこびても、内心では服従していません。
黒炭オロチに反逆したため、大ヤクザの居眠り狂四郎に切りつけられて命を落としました。
小紫、その正体はよく似ているあの人
実は小紫はある人物の仮の姿です。その人物とは光月日和です。
兄であるモモの助は母親の能力によって、タイムスリップをして現代にやってきましたが、日和は違います。日和はモモの助になにかあっても、光月家の血が断絶しないために未来には飛びませんでした。
かつての家臣である傳(でん)ジローと再会すると、素性を隠して小紫と名乗るようになりました。
小紫と日和が別人と考えられていた理由
実は最初、小紫と日和は別人だと考えられていたのです。
それは小紫と日和が同一人物ならなぜ小紫を名乗ったのか、小紫が居眠狂四郎に切りつけられたときの遺体はどうなったのかなど、いくつもの疑問点が判明されていなかったからです。
更には狂四郎の攻撃からどう逃れたのかもわかりませんでした。
小紫は斬られたのに怪我をしている、斬られたときに苦しんでいないなど不自然な描写が多かったものの、小紫=日和とする確固たる証拠がなかったのです。
担当声優は水樹奈々さん
水樹奈々さんは声優だけでなく、ナレーターや歌手としても活躍している女性です。
1997年に声優デビューしました。2000年には歌手デビューし、その9年後に紅白歌合戦に出場しました。
少女から女性、時には少年の声まで幅広く担当しています。
『魔法少女リリカルなのは』のフェイト・テスタロッサ、『鋼の錬金術師 FULLMETAL ALCHEMIST』のランファン、『BORUTO-ボルト NARUTO NEXT GENERATIONS』のうずまきヒナタなどを演じています。
小紫=日和と分かったのは地図?
まあ小紫の正体が日和ってのは1年前のジャンプのワノ国動乱地図で明らかになってたし驚きはないけど(後に改訂)、狂死郎は色々と驚き。 pic.twitter.com/TFjkL6D4r8
— るるる (@RaR1RuReRorrr) March 8, 2020
実は作中では小紫=日和とは明言されていませんでした。しかしジャンプの特集ページ、『ワノ国動乱地図』で判明しました。『ワノ国動乱地図』とはルフィたちの動向をまとめた地図のことです。
地図では小紫が亡くなっているのにも関わらず、鈴後(りんご)におトコやゾロといることになっています。そして日和が自身の正体を告白したのも鈴後です。つまり小紫が生きていること、小紫=日和であるということがわかりました。
小紫はなぜ日和であることを隠していたのか
なぜ日和は素性を隠して生きていたのか、それは正体がばれると黒炭オロチに殺されてしまうからです。
黒炭オロチは光月おでんだけでなく、その家臣や妻、子どもまでも始末しようとしました。黒炭オロチにとって、光月家はそれだけ憎い一族なのです。
そんな中、なんとか逃げた日和は最初、河松という部下に守られていました。しかし自分のせいで河松がやつれて死んでしまうのでは、という恐怖から立ち去ります。
その後花の都に迷い込んだところ、かつての部下である傳ジローに出会いました。そして傳ジローの提案により、小紫として生きていくことになったのです。
小紫を支えたキャラクター
日和が小紫として生きていくために、2人のキャラクターが支えてきました。この項目では小紫を支えたキャラクターをご紹介します。
おトコ
小紫=日和と知っている数少ないキャラクターで、小紫の禿(かむろ)として働いています。ちなみに禿とは、遊廓に住む子どもで遊女の見習いのことです。
人造悪魔の実、スマイルの影響によって、常に笑顔を浮かべています。
黒炭オロチが宴会で熱弁をふるっていたときに、おトコは笑ってしまいます。黒炭オロチは逆上し、おトコを始末しようとしました。
その後執拗に追いかけられ、最終的にはゾロに助けられます。
傳ジロー
光月おでんの部下の中でも最古参で、錦えもんとは幼なじみです。ワノ国編第2部終了まで、消息不明でした。
家臣となってからは財政管理を担当しており、剣術は達人の域にまで達していて「味方とすれば百人力」とされています。
長い間登場していなかった傳ジローですが、実は居眠り狂四郎として黒炭オロチの懐に潜り込んでいたのです。日和に小紫として生きるように助言したのも、彼女を自分の手元に置いて、守るためでした。
まとめ
小紫=日和という、衝撃のカミングアウトや傳ジロー=居眠り狂四郎など、ワノ国編は驚きの連続です。小紫という存在が居眠り狂四郎に切り捨てられた今、どのようにストーリーに関わってくるのか、今後が楽しみです。