『ゴールデンカムイ』の元ネタを探してみよう【こだわり満載】

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アニメの第3期も放映され、原作マンガともに絶好調な『ゴールデンカムイ』には、人物だけでなく扉絵や設定など様々な部分に元ネタが仕込まれています。
よく見ないとわからないものから、ひと目でわかるものまで、元ネタの組み込まれ方は様々。
また、公式に発表されていない元ネタもあることから、多くのファンから様々な憶測も飛び交っており、元ネタ探しを楽しんでいるファンもいるほど。
物語本編もさることながら、別の角度から『ゴールデンカムイ』を楽しんでみるのも面白いかもしれません。
今回は人気作品『ゴールデンカムイ』のこだわり満載の元ネタを扉絵や人物・設定とピックアップして紹介します。

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『ゴールデンカムイ』について

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『ゴールデンカムイ』は野田サトル先生により2014年から連載がスタートした、アイヌの金塊を巡るサバイバルバトル作品です。

話が進むにつれて北海道周辺やアイヌ風俗だけでなく、ロシア革命などの歴史ロマンもふんだんに盛り込まれ、読みごたえある作品に仕上がっています。

作者のこだわりが光る!『ゴールデンカムイ』の元ネタを厳選紹介

アイヌ文化で読み解く「ゴールデンカムイ」 (集英社新書)

『ゴールデンカムイ』では野田サトル先生のこだわりなのか、アニメ・ドラマ・映画のワンシーンや絵画や実際の人物をモデルにしたキャラクターなどの「元ネタ」がたくさん散りばめられています。

登場人物や設定だけでなく、扉絵やキャラクターのポージングにも見られることから、ファンも元ネタ探しを展開しているのです。

ここからは、『ゴールデンカムイ』を読んだり観たりする時間をより楽しめる、作者のこだわり満載の元ネタをいくつかピックアップして紹介します。

『ゴールデンカムイ』の核!刺青

『ゴールデンカムイ』の話の核といっても過言ではない刺青人皮は、海外ドラマ『プリズンブレイク』が元ネタになっているとされています。

実際に『プリズンブレイク』内に登場人物の中には、刑務所の地図を刺青にしている人物が登場しています。

『ゴールデンカムイ』ではアイヌの金塊が隠し場所を示す地図を刺青人皮で示しているとし、主人公たちは刺青人皮を巡って複数の派閥に分かれて争奪戦をしています。

このことからも、『プリズンブレイク』がモデルになっているといっても間違いないでしょう。

『ゴールデンカムイ』で元ネタになっている絵画がある

マンガ『ゴールデンカムイ』の扉絵では、絵画のポージングを真似たものがいくつか登場します。

例えば、マンガ『ゴールデンカムイ』9巻81話にあしらわれた見開きのひとコマでは、レオナルド・ダ・ヴィンチの絵画『最後の晩餐』が元ネタです。

杉元・土方チームが『最後の晩餐』のように食卓を囲んでいます。

『最後の晩餐』は、12使徒の中の1人がキリストを裏切ると予言した時の情景です。

『最後の晩餐』の情景を思い浮かべながら配置されたキャラクターを見てみると、大変興味深いことが発覚しますので、気になる方はぜひ元ネタとなった『最後の晩餐』と『ゴールデンカムイ』の扉絵を比較してみてはいかがでしょうか。

また、他にも以下の絵画が扉絵の元ネタではないかとSNS上でも話題になっていたりなど、絵画が元ネタの話題が絶えませんので気になる方は参考にしてみてください。

・11巻107話『天使の歌』 第七師団で赤ちゃんを囲む

・7巻61話 『成金栄華時代』 白石が一円札を燃やす

『ゴールデンカムイ』話題のキャラクターたちの元ネタになった人物

新月の夜に

『ゴールデンカムイ』では、扉絵や重要なアイテムだけでなく、キャラクターそのものに元ネタがいるのではないかと言われています。

作者自身が発表している人物から、ファンの予想まで多くあるため、キャラクターひとりひとりをより深く理解できる作品だといえるでしょう。

この項目では、『ゴールデンカムイ』に登場する主人公・杉元佐一をはじめ、今話題のキャラクターたちも含めた元ネタ事情を紹介します。

これから『ゴールデンカムイ』に触れる方も、元ネタのことを知らずに作品を楽しんでいた方も、この機会にぜひ参考にしてみてください。

杉元佐一の元ネタ

ゴールデンカムイ 1 (ヤングジャンプコミックスDIGITAL)

杉元佐一の元ネタになった人物は2名いるようです。

杉元佐一という名前は、実際に日露戦争に出征した作者の曾祖父から借りていると作者本人が明かしています。

人物像については、かつて人型決戦へ行きの異名を持つ舩坂弘(ふなさかひろし)軍曹がモデルなのではないか、といわれています。

ただし、別のインタビューでは、日露戦争時代に屯田兵だった曾祖父の話を描きたいと考えていたとも話をしていることから、杉元は少なからず作者の曾祖父をイメージして描いているかもしれませんね。

白石由竹

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杉元の相棒的存在になった白石由竹は、網走監獄を脱獄し、昭和の脱獄王と呼ばれた白鳥由栄(しらとり よしえ)がモデルです。

作者である野田サトルさんも、白石のモデルを白鳥由栄だと明かしただけでなく、実際に網走監獄で展示されている白鳥由栄の脱獄を再現した人形を含め見学をされているとのこと。

鶴見中尉

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『ゴールデンカムイ』内では、自身の境遇から北海道をわが物にしようとアイヌの金塊を狙う鶴見中尉は、2人のモデルがいるようです。

ひとりは、実際に第七師団を結成した須見新一郎(すみそういちろう)聯(そう)隊長だといわれています。

鶴見中尉のバイタリティや知略がそっくりだという声もあることから、間違いないのではないでしょうか。

もうひとりは、日本で3門しか無かったといわれるガトリング砲を2門購入したといわれる長岡藩の河井継之助(かわいつぐのすけ)

鶴見中尉は当時最新の銃も所持する銃コレクションというという顔から、河井継之助も元ネタのひとりとして取り入れられていても不思議ではないでしょう。

関谷輪一郎

19人目の刺青脱獄囚として登場し、頭脳派で家畜獣医という顔を持つ関谷輪一郎(せきやわいちろう)も元ネタになっている人物が注目されています。

毒に関する殺人で有名なグレアム・ヤングという声が見受けられる一方で、ファンの中には埼玉愛犬家連続殺人事件の犯人だという説を唱えている方もいます。

ソフィア・ゴールデンハンド

アシㇼパの父ウイルクとキロランケとともにロシア革命に参加したソフィア。

ロシア貴族の出身で義賊という経歴や名前から、2人のソフィアという女性がモデルではないかとされています。

ソフィアの元ネタとされている人物は、実際のロシア革命の首謀者であるソフィア・ペロフスカヤ、義賊という経歴は実際にロシアで泥棒の女王と呼ばれたソーニャ・ゴールデンハンド(ソフィア・ブリュヴシュテイン)が元ネタなのではないか、というものです。

岩息舞治

コミックス『ゴールデンカムイ』15巻に登場し、マッチョだけど目がキラキラなドMというキャラクター性に驚いた方もいるのではないでしょうか。

刺青囚人のひとりとして登場した岩息舞治(がんそくまいはる)は、集団で殴り合うスチェンスカという競技で屈強な男と戦うことで自己表現をするキャラクターです。

インパクトのある岩息舞治のモデルは、反抗的な態度と意味不明な暴力で刑務所をたらいまわしにされ、現在も服役中の囚人チャールズ・ブロンソン(本名:マイケル・ピーターソン)だとされています。

【まとめ】パロディの元ネタを知るともっと『ゴールデンカムイ』を楽しめる

ゴールデンカムイ 10 (ヤングジャンプコミックスDIGITAL)

今回紹介した以外でも『ゴールデンカムイ』内では世界各国に及ぶ元ネタがふんだんに仕込まれています。

人物はもちろん絵画や歴史的背景にも元ネタがありますので、作品の展開を楽しみつつ、元ネタ探しも同時に楽しんでみてはいかがでしょうか。

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