【東京喰種】人間社会に紛れ込んでいる喰種。東京喰種のストーリーについてご紹介

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東京喰種とは週刊ヤングジャンプにて7年間連載していた人気作品です。人間社会に紛れて生きる喰種のストーリーについてご紹介していきます。

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東京喰種について

東京喰種とは、2011年41号より連載開始となり、石田スイ氏による現代の東京を舞台とした、人の姿をしながら人肉を喰らって生きる正体不明の怪人「喰種(グール)」をテーマとした作品です。

内容はダークファンタジーであり過激な描写があるものの発行部数は4700万部を超える人気作品となっています。

喰種とは

東京喰種トーキョーグール リマスター版 1 (ヤングジャンプコミックスDIGITAL)

見た目は人間と全く変わりませんが、水やコーヒーを除けば基本的に摂食できるのは人肉のみに限定された怪物であり、1度の摂食で数週間から1か月程度の活動が出来ます。

1ヶ月程度は何も食べなくても支障はありませんが、長期間摂取しないで飢餓状態に陥ると激しい頭痛や幻覚、判断力の低下など薬物禁断症状に似た状態になり、相手が自分の友人や肉親であっても捕食することを躊躇しなくなるほど人肉を欲して暴走してしまい、この苦痛を地獄のような苦しみと表現しています。

人間が食べる食物も口に含むだけなら可能ですが、人間と違って消化したり吸収することは出来ず、喰種の感覚ではその場で吐きたくなるほどで無理に摂食すれば体調悪化等の不調が発生します。人間社会に溶け込む喰種は、人間の食べ物を美味しそうに食べる振りを習得するなど努力をしています。

喰種には人間の4〜7倍の筋力があるとされ、軽い傷であれば一瞬、骨折したり内臓を潰されても治癒出来る強靭な再生力があり、銃弾や刃物などでは全く傷が付かないほど耐久性にも優れています。また、感覚器官も非常に優れており、遠方から近づく人物の体臭を嗅ぎ分けたり、雑踏の中から足音を聞き分けることも出来ます。

反社会的な食性から公的に人間の敵であると駆逐対象とされており、喰種対策局と呼ばれる専門の行政機関が設立されています。

捕食もしくは交戦時には赫眼と呼ばれる眼球を赤く変化させた状態になり、身体から赫子と呼ばれるRc細胞によって構成され、硬化と軟化を繰り返しながら自在に動く喰種の身体より発生する捕食器官が発現するため人間と見分けやすくなり、喰種対策法においても以上の確認を以て対象を喰種と判断する旨を定めています。

赫子は血液のように流れ、歯よりも頑丈な特性から、捜査官からは液状の筋肉と例えられることもあり、強力な喰種ほど多く発生させます。

東京喰種では、読書好きでごく普通の大学生であった金木研が喫茶店あんていくにて神代利世と出会い、喰種の本性を現したリゼに襲われ、直後の事故により医師・嘉納明博の手によって喰種であるリゼの臓器が無断で移植されたことから自身の体が喰種に近づいていき、人間と喰種の両方の世界でどう生きていくのか悩み苦悩しながら物語が始まりました。

東京喰種re

東京喰種トーキョーグール:re 1 (ヤングジャンプコミックスDIGITAL)

2014年46号から東京喰種の続編である東京喰種reが連載開始となりました。

東京喰種の最後の戦いで、何も出来ないのは嫌だからと単身で助けに向かった金木研もCCG最強と謳われる有馬貴将に敗北してしまい、記憶を失いCCGに保護されました。20区あんていく襲撃の隻眼の梟討伐戦からしばらく経ち、金木研に瓜二つの青年・喰種捜査官の佐々木琲世が真戸暁の下に来てから2年となり、ハイセは一等捜査官、アキラは上等捜査官に昇進しました。

CCGでは有馬貴将を超える捜査官を作るという目的から、喰種の能力を持ったQ’s(クインクス)計画が始まり、ハイセは実験体集団Q’sの指導者に任命されます。チーム意識も低く単独行動が目立つ彼らに振り回されて業績も上がらず、ハイセはCCGで肩身の狭い思いをしていました。

撃退した喰種の赫子をベースに作られる喰種捜査官が使用する喰種殲滅用武器を「クインケ」と呼んでおり、Q’sとはクインケを体に内蔵した兵士のことです。

Q’s施術を受け体にクインケを内蔵することで、クインケでは形状変化出来ない短所をカバーし、喰種の持つ高い身体能力を手に入れたハイブリッドとなります。見た目は半喰種のようですが、喰種とは違い普通に食事を取ることも出来ます。

ハイセは一定の数値を超えると喰種と判断されるRc値が一般人の6倍以上あるため、戦闘中に赫子を発現し暴走状態になった場合はSSレート喰種として駆逐対象となってしまいます。

また、ハイセは赫子を発現させると片目だけ赤くなる赫眼の状態になり、戦い続けると以前の好戦的な自分が知らずのうちに現れて言動や性格が別人のように激しくなります。

2018年31号にて完結

東京喰種トーキョーグール:re 16 (ヤングジャンプコミックスDIGITAL)

7年間連載していた東京喰種が2018年ついに完結しました。

CCGの奇襲により窮地へと追い詰められた地下24区のアジトの皆んなを守るため、金木は全てを喰らい尽くし竜のような姿へと変貌し、旧田の思惑通りに地上は悪夢のような光景へと変わります。

その後、ヒデの働きによって東京と金木を救うため、喰種とCCGは一時休戦して手を組むことに。竜の中から救い出された金木ですが、地上ではROSの発症により人類総喰種化が進んでいき、救い出す方法は毒の根源を断つしかないとアヤトと毒の根源である卵管へと向かいます。

同じ頃、CCGと喰種を総潰しに襲ってきたVやピエロに属する喰種たち、地下の深部で旧多と遭遇した金木、それぞれが抱える思いをぶつけ合い最終決戦が始まりました。

最終話では6年後の東京やCCG、金木たちがどのように過ごしているかについて描かれました。

 

東京喰種・東京喰種reに登場するキャラクター

物語に登場するキャラクターを紹介していきます。

<喰種>

喰種は人間とは異なる独自の社会を作り上げており、CCGの活動情報を掴んだり好戦的な集まりだったりと様々な目的で組織を形成しています。

金木研=佐々木琲世

東京喰種トーキョーグール リマスター版 7 (ヤングジャンプコミックスDIGITAL)

読書好きでミステリー作家の高槻泉の大ファンのごく普通の大学生の主人公。喫茶店あんていくにて神代利世と出会い、ほのかに恋心を持って接していましたが本性を現したリゼに捕食されかけ瀕死の重傷を負うものの、リゼの頭上に鉄骨が落下してきた事故により搬送された病院でリゼの臓器を移植されます。

一命を取り留めたものの喰種の臓器を移植された結果、体は半喰種となり、喰種の世界に関わってゆくことになります。味覚の変化に戸惑いを感じ、最終的に自身も人肉を食べなければ生きていけないことに苦悩しますが、喰種である芳村に救われ、あんていくで働くこととなります。

人間と喰種の両方で生きることへの苦悩を持ちつつ自らの生き方を模索していきますが、アオギリの樹に拉致され喰種ヤモリの拷問を機にリゼの幻覚と会話し、今まで忌避していた喰種の本質を受け入れ、大切な人々を守るために戦う道を選びます。

半喰種であるため食性や身体能力は他の喰種と同じですが赫眼は左目だけに現れ、亜門からは眼帯の喰種と呼ばれています。

元々の性格は内向的かつ温厚で、母の影響で自己犠牲を尊ぶ受け身な考え方を持っていましたが、アオギリの件を経て敵には容赦しない冷徹かつ攻撃的な一面を持つようになり、喰種としての強さを求めて共喰いをするようになります。

一時あんていくから離れるものの、自身の疑問から芳村と会話し彼の過去を知り、自分の間違いに気づいた為あんていくの元に戻る決意をしますが、CCGによる隻眼の梟討伐作戦が決行されることを知ります。

救援のため単身であんていくへ向かい円児とカヤ達の窮地を助けますが、途中で亜門と遭遇します。彼のクインケを破壊し追い詰め、無意識に半赫者の力を解放し亜門の右腕を切断したものの、彼のクインケの直撃を受けて自身も再生が追いつかないほどの深手を負い地下道で逃げ込みます。

極度の飢餓状態に陥り錯乱してしまうが、ヒデと再会を果たし、自身が喰種となったことを前から気づいていたと激励を受け、ヒデは喰種の金木を受け入れます。

その後ルートV14にて数十体の喰種を全滅させたCCG最強と謳われる有馬と遭遇し、有馬のクインケを破壊し頬に傷を負わせるほどの奮戦を見せますが、有馬に圧倒された末に両眼を貫かれて駆逐され、生死不明だったが記憶を失いCCGに保護されたことが判明します。

梟討伐戦からしばらく経過した後、金木は以前の記憶を失ったまま喰種捜査官の佐々木琲世となってQ’sの指導者として奮闘していました。喰種と対峙している中で以前の自分を知るオロチやヒナミと出会い、オウルとの戦闘時に助けに入り抵抗なく捕まったヒナミが慕っているお兄ちゃんである金木研との繋がりや自身のルーツ、隻眼の喰種について調べ始め、自分が金木研であることを悟ります。

その後は流島上陸作戦には参加せず、コクリアで処分が決定していたヒナミを救出することを決意し、旧多を退けた後に四方と有馬の戦闘に介入しますが、トーカたちを逃がし自身が有馬と戦って死ぬことを目的に戦うことは覚悟の甘さだと指摘され追い詰められます。

窮地を脱したが、白日庭出身者の有馬の秘密を聞いた後に有馬の自死を看取り感謝を告げる金木。有馬とエトの真の目的を知り、彼らが築き上げてきた王座を受け継いで自らを隻眼の王と名乗ります。

その後、流島から脱出した喰種も合わせて「黒山羊(ゴート)」という名の組織を結成し、喰種と人が理解し合える世界を作ることを目指して行動を開始します。

時間が経つにつれて再会したトーカとは想いを通じ合わせていき、彼女が自身の子供を身籠ったことを告げられた際に結婚を申し込みました。

霧嶋董香

東京喰種トーキョーグール リマスター版 2 (ヤングジャンプコミックスDIGITAL)

あんていくでアルバイトをしており、ウサギのマスクをつけていることからCCGからはラビットと呼ばれる喰種。親友である人間である依子の手料理を度々口にしていることから体調を崩すことが多い。

男勝りな性格で無愛想な振る舞いも多いですが、ヒナミなど弱い立場の者を気遣う心優しさもあります。喰種らしく激情に駆られると人間を躊躇なく殺害するなど凶暴な一面を持っており、金木はこの行動を心配しています。

母親を有馬に殺され、父アラタは駆逐されクインケとなっており、同居していた弟のアヤトは音信不通となりアオギリの樹に属していることが判明しています。家族を失ったヒナミを引き取り一緒に暮らし始めますが、アオギリの騒乱の後に彼女は金木に付いていくことを選んだため1人暮らしに戻っています。

CCGによる梟討伐を目的としたあんていく襲撃をテレビで知り、トーカも単身で芳村らの救援に向かおうとするが四方に止められてしまい、討伐戦の後に取り壊されるあんていくを見ながら、金木がいつか帰ってくることを信じて、四方とともに20区を脱出しています。

東京喰種reでは四方と2人で芳村の意思を継いで、第2のあんていくであり金木のいつか帰ってくる場所として喫茶店「:re」を営んでおり、記憶を失ったままのハイセが店に訪れて邂逅しますが、彼に再び喰種側に戻って欲しいとは思っておらず、喰種と人間の間で苦悩してしまうよりハイセ自身の決断に任せる姿勢を見せていました。

トーカとは反対に強引にでもハイセを喰種側に引き戻そうと考える月山を非難するも、月山の心情には理解を示しており、後に月山家殲滅戦において、四方と共に月山と父の観母を救助して以降、旧あんていく組として行動を開始します。

忘れていた記憶を取り戻し社会的に追われる立場となった金木をはじめ、黒山羊の面々を「:re」に受け入れており、親を亡くした幼い喰種達の面倒も見るようになります。

再会した金木に対して自身の想いを告白したが、六月とオッガイの襲撃を受けて逃走し、逃げた先で金木と一夜を共にし男女の関係となり、後に金木の子を身籠ったことが判明します。地下24区に黒山羊のメンバーと移り住むと、身籠った子供を生かすために人間の食料を口にするようになります。

多くの負担を背負う金木に子供が出来たことを告げるべきかどうか悩みますが、彼との未来を選択し子供が出来たことを伝え結婚を申し込まれて受諾します。

CCGによる24区襲撃時は地下におり、お腹の中の子を庇いつつ鈴屋、阿原と交戦し大量の捜査官に阻まれるも駆けつけた金木が竜へと変わり果て、その姿に悲嘆するもヒデの登場により、喰種とCCG双方の協力を得て金木の身体を探索することになります。

探索中に六月や安浦の襲撃を受けるも瓜江らに助けられ金木の救出に成功し、ROSの発症により人類総喰種化が進んでいく東京を救い出すべく、竜の体内に調査へ向かった際は毒を受けた才子と共に金木の帰還を信じて待ち受けました。竜戦後は第1子の一花を産んでいます。

四方蓮示

トーカとアヤトの母親であるヒカリの実弟であり、彼らにとっては叔父にあたりますが、本人達は知らず芳村以外には教えていないようです。寡黙で無愛想だが誠実な人柄で周囲からの信頼も厚く、あんていくでは情報収集や自殺者の遺体集めといった任務を担当しています。

以前は敵対関係にあったウタやイトリとは4区で暮らしていた頃からの友人です。幼少期に姉を有馬に殺されており、ウタ達と彼に復讐しようとするが返り討ちにあってしまい、芳村に助けられたことで行動を共にするようになりました。

アオギリの樹の件以降、別行動を取っていた金木に隻眼の梟は芳村の子であることを示唆し、あんていく襲撃時には、トーカを悟して20区を脱出しています。

東京喰種reではトーカの兄を装いながら喫茶店「:re」を営んでおり、無愛想な性格ゆえ客が来ても挨拶しないことをトーカに咎められています。

月山家殲滅戦においてはトーカと共に月山と父の観母を救助し、アヤトとバンジョーらがヒナミ救出を目的にコクリア襲撃を敢行した際には、トーカと共に紛れ込んで参戦しました。

有馬と遭遇しトーカやアヤトと3人がかりで交戦するも圧倒され、トーカを庇って重傷を負うも2人を守るため捨て身で放った雷撃状の赫子で有馬のクインケを損傷させますが、窮地になったところ乱入してきた金木に助けられます。

コクリアからの脱出後、脱出の手助けをしてくれた0番隊の平子より有馬の真実を聞かされても簡単に割り切れず今までの恨みを捨てることが出来ずにいたが、互いが理解し合うためには全てを分かち合い共有することではないと言う平子との対話で自身が信じるものを選ぶことにします。

CCGによる24区地下襲撃の際は、六月と晋三平を返り討ちにしメンバーの逃走を助けたものの、竜の発現に際し地下の崩落に巻き込まれそうになったところイトリとウタに救出されます。その後、CCGと喰種の共同戦線を妨害するウタを止めに向かい彼と交戦します。

 

西尾 錦

金木と同じ大学に通う1学年上の先輩にあたる人間社会に上手く溶け込んでいる喰種の1人。

親代わりの姉が人間の恋人に裏切られて駆逐された経験から基本的に他人を信用しておらず、徹底的な個人主義を貫いており、神経質で攻撃的な性格で口の悪さが目立つものの本来は情に厚いところがあります。

自身が重傷を負って弱っていたところ、月山に拉致された人間の恋人である貴未を金木たちの協力のもと救出した以降は金木とも和解します。喰種である自分を受け入れてくれた貴未へのけじめとして、あんていくに勤務することになります。

あんていく襲撃時には、芳村らの救援に向かう金木と言葉を交わし月山と共に見送ります。討伐戦終結後は貴未と決別した様子。

東京喰種reでは、西尾錦としての身分を捨て嘉納を探すためにアオギリ狩りを行っていました。かなりの激戦を繰り返してきたのか、喰種としても相当の実力を付けており、蛇を模したマスクを被っていることからCCGからはオロチと呼ばれています。

あんていくのメンバーの元に西尾も戻り、金木が隻眼の王として立ち上げた黒山羊の一員としてピエロ撃退や大規模遠征に参加するようになります。また、竜戦に際し喰種とCCGの協力が決まった際には、喰種に精通する医師として大きく成長した貴未と再会することが出来ました。竜戦後は、新体制の中で貴未と共に喰種でも食べることが出来る食物の開発に勤しんでいる様子が伺えます。

芳村功善

あんていくの店長である初老の喰種でSSSレートと同等の実力を有し、ほぼ完全にその能力をコントロールしている数少ない赫者で我が子のために自身が隻眼の梟の姿を模して成り代わっていました。

普段は温厚で物腰の柔らかな人物であり、半喰種化して思い悩む金木に人間と喰種の2つの世界に居場所を持てる唯一人の存在であると励まし、自分たちをもっと知ってもらう為にあんていくの仲間として迎え入れます。

以前は功善という名で孤独感に苛まれながらも実力を買われ、Ⅴ専属の掃除屋として人間や同族すらも屠ってきた極めて強大な喰種でしたが、人間の女性である憂那と出会ったことから変わり始めます。自身の正体を知りながらも憂那と愛を育み、彼女との死別を経て、人間と喰種の共存について考え始めるようになります。

現在のあんていくという店の名は、憂那と出会った喫茶店から取っています。隻眼の梟の正体が我が子であることを確信していることから、11区アオギリ戦ではCCGから庇うために自らその姿を模し、隻眼の梟に成り代わっていましたが、篠原と黒磐は10年前に対峙した隻眼の梟と今回のアオギリ戦とではマスクの形や体躯が微妙に異なることから隻眼の梟とは別個体であることを看破されています。

怪我人は大勢いたが死人は出なかったことから一部の捜査官からは不殺の梟と区別されて呼称されています。あんていく襲撃を聞きつけた金木の警告以前にCCGがあんていく周辺を嗅ぎまわっていることを既に察しており、四方にはトーカをはじめ他の従業員には戦いには参加させず20区から連れ出して欲しいと依頼をし、あんていく襲撃の際には古間、カヤらと共にCCGを迎え撃つ決意をして待ち構えていました。

赫者としての圧倒的な力で捜査官達を倒していきますが、次第に疲弊し致命傷を受け敗北したかと思われた直後に現れた隻眼の梟によって嘉納の元へ連れ去られてしまいます。

連れ去られた後は生存は不明ですが、かつてのリゼと同じように赫包の培養器の中に入れられ、喰種捜査官を実験体とした半喰種化施術のドナーにされ、彼の赫包を元に生み出された半喰種はヨシムラベースと呼ばれ、オークション掃討戦においては唯一の成功体であるオウルが投入され多大な被害がもたらされました。

また、ヨシムラベースの失敗作フロッピーとなってしまった亜門鋼太郎は後に復活を遂げています。

笛口雛実

東京喰種トーキョーグール リマスター版 3 (ヤングジャンプコミックスDIGITAL)

父親をCCGに殺されており母親と共にあんていくから食料を受け取る生活をしており、学校には通っていないため文字の読み書きなどは金木に教えてもらっていました。

行方を追っていたCCGに母親も殺害されてしまいましたが、憎しみよりも寂しさを強く感じる心優しい性格をしており、戦いには不向きですが両親の赫子の優れた部分を受け継いだ2種持ちの喰種としての力を持っており、腕力や身体能力は突出していない代わりに五感が鋭く、特に聴覚と嗅覚に優れています。

アオギリの騒乱ではカネキの居場所を聞き当て、カネキと行動を共にしてからは敵の進行方向や速度を把握、指示を出して敵を囲い込む参謀役に就くこともあります。

東京喰種reでは金木が失踪してしまった為、高槻泉から渡された名刺を頼りにアオギリの樹の一員として行動し、大人びた雰囲気を持つ女性に成長しました。アオギリ内ではヨツメと呼ばれており、ずば抜けた知覚能力を活かして情報収集を行っています。

オークション掃討戦では構成員を統率しながらCCGの動向を把握し脱出の手筈を整えていたが、オウルに圧倒されているハイセの悲鳴を聞いて記憶を失った金木であると確信し、お兄ちゃんを救うために任務を放棄してオウルと対峙しました。

有馬と遭遇したことで死を覚悟するも、ハイセが彼女を追い詰めたのは自分であるとして所有権を主張したことによりコクリアに収監され、収監後も捜査に対して協力的な姿勢を見せハイセと交流を持っていたが、月山家殲滅戦後はCCGとしても彼女から目ぼしい情報を得られなくなったため廃棄処分が決定してしまいます。

廃棄を待つ日々を送っていましたが、金木により独房から解放され、エトの助力を経てトーカらと共に脱出しました。その後、流島から救出されたアキラと対面し、互いに仇のような関係であったが和解します。

CCGによる24区襲撃を受けた際は、トーカ達を守り交戦しますが、鈴屋と阿原の連携の前に重症を負ってしまい、間一髪のところで金木が駆けつけ死を免れます。

古間円児

あんていくの男性従業員で気さくな性格ですが、猿面を付けた喰種集団のリーダー魔猿(まえん)として各区の捜査官を殺しまわっていたSSレートの喰種という過去を持っており、特等捜査官とも互角に戦うことができる強力な喰種。

あんていく襲撃の際には自らが犯した罪を償う為、カヤと共にあんていくにて待ち構えており、かつての仲間たちと共に捜査官たちを次々と倒しました。重傷を負い殺されかけるも後から駆けつけた金木により救出され、カヤと共にルートV14へと退避します。

東京喰種reでは再び店員としてカヤ、トーカやヨモ達と共におりました。その後24区襲撃時に連絡隊としてカヤ達と共に待機していたところ何者かにに襲われたらしい描写があり生死不明となっていたが、嘉納による自立式人型クインケ(シュピールドーゼ)として操り人形と化していたことが明らかとなり、同じくオルゴールと化したカヤと仲間と共にCCG、黒山羊の共同戦線を襲撃してしまいます。

竜戦の中でVらと共に倒され、四方達に詫びの言葉を残して死亡します。

入見カヤ

あんていくの女性従業員でブラックドーベルという喰種集団の首領で黒狗(くろいぬ)と呼ばれており、鉢川の上司や同期を殺害したことから因縁の相手であるらしく、特等捜査官とも互角に戦うことが出来る強力なSSレートの喰種。

優れた探索能力を備えており、遠隔地の建物内の様子も足音や律動、内部の反響などを聞き分けて正確に把握することができ、ヒナミも彼女から探索能力の使い方に付いて教わっていました。

あんていく襲撃時には、古間と同様に自らが犯した罪を償うために、黒狗時代の仲間たちと共に捜査官たちを次々と倒します。因縁の相手である鉢川率いる第三隊と交戦するも、戦闘中に逃げ遅れた老婆を庇って負傷し、温存していた羽赫を用いて奮戦するも、平子らの連携に追い詰められ敗北となりますが、直後に金木に救出されルートV14での合流を約束し別れました。

東京喰種reにて古間と同タイミングで再び姿を見せ、部下の奮戦によりルートV14から離脱出来たこと、遅れて到着した金木が有馬との死闘中に20区からの脱出に成功し、生存していたと明かしています。

24区襲撃時には黒山羊の食料班と待機者の連絡隊として23区と郊外の狭間で古間らと共に待機していたところ何者かに襲われ生死不明となっていたが、竜戦にてブラックドーベルを率い古間と共にCCGと黒山羊を襲撃してしまいます。嘉納の手により自律式人型クインケに改造されており、竜戦の中で芥子やVらと共に倒されて仲間の腕の中で今度こそ完全に心安らかに死亡しました。

月山習

東京喰種トーキョーグール リマスター版 4 (ヤングジャンプコミックスDIGITAL)

ただ喰べるというわけでなく人間の食べ方にもこだわりや趣味嗜好が強くCCGからは美食家(グルメ)と呼称されている喰種。愛用のマスクは三日月を模しており、外見はモデルのような端正な美形でファッションなどのコーディネートも好んでおり、言葉の端々にフランス語や英語を混ぜることが多いです。

美食家の名の通り自らが美味を味わうためならどのような行動も厭わない性格であり、ナルシストの一面もあるため普段は気取った言い回しをしていますが、感情的な部分も強く、感情が昂ると激情に任せて行動してしまいますが、認めた相手には敬意を払っており、独特な性格と行動に惹かれる者も少なくないです。

実力は他の喰種や捜査官にも一目置かれている故に駆逐対象として捜査官を20区に引き寄せてしまうため、トーカからは20区の厄介モンと言われています。リゼとは旧知の仲であったが、食に関するこだわりの行き違いから決別しています。

喰種レストランの会員でもあり、レストランではMMと呼ばれています。喰種でありながら人の匂いを色濃く醸している金木に興味を示し、彼を騙して喰種レストランで会員たちと共に喰らおうとしたが、彼が隻眼の喰種である事を知ると、独占欲が勝ち解体屋のタロちゃんを身代わりにして金木を助け出しています。

その後、ニシキの恋人である貴未を人質に取り金木を捕食しようとしたが、金木とトーカ、ニシキを相手に戦う羽目となり、トーカに右腕を切断され敗北して致命傷を負ったものの、トーカに言われた通り自らの血肉を喰らうことで辛うじて生存しました。

金木がアオギリに拉致された際には、芳村との利害の一致により協力関係を結んでアオギリのアジトに潜入し、救出後にはあんていくから離れて活動する金木を積極的にサポートする側になります。自身の振る舞い故に長いこと信用されていなかったが、あんていくに戻ることを決意した金木は仲間として認められており、金木を仲間や友人として大切に思うようになっていました。

梟討伐戦にて、芳村らを単身で助けに行こうとする金木を赫子を用いて全力で止めようとするも、以前とは比べ物にならない程に力を付けた金木に敵わず敗北し、号泣しながら行かないで欲しいと懇願したが謝罪と止めに来てくれたことへの感謝の言葉をかけられ見送りました。

東京喰種reでは金木の死のショックで精神を病んでしまい、美食家らしからぬ無差別かつ大量の悪食を繰り返していました。

彼のために月山家は人間の大量誘拐を実行し、CCGの本格的捜査の的となってしまいます。カナエや掘ちえの尽力により金木の生存を知り月山の症状は劇的に回復し、金木の記憶を取り戻したいと活動し始め、ハイセとの接触を図ります。

月山家駆逐作戦では事前に屋敷から逃がされて逃亡した先でハイセと遭遇するが、観母や松前ら使用人が自分を生かすため立ち向かっていく姿に、あんていくの仲間を守ろうとした芳村や彼らを救おうとした金木の姿を思い出し、ようやく気持ちを理解します。

記憶を断片的に取り戻したハイセによって攻撃のパターンを読まれ敗北し、救出に来たカナエ共々覚醒した金木には勝てず、カナエの命を賭した行動により死を免れます。

満身創痍の状態で駆逐されそうになりますが、突如現れたトーカ達によって救助され、観母との再会を果たし、月山家当主としての自覚が芽生え、自信の行動にも表れていきます。金木が黒山羊を組織して以降は彼の右腕となり剣として忠節を尽くしました。

金木が旧多の策略により竜となってしまった時には、自分が止めていればと激しく後悔するも、イトリの煽りによって金木が喰種の復讐のために戦ってくれていると黒山羊配下の喰種たちが騒ぎ立てた際には「黙れぇ!!」と怒声をもって否定します。

涙を流しながら、金木がどれほど人間と喰種を想っていたかを語り、純粋に彼の幸せを願うなど、彼の未来を守ろうとしました。竜戦後には月山家当主と同時に金木に代わり黒山羊の後継組織である共同戦線の喰種側の代表につき、金木とトーカの娘である一花を自分の娘同然に溺愛しています。

神代利世

東京喰種トーキョーグール リマスター版 5 (ヤングジャンプコミックスDIGITAL)

金木が喰種の世界に足を踏み入れる原因を作った張本人で和修家の喰種。旧多の手でVから逃走したが、行き倒れていた所を鯱こと神代叉栄に拾われ、神代利世を名乗るようになります。

趣味は読書でお淑やかで理知的に振る舞う女性を演じており、本性は奔放かつ貪欲で無差別に人を襲って食欲を満たしているためCCGからは大喰いと呼ばれ、他の喰種からも恐れられ、彼女の持つ赫子は鱗赫の中でも非常に強力なタイプであり、彼女の赫包を移植された半喰種はいずれも高い実力を持っています。

彼女の無分別な捕食が原因で以前暮らしていた11区にCCGの本格介入を招いてしまうも、20区に移り住んだ後も行いを改めることはなく厄介者扱いされていました。

金木を襲った際に工事現場にて落下してきた鉄骨が自身を直撃し死亡したとされていましたが、搬送された病院で赫包を摘出され移植された金木は半喰種となっており、リゼの赫包を基に生み出された半喰種はリゼベースと呼ばれています。

死亡したとされていたが嘉納のラボで半喰種生成の為の赫包培養器として扱われており、事の発端である事故とされていた鉄骨落下も仕組んだのは旧多であったことが後に判明し、金木は不運にも巻き込まれたに過ぎなかった。

東京喰種reでは、旧多に協力している嘉納の元で赫包培養器に囚われており、大量に作られたオッガイは彼女の赫包がベースとなっていました。24区のアジト襲撃時には旧多の思惑通りに金木がオッガイと共に核を取り込んだことで巨大赫子となり、竜として復活を果たしますが旧多を下した金木によって命を断たれました。

エト=高槻泉

全身に包帯を巻いた外見の小柄な女性であり、正体はCCGから最高レートであるSSS級駆逐対象に位置づけられ最も恐れられている「隻眼の梟」と呼ばれている喰種で功善と憂那の間に生まれた半喰種であり、本名は「芳村愛支(よしむらえと)」。

憂那の手帳を託されていたため、功善やVを始め和修の情報を把握していましたが、自身は母が組織の情報を得るため功善に近づき、その余剰として生まれた存在に過ぎないと考えていたため世界を強く憎んでいました。

10年前に徒党を組んでCCGの支局を度々襲撃した際に有馬に敗北し、この世界をめちゃくちゃに直してやることが目的と語ったことから彼の賛同を得て、有馬貴将及び彼を超える者を「隻眼の王」とするアオギリの樹を結成し、喰種たちの希望を創るための活動をします。

エトの小説家としての姿が高槻泉(たかつきせん)であり、気さくな性格でサービス精神旺盛な女性で、金木曰く綺麗な女の人であり、作品ではなく本人が好きというファンもいるほどの有名人です。

金木と共にサイン会に来たヒナミを「ちゃんヒナ」と呼んで気にかけており、喫茶店で再会した際はアドバイスを送るとともに連絡先を教え、後にヒナミのアオギリ入りのきっかけとなります。

20区隻眼の梟討伐戦の際には父である芳村の敗北後に突如出現し奇襲を仕掛け、特等捜査官らをほぼ全員戦闘不能に追い込みます。増援として現れた有馬との戦闘では負傷するも、撤退間際に芳村を飲み込んで嘉納の下へと連れ去り、リゼに代わる新たな半喰種化実験のドナーとして提供していました。

東京喰種reではオークション掃討戦直前から登場し嘉納の提案を受けてオークション会場にオウルを投入しハイセやQ’s班と引き合わせています。ハイセに因縁を持つカナエに目をつけて接触し、彼女に自身の赫子を埋め込んで洗脳した上でルナ・エクリプスビルに投入して自らも参戦します。

覚醒した金木と激戦を繰り広げるも、金木の圧倒的な赫者状態からエト本体を引き剥がされた結果、身体を両断されてビルから転落するも逃走に成功し生存していますが、ハイセによって喰種容疑がかけられます。

エトとしてアオギリで演説をしたのちに、高槻泉のマネージャーである塩野が事情聴取で話した情報で喰種である決定的な証拠を吐露し可能性が濃厚になったためCCGに身柄を拘束されます。抵抗する様子を見せなかったものの、会見を開いて自ら喰種であることを明かし、最新作「王のビレイグ」を発表し、世間に和修家への不信感を植え付け喰種擁護の運動を促しました。

後に塩野が旧多によって殺害され、自身の食料に加工されたことを悟った際には相当の情があったようで落胆するが、「塩野は無駄にしねえ」と彼の肉を喰らい珍しく怒りを露にしています。コクリア防衛戦ではトーカたちの救援に現れると同時にVの面々を蹂躙し、ヒナミらを助け旧多を追い詰めたと思ったがリゼの赫子を移植した旧多の逆襲により敗北し瀕死の重傷を負ってしまいます。

その後、金木と遭遇し、有馬と共に築き上げていた真の目的と隻眼の王の王座をカネキに託して死亡しますが、その遺体はVの管理下に置かれ、ドナートの分身赫子を応用した能力で操作され、CCGと黒山羊の共同戦線本部の襲撃時に利用されてしまいます。

本体を攻撃されても止まらず、ドナートの死を受けて支配が消えた後に意識を取り戻し、芥子の片腕を切り落とすが、その後は完全に死亡しています。

ウタ

東京喰種トーキョーグール リマスター版 12 (ヤングジャンプコミックスDIGITAL)

4区でHySyArtMaskStudioという店を営んでいるマスク職人の男性で、ピアスにタトゥー、パンクファッションを好んでいます。外見とは裏腹に非常に穏やかでマイペースな性格。常に赫眼が発現しているため外出時はサングラスを着用しています。

かつては4区に集う喰種のリーダー格で四方と敵対していたこともあるノーフェイスと呼ばれる喰種。赫子のマスクを自在に形成する事ができ、相手の親しい人物の顔に擬態して相手の動揺を誘っています。アオギリ戦では潜入するために、あんていくのメンバーにアオギリ構成員のマスクとマントを用意し、自身もカネキ救出に参加しノロと交戦しました。

東京喰種reでは人間オークションのオークショニアとして登場し、平子との交戦では赫子を使用しないにもかかわらず終始優位に立ち、攻撃を食らっても即座に再生するなど戦闘能力、回復力共に非常に卓越している様子が描かれています。

X’masにハイセに対し眼帯のマスクを贈ったことにより、製造元を割り出したハイセと出会います。ピエロとしての存在が公にされた現在でもあんていくのメンバーとは変わらず交流があり、四方にピエロのボスの存在を仄めかしています。コクリア襲撃では紛れ込んでコクリア襲撃に参戦し、独房からドナートを解放しています。

CCGと黒山羊の共同戦線襲撃時には、純粋に四方と命をかけた闘いをすることが生き甲斐であることを明かし、彼が全力で戦わざるを得ない状況を作るために旧多に協力していました。

赫者として四方を圧倒するも、避雷針を利用した彼の渾身の一撃を食らって敗北するも、他人に迷惑をかけなければいつでも本気で相手をするという四方の発言を受けて和解し、その後の人生も彼と闘いを繰り返していたとされています。

アオギリの樹に所属する喰種

11区を中心として活動する、隻眼の王を首領とした大規模かつ非常に好戦的な喰種組織に所属している喰種です。

「霧嶋絢都」

トーカの弟で姉と同じウサギの黒マスクを使用していることからCCGからは黒ラビットと呼ばれている喰種。以前はトーカと共に生活していたが人間との関わり方への相違から決別してアオギリの樹に参加します。粗暴な面が目立つが根っからの悪人ではなく、戦闘でさりげなく姉を庇うなどトーカを守るために行動していたことを金木に見抜かれていました。

東京喰種reでは、アオギリ内で古参メンバーとして中間管理職的な役割を担うようになるが、オークション掃討戦で取り残されたヒナミがコクリアに収監された後に救出しようとアオギリに対する反発を強めていました。

金木と時を同じくしてコクリア破りを敢行しヒナミと再会し脱出を図るが、劣勢に追い込まれたところを0番隊とカネキの助力によって無事コクリアから脱出します。

その後は黒山羊に入り、竜による毒の調査と根絶のため、金木と共に調査班として竜の内部に潜入し、襲い掛かってきた落とし児たちを抑えるため、金木を単独で先へと向かわせます。竜の崩壊後、竜の体液に流されていた金木を連れ出し帰還します。

6年後には共同戦線の活動に従事しており、ヒナミとは郊外への買い物に付き合うなどよく共に行動している模様で、姪の一花のことを可愛がっているようです。

 

「ナキ」

コクリアに収容されていたSレートの喰種で、アオギリの樹のコクリア襲撃の際に脱走し、ヤモリの仇にあたるカネキを討つことを目的としていました。涙脆い性格でヤモリを兄貴と呼んで慕っており、コクリアに収容されていた理由も彼を庇ったためです。

高い実力を持つ反面で社会性や知識がかなり欠如しており、よく言葉の言い間違えや聞き間違えをし、字もほとんどまともに書けないが、仲間が危機に晒された際は身を挺して庇おうとする真っ直ぐな信念の持ち主でもあり、死んでいった仲間を想って悼み泣く姿は周りから好感をもたれています。

東京喰種reでもヤモリを慕うその姿勢は変わっておらず、金木から黒山羊の誘いを受け拒否するが、強いヤツが上に立つという13区の流儀で金木と交戦し、ヤモリの赫子が受け継がれている事を知り、協力することを認めました。

ピエロに所属する喰種

構成人数や活動区域、目的も一切不明なピエロマスクの喰種組織で、創始者がロマであることを本人以外は知りません。普段は団体行動を取らないが招集があれば無類の組織力を発揮します。金木が半喰種化するきっかけとなった旧田による鉄骨落下事故をはじめとした様々な事件の裏で暗躍しています。

メンバーはウタ、イトリ、ニコ、宗太(旧多)、ロマ、ドナート、などがおり、リーダーはクラウンと呼ばれ、創始者である初代クラウンがロマ、三代目がドナートとなっています。

「帆糸ロマ」

コクリアのSSレートの独房にジプシーという名で収監されていた喰種で、アオギリの樹によるコクリア襲撃の際にタタラからアオギリへの勧誘を受けたが拒絶して脱走しています。隻眼の梟討伐戦以降はピエロとして活動しています。

実の正体はピエロの創設者にしてSSSレートうろんの母であり、自身の強さから人生に退屈しており、状況を変え刺激を浴び続けるためにわざと捕まったり負傷するなどして快楽を追求し、平坦な毎日に対する退屈と華やかな人間社会に対する嫉妬からピエロを結成した。

 

「ドナート・ポルポラ」

CCGから神父と呼ばれるSSレートのロシア系喰種。幼少期の亜門の育ての親でもあり、カトリック系の孤児院を営んで預かった小児を好んで捕食していましたが亜門だけは喰わないでいました。

コクリア送りとなった後も面識の無い喰種ですら人物像を的確に分析する卓越した洞察力を持つことからCCGから捜査対象のプロファイラーとして生かされており度々情報提供を行っており、亜門やハイセには好意的に接していました。

東京喰種reではハイセに情報を提供し、以前の記憶の扉を開く鍵としてある喰種の存在を示唆しています。コクリア防衛戦ではウタにより独房から解放され、ピエロのボスである3代目クラウンとして活動し、竜戦ではエトの死体を操作してCCG、黒山羊に甚大な被害を与えるも覚悟を決めた亜門に殺されます。

死ぬ前に亜門からドナートを父親として愛していたことを涙ながらに告げられ、彼も事切れるまで泣きながら笑い続けました。

 

「イトリ」

14区でHelterSkelterというバーを営んでおり、広い情報網を持ち喰種の裏情報に通じています。ヨモやウタとは古くからの知人であり、人を中心とする世界に絶望しきっており、ピエロとして喰種の滅びの時代に立ち会おうと考えていました。

竜戦では遠隔視覚と飛行能力を併せ持った赫子でCCGや黒山羊の情報を収集し、ウタと四方の和解を見届けウタには四方が必要だと再確認しています。ウタに想いを寄せており彼と行動を共にしたが、最期までその想いを告げることはなかったかもしれないとされています。

 

<喰種対策局 CCG>

喰種対策法を背景に活動する国の行政機関であり、「Commission of Counter Ghoul」の頭文字を取って通称「CCG」と呼ばれています。主な活動内容は喰種の捜索および駆逐であるが、身寄りを失った児童の保護や教育も行っています。

有馬貴将

東京喰種トーキョーグール リマスター版 13 (ヤングジャンプコミックスDIGITAL)

白日庭出身者でアカデミーを経ずに特例で三等捜査官に就任してから異例の早さで特等捜査官まで昇進し、数多の逸話を持っている中でも二等捜査官時代に隻眼の梟を単独で撃退したこと、二階級特進を果たしたことで有名です。

両手で全く異なるクインケを自在に扱ったり装備の整わない状態でSSSレート喰種を圧倒するなど別次元とも言える戦闘能力を有することから「CCGの死神」と呼ばれており、彼が率いる有馬班に所属していた捜査官も皆高い能力を持っています。

少年期から捜査官として活躍している天才肌であるが、クインケを修理に出しており手元にあった傘で喰種を倒したなど本当かどうか信じ難い逸話も持っていることから、周りからは天然と評されていることもあります。

20区梟討伐戦で金木を殺さずに捕獲した張本人ですが、彼からは父親同然の存在として慕われており有馬もハイセを気にかけていた理由がありました。

東京喰種reで明らかになった正体とは、Vに所属する半人間にしてアオギリの樹首領である「隻眼の王」でした。Vの一員として他者から奪い続けるだけの自分の人生を内心嫌悪しており、エトと交戦した際に彼女の語った行動原理に共感し、自分を殺しうる実力を持つ隻眼の王を作るという目的のため協力関係を結んでいました。

0番隊の隊長としてコクリア防衛を担当し、コクリア破りを敢行したアヤト達を圧倒しますが、乱入したカネキとの戦闘でクインケの1つを完全に破壊されます。半赫者の力を解放した金木に対して一時は圧倒していましたが覚醒した金木の大量の赫子を用いたフェイントに掛かり、損傷したクインケでの応戦も無駄と分かると完全に対抗手段を無くし自身の敗北を認めます。

金木が自分を殺す意思がないことを悟ると、破損したクインケで首を切り裂いて自ら命を絶ち、自身を始めとする白日庭出身者の出自や和修家の正体を伝え、奪うだけだった自身も何かを残せたことやもう殺さずに済むことに安堵しながらカネキに看取られて生涯を終えました。

有馬の死は彼の遺志通りに隻眼の王たる金木に殺害されたものとして数多の喰種や捜査官の周知することとなりました。

鈴屋什造

東京喰種トーキョーグール:re 13 (ヤングジャンプコミックスDIGITAL)

初登場時は三等捜査官で篠原のパートナーでした。

幼少期に喰種のビッグマダムの飼い人としてサーカスの曲芸や解体屋を行って過ごしており、執拗な虐待をされて痛覚の鈍化はその影響で起こったものです。ビッグマダムから娘として扱われた上に、可愛いままでいてほしいと願う歪んだ愛情により男性器を潰されています。

天真爛漫な性格ですが、喰種の元で育ったため常識感とモラルが欠如しており、機嫌を損ねた相手に障害が残る傷害を躊躇せずに行う残忍な一面を持っていました。

20区隻眼の梟討伐戦では宇井と共に特等らの応援として参戦し、芳村に手傷を与えようとするが隙を突かれて右足を切断されてしまいます。本物の隻眼の梟によってパートナーであった篠原を弄ばれ、欠落していた感情と人間性を取り戻し、植物状態となってしまった篠原の前で再び捜査官として働くことを誓います。

東京喰種reでは白かった髪色も黒くなっており数多の賞を受勲した准特等捜査官として13区の班長を務めていました。ハイセやQ’sとの関係は良好であり、同い年の彼をフォローしたりと人間的に大きく成長しています。また、部下からの信頼は非常に篤く、班員は全て熱烈な志願により鈴屋班に所属しているようです。

失った右脚はナイフ型クインケを収納可能な義足で補っており、オークション掃討戦では鈴屋班員と共にビッグマダムと対峙し、自身の一撃で深手を負わせて最期を見届けました。

有馬亡き後の死神の名を引き継ぎ、篠原の治療維持のためSSS班を率いて24区を襲撃し、交流を深めた仲であった金木が相手でも大事なことには順番があるとして躊躇なく攻撃します。その後、竜の発現による喰種の協力要請に対し、丸手から自分の判断を下せという助言を受けて受諾し、彼の強い影響力が喰種とCCGとを結びつけました。

TSCでは保安活動の最有力部隊を率い、最高位「竜将」として東京の街を守り続け尊敬を集め、竜戦で再生医療が発達したため意識を取り戻した篠原と邂逅し涙を流しています。

亜門鋼太郎

東京喰種トーキョーグール:re 9 (ヤングジャンプコミックスDIGITAL)

アカデミーを首席で卒業したエリートで、喰種被害者や遺族を思って悲しみや怒りを露わにすることも多く、喰種の証拠を掴むために墓荒らしまでやってしまうほど正義感が強く、「この世界は間違っており、歪めているのは喰種」という考えを持っています。

出自は孤児であり、喰種のドナート・ポルポラの営む孤児院で生活していたが、彼の捕食現場を目撃したことで仲間達の末路や養父の正体を知ってもなお、何故かドナートは亜門を捕食せず手元に置き続けていました。

そのためドナートには複雑な感情を持っており、肌身離さず身に付けている十字架には孤児院暮らしの日々を忘れない自戒の意味を込めていましたが、後にドナートへの未練であったと自覚しています。

ラビットと交戦する真戸と合流する途中で金木と遭遇して戦闘不能に追いやられるも、人殺しにしないでくれと涙ながらに訴える彼に見逃されたことに衝撃を受け、喰種でありながら自分を見逃した彼に興味を持ち、幾度かの交戦を経て敵同士でありながら互いに信頼のようなものを感じていました。

20区隻眼の梟討伐戦では再び金木と対峙し、彼に致命傷を負わせるが自身も金木の一撃で右腕を失ってしまいます。金木は地下へと逃亡するが、自身の救援にきた滝澤たちの前に突如現れたタタラとノロの襲撃を受けて滝澤が左腕を喰われる様に激昂して立ち向かったが消息は不明となり死亡扱いとされます。

捜査官としての優れた素養から嘉納に目をつけられ、梟討伐戦後にアオギリに回収され、喰種化施術の素体とされていたが、半喰種化直後はオウル同様にRc細胞の増殖が見られるも10000を越えるRc値を記録し制御不能と判断した嘉納に廃棄された経緯が明かされています。

半喰種化施術の失敗作とされてはいるものの、元来の身体能力や耐久性も喰種化に伴って大幅に上昇しており、巨大な赫子の貫通を受けても戦闘に支障なく持ち堪えています。また、大量の共喰いを行っていたことから赫者としての発展度はオウル以上ですが、亜門自身の制御の及ぶものではなく完全な暴走状態に陥ってしまいます。

流島にてアキラを手にかけようとするオウルの前に現れ、阻止しようとするが一蹴され、直後に乱入した六月により駆逐寸前まで追い込まれたオウルをアキラが身を挺して庇った結果、六月の執拗な追撃により瀕死に追い込まれる様を目の当たりにして逆上し、アキラと共に戦線離脱させたオウルの逃走を幇助する為に自身は足止めとして残りQ’s班と交戦しました。

人殺しにしないで欲しいと願いQ’s班に駆逐されますが、作戦終結後にCCGによって半喰種の分析対象サンプルとして回収されて生存しており、研究員の手により解き放たれ、赫者のような形態となり、オウルとクロの2人がかりで暴走から元に戻ることが出来ました。その後、黒山羊アジトにて金木やアキラと再会し、アキラと共に黒山羊を離脱しました。

CCGと黒山羊の共同戦線を襲撃しに来た喰種集団ピエロのクラウンであるドナート・ポルポラを止めるために立ちはだかります。育ての父を殺す躊躇から決定的な攻撃が出来ずに不利に追い込まれている所、オウルの言葉で自身を育ててくれたドナートへの愛を自覚して撃破します。

「お前は喰種で大量殺人鬼で倫理の欠片もない最低の男だ…それでも…息子が父親を愛してなにが悪い」とドナートに対して涙を流しながら思いを伝え最後を看取りました。

 

真戸暁

両親が共に喰種捜査官であり、母の微を隻眼の梟に、父の呉緒をラビットとフエグチの手によりに殺されています。滝澤と同期でアカデミーを首席で卒業し、父の弟子であった亜門鋼太朗とコンビを組むことになります。

20区隻眼の梟討伐戦では滝澤や他の隊員らと共に喰種と交戦している最中に亜門の危機を察知するも現場から動くことは出来なかったが、同じく事態を察した滝澤が亜門の救援を目的に現場を離脱するも2人が戻って来ませんでした。

東京喰種reでは母性に飢えているハイセの人物像から優秀な女性捜査官が指導官として相応しいと判断した有馬から指導者として彼の教育を任されます。ハイセとは互いに信頼関係を築いており、エースとして期待を寄せる反面、彼の性格は優しすぎると評して厳しく叱責することもあります。

オークション掃討戦終盤においてオウルとなった滝澤を目撃し変貌に驚愕します。作戦終了後には特別功労者に認定され、亡き母と同じ准特等捜査官に就任します。

流島上陸作戦では突如現れたオウルと対峙するも亜門が乱入し、その戦いを静観していたが六月によってオウルが駆逐寸前まで追いやられるのを目の当たりにした際に身を挺して食い止めてしまいます。

喰種擁護が重罪であることは承知する中でオウルに対する想いを吐露し、六月の追撃により瀕死に追い込まれオウルに連れられて共に戦線離脱し、万丈の赫子による治療を受けるが傷は治癒したものの、治療に伴って体内で増殖したRc細胞への拒絶反応から容態は回復せず昏睡状態が続いていました。

アキラを助けるために金木たちがCCGのラボに潜入し奪取に成功したRc抑制剤を投与し、小倉らの外科的治療によって一命を取り留めて意識を取り戻しました。その後、父親の仇であったトーカやヒナミと和解するが、金木に戻ったハイセと分かり合えず亜門と共に黒山羊を離脱します。

金木が竜となって暴れた際には、ヒデから協力を申し出られ、共に喰種とCCGを結び付ける役割を果たし、父親の仇であったヒナミと連携を取って活躍しました。

篠原幸紀

鈴屋の最初のパートナーであり、彼の奇行に手を焼いていたが問題行動にも怒ることなく諭すように指導しており、互いに信頼関係を築くようになります。トーカとアヤトの父であるアラタの捕獲など数多の功績を持つ歴戦の捜査官で不屈のシノハラと呼ばれています。

梟討伐作戦では芳村と戦うが終了したかと思った直後に現れた隻眼の梟に吹き飛ばされ、右足切断および腹部を貫通されてしまい一命を取り留めたものの植物状態となってしまいます。受けた傷の重篤さから医師からは回復の見込みはないと宣告されたが、このことがきっかけで鈴屋の精神的成長に多大な影響を与えて捜査官として活動し続ける最大の動機となります。

竜戦の6年後に医療の再生能力が発展したため昏睡状態から奇跡的に回復し、鈴屋と再会することが出来ました。

黒磐巌

無口で「うむ」が口癖の実戦経験豊富なベテラン捜査官であり、隻眼の梟と2度交戦し致命傷を負わせた経歴を持っており、20区梟討伐作戦では芳村と戦い手傷を負わせますが、代償として左腕を失っています。

東京喰種reでは息子の武臣と結婚した依子の処刑宣告を受け、瓜江と共に旧多の行きすぎた措置に対する外部調査の通告へ向かったところ、潜んでいたロマと死堪の逆襲に遭います。赫者形態になったロマから瓜江を守り続け重症を負い、過去に瓜江の父・幹人を救えなかったことに対する懺悔を伝えている最中に旧多によって首を刀で貫かれ、駆けつけた丸手と瓜江に見守られ意識を失います。

死亡したかに思われたが生存しており、首の怪我も癒えたことが後に明らかになっているほど頑丈っぷりを見せつけ、竜戦後にはTSCで丸手長官の補佐を務めています。

丸手斎

和修吉時と親交があり、捜査や指揮の勘所は彼から学び、指揮官として作戦の立案遂行、捜査官達への指示を行っています。

東京喰種reではCCGにあるRc検査ゲートのクインケの誤反応を防ぐシステムが特定の個人に対しても行われているというヒデによるタレコミを裏付けるために和修家を調査しており、タレコミが事実であること、特定の個人が有馬貴将など白日庭出身者と和修家の人物であることを突き止めます。

流島上陸作戦では捜査指揮として参戦しますが、作戦の最中に疑惑があった和修家が喰種である事を確かめる為に吉時に対して銃弾を放ち、喰種としての正体を現した彼に襲われます。政によって、何者かの襲撃で吉時が死亡して乱心し海に投身して自害したと報じられ死亡したとされたが、実際には生存していました。

瓜江と黒岩が旧多に詰め寄った際に、部下と共に姿を現してCCGを取り戻すために新兵器を用いて旧田を撃退します。混乱したCCGを統括し、ヒデの提案を受けCCGと喰種の提携を受諾し、作戦本部から彼らを指揮しました。竜戦後はTSCトップの長官に就任し、TSC黎明期を支えました。

滝澤政道=オウル

東京喰種トーキョーグール:re 3 (ヤングジャンプコミックスDIGITAL)

アカデミーを次席で卒業するが、同期である首席卒業のアキラや異例のスピードで自身と同じ階級に昇進したジューゾーには劣等感を感じていました。

梟討伐作戦でアキラや他の隊員らと共に喰種と交戦していたが、亜門の窮地を察するも現場から動けないアキラに代わって、命令違反を承知の上で彼の救援に向かいました。亜門との合流には成功するものの、突如現れたタタラによって隊は壊滅し、自身も果敢に立ち向かうがノロに左腕を喰われ、その後は死亡扱いとなっていました。

東京喰種reでは、梟討伐戦後にアオギリに実験体として回収されて嘉納教授による人体実験により半喰種化し生存していたことが発覚し、ヨシムラベースの半喰種化施術における唯一の成功体であるオウルとして登場します。

拷問に等しい人体実験を受けてきたため白髪となり、爪や唇も赤黒く変色し、人間性や倫理観を完全に喪失して人間の捕食に抵抗はありません。

エトの指示を受けてオークション掃討戦に参戦した際には多数の捜査官を殺害しCCGの戦力の大半を奪いました。その後、ハイセを圧倒するも最終的に相討ちとなり、作戦終結間際に現場に駆けつけたアキラに姿を見られ逃げるように姿を消しました。

流島上陸作戦では20区梟戦の仇も兼ねてアオギリを裏切り、法寺やアキラを助けるべくタタラを討つが、直後に法寺から自身に対する攻撃命令を出されたことに逆上して彼を殺害し、アキラにも手を掛けようとした所を亜門により阻止されます。

乱入した六月の不意討ちによって止めを刺されかけるがアキラが身を挺して庇い免れます。アキラを連れて撤退し治療を施すが、意識の戻らないアキラを救う為、治療に必要なRc抑制剤の奪取を目的に金木らと共にCCGラボへ潜入します。

施設内にて暴走した亜門と対峙した際には金木をアキラの許へ向かわせ、クロと共に彼への対応を引き受け彼の制圧に成功し、亜門と共に黒山羊のアジトに生還しています。

 

瓜江久生

東京喰種トーキョーグール:re 10 (ヤングジャンプコミックスDIGITAL)

CCGアカデミーの首席でありQ’s班班長を務める青年。過去に特等捜査官であった父が部下を撤退させるため隻眼の梟と1人で対峙し殉職したことから、父が所属していたS3班に昇進することに執着しており、同期の武臣に対しては自分と同じく特等捜査官であった父を持つ者として、強い嫉妬心を抱いています。

捜査官として高い能力を持つ反面で仲間意識が低く、他の班員を顧みず功績を得るため戦闘を続行しようとしたことを咎められ班長を外されてしまいます。

月山家殲滅戦では伊東班と共にノロと交戦するが負傷してしまうが、攻撃を免れノロに渾身の一撃を叩き込んだシラズから後を託され、赫子の斬撃で完全にとどめを刺して討伐に成功するが、致命傷を負ってしまったシラズは回復が追いつかず仲間で最期を看取り、初めて仲間を失ったことに号泣しました。

シラズの殉職に伴って班長に再び就任し、殲滅戦終結後に何者かに強奪されたシラズの遺体を取り戻す決意を固め、透や才子と共に彼に代わって妹のハルの治療費を支払い続け、彼の死を忘れないと明言しています。

ピエロ戦の戦果により新たに局長に就任した旧多による偽の金木の公開処刑や、喰種への行き過ぎた弾圧から不信を募らせ、黒磐特等と協力して外部調査により旧多を追い詰めようとしたが、ロマと死堪により調査員が殺害され、自分たちも口封じされそうになり応戦します。自らを庇った黒磐が腕をちぎられるという重傷を負い、奮戦によりロマと死堪を撃退します。

重傷を負った黒磐が父の幹人を救えなかったことに対する懺悔を自分に涙ながらに行う姿に誰も悪くないと心の奥底で理解していたことに向き合った直後に旧多により黒磐が刀で首を貫かれ激昂したところに、今まで潜伏していた丸手が駆け付け旧多を撃退します。丸手と共に行動していた政とスケアクロウことヒデと合流し、彼らに協力します。

金木が竜と化してしまった際は、ヒデのCCGと喰種の共同戦線する提案に才子と共に賛同し、喰種たちと共にカネキの救出作戦に乗り出す。

六月のハイセに対する執着と力をつけるために人間の捕食を行っていると告白を聞かされるも、六月を仲間とする想いは変わらず、一切の攻撃をすることなく才子と共に六月の攻撃を受け止めます。本心を理解し償なおうと自害しようとする六月を止め、最後まで仲間を守り通すと六月と死んだ不知に誓います。

その後、才子らと共に金木を探すトーカに協力し、竜本体から金木の救出に成功します。自分の行いを悔いる六月に会わないことは償いにならないと諭し、1人で出来ることなんて何もなく、仲間や周りの人間や周囲の環境が合わさって結果を作るという信念を得てリーダーとしての器を身に着けていました。

竜の毒による人間喰種化が引き起こされ、才子もROSを発症してしまい、竜の毒に対する免疫を持っている金木に才子を救うことを託し、Q’sを率いて襲撃を仕掛けてきたVたちの迎撃を行いました。

竜戦後にはTSCの准特等保安官として活動し、有馬夕乍と共に竜遺児たちの駆逐に当たっています。医療技術の発達により回復した不知の妹ハルともQ’sメンバーは交流を持っており、流島から発見した不知の遺骨をCCGの共同墓地に埋葬して現在も墓参りを行っています。

不知吟士

Q’s班の1人で金髪に三白眼、ギザギザの歯を持つ素直で仲間思いの青年。外見や粗暴な言動とは裏腹にQ’s班で特に強い仲間意識を持ち、任務の遂行よりも仲間の安全を優先する傾向にあり、ハイセに評価され新班長に任命された後は引き篭もっていた才子を捜査会議に参加させるなどメンバーを統率する姿勢を見せます。

Rc細胞過剰分泌症に罹った妹がおり、高額な治療費を払うべくQ’s施術を受けた経緯を明かしています。

オークション掃討戦ではナッツクラッカーと交戦し、才子の援護もあり討伐に成功後、ナッツクラッカーから作られたキメラクインケを所有するも初めて討伐した喰種であったことや彼女の最期がトラウマとなり、気持ちが整理できずにしばらく使うことが出来ませんでした。

月山家殲滅戦ではノロと交戦し、トラウマを克服してナッツクラッカーを使用するもノロの猛攻により対峙した捜査官はほぼ壊滅し単独で奮戦します。自身は致命傷を負いながら瓜江に討伐を託し、駆逐に貢献したが、傷の深さや失血の多さから自身の治癒が追いつかず、ハルの安楽死を瓜江に頼んで看取られながら息を引き取りました。

作戦終了後、遺体はアオギリに強奪されて嘉納によって解剖された様子が描かれており、竜戦後には瓜江たちによって遺骨が発見されCCGの共同墓地に埋葬されています。再生医療の発達により妹のハルも回復しQ’sメンバーと交流を持っています。

六月透

東京喰種トーキョーグール:re 11 (ヤングジャンプコミックスDIGITAL)

両親と兄を喰種に殺され、アカデミーに保護されたという過去を持ち、アカデミーに講師として訪れていたハイセを先生と呼び慕っていました。女性ですが自身の性を嫌悪して男装をしており、赫眼を制御出来ておらず右目に常時発現していたため、眼帯で隠しており、Q’s班内で最もRc値が低いためか赫子を出すことも出来なかったが、実際は逆でRc値の低さは六月がRc細胞を完全に制御しきっていることを示していました。

少女時代は父親からは虐待を受けていましたが母親は見て見ぬふりしており、苦痛のため家族を惨殺してしまったが犯行時の記憶を無意識に封じ込めてしまうものの殺害衝動が収まらず、アカデミー内では猫を殺害し、オークション編で負傷した際は殉職した捜査官の遺体を喰らって傷を回復させていたことが明らかになっています。

似た者同士であったトルソーを衝動的に殺害し、欠落していた記憶を取り戻し己の残虐性を自覚して一時的に狂乱するも落ち着きを取り戻し、アキラを殺そうとするオウルと交戦したが、止めを刺そうとしたところオウルを庇ったアキラに激昂し、彼女ごとオウルを駆逐しようとして亜門に阻まれて劣勢に立たされました。

流島上陸作戦後は周囲に自身が女であることを告白し、表面的には変わらぬ態度で活動を続けますが戦闘時には残虐な面を見せるようになり、ピエロ戦にてウタと交戦した際はウタがハイセに化けた為に歪んだ恋心を自覚するようになっています。人の血の匂いがすることを才子に感づかれて距離を取るようになっています。

金木が竜と化しCCGと喰種が協力関係を結んでいたが、金木のことを旦那と呼んだトーカに怒りを抱いて襲撃し、安浦と追い詰めるもQ’sの仲間たちによって制止され、金木を手に入れるため食肉も行っていると告白し、止めたいなら殺せと絶叫するも瓜江と才子は一切反撃せず自分の攻撃を受け止めました。

ハイセたちと過ごしたシャトーでの時間を再び取り戻したかったと自らの本音をこぼしながら同時に、死ぬべき存在は自分だったと自害を図るも才子に殴り倒され、それでも自分を好きだと言ってくれる才子たちを涙ながらに受け止めました。その後は償いのために金木の救出とVとの交戦を行いました。

竜戦後は地方のCCGにて活動を続け、対立していたトーカとも和解して贈り物を送ったり、トーカからもトオルと名前で呼ばれるほど関係は良好になっています。

米林才子

東京喰種トーキョーグール:re 12 (ヤングジャンプコミックスDIGITAL)

経済難を抱えた母の元で育ち、学費が安いという理由でCCGアカデミーに通わされていたため喰種捜査官になる意思は元々持ち合わせていなかったが、Q’s施術適性テストにて候補者の中で最高の適性を示し、補助金に目が眩んだ母の一存で自身の意思とは無関係に捜査官になりました。

そのため捜査官としての自覚は皆無に等しく、ハイセもそんな境遇に同情し強く言えず、説教しつつも面倒見の良いハイセを「ママン」と呼び懐いています。

任務を怠っている自覚はあり、ナッツクラッカーの任務以降は寝坊しながらも引きこもっていた以前よりは多少の積極性を見せ始める。オークション掃討戦では現場の凄惨さに恐怖に立ち竦んでしまうこともあったが、ナッツクラッカーに致命傷を与えることに成功し討伐に貢献しています。

月山家殲滅戦ではノロと戦闘するも鍛練不足による体力消耗で一時戦闘不能になってしまい、ノロの討伐後は致命傷を負ったシラズに瓜江と共に寄り添い、彼の最期を号泣しながら看取りました。

六月が力をつけるために捕食していることに前から気づいて心配しており、CCGと喰種が協力することになってもハイセに執着しトーカを襲っていた六月を止めようと、一切の攻撃をすることなく六月の攻撃を受け止めて止めました。

金木を探すトーカに協力して竜本体から金木の救出に成功するも、その後、竜の毒による人間喰種化が引き起こされて才子もROSを発症してしまい、トーカと金木の帰りを待ち続けました。

竜戦後も金木を変わらず慕っている様子が描かれています。

 

旧多二福

東京喰種トーキョーグール:re 6 (ヤングジャンプコミックスDIGITAL)

本名は和修旧多宗太といい、喰種集団ピエロの宗太であり、神代利世を和修家から逃がした人物で金木が遭遇した鉄骨落下事故を引き起こした張本人です。あらゆる事柄に対してふざけた口調と態度で振るまっているため真意を全くつかませず、非人道的な行為を平然した様子で行う冷酷さもあり、目的のためなら民間人すら積極的に利用して犠牲にしています。

有馬ら白日庭出身の捜査官と同じく半人間であり、嘉納の手術によりリゼの赫子を得た人工の半喰種でもあります。

月山家殲滅戦にもキジマと共に活動し全く戦闘に期待されてはいなかったが、今までの柔和な表情を捨ててついに本性を現し、松前の攻撃は先輩を壁に使って防いだ後に松前を駆逐しており、一部始終を目撃した捜査官を口封じに殺害しました。

リゼをVから逃がしたり、アオギリと通じて死体護送車を襲撃させてシラズの死体を奪うように仕向けたり、嘉納へ喰種化の実験体を提供するなど、正体を隠しながらも暗躍しており、リゼとは古くから親交があるゆえに自分に鉄骨を落としてきたことに対し非常に驚いていた描写がありました。

正体が喰種と明かされたためピエロのメンバーと共に和修家の一族を皆殺しにし、自らの身分を明かして和修総議長の遺言を捏造してCCGの局長の座に座り、自身の目的のため暗躍を始めます。

人間を利用してピエロの喰種へと偽装させ捜査官たちに駆逐させ罪悪感を植え付け、局長就任式では全ての罪を金木に擦り付けて偽物を公開処刑し、リゼの赫包から生み出した「オッガイ」たちの感知能力で喰種たちを追い詰め、喰種の完全殲滅という過激な宣誓を立ててCCGたちを狂的に煽り立てました。

偽の処刑や喰種隠匿の罪で民間人である依子に対して一方的に死刑判決を下したことがきっかけとなり、瓜江と黒磐巌らに外部組織からの調査を突き付けられるも、手駒であるロマと死堪を使って口封じを画策したが、丸手たちの乱入により逃走します。

その6時間後には黒山羊のアジトに何事も無かったかのように現れて黒山羊の殲滅を指揮し、金木を利用してオッガイたちを生贄に自身の持つ核を与え竜を生み出すことに成功しました。

局長の座をあっさり捨てて、落とし児や竜の毒による人間喰種化を茶化しながら映像にて状況を流し、竜の体内から再生されたリゼと対面し、ピエロやVのメンバーを使い、CCGと黒山羊たちの妨害をしながら竜の内部へと向かいます。

事態の解決に現れた金木と対峙し追い詰めるも、竜の細胞を取り込んだ金木の変貌した赫子に力負けし致命傷を負い逆に追い詰められます。

和修の人間として生まれてから死ぬまで役割を与えられ一切の自由なく生きることを強いられていたため、その鳥かごから脱出して普通に生きることが彼の願望であったが、叶わぬ夢と悟り全てを破壊するという行動に出ることを決めたようです。自身の生まれや世界への呪い文句を最期までふざけた口調で話した後に金木に「普通に生きたかったなんて言ったら嗤いますよねぇ」と本音をこぼし死亡します。

Vに所属するもの

有馬や旧田、逃げ出したリゼなど様々な人物が所属している和修家が作った巨大組織であり、Vの戦闘能力は全員が特等レベルとされており、平子は成熟した0番隊と思えと金木に助言しています。和修家はCCG設立前から喰種退治を生業としている喰種の一族であり、秘密裏にVを組織していました。

半人間とは半喰種同様に片親が喰種であり、赫包を持たないため通常の食事で生活できるので性質的には人間です。常人を遥かに凌駕する身体能力を持つ反面、肉体の劣化速度が著しく速く、短命であるという特徴もあり、有馬を始めとする白日庭出身の捜査官全員がこれに該当します。

CCG局内に設置されているRcゲートは体内のRc値を計測することによって喰種を判別する機器であり、クインケの誤反応を避ける為にある一定のRcパターンを検査から除外する機能が付与されているとされていたが、実際はVに所属する喰種や半人間達のRcパターンも同様に除外する仕組みになっており、芳村の娘であるエトやリゼの赫包を持つ金木にも反応しませんでした。

エトの母である憂那はVを追うジャーナリストであり、功善は知らずに出会っていましたが憂那はVの構成員と知って近づいたようです。憂那の存在に気付き、功善のVとしての最後の仕事は憂那を始末することでした。後に功善は組織の手が及ばぬようノロにエトを託しています。

常に帽子を被り咀嚼音を出している幹部のような存在は「芥子」といい、Vに長年仕えており半人間かと思われましたが、身体の不均衡を正す竜の毒を恵みと称して受け入れ喰種へと化してしまったことが明かされています。

 

<人間>

東京喰種にてそれぞれの立場で活躍した人間達。

永近英良=スケアクロウ

東京喰種トーキョーグール:re 14 (ヤングジャンプコミックスDIGITAL)

小学生時代からの金木の親友で彼と同じく上井大学に通う男子学生で愛称はヒデ。金木とは正反対に活発で大雑把な性格であるが、他者の微かな機微に気付く鋭い洞察力や持ち前の勘の良さを持っています。

金木が半喰種化したことも気づいているようで、喰種の事件に興味を示して新聞の切り抜きや小倉の著書から得た情報でヤモリに発信機を付け、アオギリの樹のアジトを特定する等、独自に捜査を行っていました。

CCGに局員補佐としてアルバイトとして働いていましたが、アオギリのアジトの情報を匿名でCCGに提供したことが分かり、丸手の判断で捜査官補佐となり亜門とアキラのサポートも行うようになります。梟討伐作戦では丸手の補佐として参加するも、地下道で半赫者の力を暴走させる金木と再会し、喰種となったことに気づいていたと金木を笑顔で受け止め再び全力で戦うよう励まします。

後に意識を取り戻した金木が傷は治っていて口の中は甘い血の味がしたと言っていることから当社はヒデは死んでしまったのかと思われましたが、東京喰種reで金木によって口元などを食われる程の重傷を負ってしまうも生きていたことが判明しています。

東京喰種reの序盤では、発声をしてもノイズのようになって聞き取れない案山子姿の喰種スケアクロウとして、身を隠す様にCCGとアオギリの樹との戦いを見守ったり、金木研名義で入手した高槻泉のサイン色紙入りの本をクリスマスにハイセの元へ送ったり、丸手にRc検査ゲートの細工をリークしたりするなど、様々な暗躍をしていました。

瓜江の救援に現れた丸手と共に現れ、画用紙に自分は永近であると告げ正体を明かしました。金木が竜となった際には探し出すために亜門やアキラと協力してCCGと喰種の協定を結ぶなどCCGに手を貸しています。

竜の中から救助され金木が自分の意識を取り戻し、ようやく会えた時に見せて欲しいと頼まれ口元を覆う布の下を見せました。

嘉納明博

嘉納総合病院の院長の息子であり、同院で医師として務める初老の男性で20区鉄骨落下事故の際に瀕死の金木にリゼの臓器を移植して喰種へと変えた張本人です。

半喰種となった金木の担当医として診察していましたが、突然姿を眩ませて東京郊外の地下のラボに潜伏し、元CCG解剖医という経歴を活かして回収したリゼを利用して秘密裏に様々な実験を行っており、己の実験を成功させる為に他者の肉体や精神を蹂躙することも全く厭わない狂気を見せていました。

金木に移植したのはクロとシロの前段階の実験体に過ぎなかったものの短期間で急成長した彼を最高傑作として賛美して強い関心を示しています。

後に金木と再会した際は、ある目的のために一緒にアオギリに入るように説くが、拒否されたことから単身アオギリに合流し、20区隻眼の梟討伐戦終結後は、表向きは消息不明または死亡扱いとなった捜査官らに対して回収した芳村の赫包を用いた半喰種化施術を行っており誕生したのがオウルとフロッピーです。

東京喰種reでは、喰種研究における天才と地行の才能や技術力を非常に高く評価しており、自身の考案した赫包の直接的な移植による半喰種化施術より簡単で成功率も遙かに高いクインクス施術に着眼し利用すべく構想を練っており、月山家殲滅戦後に強奪されたシラズの遺体を解剖して彼を基にクインクス施術に用いられるフレームの構造を解明し、オカヒラを始めとする捜査官らを素体とすることで自身の手でクインクスを生み出すことに成功する。

旧多の策略で金木が竜となってしまった後、密かに嘉納のことを調べていた小倉によると、母が病気で亡くなったことをきっかけに医者になる道を選び、その中で喰種の再生力に目をつけ、医学に応用できないかと考え研究をするも受け入れられることは無く、竜を目覚めさせて喰種へ関心を向けることで、自らの研究を発展させようと旧多に協力していたことが明らかになりました。

全てを終えた後、母の墓に行き報告をしている途中でクロと再会し、死をもって償えと言われるものの、償いには後悔がないからと拒否し、最後は彼女に謝罪の言葉を述べ拳銃で自殺しています。

西野貴未

ニシキの恋人で金木やヒデと同じ上井大学に通っており、喰種であるニシキの存在を受け入れ信頼関係を築いている数少ない人間です。重傷のニシキを家まで送り届けた際に金木も同じ喰種である事を理解し、人食いという食性も生きるために仕方なくやっていることと割り切っています。

たまたま人間に生まれただけで綺麗に生きることが許されているという貴未の言葉は、喰種との共存を掲げた喰種支援団体の大環アクトの活動にも影響しています。

家族が旅行中の事故で全員死亡し、精神的に追い詰められたところをニシキにナンパさられたのをきっかけに恋人になり、他の喰種とのトラブルで負った傷と飢えで苦しんでいるニシキが喰種であることが分かった際も、逃げたりCCGに通報したりせず、真っ先に己の身を差し出すほど献身的な愛情を持っています。

ニシキも最初に肩口に噛み付いただけで飢えと食欲に耐え我慢し、彼女になら裏切られてもいいとまで言うほどになっています。

あんていく掃討戦を境にニシキが自分の下を去り行方不明になってから、人間と喰種の身体について詳しく知るために研究を重ね続けている中で嘉納の存在に行き当たり、彼のもとで喰種研究に携わり、喰種の体細胞の性質についての知識を得るに至ります。

金木が旧多の策略で竜になってしまい、CCGと喰種が共同戦線で竜に対処するという状況なった際に協力する赫子研究者の1人として再登場を果たし、離別していたニシキと再会します。

最終決戦を終えてからはニシキと共に、人類と喰種との共存の最大の壁であった喰種が人間を食べなくてもすむようにする食性の解決に向け、喰種でも普通に食べられる食料品の開発に力を注いでおり、試食役は決まってニシキが行っているようです。

東京喰種のストーリーについて

主人公・金木研がどうやって喰種の世界に迷い込んだのか、東京喰種のストーリーについてご紹介していきます。

金木研と神代利世との出会い

主人公の金木研は本好きでミステリー作家の高槻泉の大ファンという平凡な大学生であったが、とある喫茶店あんていくで小説「黒山羊の卵」がきっかけで出会った神代利世(リゼ)と本屋デートをすることになります。

正体不明の怪人「喰種」が人間社会に紛れ込んでいる東京では、喰種による事件が多発しており、金木が暮らす近辺でも起こっていました。

本屋デートの別れ際に、リゼは喰種の本性を現し金木を襲い、金木は瀕死の重傷を負うも突如リゼの頭上に鉄骨が落下し、金木は危機を免れ病院に搬送されます。重傷だった金木は医師・嘉納の判断により、喰種であるリゼの臓器を移植されてしまいます。

手術後は元気に回復したように思えたが金木の体には異変が起こっており、今まで美味しいと食べてきた食事が全て不味く感じ、美味しそうな匂いがすると追った先に理解したのは自身が食欲を唆るのは人肉であったという衝撃に襲われ絶望します。空腹で人を襲ってしまう化物になる前に移植された臓器を取り出そうと腹に包丁を突き刺そうとするも包丁は折れ曲がってしまいます。

喫茶店あんていく

苦悩した金木はあんていくで従業員の霧島薫花(トーカ)と店長である芳村の2人の喰種に出会い、人肉を分けてもらいますが喰種になりきれず出来るわけないと拒絶します。

同じ大学に通う西尾という喰種に目をつけられ、親友の永近英良(ヒデ)が捕食されそうになり、金木は赫子を発現させ西尾を撃退することに成功しますが、空腹で我を失いヒデを捕食しかけていたところをトーカに救われます。

半喰種となりもう自分の居場所は無くなってしまったと悲観する金木に、芳村から2つの世界に居場所を持てる唯一人の存在であると諭され、喰種として生きていく方法を学ぶためにあんていくで働き始めます。

 

喰種対策局 (CCG)

喰種の追跡、及びに駆逐を主任務とする国家公務員。喰種からは鳩を模した胸章から通称「白鳩(ハト)」と呼ばれて恐れられていました。

金木があんていくで働き始めた頃、自分で人間を狩ることが出来ず店長に人肉を分けてもらっていたリョーコとヒナミに出会います。学校に行っていないため金木に字の読み方を教わり懐くヒナミだが、彼女達を追って20区にも喰種捜査官が来たことが発覚します。

リョーコが駆逐されてしまった現場を目撃してしまったヒナミをあんていくで守っていましたが、仇討をしているトーカの行動を新聞で知り、その後も卑劣な罠によりヒナミは誘き出され、激昂したトーカと2人掛かりで喰種捜査官を倒します。

同じ頃、トーカの元に合流しようとしていた喰種捜査官の亜門を発見し足止めしようとする金木だが、亜門を追い詰めるも人殺しにはなりたくないと涙ながらに訴え見逃します。亜門は本来であれば喰い殺されていたであろう場面で見逃されたことに衝撃を受けて金木に興味を持ち始め、敵でありながらも会話を交わすなど次第に信頼に近いものを感じるようになります。

金木は亜門の真っ直ぐな正義感と「この世界は間違っている」という言葉を受け、喰種と人間の双方の世界にいる者として、それぞれの立場の考えの違いに苦悩しながら自らの生き方を探していきます。

アオギリの樹の襲来

好戦的な喰種集団アオギリの樹のメンバーであるトーカの弟であるアヤト、ヤモリ、ニコが「リゼ本人または、リゼの匂いがする奴」を探しにあんていくを襲撃し、トーカの反撃も虚しく金木は連れ去られてしまいます。

アオギリのアジトに囚われた金木は、組織の幹部であるタタラに戦力にならないと下げ渡され、アヤトの配下になっていた万丈とその仲間達と共に脱出を試みますが、瓶兄弟とヤモリ、ニコに阻まれ失敗に終わってしまいます。

その後、金木はヤモリの執拗な拷問を受け続け自分の無力さを思い知ることになり、その際に現れたリゼの幻影との対話を経て喰種の本質を受け入れたことで赫子を自在に操れるようになり、ヤモリを圧倒し瀕死まで追い込みます。

ヤモリの拷問での多大なストレスで白髪となり喰種として覚醒した金木は、金木救出のためにアジトに潜入していたトーカとニシキを見つけ、アヤトから救ってその場を引き受けると終始アヤトを圧倒して半殺しにします。

同じ頃CCGの部隊の介入があって壊滅したアオギリのアジトからの脱出後、金木はあんていくのメンバーと再会しますが自分の大切なものを守ために自分は力をつける必要があると感じ、あんていくに戻らずに、万丈や月山と共に反アオギリなる組織を結成することを決めます。

同じ頃、警備が手薄になっていた喰種専用の監獄コクリアを狙ったアオギリの樹の別働隊の襲撃によって、多くのSS級以下の喰種が脱走してしまいます。

あんていく襲撃

アオギリで遭遇したSSS級駆逐対象「梟」の居場所を突き止めたCCGは、特等捜査官の有馬貴将も含めた名だたるCCG捜査官をあんていくに集結させ、20区隻眼の梟討伐作戦を開始することになります。

店長の過去を聞き、あんていくに戻る決意をした金木はCCGによるあんていく襲撃を知り、何も出来ないで後悔するのはもう嫌だと単身で助けに向かうことを決意します。

CCGが突き止めたSSS級の喰種「梟」と呼ばれる存在は2体存在しており、いずれも身にまとうような赫子を持った赫者であるとされ、不殺の梟と呼ばれているのが芳村でした。芳村は人間である憂那との間に出来た子供が隻眼の梟だと確信しており、彼女に成り代わるために梟の姿を模すようになり、喫茶店あんていくを営んでいたのは彼女が店に訪れるのを待っていたためでした。

あんていくが襲撃されることを察していた芳村は、他の従業員への追撃を防ぐために昔から慕ってくれた古間、カヤと共にCCGを迎え撃ちました。

 

金木はあんていくへと向かう途中で亜門と対峙し、亜門は幾度となく闘い対話をしてきた金木に対して激闘を繰り広げつつも自身を倒したとしても大勢の捜査官が駆逐しに来る状況でなお金木に対して生きていて欲しいと願っていました。

死闘の末にお互いに致命傷を負ってしまい、亜門は深傷を負っても金木を人殺しにはさせないと強い思いから辛うじて意識を保っていました。意識を失う前には微笑むドナートが浮かんでおり、どんなに憎んでいても結局は義父への思慕は捨てきれなかったと気づきます。

亜門に致命傷を負わされた金木は地下に逃げ込み、カヤ達と落ち合う約束をした地下V-14へ向かおうとしていました。

亜門にやられた傷が予想以上に深く地下道で半赫者の力を暴走させていた金木はCCGで補佐として働いていたヒデと再会します。正体がバレてしまうと動揺した金木にヒデは喰種となったことに最初から気づいていたことを明かし、再び全力で戦うよう励まします。

ヒデのおかげで治癒した金木はV-14へと向かうも意識はまだ朦朧としており、口の中は甘い血の味がしたと述べており、ヒデは金木によって口元などを喰われる程の重傷を負ってしまうも、「東京喰種re」では生きて登場しました。

逃げた喰種の殲滅と本物の隻眼の梟を倒すことを任せられた有馬貴将が地下V-14で待ち受けており、金木が辿り着いた時には先ほど助けたはずの魔猿とブラックドーベルの仲間達の大量の死体に気付き、あんていくの仲間である古間とカヤは無事だろうかと心配するも、これから自身が先に進むためには待ち構える有馬を倒さなければならず、彼の存在は死を連想させました。

金木が戦おうとした瞬間、有馬の動きは素早く後頭部から左目をクインケで串刺しにされてしまい、その後の金木の攻撃も有馬はクインケを破壊されながらも防ぎ切りました。有馬はクインケを破壊したことを賞賛し、不気味な笑みを浮かべながらもまたクインケで貫き、金木は両目をクインケで貫かれ戦闘に負けてしまいます。

地上では芳村は赫者として圧倒的な力でCCGの攻撃を迎え撃っていたが、特等捜査官たちによる猛追で致命傷を負ってしまい、CCGの勝利かと安堵したのも束の間、本物の隻眼の梟が突如出現しCCGに甚大な被害を与え、鈴屋のパートナーであった篠原が致命傷を負っている様子を目の前で見せられた鈴屋は泣き叫びます。

金木を倒した後の有馬貴将が現れ、隻眼の梟に攻撃し続けますが倒れていた芳村を飲み込み逃走してしまいました。その後のシーンで、隻眼の梟はミステリー作家の高槻泉であり、かつアオギリの樹という喰種集団の創設者であるエトだということが判明しました。

梟討伐戦の代償

20区隻眼の梟討伐戦において多くの死傷者、行方不明者を出しながらもCCGはほぼ全ての喰種の駆逐完了を宣言し、戦いは終了となりました。

喰種の攻撃により死んだとされた亜門や滝澤を始め、行方が分からなかった者の一部は喰種に協力している医師・嘉納の実験体になっていたことが後に判明します。有馬との戦い後、記憶喪失となってしまった金木は佐々木琲世として喰種捜査官となり、アキラが指導官として教育を任されることになっています。

 

東京喰種reのストーリについて

20区隻眼の梟討伐戦からしばらく経ち、記憶喪失となってハイセとして生きていた金木が過去の記憶を取り戻し、人と喰種は分かり合えると踠きながら仲間のために動きます。

佐々木琲世として

有馬貴将を超える捜査官を作るという目的から喰種の能力を持ったQ’s計画が始まり、アキラの元に就いていたハイセが指導者に任命されました。

手柄をあげようと単独行動する瓜江、妹の治療費を稼ぐためにQ’sとなったシラズ、男と偽って気弱な六月、母親の補償金目当てでQ’sとなったためやる気がなくゲームで引きこもりがちな才子の4人と活動していましたが、まとまりもなく業績もあげられないため肩身の狭い思いをしていました。

アオギリに加担している嘉納の喰種化実験の被害者であり、普段は人間として扱われているものの、万が一暴走した場合はSSレート喰種として駆逐されることが取り決められており、また過去20年間の記憶を失っているにも関わらず、過去を思い出すと自分が自分では無くなる気がして恐れています。

赫眼は左目に発現し、前の自分が表層化した際には性格や言動も別人のように変貌してしまい、表層化を繰り返すたび前の自分との記憶が混在し、暴走の危険性も次第に高まってしまうためです。

追っていたトルソーを捕獲寸前まで追い詰めるも、オロチというSレート喰種によって妨害されてしまうがオロチはハイセのことを知っている様子でした。オロチと出会ったことが引き金となり喰種の力を暴走させたハイセは喰種としてCCGによって抑えられたため、トルソーとオロチは取り逃がすこととなってしまいます。

オークション掃討戦編

トルソーを捕らえ損ねた佐々木班は、ナッツクラッカーを次の捜査対象とし、単独行動を起こしがちなためハイセは班長を瓜江から不知に任命しました。

トルソーを取り逃したハイセ達は、鈴屋班のサポートとしてA級喰種ナッツクラッカーを次の捜査対象とし、強い権力を持つ富裕層 マダムに人材斡旋を行っていることから、彼女から人間オークションへの足がかりが掴める可能性がありました。

ハイセは自分たちを商品として売り込む囮捜査として女装してナッツクラッカーと接触を試みた結果、六月と鈴屋が先行して潜入することに成功します。同時に月山家に仕える喰種カナエは主である月山の回復させる食材を求めオークションに参加、オークションでマダムの護衛としてアヤトらアオギリの樹も動き出していました。

ハイセ達はオークションにかけられていた六月の救出に成功し、瓜江に彼女を託した後に管理棟へ向かうも半喰種となったオウルの奇襲を受けてしまい、不知や才子らを辛うじて逃がすも圧倒的な力を持つ彼に終始圧倒されてしまいます。

オークション会場の別の場所では手柄をあげようとした瓜江が六月と鈴屋と共に逃げようとする喰種たちを見つけて戦いを挑んでおり、また不知たちはナッツクラッカーと対決することになります。

鈴屋は自身を飼っていたビッグマダムと対峙し、鈴屋班員と共に自身の一撃で深手を負わせて最期を見届け、不知たちも無事にナッツクラッカーの討伐に成功します。

オウルに止めを刺されかけた所を自分をお兄ちゃんと呼び慕ってくるヒナミが助けてくれた姿を見て、自分に眠る喰種の力を使い始めます。オウルは逃亡し、有馬と遭遇したことでヒナミは死を覚悟するも、ハイセが彼女を追い詰めたのは自分であるとして所有権を主張しコクリアに収監されます。

ロゼヴァルト家、月山家殲滅戦編

ナッツクラッカーが死に際に遺したきれいになりたいと喰種なのに人のような言葉を残した姿を見て、クインケの材料となったナッツクラッカーを不知は葛藤したまま暫く使うことが出来ませんでした。

ロゼヴァルト家と月山家により人間の大量誘拐が起きていることが判明し、CCGは一掃することを決定します。梟討伐戦により金木が居なくなり生きる気力失っていた月山習のため、彼を元気づけようと家族や使用人が奔走していた結果でした。

使用人のカナエは月山のことを深く愛していたために強く執着している金木の存在を憎んでおり、元気になって欲しいが金木と親しくしてほしくないと葛藤を抱えていたところに、アオギリの樹に属する喰種のエトが現れカナエに力を与えます。

月山と交戦中にエトに改造されたカナエの乱入により阻まれてしまい奮闘の末にカナエを追い詰めますが、一部始終を観察していたエトが乱入してきます。

潜在意識内の金木と対峙し、以前の自分の境遇や彼の願望を知ったことで全てを受け入れて「夢はもういい、おやすみハイセ」という言葉と共に強大な力を目覚めさせ眠りにつきます。その後は圧倒的な実力差で叩き伏せ、エトの上半身と下半身を分断させて撃退し、カナエと月山は屋上から放り出されたがカナエが命がけで守ったことにより月山は命を取り留めます。

月山家のビルの中では月山家の使用人たちとCCG捜査官の戦いが勃発し、ノロと対峙した捜査官たちも次々と倒れていき、シラズはトラウマだったナッツクラッカーを使うことに成功しますが圧倒的な力に敵わず、シラズは自分の尾赫で弾幕を張り瓜江に止めを刺させるという方法を実行し、ノロを駆逐することに成功します。

致命傷を負ってしまい回復が間に合わずQ’sの仲間達に囲まれながら命を落としてしまったシラズ。瓜江は目の前で仲間が初めて死んだことがきっかけで、今までの単独プレイを控えて仲間を守るような戦いをする人物へと徐々に成長していきます。

コクリア襲撃

ロゼヴァルト・月山家殲滅から半年、CCGは本格的にアオギリの樹の殲滅へ注力しており、ハイセは高槻泉がエトという喰種でであることを突き止め彼女に接触しようとするもエトは自分が喰種であることを世間に発表し、最期の本となる「王のビレイグ」を読むように仕向けます。

エトはハイセにCCGを束ねる和修家一族が喰種の協力者であること、「V」という組織について明かし、彼女の目的は喰種を束ねる隻眼の王の後継者を探していたのでした。

CCGがアオギリの樹の殲滅で流島に上陸している中、ハイセはコクリアに囚われているヒナミを救おうとしていたところ、かつての仲間であったトーカや四方と出会い合流し、ヒナミを救い出すことに成功します。逃げ出そうとするが目の前に有馬が現れ、みんなを守ために喰種の力を暴走させていくハイセは金木を受け入れて覚醒し更なる強さを手に入れ、有馬は損傷したクインケでの応戦も無駄と分かると完全に対抗手段を無くし自身の敗北を認めます。

金木が自分を殺す意思がないことを悟ると、破損したクインケで首を切り裂いて自ら命を絶ち、死に際に自身を始めとする白日庭出身者の出自や和修家の正体を伝えます。

CCG最強として喰種を殺し続け奪うばかりの人生に絶望していた有馬は過去にエトと出会い、この世界を滅茶苦茶に直してやりたいという彼女の言葉に自身が重なり共感し、エトと手を組み共にアオギリの樹を設立しました。

有馬を殺した喰種が存在すれば喰種たちの希望になるとし隻眼の王となり、梟討伐戦でその可能性を持った喰種・金木に素質を見いだしたためCCGに捕獲します。記憶を失った金木には佐々木琲世と名付けて部下に置き、自身の戦闘技術を教え込み、ハイセからは父のように慕われていました。

有馬を含めた白日庭出身者の秘密とは、和修家によって人工的に作り出された喰種と人間の間に生まれた半人間であり、高い身体能力を持ち人間と同様の食事も摂れるが短命という宿命をもち、老化が通常の人間の2倍以上のため、三十路過ぎの有馬でさえ緑内障に侵され寿命も残り僅かの状態でありました。

有馬は0番隊の部下である平子に金木の手助けをするよう命じ、人間と喰種が共存できる世界を望んだ有馬の遺志は金木や部下たちに受け継がれました。

 

流島上陸作戦編

アオギリの樹の本拠地が流島にあると判明し、CCGは大規模な部隊を編成し殲滅を決行します。ボス格のタタラは、因縁の相手である法寺率いる第一隊と交戦するも彼に強い恨みを持っていたオウルがアオギリを裏切ったため法寺の殺害を妨害され、終始圧倒された末に赫子で胸を貫かれて死亡します。

オウルと謎の喰種フロッピーが参戦し、半喰種化された実験の犠牲者である彼らのかつての姿を理解しつつもCCG側は喰種として葬ろうとします。

法寺は作戦開始以前からオウルの正体に気づいていましたが、タタラを倒した後は涙ながらにかつての部下をSSレート喰種として駆逐する苦渋の決断を下したものの、負傷を負わせるも結局かつての部下に手を下すことは出来ませんでした。

オウルが六月に殺されそうになる寸前に喰種擁護が重罪であることは承知した上でアキラが庇ったため、オウルは自分を庇ったアキラを連れて逃亡します。

 

黒山羊結成

有馬の遺志を継いで隻眼の王となった金木は隻眼の王と名乗り、旧あんていく組、月山、アオギリの樹の残党を仲間に迎え入れて喰種と人間が理解し合える世界を作ることを目的とし黒山羊を結成します。

同じ頃、秘密裏に調査を進めていた丸手特等により、CCGのトップである和修家の正体が喰種であったことが明らかになりました。また、金木たちのコクリア脱走に助力していたエトの隙をつき、一瞬で戦闘不能に追いやった旧多は、コクリアから脱獄したドナートやピエロに属する喰種、Vと結託して和修本家一族を殺害し、CCGのトップへと上りつめます。

金木はオウルを庇って昏睡状態に陥ったアキラを助けるためにCCGラボへと潜入してRc抑制剤を盗み出すことに成功し、治療の成果で無事助かります。

その後、父親の仇であったトーカやヒナミと和解しますが金木に戻ったハイセと分かり合えないと離れることにします。亜門は回復したアキラと再会し、彼女を支えながら共に逃亡するため黒山羊のアジトを離れます。

CCGによるアジト襲撃

黒山羊結成してからまもなく、旧田は和修の王として名乗りを上げ自身の目的のために暗躍を始めました。局長就任式では旧田が金木の偽物を公開処刑し、CCGの新生クインクスとしてリゼの赫包がベースのオッガイという名の半喰種によって喰種の完全殲滅という過激な宣誓を立て、実際に多くの喰種が殲滅させられます。

オッガイを連れて六月が喫茶店reに襲撃し、金木とトーカは追い詰められるも逃走に成功して一夜を共し、24区での不自由な生活の中でトーカの妊娠が発覚します。金木はすぐに結婚を申し込み、月山の計らいで喰種式の結婚式を上げました。

過激なパフォーマンスや喰種隠匿の罪で民間人である依子に対し一方的に死刑判決を下すことなど、旧多に不信感を抱いていた瓜江は黒磐と共に旧多を追及しますが、ピエロの喰種・ロマや死堪を利用し、瓜江と黒磐を除くクーデター組を口封じに全員殺害しようとしてきます。

ロマや死堪は駆逐され、旧田は重傷を負った黒磐の首を刀で貫き、瓜江にも止めを刺そうとしたが潜伏していた丸手らが室長室を襲撃したため逃走しました。丸手と共に現れた案山子姿の喰種スケアクロウの正体はヒデだと明かされます。逃亡した旧田は何事もなかったかのようにS3班とともに行われる黒山羊掃討作戦に参加します。

24区に身を潜めていた黒山羊ですが食料の確保が困難となったため、金木が月山らと共に食糧確保のために樹海に向かうことになりますが、金木たちがアジトを離れた後、オッガイとS3班の襲撃が始まります。

金木は不穏な気配を感じて単身でアジトに戻り、間一髪でトーカとヒナミの窮地に間に合い、鈴屋と阿原と対峙します。旧田は金木を利用しておよそ100体のオッガイたちを生贄に自身の持つ核を与え竜を生み出すことに成功し、大きな被害を生み出しました。

喰種とCCGの共闘

竜は東京の街全体に行き渡るほど巨大で各地で甚大な被害を生み出し、捜査官も喰種たちも混乱に陥っていました。

一方で竜として取り込まれた金木は精神世界にてリゼと再会し、必死で現実世界に戻ろうとするもリゼから竜として多くの人間たちを喰らっている光景を見せつけられます。

金木はリゼから自分を恨んでいないのかと問いかけられ、これまでの出会いや別れの中で多くの人たちに必要とされていたことを思い出し、自分が幸福だったのだと認識し現実世界に戻ることを決断し、竜となった自分の罪を背負えるか試してみるとリゼに告げます。

現実ではヒデが異様な姿と化した金木を助ける為に亜門とアキラにも協力を申し入れ、共にCCGに喰種との協力を仰ぐために出向きます。敵対していた喰種と協力するなど納得出来ないと頑なに拒む捜査官たちの前で、集まった喰種たちはマスクを一斉に外し、金木のためなら何だってするという姿勢を見せつけました。

竜の体内から金木を探すことになり、トーカが金木に渡した指輪を頼りに金属探知機を使って彼を探し出すことに成功します。目覚めた金木はトーカや才子、黒山羊のメンバーたちと再会し、亜門からヒデが生きていることを知らされます。

竜となっていた自分の行いを確かめるため、瓜江や才子と共に外へ出歩くが目にしたのは喰種と化した人間であり、直後に旧多が流した映像にて竜から産まれた大量の落とし仔が人を襲っていること、落とし仔が爆発して撒き散らされた毒により人間がROSを発症して喰種と化しているのを知らされます。

金木たちが落とし仔に囲まれた際、才子が毒を浴びてしまうとROSが発症し、何もできないのは嫌だと抵抗した金木の赫子が落とし仔たちを一掃します。アジトに戻って金木の体を確認した貴未によると、金木には落とし仔の毒に耐性があることが分かりました。

その後、トーカの案内でヒデと再会すると、自分がしたことを確認したいとヒデの顔を見せてもらいます。彼の鼻から下が酷く損傷した姿を見て感謝を述べ、彼の傷と共にこれまでの罪を背負っていくことを改めて誓います。金木は人間の喰種化の拡大を食い止めるべく、毒の元を断つためにアヤトと共に卵管へと調査向かうことになります。

ピエロやVによる作戦本部襲撃

金木とアヤトが調査に向かおうとしていたところ、ピエロやVによる作戦本部襲撃が始まり、確実に足止めに来ていることが分かると金木達は急いで卵管の元へ向かいました。死亡したとされたエトだが、その遺体はVの管理下に置かれており、ドナートの能力で操られ捜査官たちを襲ってきました。

ヒナミにより隻眼の梟を操っていたドナートを発見し、亜門が止めるために立ちはだかります。憎い喰種だとしても育ての父を殺す躊躇から本気が出せずに不利に追い込まれている所、オウルの言葉で自身を育ててくれたドナートへの愛を自覚して撃破します。

その後、「お前は喰種で大量殺人鬼で倫理の欠片もない最低の男だ…それでも息子が父親を愛してなにが悪い」と涙を流しながらドナートへの思いを伝えると、ドナートも涙を流しながら事切れるまで笑い続け、亜門はドナートの最後を看取りました。

一方でピエロとして襲撃に参加していたウタは四方を待っていました。ウタは四方と出会った頃のように純粋に命をかけた闘いをすることが生き甲斐であり、彼が全力で戦わざるをえない状況をつくるために旧多に協力していたと明かします。

四方は友人として彼の暴走を止めるために戦いを挑むものの、ウタの赫者としての力は四方を圧倒し続け四方を喰べようとしますが、四方は避雷針を利用した渾身の一撃をウタに放ち、彼を打ち破りました。

ウタに四方は金木とトーカの子供が生まれてくるからこの先も叔父として生きたいとし、失ってばかりじゃなく繋がっていくものがあると愉し、他人に迷惑をかけなければいつでも本気で相手をするという四方の発言を受けてウタと和解します。

最深部にて旧田と対峙

 

毒の元を断つためアヤトと共に向かった卵管では毒を持った落とし仔たちの襲撃に遭遇し、最後に待ち構えていたのはやはり旧田でした。

一連の計画を実行した旧多ですが、和修の生まれである半人間のため幼い頃に自分は早死にする運命を知り、やりたい事は全部やらなければという決意をし、いつか全て無駄になるなら自分が何もかも台無しにしてやろうと考えたことが始まりでした。

金木の想定外の強さに倒された旧田は、その刹那に伴侶とみられる女性と子供を抱いて微笑む自身の理想像が見えました。「普通に生きたかったなんて言ったら嗤いますよねぇ」と言う旧多の夢は、言葉通り普通に生きることでした。

突然の悲劇によって喰種として生きることを強いられた金木ですが、今まで間違えて傷つくことはたくさんあったが無駄に思ったりしない、僕には全て必要なことであり願いを叶える為にあがき続けると話し、金木の気持ちを聞いて自らの問いに吹っ切れたように笑いながら旧田はその生に幕を閉じました。

さらに深部へと進んでいき、毒の根元であった核となっているリゼを見つけ涙ながら止めを刺すと竜の崩壊が始まりました。

それぞれの結末

最終話では最終決戦から6年経過しており、東京は少しずつ復興している様子が描かれています。

CCGの代わりにTSC(東京保安委員会)が新たに作られ、TSC長官には丸手、喰種側では月山が代表を務めており、TSCに協力する共同戦線との定例会が行われるようになり、人と喰種が協力し合い共存できる世界へと近づいているようです。

TSCでは喰種でも食べられる人工食物の開発が進んでおり、貴未に試食させられている西尾は辛そうですが、喰種達の生活も少しずつ人に近づいている様子が分かります。

最終決戦で毒をもつ卵管は破壊されROSの発症は食い止められましたが、毒を持たない卵管は未だに残っており竜遺児と呼ばれる落とし児による被害が続き、現在の人と喰種の共通の敵となっているようです。

多くの被害をもたらした竜戦ですが再生医療の発達は最も大きな恩恵であり、回復が絶望的だったROSを発症していたシラズの妹ハルも回復、ずっと植物状態だった篠原特等も目を覚まし、駆けつけた鈴屋は嬉しさのあまり泣き崩れました。

金木との子供を身ごもっていたトーカは、無事に娘の一花を出産し、大叔父になりたいと言っていた四方は夢を叶えて一花をとても可愛がっている様子が見られます。今でも金木の行動や存在を受け入れられない人たちもいるとされ、6年たった今も金木はTSCと共同戦線の協力者として生きています。

金木をはじめ喰種と人が分かり会える世界を望んでいるものが増え、双方が幸せに暮らしていける世界のための戦いは続くようです。

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