【憂国のモリアーティ】登場人物をまとめて紹介します!

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シャーロックホームズの宿敵であるモリアーティ教授を主役とした憂国のモリアーティの登場人物についてご紹介していきます。

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憂国のモリアーティとは

憂国のモリアーティは、構成を竹内良輔氏、漫画を三好輝氏による漫画でジャンプスクエアにて2016年9月号より連載中です。コナン・ドイルの「シャーロック・ホームズ」シリーズを元にしており、ホームズの最大にして最強の宿敵であるモリアーティ教授を主役に据えた物語が展開されています。

2021年1月時点でコミックス累計発行部数は400万部を突破しており、小説化・ミュージカル化・舞台化・アニメ化がされています。

あらすじ

19世紀末の大英帝国全盛期(パクス・ブリタニカ)のロンドン。

産業革命が進む中、着実に勢力を拡大し栄華を極めたが、技術の進歩と発展とは裏腹に、この国に古くから根付く階級制度によって、人口の3%にも満たない貴族たちが国を支配し、人間同士の差別を強固なものとしていました。

当たり前のように特権を享受する貴族と明日の暮らしもままならないアンダークラス、生まれながらに決められた階級に縛られて生きていました。

主人公のウィリアム・ジェームズ・モリアーティは、そんな腐敗した階級制度を打ち砕いて悪を排除し、理想の世界を目指す決意を固めます。

ウィリアムの目的

ウィリアムの目的は、イギリスの腐った階級制度を壊すことにあり、命の価値は同じで誰もが平等に幸せになる権利があるはずなのに生まれた家の格と血で一生涯の身分が決まって差別が生まれ、虐げられてしまう人々を見てきました。

階級制度が無くなれば身分の壁は消え去り、悲しみや憎しみもない誰もが平等に生きられる美しい世界を実現しようとしていました。階級制度はすぐには変えられないが今すぐ始められる事はあるとし、ロンドンを犯罪都市にするとモリアーティ家で集まったメンバーの前で話します。

犯罪は目的じゃなく方法であり、犯罪によって街は舞台と化し、市民は犯罪を目撃する観客となり、この国が階級制度によって歪みが最も顕になるような死を見せる犯罪を起こすことで、人々の目を覚ますことにありました。

ウィリアムたちが犯罪卿として壮大な計画を企て始め、貴族の目に見えない闇を晴らしていきます。

生まれる前からこの歪んだ世界には悪魔たちが蔓延っており、この世界が嫌いだったウィリアムは、地上の悪魔は全て消し去るために悪には悪で自分自身も悪魔になるしか道はなく、自分の手は血で汚れ切ってしまって最後の悪魔としてみんなの分の罪まで全て背負って独りで死ぬつもりでした。

 

憂国のモリアーティー登場人物 モリアーティ側

犯罪卿として暗躍するウィリアムをはじめとした、階級制度をぶち壊して悪を排除し理想の世界を作るために活躍するメンバーを紹介します。

ウィリアム・ジェームズ・モリアーティ

本作の主人公で元々は孤児であったが、博識で字の読み書きができ、貴族に生まれながら身分や階級制度に辟易しており志を同じくするアルバートに拾われ、弟と共にモリアーティ家の養子となります。

その後、アルバートと共に腐敗した社会を変えるべく、手始めに自分たちを見下していたモリアーティ家の家族を火災を装って殺害し、アルバートの実弟であるウィリアムに成り代わったため本名は不明のままとなっています。

モリアーティ伯爵家の跡取りとして3人で家を継ぎ、頭脳明晰で21歳という若さでダラム大学で数学教授として教鞭をとっており、副業である私立相談役として市民の間の問題を解決しつつ、裏では悪に罰を与える「犯罪相談役(クライムコンサルタント)」として仲間たちを率いて暗躍しています。

ウィリアムたちが仕立てる犯罪をより多くの民衆に周知する為に、民衆がその境遇に賛同できる犯人、貴族の腐敗を世間に暴く探偵が必要で、探偵こそが僕たちの犯罪の主人公であると考えており、ある一件でシャーロックホームズが目的のために手段を選ばない人間ではないということが明らかになります。

警察や司法では裁けない特権階級の悪魔どもをウィリアムたちが始末し、シャーロックにその事件を解かせて貴族の腐敗を世に喧伝させる適任者になってもらうと企てます。

ウィリアムは自らの死で大英帝国の浄化の完成を望み、始末をシャーロックに頼んだ際に進むべき未来とは関係のない過去として手紙を残していた。

そこには、シャーロックとの出会いは罪深い計画を一刻忘れてしまうほどに楽しいものであり、唯一の理解者を得られた気がして、互いの立場が無ければずっと一緒に語り合い謎解きに興じていたいとさえ思ったこともあり、年来の友人のように感じていたことを明かしています。

それ故に犯罪卿としての最期を看取るのは他でもないシャーロックに頼みたい理由だと述べています。

 

アルバート・ジェームズ・モリアーティ

モリアーティ家の長男。慈善活動先の孤児院で正しく悪の道を説く孤児の兄弟に興味を持ち養子に迎え入れましたが、その真意は自身と同じ魂を持っていたからでした。

階級制度や貴族である家族をも軽蔑しており、貴族という地位に胡座をかき下級層を見下していた両親と実弟の本物のウィリアム、当時のモリアーティ家使用人たちを火事に偽装して屋敷ごと炎上させ殺害し、伯爵位や資産などモリアーティ家の全ての権利を手に入れました。

その後はロックウェル伯爵家に身を寄せ、成長した後に屋敷をダラムへと移し、自身はイギリス陸軍に入隊し出世を重ねます。

中佐まで昇進した後、ウィリアムの手足になると思い秘密情報部に新設された公には存在しない闇の機関であるMI6を任されることになり表向きは退役し、ペーパーカンパニーのユニバーサル貿易社の取締役を隠れ蓑に、MI6指揮官「M」として活動します。

普段は大英帝国から指示される任務をこなし、その中にウィリアムからの任務を紛れ込ませているため、一部のMI6の隊員以外には国からの任務なのかウィリアムからの任務なのかは判別することは出来ません。

 

ルイス・ジェームズ・モリアーティ

ウィリアムの実弟。幼いころは心臓に病を患っていたが、モリアーティ家に引き取られた際に手術を受け完治しました。モリアーティ家の家族を火災を装って殺害した際に、完全犯罪として確実なものにするため自ら頬に一生残るほどの火傷をつけるほど覚悟の証を見せました。

成長後はアルバートに代わり、モリアーティ家領地の管理や屋敷の執務をこなしています。普段は眼鏡をかけ、右頬の火傷を隠すように髪型をアシンメトリーにしており、作戦現地にて自らナイフを手に取る時は眼鏡を外して戦う特徴があります。

実の兄であるウィリアムを強く慕っており、彼以外に笑顔を見せることは稀で作戦を完璧に遂行するために怪我をした子供を見捨てる提案をするなど他人には冷徹な一面をのぞかせ、特にシャーロック・ホームズに対しては強い嫌悪感を顕にしています。

ウィリアムは当初ルイスのことを作戦に加えようとせず、ルイスにだけは穢れの無い新しい世界で出来うる限り無垢で生きていて欲しいと願っていました。

ルイスは世界が良くなる事は良い事だが、その世界にウィリアムがいなければ自分には何の価値もないと言い切るほど、兄を思う気持ちは強いものでした。

死ぬ時も最後まで共に死ぬことを望んだが、ウィリアムは望んでおらず、全てが終わった後の世界がどんな結末を迎えようと生きてこの世界を見届ける決意をします。

 

セバスチャン・モラン

銃と巧みな話術を武器に腹心の部下としてウィリアムを支えており、ウィリアムのためならば命を喜んで捧げる覚悟がある。

ロンドンの名家の生まれで厳格な父親と堅苦しい貴族社会から少しでも離れたくて軍に入隊し、第二次アフガン戦争に従軍し、ベンガル第一工兵隊の隊長を務めていたが、味方の中に紛れた裏切り者の手引きによって部隊全員がKIA(戦死)で二階級特進したこととなっている。この際に負傷した右手首は義手となっています。

泥沼化していたアフガン戦争を終結に導くためMI6に課された任務を遂行した際に、モランの因縁の敵であった英国公爵を始末した過去との決別を果たします。

ルイスやフレッドがウィリアムの命を救いたいと模索している気持ちを理解しつつ、貴族と市民が等しく手を取り合う、ウィリアムが命を懸けた計画は絶対に成功させたいと思っており、ウィリアムの願いも同じく叶えてやりたいと明かしている。

 

フレッド・ポーロック

昼間はモリアーティ家の花の世話をしている黒髪の無表情な青年。

夜はロンドンの闇に紛れて犯罪相談を受ける犯罪相談役の窓口を担当しているためフレッドの存在自体がイギリス中の犯罪ネットワークそのものとも言われている。運動能力も高く変装術や暗号解読にも長けている。

モラン曰く、ウィリアムと同じで困っている者を見捨てておけない性格であり、人を人とも思わない貴族の非道な悪行を憎んでいる。

犯罪卿の最期はウィリアムが自らの死を計画していることについて納得できず、新しい世界を一緒に見たいと思い、ルイスと共にシャーロックにウィリアムの命を救ってほしいと秘密裏に接触します。

 

フォン・ヘルダー

 

黒のアイマスクをした盲目の天才ドイツ人技師。盲目ながらもその技術は折り紙つきで、時代の先を行く発明品を多数開発しており、音のしない銃を開発製造したり、作戦に必要な装備品を生み出している。MI6では兵器課長を務め、Qと呼ばれている。

ホワイトチャペルの亡霊編では現場に赴き、モランたちに渡した試作品を確かめに来たり、建物の屋根の高さからジャンプして降りたりと盲目にも関わらず身軽に活動している様子。

 

アイリーン・アドラー / ジェームズ・ボンド

米国出身の元プリマドンナで男装もお手の物で盗みの腕も立ち、バッキンガム宮殿からある機密文書を盗み出し、中身は大英帝国がフランス革命を密かに陰で操っていたという驚愕の醜聞を知ってしまったために命を狙われることとなってしまう。

自分の手に負えない代物に手を出してしまっため、アイリーンは命の保証と交渉のためシャーロックとモリアーティ陣営の両方に接触していたが、その後ウィリアムとの取引によって表向き死亡したことにされ命を救われます。

ウィリアムに忠誠を誓ってMI6に加わり、男装してジェームズ・ボンドを名乗ります。ファーストネームはモリアーティからジェームズを取り、ボンドは縁を意味している。MI6の七番目の特殊工作員となる。

型破りな発想や宮殿の宝物庫など鍵のある部屋に入れなかった事はないと言い切っているほど潜入捜査はお手の物であり、警察に忍びこみ強硬手段による冤罪を繰り返すアータートンの裏帳簿を難なく盗み出すことに成功している。

 

ジャック・レンフィールド

モリアーティ家が火事になった後、3兄弟が一時身を寄せていたロックウェル伯爵家の執事。第一次アフガン戦争時代の白兵戦の英雄で、敵味方から恐れられつけられた通り名が切り裂きジャックである。

普段の立ち振舞いだけで、隠していた兵士であった過去をウィリアムに看破され、貴族たる振る舞いを含めた特別な教育として殺人術まで3兄弟に施すことになる。

ホワイトチャペルにてある連続殺人が起きた後、3兄弟を頼ってモリアーティ家を訪れ、その後は犯罪卿の一味に加わり、モリアーティ家の屋敷の執事になった。

 

ザック・パターソン

スコットランド・ヤード犯罪捜査部(CID)の警部でレストレードと同期の間柄にある。

警察の名誉のためと強硬手段による冤罪を繰り返していたため、シャーロックとレストレードによる騒動に紛れて警察に侵入したボンドが裏帳簿を入手した結果、更迭されたアータートンに代わり、CID主任警部に昇格した。

裏ではMI6の内通者として暗躍しており、事件やシャーロックたちの動きを常に監視しアルバートに報告している。

 

憂国のモリアーティー登場人物 ホームズ側

犯罪卿を捕まえるために奮闘しているホームズと関わる人たちを紹介していきます。

シャーロック・ホームズ

労働階級の訛った話し方をする、自称世界でただ一人の諮問探偵で自分の興味があることだけにしか関わろうとしない。抜群の推理力だけではなく、格闘術など身体能力にも長けている。

ノアティック号事件でこの事件を裏で操っている者の存在に気付き、ウィリアムの目に止まったことから、ワトソンとルームシェアをすることになった際にウィリアムが仕掛けた事件に巻き込まれる。事件解決後には、ワトソンの手により小説「緋色の研究」として出版されてしまう。

ウィリアムによってテストされており、目的のために手段を選ばない人間ではないということが分かり、犯罪卿として事件を起こした際に彼に事件を解決させ、階級社会に疑問を抱かせるウィリアムたちの計画の英雄として担がれることとなる。

何度か偶然会ったウィリアムとは考え方など気が合うと感じると同時に自身のプロファイリングによって犯罪卿は義賊でありウィリアムでいてほしいとすら考えていました。

ミルヴァートンを始末するために現れた犯罪卿はウィリアムであり、シャーロックもお前であって欲しかったしお前でなきゃ駄目だった、お前で嬉しいぜと漏らしています。

シャーロックは幾多の事件の裏にある一本の緋い糸に辿り着き、ウィリアムが自分に課した役割を見抜き、ようやく同じ地平に立ち何をしようとしているのか、計画の目的について理解する。

 

ジョン・H・ワトソン

アフガン戦争で負傷し送還された元軍医でベーカー街の221Bでシャーロックホームズとルームシェアをすることになる。

共に事件に巻き込まれ、彼のずば抜けた推理力を目の当たりにするも、事件解決が全て警察の手柄になったことに納得出来ず、自身が「コナン・ドイル」の筆名で事件を元にした「緋色の研究」を始めとした小説を書き出版している。

この小説によりシャーロックがロンドンに名を馳せる名探偵となるきっかけを作りました。最初は、謎を追い求めるためなら何でもしようとするシャーロックをワトソンは叱責している。

次第にシャーロック自身もワトソンが大事な相棒であり友人となったことを本人に伝えている。

 

ミス・ハドソン

シャーロックとワトソンが借りている部屋のベーカー街221Bの家主で自称永遠の17歳としている。シャーロックの生活態度の悪さに日々悪態をついているが、心から彼のことを心配してくれている1人。

 

ジョージ・レストレード

スコットランド・ヤード犯罪捜査部(CID)の警部。ヤードの中ではホームズを信頼している方の刑事。シャーロックの能力を買っており、スコットランド・ヤードの手に余る事件が起きると、捜査の手助けを依頼している。

ウィギンズ

ベーカー街で暮らすストリートチルドレンによって構成されている、ベーカー街不正規隊(ベーカーストリートイレギュラーズ)の隊長。失せ物探しや使いっ走りまでなんでもこなすホームズの手足。

隊員に、バトラー、ユーリー、グリーン、スカイ、リードなどがいる。シャーロック曰く警察よりよっぽど役に立つ。

 

憂国のモリアーティー登場人物 イギリス陸軍関係者

憂国のモリアーティでウィリアムたちと関わる人物を紹介します。

マイクロフト・ホームズ

イギリス陸軍情報部の長官でアルバートの直属の上司でシャーロックの実の兄。弟をも凌ぐ能力の高さで、イギリス陸軍の情報部長官として国家の中枢に関わる。

アルバートがMI6に移ったあとも、大英帝国からの指令をアルバートに下す立場としてしばしば登場する。シャーロック曰く政府そのもの。

アイリーンアドラーが盗み出した機密文書の著述者でもあり工作員でもあったものはホームズ家の祖先であり、英国政府に忠誠を誓い続けるのは背負い続けなければならない罪と罰があるからだとウィリアムたちに明かしている。

マネーペニー

MI6の女性諜報員。元々はMI5所属だったが、MI6設立にあたりアルバートに引き抜かれMI6の指揮官Mの秘書をしている。アフガン戦争の終結という任務でモランのサポート役となった。ウィリアムに忠誠を誓っている。

Qが開発している武器などは全て彼女が管理している。

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