鵜飼コーチの最後のセリフに涙腺崩壊!声優・田中一成さん魂の叫び!【ハイキュー‼】

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2016年に突然亡くなった声優の田中一成さんの最後のセリフとなった鵜飼繋心の叫びは多くの人の心に響きました。
彼の死に悲しむ私たちにも向けられたような言葉で画面の前で大勢の視聴者が涙したことでしょう。

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田中一成さん プロフィール

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田中さんは大阪府出身、1967年4月8日生まれで「吹き替えに出てみたい」と思ったのをきっかけに声優を志し、1990年に青二プロダクションに所属されました。

好青年を演じる事が多かったり、ギャグパートを担当したりと、アニメには欠かせない主要キャラの数々を担当されています。

2016年10月10日、脳幹出血のため享年50歳で急逝されました。

田中さんの出演作には

『地獄先生ぬ~べ~』木村克也役

『コードギアス反逆のルルーシュ』玉城真一郎役

『ちびまる子ちゃん』野口富士男役

などがあります。

このほかにも様々な吹き替えやバラエティ番組のナレーションなども担当されていました。

今回は田中さんが演じられた数多くのキャラクターの中から『ハイキュー‼』鵜飼繋心(うかい けいしん)についてご紹介します。

ハイキュー!!あらすじ

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主人公・日向は、小学生の時テレビで放送されていた春高の試合で<小さな巨人>が飛ぶ姿に憧れてバレーをはじめます。

バレー選手としては不利な低身長を人並外れた身体能力でカバーしますが、日向の通う中学には男子バレー部は無く、3年になって何とかかき集めたメンバーと最初で最後の大会に出場しました。

しかし、最初の試合で優勝候補とあたり、あっという間に敗戦。

対戦した天才セッターと呼ばれる影山に中学3年間を全否定された日向は、影山よりも強くなることを誓い宣戦布告し別れます。

 

憧れの<小さな巨人>がかつてプレーしていた烏野高校に入学し、打倒影山に燃える日向でしたがそこにはすでに影山の姿が…。

ライバルでありながら相棒になった日向と影山が、チームメイトたちとともに春高出場を目指す青春バレー作品です。

鵜飼繋心とは

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烏野バレー部のメンバーが部活後立ち寄る坂ノ下商店の店員として初登場します。

その後武田監督がコーチの依頼をするため何度も通いますが、頑なに断り続けていました。

そんな鵜飼繋心の正体は烏野が全国へ行った強豪時代の指導者、名匠・鵜飼監督の孫でした。

 

自らも烏野OBの鵜飼は、現在でも町内会チームでプレーを楽しんでおり指導者ではなくプレイヤーで居続けたいとの思いから武田監督からの申し出を断り続けますが、最終的に当時のライバルでもある音駒(ねこま)高校との練習試合まで期間限定でコーチを引き受けます。

指導に当たる鵜飼は【落ちた強豪 飛べない烏】のレッテルをはがせる可能性を新生烏野メンバーに感じ、練習試合後もコーチを引き受け全身全霊で彼らの指導に当たるのでした。

『下を向くんじゃねえええ!』

ハイキューを代表する名場面になっている鵜飼コーチのこのセリフ。田中さんファン、ハイキューファンは涙なしでは語れません!

このセリフはアニメ3期8話『嫌な男』で放送されました。

3期では、全国出場の切符をかけて宮城県大会決勝に進んだ烏野高校が、絶対王者・白鳥沢高校と対戦します。

1クール全10話の放送でしたが、サブタイトルが『烏野高校VS白鳥沢学園』というだけあり、10話全て使い白鳥沢との決勝戦が描かれました。

 

一進一退の攻防が続くファイナルセット。

勢いに乗る白鳥沢にあと1点取られれば烏野の敗北が決まるという場面で、会場中が白鳥沢勝利の空気に染まります。

選手たちも、あまりの疲労困憊で精神的にもダメージが蓄積されたのか、会場の空気に飲まれかけたその瞬間、鵜飼コーチの叫びが会場に響き渡り空気は一変、選手たちの戦意も復活しました。

 

「下を向くんじゃねえええええ!!!バレーは!!!常に上を向くスポーツだ」

 

田中さんが魂を込めて叫んでくださったこのセリフが、田中さんの声優としての最後のセリフとなってしまいました。

田中さんの訃報が知らされたのが、ハイキュー3期放送日の4日後でした。

当時は鵜飼コーチが何話まで田中さんの声で聞けるのか分からず、毎週噛みしめるように鵜飼コーチの言葉を聞いていたのを覚えています。

あまりにも急で早すぎる不幸に戸惑い、哀しみと共にアニメを見ていた視聴者にとって鵜飼コーチのあの言葉はアニメという枠を超えて心に突き刺さるワードだったのではないでしょうか。

 

選手たちは負のイメージに襲われ、視聴者は田中さんの訃報に哀しみ、誰もが沈んだ気持ちだったのに対し、あの瞬間鵜飼コーチだけが清々しいほどの笑顔でした。

この表情にもまた泣かされました!!あれはずるい!!

正直もう途中から、鵜飼コーチと田中さんが同一人物に見えていました。

田中さんの声でこのセリフを聞けた時は、これまで感じたことのない感情に襲われました。

遺言というか、こんなにも気持ちや魂が宿ったフレーズを聞くその時に当の本人は既にいないという…。

こんな経験は後にも先にも、もうないと思っています。

 

作品を超え、いろんな意味で捉えてしまったセリフですが、私はこの経験を決して忘れません!大切な人を亡くした時によく、心の中でずっと生きているなどと表現することがありますが、まさしくその通りで鵜飼繋心という人物に命を吹き込んだ田中さんの遺志は永遠に消えることはありません。

繋ぐ心と書いて繋心。まさに鵜飼コーチが田中さんの心を繋いでくれました!

鵜飼コーチ名場面

「食え。食え。少しづつ でも確実に 強くなれ」1期24話

インターハイ予選準決勝で青葉城西に敗北したあと、選手たちを食事に連れて行ったシーンです。

敗北のショックに食事が出来る心境ではなかったでしょうが、強くなるためちゃんとした食事をきちんと食べることが必要だと教えます。

強くなるため、泣きながら黙々と食べる選手たちに心の中でエールを送っていました。

 

「あのコンビは小さな巨人をも超える空中戦の覇者となる」2期5話

青葉城西に負けたことで日向は今のままではこの先通用しないことを悟ります。

これまで影山任せだった速攻を自分の意思で打ちたいと訴える日向の意見を、ただでさえ超人技の速攻をこれ以上どうすることも出来ないと一旦は退ける鵜飼コーチでしたが、もしも成功したら?と想像した結果この考えに至りました。

その後、祖父である名匠・鵜飼監督の助力もあり見事新しい必殺技の取得に成功します。

 

「あんたはすごいことをやってくれた」2期25話

宮城県大会準決勝で遂に青葉城西へのリベンジを果たし、翌日の決勝に向けミーティングのため学校に戻るバスの中で武田監督に言った言葉です。

武田監督は鵜飼コーチに指導者を依頼した時同様、何度も何度も音駒高校に連絡を入れ東京の強豪校グループの練習に参加させてもらう機会を掴み取っていました。

何の伝手もなかった烏野にとって強豪相手に練習が出来る機会というのは喉から手が出るほど欲しいもの。

それをもぎ取ってきた武田監督に感謝を伝える鵜飼コーチでした。

ハイキュー出演声優陣の反応

田中さんの突然の訃報には大きな衝撃が走り、ハイキューで共演されていた声優さんたちも当然相当なショックを受けておられました。

烏野バレー部の主将・澤村大地役の日野聡さんは、ラジオでハイキューで印象に残っているセリフを聞かれた際、鵜飼コーチの「下を向くんじゃねえ!」を挙げていました。

役を超えて、田中さんからの最後のメッセージとして受け取られていて大きな影響を受けたそうです。

田中さんへの感謝の気持ちとともに深く心に響いた言葉としてお話されていたので、たくさんの人に慕われていた田中さんの人柄が伺えます。

また4期放送前に行われたイベントで3期8話を振り返りコメントを求められた際には、涙をこらえ言葉に詰まる日野さんの姿がありました。

影山役の石川界人さんがフォローに入り、日向役の村瀬歩さんが「言葉にできないけれど込み上げるものがあるシーンで、僕らも一緒に上を向いて引き続き頑張っていきたいと思わせられる」と代弁しています。

 

さらに烏野バレー部のマネージャー・清水清子役の名塚佳織さんは、ハイキュー以外にもラジオでも共演されていてツイッターでコメントを出されていました。

ファンの反応

大きな衝撃が走った田中さんの訃報。

あまりにも急な事だったので多くのファンが現実を受け止めきれず混乱していました。

そんな世間の反応がこちらです。

 

突然の報せで今後の情報が追い付いていなかった当時、田中さんが演じるあのシーンを諦める視聴者も多くいました。

しかしたくさんの遺志を残した田中さんは、最後にとても大きな魂を残していってくれました。

鵜飼コーチが叫んだあの瞬間、全視聴者が涙したことでしょう。

後任の声優は?

田中さんの後任として江川央生(えがわ ひさお)さんが、3期9話から鵜飼繋心役を担当されています。

烏野バレー部の全メンバーから絶大の信頼をよせられる鵜飼コーチを担当するというだけでも、相当なプレッシャーがかかることは容易に想像できます。

が、今回は田中さんの後任ということで、どうしても注目を集めてしまうこともあり、これまでとは比べものにならないくらいの重圧があったのではないでしょうか。

しかし江川さんは、田中さんの遺志を受け継いだ鵜飼コーチを壊さないよう大切に演じてくださいました。

まとめ

これまで多くのアニメを見てきましたが、放送中に出演者の方が亡くなってしまうという経験は初めてでした。

もともと、ハイキュー!は大好きな作品でしたが、3期は特に忘れられない内容になりました。

毎週放送を待ちわびながらも複雑な気持ちで、田中さんの声を少しも聞き漏らさないよう集中して視聴していたのを覚えています。

先輩として、大人として、烏野バレー部のみんなに厳しく接する鵜飼コーチ。

初めは頑なに指導者になることを拒んでいましたが、引き受けたとたん、真剣に彼らに向き合ってくれてありがとうございました!

烏野高校が春高に出場できたこと、彼らが大きく成長できたことは間違いなく鵜飼コーチの尽力のおかげでした。

田中さんが魂を込めてくださった鵜飼コーチのあのセリフ。

きっと私はこれからの人生で何かに躓くたびに、何度も見直すと思います。

そしてそのたびに鵜飼コーチと田中さんに背中を押してもらうことでしょう。

鵜飼コーチを田中一成さんが担当されたこと、本当に嬉しく思います。

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