かわいい絵柄にどぎつい下ネタ…渡辺電機(株)先生を知っていますか

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どぎつい下ネタに過激な暴力、そして非常にかわいい絵…そんな不思議な魅力を持ちながらも決して有名ではなかった渡辺電機(株)先生が突如文春でインタビュー!55歳にして独身から2人の子持ちパパにクラスチェンジした渡辺電機(株)の魅力を語ります!

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渡辺電機(株)とは!?

渡辺電機(株)(わたなべでんきかっこかぶ)。
名前だけ見ると一族経営の電化製品メーカーか何かかと思われてしまう名前ですが、れっきとした漫画家の方のお名前です。
しかも本名。(さすがに(株)は本名にはつきませんが…)
漫画、特にアスキー出版の漫画に詳しい方ならご存知かもしれませんが、鳥山明先生や尾田栄一郎先生の様な「超一流の漫画家さん」ではありませんでした。
とはいえ、大学在学中の1980年代後半から漫画家として活動をはじめ、現在に至るまで漫画一本で生活されている方です。
メジャーな漫画家さんでは絶対に描けない・描かないだろう放送禁止用語が混ざったタイトルや残酷な暴力描写、アブノーマルすぎる性描写でありながらも、キャラクターのかわいさでカバーされている、そんな作家さんです。
今回はそんな渡辺電機(株)先生の魅力を紹介致します。

あの石ノ森章太郎先生のお弟子さん!

明治時代在学中、漫画修行として向かった先が「あの」石ノ森章太郎先生の職場。
漫画道で語られるあのトキワ荘出身、サイボーグ009や仮面ライダーシリーズといった現在でも大人気の作品を書き上げた石ノ森章太郎先生の下で修業…ただ物ではありません。
現在でもTwitterで時折、石ノ森先生との思い出をぽつりぽつりと語られています。

過去の作品…

そんな渡辺電機(株)先生、本人が
「あまり売れていない漫画家」
と言われる通り、漫画家生活35年にして単行本20冊と決して多くはありません。
しかし非常にかわいらしいキャラクターと、それに見合わないどぎつい下ネタから、一部には根強いファンがいらっしゃいます。
そんな過去の作品を紹介しましょう。

ウィザードリィ~ダンジョン退屈男

タイトルの通り、ロールプレイングゲームの元祖、ウィザードリィを原作とした漫画です。
主人公は敵モンスターで侍のミフネ。
そこにヴァンパイアロードやサキュバス、さらにはラスボスであるワードナといったウィザードリィのモンスターや、ボルタック商店の店主、カント寺院の神父(仏教の和尚さんとして描かれています)、さらには狂王トレボーといった舞台となるリルガミンの町の人々が入り乱れてどたばたギャグをやるコメディ漫画です。
月間アスキーコミックという雑誌の性質上か、他の作品に比べるとだいぶ下ネタ描写がおとなしい作品です。
元々ウィザードリィがそんなにモンスターの性格設定などがされているゲームではないので、原作を知らなくてもただのギャグとして楽しむことができる作品でしょう。
ちなみにWizardyの版権の都合で長い間再販がされていませんでしたが、英語のWizardyだと版権的に問題があるけれど、カタカナのウィザードリィなら問題ない、との見解からkindleで再販が実現しました。

クソゲー戦記 ドラゴン・サーガ

クソゲー過ぎて誰もクリアしたことがないといわれる伝説のゲーム「ドラゴンサーガ」。
そんな世界に召喚されたどこにでもいる14歳のミチロウとゲーム世界の面々によるドタバタ漫画です。
今時風に言えば異世界転生ものでしょうか。
コンピュータゲーム専門情報誌であるコンプティークの別冊である月刊コミックコンプという雑誌で連載されていた都合、ゲームあるある、クソゲーあるあるが多く取り上げられています。
続編にクソゲー星人というものがあり、こちらは2001年と比較的近年まで、ゲーラボこと月刊ゲームラボで連載されていました。

(株)~かっこかぶ~

このあたりの作品からだいぶ下ネタがハードになってきます。
本作は作者曰く「サラリーマン経験がないので想像で描いた会社漫画」となっています。
一応掲載誌であるビジネスジャンプがサラリーマン向けなので、それに合わせた形との事ですが…。
副業として暗殺者や傭兵をしているOL
いつも全裸のOL
仕事は優秀、腕っぷしも超一流、けれど給料を全部風俗に使ってしまう会社員
ただの猫の会社員
非常に器が大きいけれど子どもみたいな部分と女装癖のある社長
さらにここでは書けない様な危険な人々が入り乱れてドタバタを繰り広げるコメディ漫画です。

童貞女子!!

タイトルからしてアウトな気もしますが…エッチな事に興味津々、中学1年生の「天我おなほ(てんがおなほ)」と「沢尻あなる(さわじりおなほ)」が暴走し倒すギャグ漫画です。
設定上は「おなほ」の父親が渡辺電機(株)先生ということになっており、作中でおなほが自分達をネタに父親が漫画を描いている!と気づいて驚く描写がありますが、後述の通りこの時点では先生に子どもはいません。

しゃぼんな毎日

2000万円の借金を持つ女子高生・吉原しゃぼんが借金返済の為に考えたアルバイトはなんとソープ嬢!
しかし当然未成年がそんなアルバイトができるはずもなく、ソープランドでアルバイトをする事に…という内容のコメディ漫画です。
ピクシブで連載されており、最近完結したこの作品ですが、風俗が舞台にも関わらず、そんなにエッチな描写もなく、結構普通の日常ものとして読むことができる作品です。
とはいえ、油断して公共の場で読んでいるときわどい描写も多いですが…。

最新作・父子家庭はじめました

正式なタイトルは
「55歳独身ギャグ漫画家 父子家庭はじめました」
前述の通り16歳年下の子持ちシングルマザーと結婚された渡辺先生は突如2人の女の子のお父さんになりました。
しかも仕事や子供の発育の都合で、半年間8歳の女の子と2人暮らしに。
これまで気楽な1人暮らしだったのが、突如自分より大切な存在ができ、振り回され、それでも子供の暖かなぬくもりに心を癒されながら過ごす日々を綴った本作は、これまでのエロ・暴力・下品だった渡辺先生の作品とは一線を画します。
自分が食うだけのお金を稼いで好きなことだけ死んでいくつもりだった渡辺先生。
24時間が自分の時間だった生活が一変、とにかく気をかけ手間をかける存在を相手に四苦八苦する事になりました。

漫画家生活30余年にして突然のスポットライト

渡辺電機(株)先生の作品を見ていくと、原作ゲーム付き漫画だったり、タイトルに童貞なんて言葉を使っていたり、舞台がソープランドだったりと、決してメジャータイトルとして戦うスタイルではない感じがします。
そんな渡辺先生ですが、2021年5月3日、突如文集オンラインでインタビュー記事が取り上げられることとなりました。
さかのぼる事3年前の2017年、渡辺先生は16歳年下のシングルマザーの方と再婚されることとなりました。
それまで結婚経験も、当然育児経験もない渡辺先生は突如2人の女の子の父親に…。
そんな稀有な経験を漫画にした前述の作品が、30年以上、アンダーグラウンドの「まんが家やくざ(自称)」だった渡辺先生に突如スポットライトを当てたのです。
ご本人の談によると、出版社に持ち込んだけれど拒否されてnoteでの更新となりましたが、結果的に本作は先生の代表作の1つとなりそうですね。
そんな先生、最近1つ悩みがあるそうです。

そりゃそうですよね…育児系の人がフォローするにはちょっとアングラすぎるんじゃないでしょうか…。

そんな先生の現在

今連載にされているお話しは平成30年、つまり3年以上前の時期のエピソードです。
現在はお二人の間に1人のお子様も生まれ、奥様と子供3人で幸せな生活の様です。
無事親子5人で楽しく過ごされている様ですが…文春でのインタビューでは紆余曲折があったみたいです。
結婚や家庭が複雑化し、ステップファミリーが増えていく現代、先生が自身の体験を世に広められるのは、ご家庭について悩まれている親子さんにとって、非常に励みになるのではないでしょうか。

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