【『ジョジョの奇妙な冒険』第5部『黄金の風』】各キャラクターの過去についてアニメで追加されたエピソードとは?気になる部分を大紹介!

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アニメ『ジョジョの奇妙な冒険』第5部『黄金の風』には、原作である漫画から、アニメオリジナルとして付け加えられたエピソードが多数存在します。
その中から、今回は主人公である「ジョルノ」が所属する「ブチャラティチーム」のメンバーと、ギャング組織「パッショーネ」のボス「ディアボロ」の過去について、アニメではどんなエピソードが追加されているかを紹介させて頂きたいと思います!

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『ジョジョの奇妙な冒険』第5部『黄金の風』とは

『ジョジョの奇妙な冒険』は、1987年から連載が開始された荒木飛呂彦先生原作の大人気少年漫画作品です。

『黄金の風』は『ジョジョ』シリーズの第5作目にあたり、主人公「ジョルノ・ジョバァーナ」がギャングスターを目指して入団したギャング組織「パッショーネ」の騒動に巻き込まれて行く姿が描かれています。

過酷な環境に身を置きながらも、自分達の信じる正義に従い突き進む男達の生き様に感銘を受けた読者は数多く存在するのではないでしょうか。

ブチャラティチームの過去

ジョルノ・ジョバァーナの過去

原作で語られたジョルノの過去

ジョルノの父親は、『ジョジョ』第1部から続くジョースター家の宿敵である「DIO」です。

DIOは第3部で「空条承太郎(くうじょう・じょうたろう)」に倒されてしまったため、ジョルノと顔を合わすことはありませんでした。

母親は美しかったけど、育児にはあまり関心がなかったようで、幼いジョルノを置いて度々夜の街へと遊びに出掛けていました。

ジョルノが4歳の時、ジョルノの母親はイタリア人の男と再婚したことで、以後ジョルノもイタリア人としてイタリアで暮らすことになります。

(DIOのことといい、ジョルノのお母さんは異国の人が好みなのでしょうか?)

ところが、ジョルノの新しい父親は、母親のいない所でジョルノのことを虐待していました。

さらに、ジョルノは街の悪ガキからも、うっぷんをはらすのに利用されていました。

しかし、ある日ジョルノは、街で怪しい集団に追われていた男を匿うことで命を助けます。

ジョルノに対し深く感謝を覚えた男は、ジョルノと周囲の関係を取り持ち、ジョルノは父親から殴られることはなくなり、悪ガキどもからは映画館で席を譲ってもらえるようになるなど、状況が一転します。

ジョルノが助けた男はギャングでした。

本来は両親から学ぶべきはずの「人を信じる」ということを、ジョルノはこのギャングの男から学びました。

そしてジョルノは「ギャングスターになる」という夢を抱くことになるのです。

アニメで追加されたジョルノの過去のエピソード

・ジョルノの母親が夜の街で遊ぶシーンが追加されている。

・ジョルノが日本で住んでいた家が登場する。

ジョルノの本名である『汐華』という表札が掲げられていたり、焼き鳥や鯖の缶が放置されている家の中の様子も描写されています。

・ジョルノの母親が、ジョルノの義父となるイタリア人の男と結婚式の衣装で写真を撮る様子が描かれている。

この時、一緒に写真を撮りたくなさそうにしているジョルノに、義父が「はるの」とジョルノの本名で呼び掛けています。

原作の漫画でもジョルノがそう呼ばれている描写はなかったので、この義父が初めてジョルノのことを「はるの」と呼んだ人物にということになります。

・義父がジョルノにパンを投げるシーンがある。

パンを欲しそうにしているけど、そう口に出せずにいるジョルノのことを「根暗なガキ」と称しています。

ジョルノをそのような性格にしたのは見えない所で虐待していた義父本人である、ということが強調されているかのようなシーンですね。

・悪ガキどもがジョルノをわざとつまづかせ、水溜まりに転ばせるシーンが追加されている。

この時そばにいた警察官らしき男どもも、そのことについてはまるで興味が無さそうな態度を示します…。

いかにこの街が腐っているか窺えますね。

・映画館で悪ガキがジョルノに席を譲る描写がより詳細に描かれている。

映画館でジョルノがジュースとポップコーンを持っているのが可愛らしいです。

・ジョルノが、助けたギャングの男を通して、店でジェラートを一段上乗せしてもらっているシーンが追加されている。

注文して出てきたジェラートを見て、ジョルノも「これ、多い…何かの間違えじゃ」と驚いています。

・任務中のギャングの男と遭遇するジョルノのシーンが追加されている。

ジョルノは、ギャングの男が悪党を殺して家から出て来る場面と出くわします。

ギャングの男が悪党を殺した理由は「シマのルールを破って麻薬をさばいてたクズだから」とのことです。

殺された悪党の子供が出て来て、ギャングの男に銃を向けながら「お前だってクズじゃないか!」と言い放ちますが、ジョルノはギャングの男がクズであるとは微塵も思いませんでした。

余談ですが、この時、悪党の子供がギャングの男に向かって撃とうとした銃は、引き金を引いてるような描写があったにも関わらず、発動しませんでした。

(悪党の子供もそれを不思議そうにしていました。)

このことについては、アニメの中でも謎のままで深く追求されていないのですが、これはもしかしたらギャングの男もスタンド使いで、子供の銃に何かしら能力を使っていたということでしょうか…?

それとも、まだ幼くて、自身のスタンド能力を自覚していないジョルノが「ゴールド・エクスペリエンス」で何かをしたのでしょうか…。気になる所ですよね…。

もう一つこちらも余談ですが、アニメのジョルノの過去では、幼いジョルノの衣装が何種類か用意されているので、それをチェックするのも楽しいですよ(笑)

レオーネ・アバッキオの過去

原作で語られたアバッキオの過去

アバッキオは高校卒業後、憧れであった警察官になりますが、護るべき一般市民の警官への無礼な態度や、命を賭けて悪党を捕まえたとしても金を払えばあっさりと保釈してしまうこの世界の仕組みに失望してしまいます。

そのうち、アバッキオ自身も悪党から金を受け取ること(賄賂)で、悪事に目を瞑るようになってしまいました。

ある日、その悪党が別の悪事を働いている場面に遭遇したアバッキオは、悪党から賄賂を受け取ったことをチラつかされて動揺します。

悪党を逮捕することを躊躇している隙に、悪党が銃を取り出して撃ちました。

その弾は、アバッキオのことを咄嗟に庇ったアバッキオの相棒の警官の命を奪うことになったのです。

アバッキオの未来はそこで終わりました。

その後、アバッキオは自堕落な生活を送った後、ギャングの世界へと足を踏み入れることになります。

アニメで追加されたアバッキオの過去のエピソード

・原作とアニメで、過去のエピソードが挿入されている箇所が異なる。

原作でアバッキオの過去の話が描かれていたのは、暗殺者チームの「イルーゾォ」と対決する時でしたが、アニメではもっと早く、敵の「ズッケェロ」と戦うシーンで過去が語られています。

このズッケェロ戦というのが「ムーディー・ブルースの逆襲」というサブタイトルのアバッキオのスタンドが活躍する回だったので、こちらに過去のエピソードが挿入されても特に違和感はありませんね。

・原作ではナレーションで説明されただけであった、市民が警官であるアバッキオに行った無礼な行為が具体的に描かれている。

悪ガキがパトカーに石を投げるシーンや、すぐ近くで発生したひったくりの事件を制止することが出来なかったアバッキオを老人が批判するシーンがそれに該当します。

・「イザッコ」と名のつけられた悪党が保釈金を払って刑務所から出て来る様子が新聞に取り上げられている描写や、イザッコと仲間がやり取りするシーンが追加されている。

この描写により、アバッキオがこの世の中の仕組みに矛盾を抱く心情がより感じ取れるような気がしますね。

・雨の中、ブチャラティが、警官を辞めざるを得なくなったアバッキオを自分のチームに誘いに来るシーンが追加されている。

ここで、ブチャラティはアバッキオに次のように語りました。

「大切なのは結果ではなく、そこに至る道筋だ」

「オレのチームに来い 過去に縛られたまま死ぬな」

アバッキオはこれらのブチャラティの言葉に、一瞬背後の店(アバッキオが辞職するきっかけになった事件が起きた店)の方を振り向きます。

この時、アバッキオは何を思っていたのでしょうか…。

その後、ブチャラティの申し出を受け入れるアバッキオ。

このシーンは、突然ブチャラティがアバッキオを迎えに来るシーンから描かれているので、ブチャラティがアバッキオをどうしてチームに入れようと思い至ったのかは不明です。

ブチャラティがどんな考えを持ってアバッキオを救いに来たのかも詳しく知りたいところですよね…!

ナランチャ・ギルガの過去

原作で語られたナランチャの過去

ナランチャが10歳の頃、母親は目の病気を患って亡くなってしまいました。

父親はナランチャについて無関心だったため、そのうちナランチャは学校に行かなくなり、友人の家を泊り歩いたり、万引きして手に入れた物で夕食を済ませるようになりました。

この世の中で一番大事なものを友情としていたナランチャはある日、年上の友人に言われるがままに、髪を友人と同じ金色に染めることにしました。

ところが、後にその友人はある老婦人の家に泥棒に入り、そのまま逃走します。

老婦人はナランチャを犯人だと決めつけてしまいました。

真犯人である友人と同じ金色の髪をしていたことから、老婦人が勘違いを起こしたのです。

ナランチャは無実の罪のまま1年を少年院で過ごすことになりました。

少年院から出て来る時、ナランチャは目を患っていました。

警官に殴られたことでバイキンが入ったためなのでしたが、このナランチャの目の病気は亡くなった母親譲りで、傍に寄ると感染するという噂がかつての仲間の間で広まっていました。

デマを流したのは、ナランチャの髪を金色にするように言った友人でした。

全て仕組まれていたことに気付いたナランチャにはもう行く所もなく、一人ぼっちでした…。

ある日、ナランチャが食べる物を探してレストランのゴミ箱を漁っていると、そこに同じ年頃くらいの少年・フーゴが通りかかりました。

フーゴはナランチャをレストランの中に引き入れると、中にいた仲間にスパゲティを食べさせてあげたいが構わないかと確認します。

そしてナランチャにスパゲティを差し出した男こそが、後にナランチャも加わることになるチームのリーダーであるブチャラティでした。

ブチャラティはナランチャを病院に連れて行き、目の病気を治す手助けをしてくれましたが、ナランチャがブチャラティの下で働きたいと発言したこと対しては激怒しました。

ブチャラティに言われた通り、ナランチャは家に戻り学校にも通い始めましたが、その後、自分のために心から叱ってくれたブチャラティの下で働くことを決めたのです。

アニメで追加されたナランチャの過去のエピソード

・病室で母親の手を取り話しかけるシーンが追加。

原作では1コマも描かれることがなかったナランチャの母親が登場します。

ナランチャが慕っていることから、優しいお母さんであったことが想像出来ますね。

亡くなった後にお墓に刻まれた文字から「MELA GIRGA」という名前を確認することが出来ます。

・ナランチャと父親との確執の描写が追加されている。

父親はナランチャに母親の病気のことを尋ねられても無視して答えませんでした。

そんな父親に対し、ナランチャは「クソ野郎」とこぼします。

年上の友人から家のことを尋ねられた時、ナランチャは「あんな家知るか」と吐き捨てるのでした。

・ナランチャが仲間とパン屋で万引きしているシーンが追加されている。

ナランチャがパン屋の亭主に道を聞くフリをしている隙に、仲間達がパンを盗む様子が描かれています。

・原作で登場する年上の友人のことを、ナランチャは「兄貴」と呼んで慕っている。

この年上の友人とは、ナランチャに金髪にすることを勧めてハメたアイツのことですね。

・ナランチャが唆されて金色に染めた自分の髪を得意気に仲間に見せびらかしているシーンが追加されている。

仲間の一人はそれを見て、ハッキリと「似合わねぇ~」と言っています。

個人的には似合わなくはないと思いますが、普段のナランチャとは違いすぎてまるで別人です。

・ナランチャと、ナランチャを強盗と間違え捕まえに来た警官とのやり取りが追加されている。

「てめぇ、ふざけんな!何ほざいてんだ?俺が強盗だと?んなワケ…」などといったナランチャのセリフが付け足されています。

また、本来なら無罪であるため、罪を認めようとしないナランチャに対し頭突きを食らわせる警官が登場します。

アニメではこの警官の頭突きがナランチャの左目に直撃したためにバイキンが入ってしまい、後にナランチャを苦しめたことになっています。

・ナランチャが少年院の中でうずくまるシーンが追加されている。

兄貴が自分をハメたのではないかという考えが浮かぶも「まさか…いや、んなわけねぇ…!ゲスなこと考えんなクソ!」と打ち消すセリフが追加されています。

兄貴のことを信じ抜こうとするナランチャが健気すぎです…。

・ナランチャの兄貴分に「(目の病気を)うつすなよ お前はそばに近寄るな…」という台詞が追加されている。

他のナランチャの元仲間もナランチャを避けて、ナランチャを孤独に追い込んでいる様子が原作より詳しく描写されています。

・ナランチャが目の病気を恐れるシーンの一人称が変更されている。
原作では「ぼくは」と言っている箇所が「オレは」に変わっている。
原作でも、この場面以外のナランチャの一人称は基本的に「オレ」なので、アニメでは統一したのかなと思います。

・通りすがりの老婆と女性が、レストランの裏でゴミ箱を漁るナランチャのことを哀れんでいるシーンが追加されている。

・ナランチャが目の治療するために入院した際、寝巻きが原作とアニメで異なった物を用意されている。
病室の様子も原作より詳しく描かれています。窓が大きくて、まるで一般の家の一部屋のようにも見えるのですが、イタリアの病室はみんなこのような造りなのでしょうかね?

ここで「何故自分のことを助けたのか」というナランチャの問いに対して、ブチャラティが「わけなどない」と発言するのですが、この台詞もアニメで追加されたものです。
原作ではナランチャの問いにブチャラティは「答えなかった」というナレーションが入っているのですが、何故アニメではブチャラティは答える気になったのでしょうね?アニメ化の際に何か心境が変わることがあったのでしょうか…。こればっかりはブチャラティ本人に聞いてみるしかありませんね(笑)
多分この質問に対しても同じように「わけなどない」と答えられると彼は言うと思いますが…。

・ナランチャが学校に通っているらしき姿が描写されている。

学校の中で勉強しているシーンはありませんが、ナランチャが勉強道具の本らしきものを持って立っている姿が描かれています。

この時のナランチャの私服姿も原作にはないアニメオリジナルのものですね。

・家に戻って来たナランチャと父親のすれ違うシーンが追加されている。

ナランチャの父親は学校に通い始めたナランチャに、やはり全く興味を示そうとしません。

ナランチャとその父親が向かい合うシーンに大きな家が登場するのですが、こちらがナランチャの家かはどうかはアニメの中で明言されていないため不明です。

・ナランチャが母親の墓を訪れるシーンが追加されている。

お母さんのお墓の前でブチャラティに言われたことを思い出し、自分を奮い立たせています。

パンナコッタ・フーゴの過去

原作で語られたフーゴの過去

『黄金の風』に出て来るイタリアの架空の地名「ネアポリス」の裕福な家柄に生まれたフーゴは、IQ125高い知能を持ち、弱冠13歳の時すでに大学入学の許可を与えられていました。

しかし、本来の短気な性格が祟り、フーゴはある教師を重さ4kgの百科事典で暴行する事件を起こしてしまいました…。

以後、フーゴは落ちに落ちて、ブチャラティの部下になりました。

フーゴ以外のブチャラティチームのメンバーには漫画の中で数ページに渡って過去について描かれているのにも関わらず、何故かフーゴのみ、敵キャラクターの「イルーゾォ」がフーゴの略歴をたった2コマで語るだけという演出でした。

他のキャラクターには過去の詳細について描写があるにも関わらず、何故フーゴには過去のエピソードがないのでしょうかね?

アニメで追加されたフーゴの過去のエピソード

原作では語られている部分が少なかったフーゴの過去は、アニメで制作する際に、原作者である荒木先生にイメージを聞き、やり取りを繰り返してシナリオにしていったそうです。

荒木先生監修の下でフーゴの過去について描かれているのが嬉しいですよね。

原作では登場しなかった、フーゴの両親の姿もアニメではバッチリ描かれていますよ。

フーゴは、ネアポリス郊外に広大な土地を持つ裕福な家に生まれました。

何一つ不自由のない恵まれた環境に加え、IQ152という生まれついての高い知能でその人生は一点の陰りもないかのように思われていました。

しかし、両親や周囲の者からかけられた期待の大きさは、幼いフーゴの心をゆっくり押し潰していたのです。

フーゴは時々、自分でもわからない怒りの感情に襲われましたが、必死にこらえて、なんとかやり過ごしていました。

幼いフーゴが、父親に向かって背後からナイフを振り下ろそうとして止めるシーンが挿入されています。

アニメでは、フーゴが13歳で入学した大学で、教師に暴行してしまった事件について詳細が描かれています。

課題のための調べ物をしているフーゴに、背後から教授と呼ばれる男が近付いて来ます。

教授はフーゴに「わからないことがあったら聞きにおいでと言っただろう」と、一見親しげに語りかけますが、「また私の家で食事でもしながら…」とフーゴを誘う口元にはヨダレが…。

立ち去ろうとするフーゴに、「次の試験の内容を教えてあげてもいいんだがねぇ」と言いながら、ネクタイを緩める教授…何やら、只事ではなさそうな雰囲気が教室に立ち込めます。

「さぁ肩の力を抜いて…」と教授はフーゴの肩に手を置きます。

ここでついにフーゴは、「やめろと言っているんだぁ!」と言いながら、手に持っていたぶ厚い本で教授を殴りつけてしまいました。

感情を抑えることが出来ず、フーゴの本性が爆発してしまったシーンですね。

「僕は貴方を尊敬していたんだ!このドグサレがァ~!」と心の内を吐露しながら、フーゴはその後何度も教授を殴り続けました。

この時、部屋にかけられていた薔薇の飾りに血が飛び散るのですが、どうしてここで「薔薇」の飾りが描写されているのか…とても意味深な感じがします…。

他の生徒から「フーゴの奴、教授といい仲だったんだってよ」「あいつから誘ったんじゃないか?」「入学試験でも色目使ってたりしてな」などといった根も葉もない噂が立てられる中、フーゴは手錠をかけられて連行されて行きます。

この事件に関し、フーゴの両親は金を使ってフーゴを無罪にしました。

一方でフーゴを汚らわしいもののように扱い、家から勘当します。

天涯孤独の身になったフーゴは、万引きやコソ泥で生きるようになりました…。

しかし、皮肉にもこの生き方こそが、フーゴの知性を最大限に活かせる生き方なのでした。

あるレストランに入り、食い逃げしようとしたところを店員に捕まえられるフーゴでしたが、過去の判例を持ち出して自分が無実であることを店員に言いくるめようとします。

この店では、ブチャラティが食事をしていました。

店員はブチャラティに意見を求めますが、ブチャラティは「面白いじゃないか」とフーゴに興味を示します。

ブチャラティはこの時、ちょうど自分のチームを作りたいと考え始めていたた頃でした。

フーゴからその素性を聞いたブチャラティは、運命の巡り合わせを感じてフーゴを自分のチームに勧誘します。

ブチャラティはフーゴに、その知性と知識が欲しいと告げました。

しかしフーゴは、自分のかっとなると恐ろしいことをしでかしてしまう性格を考慮して、誰とも関わらず一人で生きていくことを決意していました。

仲間になったところで、ブチャラティすら殺しかねない可能性を危惧したのです。

それでもブチャラティは、フーゴの恐れていることについて「本当にそうなるか試してみよう」と手を差し伸べます。

ブチャラティはフーゴの獰猛(どうもう)な怒りの衝動も含めて、フーゴをチームに受け入れるのでした。

ブチャラティの言葉に心を動かされたフーゴは、組織の幹部である「ポルポ」の試験を受け、スタンド「パープル・ヘイズ」を得たのでした。

フーゴがブチャラティチームに一番最初に加入したメンバーだったのですね。

グイード・ミスタの過去

原作で語られたミスタの過去

ミスタの人生観は、少年時代から「単純に生きる」というものでした。

眠ることや自然の動き、ワインの香りやチーズをかじることを楽しみながら、これまでの人生をミスタはとてもハッピーに過ごしてきました。

ミスタが17歳の頃、夜道を歩いていると、車の中で男が激しく女を殴っている場面に出くわしました。

その場を放っておくことが出来なかったミスタは、車から男を引きずり降ろして蹴りを入れました。

車の中には男の仲間が他にも乗車しており、拳銃も所持していました。

男どもは銃を撃ちましたが、どうしたことかミスタには命中しません。

そのうち、奴らから拳銃を奪ったミスタは、その銃で男どもを確実に撃ち抜きました。

本来であれば正当防衛になる事件でしたが、飛んでくる弾丸の中で銃を奪って相手を撃ち返したなんて、誰も信じてくれる者はいませんでした。

また、助けた女性もどこかへ消えてしまっていました。

そして、禁固刑15年から30年の判決が下されたミスタは絶望に陥ることになります。

しかし、この事件に疑いをかけた人物が一人いました。それがブチャラティです。

ブチャラティはミスタの銃の才能とその高い精神力を見抜き、パッショーネの権力を駆使してミスタを無罪にしました。

その後、ミスタは組織の入団試験に合格します。

アニメで追加されたミスタの過去のエピソード

・ミスタがワインとチーズの食事をしている場面が描かれている。

部屋の中で食事をしているのですが、そこがミスタの家であるかはどうかは定かではありません。

・ミスタが知り合いらしき女性二人組に「これから遊ばねぇ?」と声をかけているシーンが追加されている。

ミスタの、第5部に登場する名前のあるキャラクター以外の人物との交流シーンを垣間見ることの出来る貴重なシーンですね。

・「人を殺したのは当然初めての経験だった」「しかし、躊躇も後悔もなかった」「ミスタは、どうしようもない状況で暗闇を切り開く覚悟をしたのだ」という原作にはないナレーションが追加されている。

ミスタの過去は、アニメでは前半と中盤とでの2話に分けられて描かれています。

このような手法が取られているのは、過去が語られているキャラクターの中ではミスタのみです。

以上に記したことまでがアニメ前半において追加されたミスタの過去で、以下は中盤に描かれたミスタの過去です。

・釈放されたミスタにブチャラティが会いに来てやり取りをする場面が追加されている。

原作ではブチャラティが一人言のように言っていただけでしたが、アニメでは直接ミスタに銃の才能があるということについて伝えています。

・ブチャラティがミスタをチームに勧誘する際、リストランテ(レストラン)に誘って一緒に食事をするシーンが描かれている。

ミスタの食べっぷりを気に入ったブチャラティは、追加でイタリアの料理である「ブルスケッタ」を当時のチームのメンバー3人分+ミスタの分で4つ注文しようとしますが、やはり自分も食べようと訂正して5つ頼むことにします。

4という数字を忌み嫌うミスタはそこに運命を感じたのでしょうか、その後すぐにブチャラティのチームに入ることを了承しました。

さらに、「ドルチェも奢ってくれ」と、イチゴケーキを頼むミスタのシーンも追加されています。

こちらの描写は、作中の他の場面でミスタがイチゴケーキを食べたがっていた箇所とリンクしていてニヤリとしちゃいますね!

・ブチャラティとミスタの食事に、フーゴ、ナランチャ、アバッキオが加わって卓を囲むシーンがある。

何事もなさそうに皆で食事をしていますが、アバッキオはミスタに、ジョルノにしたようなお茶のイタズラをしなかったのでしょうかね?(笑)

このシーンから、ジョルノを除くとミスタがブチャラティチームに最後に加入した仲間ということが窺えますね。

ブローノ・ブチャラティの過去

原作で語られたブチャラティの過去

ブチャラティが7歳の時、両親は離婚しました。

母親はブチャラティが産まれた漁村を出て都会に一緒に行こう、と促そうとしましたが、ブチャラティは父親の元へ残るとハッキリ言いました。

母親はこの村を出ても元気でやっていけるだろうと思いましたが、父親の方は一人では駄目になってしまうだろうとブチャラティは考えたのです。

その後、時が経ち、ブチャラティの父親が釣り客を船に乗せる仕事をしていたところ、釣りに来たはずの男達が釣り竿を忘れて小島に上陸していることに気が付きました。

釣り竿を届けてやろうと、男達の後を追ったブチャラティの父親が見たのは、男達が麻薬の取引をしている現場でした。

ブチャラティの父親は男達に銃で撃ち抜かれますが、発見が早かったなどのことから、幸運にも命だけは助かりました。

麻薬の取引をしていた男達は、ブチャラティの父親を完全に始末しようと、夜の病室に忍び込んで来ます。

しかしそこで、先回りをしてベッドの下に身を隠していたブチャラティが、男達をナイフを使って返り討ちにしました。

ブチャラティは12歳にして殺人を犯してしまったのです。

男達を殺してしまった報復を心配したブチャラティは、パッショーネに入団し働くことで、自分と父親の身の安全を手に入れることになりました。

ブチャラティは組織に対し忠誠心を持って働きましたが、やがてボスが自分と父親を不幸に陥れた麻薬の取引に手を出していたことを知るのです。

アニメで追加されたブチャラティの過去のエピソード

・ブチャラティは「ネアポリス郊外の村で漁師の息子として産まれた」というナレーションがつけ加えられており、ブチャラティとその両親の生活している様子が詳しく描かれている。

父親から仕事で使うであろう網の繕いを頼まれているブチャラティの姿や、家族で食事をするシーンが追加されています。

網の繕いの他に、網の張り替えや父の客の来る時間管理のお手伝いをしているブチャラティをアニメでは見ることが出来ますよ。

母親から絵本を読んでもらっているブチャラティの姿も確認出来ます。

・ブチャラティの両親が離婚の話をしている場面に遭遇するブチャラティの姿が描かれている。

離婚して村を出て行く母親に「ブローノはどうするんだ?」と父親が発言しています。

・ブチャラティの母親が村を出て行くシーンが追加されている。

「月に一度は会いに戻って来るわ」という母親に対し、ブチャラティは手を振って見送るのでした。

逆にアニメでは、原作にあった「(ブチャラティの父親は一人にしては)過去をひきずりきっとダメになってしまうだろう」というモノローグが削除されています。

こちらは尺の都合によるものでしょうかね?

・父親が負傷し運ばれた病院でブチャラティが「一体どうしてこんなことに」と頭を抱え込むシーンが追加されている。

「今は手術が終わるのをお待ち下さい」「気をしっかり持って、他の家族の連絡先を教えて」とブチャラティをなだめる看護師さんの台詞があるのですが、こちらもアニメオリジナルのものですね。

・ブチャラティの父親が襲撃されたのは麻薬の取引現場を目撃したためという顛末が警察官の口から説明されるシーンがある。

原作では、ブチャラティの父親が麻薬の取引を見てしまうシーンがハッキリと描かれていたのですが、アニメでは何故か警官が口頭で説明するものに変更されています。

・負傷したブチャラティの父親の手術が成功し、ブチャラティが医師に頭を下げるシーンが追加されている。

・組織に入団したブチャラティが懸命に働いているシーンが挿入されている。

父親にトドメを刺しに来たチンピラを返り討ちにするシーンもそうなのですが、幼いながらにブチャラティ、巧みな身体能力を発揮しています。

後に気に入られることになるポルポと対面しているシーンも描かれています。

この時、ポルポが手に例のライターを持って描かれているのが細かいなぁと思いました(笑)

・病室で父親の手を握るブチャラティのシーンが追加されている。

亡くなってしまったブチャラティの父親の名は「PAOLO BUCCIARATI」ということが、お墓に刻まれている文字から確認出来ます。

墓の前で喪服を着て立っているブチャラティが描かれているのですが、この喪服もブチャラティのトレードマークである「!」(ビックリマーク)の模様が散りばめられたものとなっています。

ブチャラティはビックリマークがよっぽど好きなのでしょうか…?

・とあるギャングが隠し持っていた麻薬を発見したことから、ブチャラティは組織が麻薬の取引を始めたことに気付く。

ブチャラティが「あのお方がこの街で…禁じてじゃあなかったのか!」と言いながら白い粉を握り潰すシーンが描かれています。

ディアボロの過去

原作で語られたディアボロの過去

ディアボロはイタリアの女子刑務所の中で産まれました。

母親は銀行強盗罪の罪ですでに2年服役しており、父親は過去に病死していたため、妊娠したのは2年以上前のことだと言い張ります。

女子刑務所に男性は看守も含め一人もおらず、ディアボロの出産はまさに原因がわからないミステリーでした。

刑務所では赤ん坊を育てることは出来ないため、ディアボロは母親の生まれ故郷である「サルディニア島」の小さな村の神父に育てられることになります。

少年時代のディアボロは「臆病でどんくさいヤツ」との評判が立ち、神父もそう感じていました。

しかし性格はさっぱりとしており、ディアボロが「将来は神父ではなく船乗りになりたい」と言った時、神父もそれがピッタリだと思いました。

19歳になったディアボロが海辺で女の子とデートをしているのを見かけた神父は「車を買ってやってもいい」と考え、ディアボロの部屋の隣にガレージを増築するため、ツルハシで床下を掘りました。

するとそこから出て来たのは、身動きが取れず、声も出せないように生かされているディアボロの母親でした。

その夜、ディアボロの住む村は原因不明の大火事に見舞われました。

死者名簿の中には、神父とディアボロの名前も刻まれていました…。

アニメで追加されたディアボロの過去のエピソード

・原作とアニメでは、ディアボロの過去が描かれているエピソードの箇所が異なる。

原作ではディアボロが本当にその姿を露わにする直前に過去について語られていますが、アニメではもっと早く、暗殺者チームの「リゾット」とディアボロのもう一つの人格である「ドッピオ」がバトルを行う回、ドッピオが作品に初登場する直前に過去のエピソードが挿入されています。

・刑務所でディアボロの母親がディアボロを出産する様子がより詳しく描かれている。

「彼女はいつ妊娠したんでしょう?昼間は確かに(お腹が)大きくなかったはず」という看守の台詞が追加されており、それでなくても謎の多いディアボロの出産についてまた一つ謎が増やされることになりました。

・産まれたてのディアボロについての描写がある。

ディアボロは産まれた時から目が開いており、ちっとも泣き声を上げることのない不思議な赤ん坊でした。

一瞬だけディアボロの目の色が変化し、看守が驚くシーンがあるのですが、この目の変化はディアボロには人格が2つあるということを表しているのでしょうか?

・ディアボロと「ドナテラ」の出会いのシーンが描かれている。

ディアボロがカエルと会話をしているところにドナテラが「カエル好きなの?」と話しかけてきます。

ここでドナテラは、虫やニオイのキツい男、そして美しくないものは嫌いと発言するするのですが、同様にそれらが嫌いな彼女の娘のトリッシュとの血の繋がりが強く感じられるものになってますね。

「ドナテラ」とはトリッシュの母親の名前ですが、アニメのスタッフロールでキャストの欄には「サルディニアの少女」と記載されています。

間違いなくこうしてディアボロの過去でやり取りをしている少女こそがドナテラだと思うのですが、なぜキャストに名前が出ていないのでしょうかね?

ディアボロは勇気を出して「暑いし、何か飲まない?」とドナテラを誘います。

ディアボロの姿を眺め回した後に、ドナテラは「いいかもね」「じゃあ炭酸水がいいわ、フランス産のを硬水のヤツね ご馳走してよね」と、その誘いを受け入れます。

この時のディアボロは後に組織のボスとして君臨する「帝王」としての面影はなく、ただただ純朴そうな青年にしか見えないのですが、心の内はどのようなものだったのでしょうかね。

・育ての親である神父に、将来船乗りになりたいと告げるディアボロのシーンが描写されている。

飲み物を口にしながら将来の夢について打ち明けるディアボロについて描かれています。

ディアボロと神父の普通の親子らしいシーンってなかなか貴重です。

裏ではディアボロが何か企んでいるかもしれないということは定かではありませんが…。

・ディアボロの母親を掘り起こした神父が、母親のそばにディアボロの髪が落ちていることに気付くシーンがある。

神父の背後にいつの間にか忍び寄り、神父にツルハシを向けて怪しく微笑むディアボロの姿も追加されています。

ディアボロの母親については「何らかの方法で生かされていた」というナレーションが一言付け加えられています。

付け加えられているだけで、どのように生かされていたのかは依然謎のままですが…。

まとめ

以上ここまで、今回は『ジョジョの奇妙な冒険』第5部『黄金の風』から、主人公ジョルノの所属するチームである「ブチャラティチーム」と、組織のボス・ディアボロのアニメで付け加えられた過去エピソードについて紹介致しました。

アニメでは、原作では詳しく描かれなかった部分が追加されていたり、過去のエピソードが皆無に等しかったフーゴに至っては新たに過去が作成されるなどして、スタッフさんの気合を感じることが出来ますね。

『ジョジョ』を盛り上げようと一生懸命アニメを制作して下さるスタッフさんがいるからこそ、我々も心から『ジョジョ』を楽しむことが出来るのです。

感謝感謝ですね!

もちろん、原作者の荒木先生にも、言い表せないほどの感謝でいっぱいです!

それでは、今回はこの辺りで締めさせて頂きたいと思います。

ここまでお付き合い下さり、本当にありがとうございました!

アリーヴェデルチ!(さよならだ!)

(『黄金の風』の別れの言葉はやはりコレですね(笑))

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