【りゅうおうのおしごと!】キャラクター紹介<棋士編>

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白鳥士郎さんによる人気ライトノベル作品『りゅうおうのおしごと!』。弱冠16歳にして棋界の2大タイトルの1つである「竜王」を獲得したプロ棋士の少年・九頭竜八一(くずりゅう・やいち)を主人公に、棋界にいる者たちの戦いが、ライトノベルらしいラブコメも交えて描かれます。そんな本作に登場する棋士について、声優情報も交えてご紹介していきます!

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目次

『りゅうおうのおしごと!』とは?

『りゅうおうのおしごと!』は、将棋を題材としたライトノベル作品。作者は『らじかるエレメンツ』や『のうりん』などで知られる白鳥士郎(しらとり・しろう)さんで、イラスト担当は『無彩限のファントム・ワールド』や『ラノベのプロ!』などの絵で知られるしらびさん。監修は、関西将棋会館所属の若手棋士や女流棋士から成るユニット「西遊棋(さいゆうき)」が担当しています。GA文庫より2015年9月から刊行が開始され、シリーズ累計発行部数は2020年8月の時点で203万部を突破しています。

2018年冬には、原作第5巻までの内容を元に制作されたテレビアニメが全12話放送されました。制作を担当したのは、『天使の3P!』や『ロウきゅーぶ!』などで知られる「projectNo.9」。当初からメディアミックスプロジェクトとして企画されていたこともあって、他にも構成をカズキさん、作画をこげたおこげさんが務めたコミカライズ版の連載、ドラマCDの制作なども行われています。

物語のあらすじ

本作の主人公となるのは、プロ棋士として活躍する少年・九頭竜八一(くずりゅう・やいち)。弱冠16歳にして「竜王」のタイトルを奪取したものの、その後大スランプに陥ってしまった彼は、公式戦で11回連続で敗北するという苦難を味わっていました。そんな絶望的な状況にいた彼の元に、ある日、小学3年生の少女・雛鶴(ひなつる)あいが押しかけてきます。彼女は竜王戦で八一と交わした約束から、八一の内弟子となるために遥々ここまでやってきたのでした。

八一は弟子をとることに関しては全く考えていなかったものの、試しに対局してみた際に彼女が非常に優れた才能を持っていることに気がつき、そのまま彼女を弟子にとることを決意します。その後、周りの人々からロリコン扱いされたり、あいの両親が娘を連れ戻しに押しかけてきたりするなどのドタバタにあいながらも、あいとの出会いをきっかけに、八一は失いかけていた熱いモノを取り戻していくことになるのです。

ここからは、そんな本作に登場するプロ棋士について、声優情報も交えてご紹介していきます!

『りゅうおうのおしごと!』キャラクター1:棋士六段 神鍋歩夢(かんなべ・あゆむ)

神鍋歩夢は、関東所属の将棋棋士。1998年6月6日生まれで、第1巻時点での年齢は18歳。段位は六段です。九頭竜八一とは幼少期から自他共に認めるライバル且つ親友と関係を築いており、八一が小学生名人戦で優勝した際の準決勝で八一と対局しています。八一の他、八一の姉弟子の空銀子(そら・ぎんこ)、妹の馬莉愛(まりあ)とは違って小学生名人戦で優勝することができなかったため、そのことに関しては少しコンプレックスがある様子です。

いわゆる「中二病」気質があり、マントを羽織ってオッドアイのようにカラーコンタクトを入れ、自分のことを「ゴッドコルドレン」「貴族」と呼ぶなどの芝居掛かった言い回しをしています。対局中もそれは健在で、対局相手を自分のワールドへと引きずりこむことも。棋士としての腕は確かで周囲からは「次世代の名人」と評されており、八一とは対象的に順位戦全勝中で、他の棋戦での成績も抜群です。

実家は葛飾区にある豆腐屋で、つい最近まで高校生だったこともあって、夜になると眠くなりやすく長時間の対局では集中力を維持しづらいという弱点も。女流棋士の釈迦堂里奈(しゃかんど・りな)女流名跡を師匠に持つという男性のプロ棋士には珍しい経歴の持ち主で、本人も「(師匠こそが)理想の女性」と公言しています。実在の棋士である佐藤天彦(さとう・あまひこ)氏をモデルにしています。

神鍋歩夢の声優は岡本信彦(おかもと・のぶひこ)さん

そんな神鍋歩夢の声を担当するのは、プロ・フィットに所属している声優の岡本信彦さん。 愛称は「のぶくん」「ぴこりん」など。1986年10月24日生まれで、東京都出身。身長168cmで、血液型はB型。趣味にマジック・映画鑑賞を、特技に腕と指が柔らかいことを挙げています。父親の影響で幼い頃から将棋に親しんでおり、アマチュア三段の段位を有しています。

声優デビューを果たしたのは、2006年に発売されたBLCD『追憶のキスを君は奪う』の和希役。その他にもこれまでに、『Re:ゼロから始める異世界生活』のガーフィール・テンゼル役、『僕のヒーローアカデミア』の爆豪勝己役、『食戟のソーマ』の黒木場リョウ役などを担当。同じ将棋を題材とした『3月のライオン』においても、主人公のライバル兼友人ポジションにいる二海堂晴信役を担当しています。

『りゅうおうのおしごと!』キャラクター2:棋士七段 久留野義経(くるの・よしつね)

久留野義経は、研修会幹事を務めるプロ棋士。段位は七段で、順位戦はB級1組。「久留野ワールド」と呼ばれる独特の感性を持つことから他の棋士たちから恐れられています。雛鶴あいの研修会入会試験において二番手として二枚落ちで指し、彼女の研修会レベルにとどまらない才能と実力を認めて投了しました。

久留野義経の声優は間島淳司(まじま・じゅんじ)さん

そんな久留野義経の声を担当するのは、アイムエンタープライズに所属する声優の間島淳司さん。愛称は「マジー」「マジ兄」。1978年5月13日生まれで、愛知県名古屋市守山区出身。身長173cmで、血液型はA型。趣味にカラオケを、特技にバドミントンを挙げています。2001年に発売されたOVA『Memories Off』の稲穂信役で声優デビューを果たしました。

初主演を担当したのは、2003年に放送されたテレビアニメ『幻影闘士バストフレモン』のフェイク役。その他にもこれまでに、『ガンパレード・オーケストラ』の石塚弘役、『パパのいうことを聞きなさい!』の佐古俊太郎役、『超人高校生たちは異世界でも余裕で生き抜くようです!』の真田勝人役などを担当しています。

『りゅうおうのおしごと!』キャラクター3:棋士九段 月光聖市(つきみつ・せいいち)

月光聖市は、日本将棋連盟会長を務める棋士。段位は九段。1967年4月4日生まれで、兵庫県神戸市出身。第2巻時点での年齢は50歳です。九頭竜八一の師匠・清滝鋼介(きよたき・こうすけ)九段とは坂井十三九段の元で共に学んだ兄弟弟子の間柄で、よく清滝家にいたことがあったことから鋼介の娘の桂香からは兄貴分のように慕われています。

20代の若さで失明しながらも現在の年齢まで順位戦A級の地位などを維持してきた天才棋士で、対局の際は将棋盤に駒を並べることが困難なために、秘書の男鹿(おが)ささりからのサポートを受けています。雛鶴あいを弟子にした八一に、夜叉神天衣(やしゃじん・あい)を2人目の弟子としてとることを勧めた張本人でもあり、かつて天衣の父親のアマチュア名人・天佑(たかひろ)と角落ちの記念対局をした際には彼の実力を高く評価したことも。

普段は常識人として振る舞っているものの、日本将棋連盟会長としてスポンサーの獲得や宣伝などのために度々九頭竜一門を巻き込むことがあり、そのため八一からは「悪党」呼ばわれされることもあります。実在の棋士である谷川浩司(たにがわ・こうじ)氏をモデルにしています。

月光聖市の声優は速水奨(はやみ・しょう)さん

そんな月光聖市の声を担当するのは、Rush Styleに所属している声優の速水奨さん。同社の代表も務めています。1958年8月2日生まれで、兵庫県高砂市出身。身長174cmで、血液型はA型。趣味に料理・アンモナイト鑑賞・飼い猫と遊ぶことを、特技に謡曲を挙げています。1982年に公開されたアニメーション映画『1000年女王』の千年盗賊A役で声優デビューを果たしました。

ソフトなバリトンボイスが特徴的で、その他にもこれまでに、『『ヒプノシスマイク -Division Rap Battle-』Rhyme Anima』の神宮寺寂雷役、『ドラゴンクエスト ダイの大冒険 (2020)』のバラン役、『本好きの下剋上 司書になるためには手段を選んでいられません』のフェルディナンド役などを担当しています。

『りゅうおうのおしごと!』キャラクター4:棋士九段 生石充(おいし・みつる)

生石充は、九段の段位を持つプロ棋士。1979年4月29日生まれで、大阪府出身。3巻時点での年齢は38歳です。「玉将」のタイトルホルダーで、将棋界では「振り飛車党総裁」「捌きの巨匠(マエストロ)」の二つ名で知られています。大阪の京橋で将棋道場を併設した銭湯「ゴキゲンの湯」を経営していますが、その運営は基本的に一人娘の飛鳥(あすか)に任せて護摩行などに行ってしまうことが多い様子。

対局以外で関西将棋会館に来ない一匹狼として知られていましたが、空銀子の将棋の実力を高く評価して共に研究会を行っており、後に八一も研究会に誘うようになります。実在の棋士である久保利明(くぼ・としあき)氏をモデルにしています。

生石充の声優は興津和幸(おきつ・かずゆき)さん

そんな生石充の声を担当するのは、ケッケコーポレーションに所属している声優の興津和幸さん。愛称は「オッキー」「オッキン」など。1980年3月8日生まれで、兵庫県三原郡西淡町出身。身長175cmで、血液型はA型。趣味に妖怪や怪獣・神社仏閣巡りを、特技にカレーライスづくりを挙げています。2012年に『ジョジョの奇妙な冒険』の主人公・ジョナサン・ジョースター役に大抜擢されています。

その他にもこれまでに、『ガンダムビルドファイターズトライ』のサカイ・ミナト役、『フルーツバスケット』の草摩はとり役、『ソードアート・オンライン オルタナティブ ガンゲイル・オンライン』のエム/阿僧祇豪志役などを担当しています。

『りゅうおうのおしごと!』キャラクター5:棋士八段 山刀伐尽(なたぎり・じん)

山刀伐尽は、八段の段位を持つプロ棋士。1978年7月17日生まれで、山形県出身。3巻時点での年齢は38歳です。順位戦ではA級に所属しており、将棋界ではオールラウンダーとして「両刀使い」の異名で知られています。生石充と同世代で、その世代の中では一番弱かった遅咲きの棋士ではありましたが、徹底的な研究によって現名人の研究パートナーとなり、努力でトップ棋士の1人にまで上り詰めました。

九頭竜八一のデビュー戦の相手でもあり、彼のいわゆる「オネエ」的な言動に注意力をそがれて2連敗を喫してしまったことや、他にも手痛い経験をしたことから八一は彼のことを苦手としています。出張将棋教室で鹿路庭珠代(ろくろば・たまよ)と出会って一から将棋を教えたことから、彼女とは親しい友人関係を築いています。

山刀伐尽の声優は津田健次郎(つだ・けんじろう)さん

そんな山刀伐尽の声を担当するのは、アンドステアに所属する声優・俳優の津田健次郎さん。愛称は「ツダケン」「つんちょ」。1971年6月11日生まれで、大阪府出身。身長170cmで、血液型はO型。趣味にカメラ・バイクを挙げています。声優デビューを果たしたのは、1995年に放送されたテレビアニメ『H2』の野田敦役です。

その他にもこれまでに、『遊☆戯☆王デュエルモンスターズ』の海馬瀬人役、『TIGER & BUNNY』のファイヤーエンブレム/ネイサン・シーモア役、『呪術廻戦』の七海建人役などを担当しています。

『りゅうおうのおしごと!』キャラクター6:棋士七段 篠窪大志(しのくぼ・たいし)

篠窪大志は、七段の段位を持つプロ棋士。初登場時点での年齢は23歳。慶應大学を首席で卒業したエリートで、ファンからは「王太子」の愛称で親しまれています。22歳で初タイトルの「棋帝」を奪取したものの、翌年の棋帝戦で名人に敗北して奪われることになりました。テレビのニュース番組でのコメンテーターや、ニコニコ生放送での解説も担当しています。

『りゅうおうのおしごと!』キャラクター7:棋士五段 鳩待覚(はとまち・さとる)

鳩待覚は、五段の段位を持つプロ棋士。順位戦はC級2組。関東奨励会で運営幹部を務めている若手棋士で、奨励会員時代の九頭竜八一や神鍋歩夢の世話をしていました。そのような立場にいることから数多の夢破れて去っていく者を見送ってきており、岳滅鬼翼(がくめき ・つばさ)が優れた才能を持ちながらも2級で退会することになった際には、女流棋士への編入に関する規定を教えて、彼女を女流棋士としてデビューさせることに貢献しました。

『りゅうおうのおしごと!』キャラクター8:棋士帝位 於鬼頭曜(おきと・よう)

於鬼頭曜は、「帝位」のタイトルを持つプロ棋士。2月13日生まれで、北海道稚内市出身。無口で、将棋に対しては非常に真摯な姿勢を持っています。初めてコンピュータ将棋に負けたプロ棋士として有名で、当時非常に叩かれた経験があります。プロ棋士としてのプライドも信用も失って転落したものの、それ以降は人間相手の研究会をすべて辞めて将棋ソフトを相手にした研究に没頭し、復帰後の生石充との順位戦では、まさしくコンピューターのような正確さで勝利を収めました。

『りゅうおうのおしごと!』キャラクター9:棋士四段 二ツ塚未来(ふたつづか・みらい)

二ツ塚未来は、四段の段位を持つプロ棋士。関東所属の棋士で、順位戦はC級2組。年齢は19歳です。直接的な教えこそ受けたことがないものの、崇拝と言えるレベルで棋士の於鬼頭曜に対して心酔しており、彼の関わった対局しか記録係も行っていません。「ソフト翻訳者(トランスレーター)」の二つ名で知られるほどに将棋ソフトで研究して腕を磨いてきましたが、順位戦で九頭竜八一と当たった際に彼の指す異次元の将棋に完敗し、彼のことを「西の魔王」と呼んで畏怖しました。

『りゅうおうのおしごと!』キャラクター10:棋士五段 波関(なんぜき)

波関は、五段の段位を持つプロ棋士。関西奨励会の幹事も務めています。中学2年生の頃、当時小学2年生だった空銀子の奨励会受験の二次試験で対局し、敗北寸前まで追い込まれたものの、身体の弱かった彼女が心臓発作で搬送されてしまったことで、不本意な形で勝利を収めることになりました。その時以来、彼女からは因縁の相手として激しくマークされていたものの、波関自身はそのような形で勝利してしまったことを気にし続けていました。奨励会で彼女の対局が行われた際、その罪滅ぼしとして、自分の後輩である九頭竜八一に彼女の結果を伝えました。

『りゅうおうのおしごと!』キャラクター11:棋士九段 蔵王達雄(ざおう たつお)

蔵王達雄は、九段の段位を持つプロ棋士。1937年11月15日生まれで、第6巻時点での年齢は現役最年長棋士である80歳。彼のためにつくられた終身名誉職である日本将棋連盟関西本部総裁を務めています。「ナニワの帝王(ドン)」の二つ名で知られており、高齢による棋力と体力の低下から現役引退を表明しています。詰め将棋作家としても有名で、若い頃は歌手やプロレス解説者としても活躍していたという多芸多才な人物です。

『りゅうおうのおしごと!』キャラクター12:「神」と呼ばれる棋士 名人

名人は、棋士たちから「神」と呼ばれる最強の棋士。日本将棋界の頂点に立つ第一人者として知られながらも、慢心することなくプロ棋士の山刀伐尽八段をパートナーとして戦術や戦略を研究し続けています。持ち時間の長い将棋では盤上真理を追究しようと試み、相手が悪手を指してしまうと、自分が勝利に近づくにも関わらず落胆を露わにすることもあります。将棋連盟からの説得もあって国民栄誉賞を受賞し、その記念スピーチを行った際は、当時スランプに陥っていた空銀子に対する間接的なエールを送って、彼女を立ち直らせたこともありました。

元になったのは、実在する棋士の羽生善治(はぶ・よしはる)氏。作中では「白髪混じりの中年男」「八王子の新興住宅地育ち」などの情報は明かされていたものの、氏名および素顔に関しては明らかにされてはいませんでした。作者の白鳥士郎さんによれば、文字媒体であることを逆手にとって、わざと具体的な描写をさけてただ「名人」という最強の棋士のイメージを読者に与えて想像させることによって、羽生氏を出さないことで羽生氏を作中に登場させるということを試みたのでした。

ただし具体的なビジュアルが必要となるアニメの方ではそうはいかず、アニメ最終話においてその素顔が明らかになっています。キャラクター原案のしらびさんによれば、羽生氏に似せるつもりはなかったのに羽生みには勝てなかったそうで、名人は羽生氏の生き写しとも言えるビジュアルになり、アニメスタッフもまた羽生氏の仕草を元に名人を描写していたのでした。

名人の声優は井上和彦(いのうえ・かずひこ)さん

そんな名人の声を担当したのは、B-Boxに所属する声優の井上和彦さん。1954年3月26日生まれで、神奈川県横浜市出身。身長174cmで、血液型はO型。趣味にウインドサーフィン・ボウリング・釣りを挙げています。1973年に放送されたテレビアニメ『マジンガーZ』の兵士役で声優デビューを果たしています。

声優としての最初の転機となったのは、1979年に放送されたテレビアニメ『サイボーグ009』の主人公・009(島村ジョー)役。これを担当したことをきっかけに、二枚目声優としての地位を確率することになりました。この他にもこれまでに、『NARUTO -ナルト-』のはたけカカシ役、『機動戦士ガンダムAGE』のフリット・アスノ役、『進撃の巨人』のヴィリー・ダイバー役などを担当しています。

これからも棋士たちの対局を見逃せない!

ここまで『りゅうおうのおしごと!』に登場するプロ棋士たちを中心に、声優情報も交えてご紹介してきましたが、いかがだったでしょうか?

『りゅうおうのおしごと!』では、時に実在の棋士をモデルにした棋士たちが熱い対局を繰り広げているのが素敵ですよね。これからも今作において、棋士たちの熱い戦いに期待していきましょう!

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